2010年12月24日金曜日

【ごったん普及委員会】 荒武タミ 「ゴッタン~謎の楽器をたずねて~」 


ゴッタン普及委員会としては、押さえておかないと!というわけで。


 オークションで出ていたので買いました!!!

いまでは絶版になっていると思いますが、ゴッタン・ごったんが日本で再発見されるきっかけとなったレコードです(^^

実はさる方のご厚意で、デジタル化された音源を聞かせてはいただいていたのですが、やはり原本を持っていないと!ということで今回のチャンスにとても感謝しております。

著作権の問題もあるので、ゴッタン音源というのはやたらめったらそこらへんに転がっているわけでもなく、また再配布できるわけでもありませんが、いろんな形でゴッタンの音が広まる工夫ができれば嬉しいなあと思います。

荒武さんの演奏だけでなく、いろんな新しい演奏者の音源が出回るようになれば面白いですね!



2010年12月20日月曜日

【ごったん普及委員会」 箱三味線を製作しました。



おひさしぶりです。

ずっと作ってみたかったのですが、ようやく時間が取れてゴッタンが完成したのでお披露目です(^^








ごったんには胴が真四角の「箱型」のものと、三味線胴のように丸く削ってある「樽型」のものがあるのですが、今回はストレートタイプの「箱型」を作りました。

基本的に廃材で作ったので、寄せ集めの材料です(笑)

どれくらい寄せ集めかというと

棹 杉廃材の張り合わせ

胴 松廃材の張り合わせ

表板 ひのき一枚板(ただし穴が開いていたので埋めてある)

裏板 シナベニア2枚中継ぎ

糸巻き ラワン廃材

うーん、ここまで来ると一歩間違えば「ゴミ」ですな(笑)

でも、豊かないい音がするから驚きです!!

2010年12月16日木曜日

【三線ism】 ひのきの紙三線



さてみなさんこんにちは

依頼があって製作中だった「紙三線」のひのきバージョンができました(^^






木目が美しいひのきの一枚板です(^^



ひのきの板は、うちの工房にもあまり在庫がありません。今回はいつもの紙三味線の「高級仕様」ということで、ひのきバージョンを作りましたが、材料がなくなったら売り切れですm(_ _)m


音のほうは、ベニヤ板製の通常の「紙三味線」よりも、ややまろやかです。安定した音が出るというか、合板ならではのガシャガシャしたノイジーな感じがありません。

棹もおなじひのき製なので、胴・棹が一体となって響いている感じですね(^^

紙三線、かなりの人気です。エコ仕様のものはまだ材料がありますので、ご希望の方はどうぞ!

(ただし、いろんな製作依頼が来ていますので、順次製作しております。即納が難しい状況ですのでご理解ください)



2010年12月15日水曜日

大嘗飴をゲットしました(^^



おひさしぶりです。

うちの奥さんの実家、北海道から冬の季節ならではの「大嘗飴」を送ってもらいました。




この大嘗飴、麦芽水飴をメインとした練り飴なのですが、柔らかいので夏場には向かず、冬しか売っていません。

北海道でも、どこにでも転がっているわけではないので、「え~、そんなの知らない」という若者も多いかも。

「たいしょう」(=大正)という名前、レトロなパッケージからも伝わりますが、大正4年から製造されている逸品です。

http://www.kibidango.co.jp/

製造メーカーは道内では「きびだんご」で有名な谷田製菓(栗山町)


この「大嘗飴」ははがき大の板状で、ごまが練りこんであります(^^

これに似た飴は、実は九州にもあります。

佐賀 飴形(あめがた) 麦芽糖も使いますが、メインはもち米です。

福岡 大松下の飴 こちらももち米メイン

北海道と九州には残っているものの、そのほかの地域ではあまり見かけないこの「麦芽系練飴」、現代でもとても美味しいお菓子なのですが、なぜ消えてしまったのでしょうか?!

【三線ism】 シャミゲルゲ




さてみなさんこんにちは

毎日すこしずつこつこつといろんなものが作られているのですが、今日は完成したものがないので、代わりにシャミくんの写真です(笑)

ネコ鍋、というものが流行のようですが、ねこといういきものは、鍋状・ボウル状のものが大好きなようで(^^

うちのシャミゲは洗面台の流し部分がお気に入りです。

おおきなおわん状の曲面がお気に入りらしく、隙あらばゴロゴロ回転しています。








↑「やんのかコラ!」と言っているわけではナイ(^^;;



【ごったん普及委員会】 ごったん製作中



 
ちょうどよさげな杉の廃材が溜まってきたので、ここはひとつ「ごったん」を作ろうと製作中です(^^

正式な作り方、寸法というものがないので、けっこうアバウトなのですが(笑)

おまけに廃材なので張り合わせ、組み合わせでえらいことになってます。

いちおうえびのゴッタンさんのサイズをイメージしながら

全長92センチ

 弦長74センチ

 胴厚8センチ

 胴長18センチ


ぐらいを基準に作っている最中です。


しかし、面白いことに「ごったん」っていろいろありますが、ぜんぶちゃんと本物の三味線より小さいんです。

どうも「本物の三味線と同サイズにしてはいけない」という決まりでもあるらしく、ぜんぶ「やや小ぶり」なサイズをキープしている。

三味線はある程度「正式な寸法」の目安が決まっているのですが、どうもそれとは違う寸法基準があるらしく、尺貫法から来るなにか「きまりごと」のようなものがあるのかもしれません。

ご存知の方いたら教えてほしいくらいです(^^

もともとゴッタンは大工さんが作っていたので、「たとえば、棹の長さは3尺(約90.9センチ)」とか、そんな風に決まっていたのかなあ!

うーん、わからん。

2010年12月11日土曜日

【三線ism】 クララが立った!



さてみなさんこんにちは





実は毎日工房に通っていたのは、三味線づくりよりもこっちがメインだったのですが(笑)

いやいや、三味線はこいつの合間に作っております。

丸太から切り出して、ノミで削ったりしながらここまで来てます。ようやく立ってくれました(^^

この人形、実はさるところから依頼されて作っている「置物」なのですが、まだまだ完成途上です。とりあえず、人形らしくなったところでパシャリ!

ちなみに、タイトルは「クララが立った」ですが、彼はクララではありません(笑)

ん?彼なのか、彼女なのか・・・。そういえば私も知らんわ。

まあ、ゆるキャラの一種です。完成したらまた報告します。

左大文字工房では、こういういろんなものも作ります(^^


2010年12月9日木曜日

【三線ism】 紙三味線の魅力



さてみなさんこんにちは

またまたまた紙三味線の製作依頼が入っており、発表から連ちゃんで作りまくっています(^^;

これで、先日発表したものとあわせてなんと6棹目!の製作開始!

・・・なんでこの楽器だけこんなに人気なんだ?!

きっと本格的な三線や三味線はもう持っているので、どこへでも気兼ねなく持ち出せたり、そこらへんにほっぽりだせる楽器が希望されているんだと思います(^^

今製作中なのは紙三線の中でも「ひのき板仕様」なので、どんな音がするのか私も楽しみです。(通常はベニヤ張りです)

さあ、今日も仕事が終わったら工房に篭ろう・・・。

2010年12月6日月曜日

【三線ism】  紙三線作ってます。



さてみなさんこんにちは

先日発表した「紙三線」こと、軽薄な三味線(笑)が人気です。






これも依頼があったので、また作りました。この楽器はすごくプレーンなつくりなので、絵を描くなり、紙を張るなり、煮るなり焼くなり好きにしていただいてかまいません。

けっこう色んなモノの製作依頼が入っていますので、順次作って発送します。

わたくし、普段はふつうのサラリーマンなので、仕事が終わってから工房にこもりますので即納はできませんが、なにとぞご理解のほどを・・・。

がんばります(^^



2010年12月1日水曜日

【ごったん普及委員会】 ゴッタン・ごったん・箱三味線の映像 (貴重なリアル演奏です)


「カチエ」/Age 83/2008.4.13~2009.9.6/in miyakonojo

こんにちは

ごったん・ゴッタン・箱三味線の演奏風景というのは、なかなかネットでも見つけることができません。

地元鹿児島・宮崎へ行けば、「ゴッタンを弾いている」という方もいらっしゃるのでしょうが、それでも、もうそうした人たちも少なくなってきているようです。

今回紹介するのは、オールドごったんを「ふつうに」「さりげなく」演奏なさっている貴重な映像です。

こうした現代のリアルな日常にねざしたゴッタンの音を耳にすることは、なかなか難しいと思います。

作者さんは映像作家さんなのでしょうか?

宮崎県都城市に伝わるゴッタンのリアルな姿が残る、貴重なアーカイブになっています。


<サウンドについて>

オーソドックスなストレート型「箱三味線」で、変色の具合から、かなり年季の入った楽器だとおもわれます。

ごったんはサウンドホールが開いていないので、ちょっと詰まり気味のようなこもった音がしていますが、いかにもごったんらしい音ですね。

撥は使わず、爪弾きされています。

ほんとうに素朴といっていいサウンドですが、現在の三味線のように、多くの観衆に聴かせる能力がなかったころの原始的な楽器を思い出させてくれますね。

舞台ではない木造家屋の中で、演奏されるには、これで十分という感じもします(^^

2010年11月30日火曜日

【三線ism】 植村花菜さんの「トイレの神様」を紙三線で






トイレの神様 植村花菜 紙三線で

さてみなさんこんにちは

先日紹介した「紙三線」の音サンプルということで一曲弾いてみました。

いつもとおなじようにコードで弾いていますが。

①多少、低音が少なくて「軽い音」になっている。

②音量が若干小さいように感じられる。

と思います。(^^;

そのほかは、あまり違和感がなく聞けると思いますが、紙三味線の実力はいかがでしょうか?!

映像の冒頭部分は、楽器を横に向けていますので、「薄さ」についてもわかりやすくしたつもりです(笑)

いつもは、そこらへんの隙間にでも押し込んでおいて、気が向いたらちょこっと演奏できるので、とても便利で重宝しています(^^


2010年11月28日日曜日

【三線ism】 謎の新製品「紙三味線?!紙三線?!」



さてみなさんこんにちは

左大文字工房の新製品(といっても、毎度おなじみの手作りです)ができましたのでご紹介。

三味線楽器の世界には、「簡易三味線」というジャンルがあります(^^

簡易、というのは、本物の伝統的な三味線に対して、「身近にある材料などで、簡易的につくる楽器」という意味で、たとえば、南九州には大工さんが建材の一部でつくる木製三味線「ゴッタン」の文化があったり、沖縄にも空き缶でつくる「カンカラ三線」が歴史的に重要な位置づけで親しまれています。

私もこれまでウクレレサイズの簡易三味線「シャミレレ」を作ったりしてきましたが、空き缶だけでなく「ペットボトル」などを活用して「ペットボトル三線」を製作しておられる方なども!

さて、今回作ったのは、「紙のように薄い?!」三線です(笑)



正面から見ると、それほど違和感がないのですが、よく見ると面白い!






 なんと胴がありません(笑) ほとんど板状態!!!

紙、というのはちょっとオーバーですが、棹の厚みが2.5センチで、胴の厚みでも3センチしかありません。

その他の部分は、通常の三線と同じような寸法になっています(^^
 



デザインは、今回の試作では「三味線」風のラウンドバレル(樽)型の胴にしてみました。


さて、「こんなので音が出るのか?!」という疑問が生じると思うのですが、もちろん、出ます!

通常の三線や、ゴッタンなどと比べると、たしかに音は小さくなるし、低音部のふくらみも減少するので、「なんとなく軽い、ペカペカした音」になるのは仕方ないのですが、ぱっと見よりも、意外に大きく豊かな音がします。

(音のエネルギーを最大にするために、裏板を張っていません。裏板を張ると、密閉空間が少ないために音圧の干渉が生じてエネルギーのロスが生まれます)

この三線、マンションで大きな音がだせない方はもちろん、あまりに簡素なつくりのために(笑)車に1棹放置しておくもよし、ステージパフォーマンスで破壊するもよし(爆)、いろいろな使い方が生み出せそうですね。

左大文字的には、価格も安いので、ノベルティグッズにできないかなあ、と考えています。

頒布予定価格は

     新製品発表記念で¥1980円(送料別)で

どうだっっっ!!!

(2011年3月いっぱいまで。リサイクル材を一部使用します。通常材で作る価格は2500円くらいとお考えください)

欲しい方はどうぞ。



2010年11月24日水曜日

【三線ism】 ソリッドピックアップについて



さてみなさんこんにちは

問い合わせがあったので、ちょいとご説明しておきます。

「youtubeに載っているソリッドPUを作りたいので、詳細を教えてください」

という依頼がちょくちょく来るのですが、今まで写真を撮っていなかった裏面を載せておきます。

ソリッドPUは、三線・三味線用の「しのび駒+ピエゾPU+標準ジャック」という3つの機能がひとつになったグッズです(^^



こちらがジャック側↑の写真

裏面はこうなってます↓





これはもともと試作品なので、圧電素子を埋め込んでいる箇所はパテで埋めてあります。

正式には木で埋め込んだほうがキレイですね(^^

茶色のものはフェルトです。三線の皮面を痛めないようにしてあります。
 


2010年11月21日日曜日

【三線ism】 ハルシャミゲ



さてみなさんこんにちは

あいかわらず更新が遅い左大文字です(^^;

というわけでおわびのしるしに、キュートなハルヒちゃんの写真を。

今日の主役はシャミゲではありません(≧ - ≦)

シャミはあいかわらずふてぶてしい(笑)



2010年11月15日月曜日

【三線ism】 原点のような楽器




さてみなさんこんにちは

しばらくバタバタしており、更新できませんでしたがお許しください。

さて、工房の片隅でほこりをかぶっていた2棹の楽器がありました。作りかけの初期型シャミレレなのですが、木材の組み方やら、作り方をいろいろと試行錯誤していたころの(おそらく3~4年まえの)プロトタイプです。

昔の材だったので、なんと最近では入手できないラワン棹・胴の楽器です(^^

いろいろな部分が未完成だったので、いちおうきちんと形にしてくみ上げてみましたが、塗装やらいろんな部分がイマイチなのは否めません(笑)

それでも、鳴らしてみるとやっぱりいい音がします!!

「やっぱりこれが原点だなあ」

としみじみ思う、いい音色です。みかけは悪いけどね。

ひさしくyoutubeでもシャミレレを弾いていませんが、また弾きたいなあ!と思う愛着のある楽器になりそうです。


2010年11月4日木曜日

【三線ism】 おきなわ三線 あとちょっとで完成



さてみなさんこんにちは

世界で2棹目の「おきなわ三線」がもうすぐできますので、アップしておきます。

こちらは北が上の通常バージョン(^^

棹と胴の重量配分にもすこし気を使ってみましたが、さてどんな音がするでしょうか・・・?



明日、弦の取り付けなどをする予定です。


というわけで、全然関係ないけれど、今日のシャミちゃんの一枚を!
 

バスケットに調子こいて入っていますが、実は、これに入れらて連れ出されるのは大嫌いのようでwww



2010年10月30日土曜日

【三線ism】おきなわ三線製作中







さてみなさんこんにちは

しばらく更新が停滞していましたが、依頼があったので「おきなわ三線」を製作中です(^^

おきなわ三線のメインともいえる「おきなわ型」の表板がまだ張られていないので、ただの六角三線みたいに見えます(笑)

これから表板の切り出しに入ります~。

六角三線も一時たくさん依頼があったので、よく作りました(^^


2010年10月24日日曜日

【三線ism】 THE BOOM 島唄 三線エレキバージョン





THE BOOM 島唄 三線エレキバージョン

さてみなさんこんにちは

私が最初に沖縄に行ったのは、この曲が出た頃だったでしょうか。

まだ今のように沖縄音楽が認知されておらず(・・・その前に一度「ハイサイおじさん」などのチャンプルーズで「沖縄発見」がなされていたのですが、この頃は二度目の沖縄音楽ブーム、ということになりますね)
ちょっとした辞典などでも「蛇皮線」という名称が平気で掲載されていた時代でもあります。

THE BOOMの島唄は、沖縄外部からのアプローチでもあり、また全国でヒット曲になってしまったのでその是非について沖縄でもいろいろ議論が生まれたと聞いております。

いまとなっては県内外のすべての人に認知されている名曲ですが、懐かしいですね。

さて、新作は私以外ではあまりやっていないだろうと思われる「コード弾きかつエレキ弾き」での「島唄」演奏をチョイスしました。

左大文字流をマスターすれば、エレキギターはいらんのじゃ~!・・・いらないかも。・・・いらない、よね?

(だんだんトーンダウン。だってエレキギター好きだもん(^^;;)

という主張がはっきりわかる例ということで。 連動で次回のASOVIVAさんのコラムも「エレキ話」です。そちらもよろしくお願いします!


2010年10月23日土曜日

【三線ism】 久しぶりにX JAPAN です



Say Anything X JAPAN

さてみなさんこんにちは

すでにアップしていた新作のご紹介です。ひさしぶりにX(エックス)を弾いてみました(^^

彼らの曲は、コード進行が実はオーソドックスなので、とても弾きやすいのですが、キー合わせに調整がいりますね(^^;

XのメジャーデビューCDが出たのは、私が小中学校のころでしょうか。そう考えると、時間(とき)が経つのは早いなあと思います。

いや、時間と書いて「とき」と読むぜ、みたいな(笑)



CM) コード弾きテキスト第二弾。順調にご注文をいただいております。印刷版もまだちょっといけそうですので、ご入用の方はどうぞ!

2010年10月18日月曜日

ペーパージャム Paper jamz を買ってみました(^^



楽器関係のおはなしです(^^

いかにもアメリカっぽい、ちょっぴりイカれたおもちゃを発見したので、さっそく購入!

その名は「ペーパージャム」!!


なんとも言えないいかれたガキんちょのパッケージがとても印象的なこのおもちゃ。

ペーパーの名のとおり、一見ちゃんとしたギターやアンプに見えますが、厚紙に印刷された「絵」です。

ギターのほうこそ、ボディやネックはうしろがプラスチックになっていますが、アンプのほうはもはやダンボールの塊です(^^

このおもちゃ、弾いているマネをしながら曲に合わせてロックするというありがちな玩具なのですが、ちゃんとしたコードが出せるモードがついているので、いちおう「楽器」として機能するのです!

ラインナップは、ギター・ストラップ・アンプ・ドラムがそれぞれ数種類ずつあります。

次回は、実際に弾いてみた感想をアップする予定!


白箱.com
http://www.sirobako.com/shopdetail/005008000008/

トイザらス
http://www.toysrus.co.jp/f/paperjamz/

などで発売中です。

2010年10月17日日曜日

【三線ism】 新作アップ Hello, Again  ~昔からある場所~





Hello, Again   ~昔からある場所~   My Little Lover

さてみなさんこんにちは

ちょっとペースが速い感じで新作をアップします。

最近JUJUさんのカバーで再注目の「hello,Again ~昔からある場所~」

をセレクト。

この曲は、コードチェンジが早いのと、途中で転調が入るので、後半がたいへんです。サビから押さえにくいコードが続くので、「あたふた」します(笑)

コード進行そのものはオーソドックスなのですが、上級者向けの曲ですね(^^;


2010年10月14日木曜日

知床旅情 トンコリンで

知床旅情 森繁久彌 加藤登紀子


こんにちは。
先日から、トンコリンで弾く楽曲数を増やそうと頑張っている最中でございます。今回は「知床旅情」をチョイスしてみました。

知床には一回行っただけだっけ?うーん、忘れてしまいました。女満別や網走くらいならまだ行きやすいのですが、陸続きとはいえ、知床羅臼方面は、遠いので・・・。

でも、世界遺産ですから、いちどゆっくり回ってみたいものです。

今回の演奏は、アルペジオとストロークのふたつの弾き方を混ぜています。やわらかな音なので、こういうゆったりした曲には合いますね。

【三線ism】 おきなわ三線で弾く 「さとうきび畑」




さとうきび畑 森山良子

さてみなさんこんにちは

先日紹介した「おきなわ三線」の音を拾ってみました。何の曲がいいかなあ、としばらく迷っていたのですが、森山良子さんの「さとうきび畑」に決定。

いつものように唄はおくさんです(^^

森山さんといえば、ギターを抱いているイメージが強いのですが、おきなわ三線は板張りでギター寄りの音が出るので、いい感じですね。

まろやかに弾けます。


2010年10月13日水曜日

【三線ism】 丹波黒豆の枝豆 ~食欲の秋~




さてみなさんこんにちは

私の住んでいる町は、関西でも有名な「黒大豆」の産地でございまして。

毎年10月初旬~中旬にかけて、「黒豆の枝豆」がまさに旬!!!なのです。

産地に住んでいると、本業のほうのお得意先さんやお客さんなどから、採れたての農作物をいただくことも多く、今年もえだまめをいただきましたm(_ _)m

この丹波黒大豆の枝豆は、名実ともに「枝豆の最高峰」でして。

食べたものにしか、このすごさはわからない!という逸品です(^^

今年もうちの町の味覚祭りには、車と人の行列ができて、インターに降りようとする高速の車の列が、4キロも渋滞を引き起こしていました。




さっそくゆでていただきます!!!

(一回に食べきれないので、ちょっとしか写していませんが、2~3キロくらい貰った!
うふふふふ)

(^o^)/
 



2010年10月11日月曜日

長い夜 松山千春 トンコリンで

長い夜 松山千春


こんにちは

新しく作った楽器の音テストを兼ねて、1曲新しいのをアップしておきました。

また、松山千春ですが、「長い夜」です(^^

聞き比べてもらうとわかりますが、やや新しい楽器の方が「軽い」感じの音がします。

このあたりは好みもあるかもしれませんが、基本的にはおなじような音で収まっているので、満足しています(^^
 

2010年10月9日土曜日

【三線ism】 家政婦は見た ~あらやだ、死んでる?!~



さてみなさんこんにちは

いま、ちまたで絶大な人気を誇る(?!)シャミちゃんの新作ネタです(^^

題して


家政婦は見た BY 市原えつこ

・・・・なにかが、


・・・・だれかが


見てるwww

こっちを見てる~!!!








・・・このあと、うちの奥さんに飛び掛ってきたそうですが、獲物を狙っていたのですね(笑)





2010年10月8日金曜日

【三線ism】 年甲斐もなくAKB48でございます(笑)





ヘビーローテーション 三線コードバージョン AKB48

さてみなさんこんにちは

いい年した(つい先日36歳になりました)おっさんですが、とりあえずやっとかないと、という訳で

 AKB48

を弾いてみました。


コード進行は簡単なので、練習には最適です。ノリもいいので、じゃかじゃか弾けます(^^

今回は、珍しくギターストラップを装着しての演奏です。ふだんの演奏ではあまりつけないのですが、ストラップをかけるといっそうギターっぽく弾けます(^^

エレキにしてエフェクターでもかけると、さらにギターみたいな演奏が楽しめる、というわけ。

ちょっと細かい解説をしておくと。

わたしは相対F型コードは、手首をあまり返さずに弾けるのですが、相対Am型は、手首を内側に返さないと押さえられません(苦笑)

で、それを低い位置の三線で押さえようとすると、ネックをギュッを上に上げてやらないとダメなのです。

今回の演奏で、三線の棹が上がってくる箇所があるのはそのせいです。

今のギターの弾き方のトレンドは、低い位置で構えるのがカッコいいのですが、ネックを上げると昔のグループサウンズみたいになるのでカッコ悪いのです(笑)

・・・え?そんなんどうでもいいって?!



2010年10月5日火曜日

【三線ism】 顔面で寝るネコ かわいすぎるぬこ(^^



さてみなさんこんにちは

今日は、うちのねこの話題で。

シャミちゃんというオスのネコなのですが、

・・・

・・・



♪てへ。
 



・・・顔面で寝てます(^^;;

うちの奥さんが、今日気づいて激写したそうなんですが。

床にチューしてる瞬間などではなく、

マジで寝ている

らしい(笑)


おちゃめなヤツです。
 


2010年10月3日日曜日

トンコリン 勢ぞろい トンコリじゃないよ!




こんにちは

新バージョンのトンコリンが、もう少し増えましたのでご紹介!!

これまで、新楽器トンコリンをプロトタイプ2棹、短いの1棹、現行モデル1棹作ってきましたが、あと2棹増えています。

一番右にあるのが、いままでメインで使っていたトンコリン(胴オールアガチス仕様)で、真ん中と左がこのたび新しく製作した2棹の楽器です。

ぱっと見、すべて同じように見えますが、新作の2つは、胴がすこしだけ安い材料を使っています。

表板は、おなじアガチスなのですが、側面や裏面が違う材料にしてあります。

これから、楽器が馴染んできて音がどのように違うか調べてみたいと思います(^^

2010年9月30日木曜日

【三線ism】  テキスト第2弾 「左大文字流 沖縄三線コード弾き実践レッスン」完成



さてみなさんこんにちは

お知らせしていました、三線コード奏法のテキスト第2弾 「沖縄三線コード弾き実践レッスン」が完成しました!!

とりいそぎ、原稿が上がって校正が済んだ段階ですので、まっさきにPDF版の製作に入る予定です。

中身を知りたい人のために、内容をざっと紹介! 


<目次>
はじめに
レッスン1 基本の「3つのコード」を覚えよう
                   ♪「春が来た」 ♪「浜千鳥」
レッスン2 「5つのコード」で何でも弾ける?!
                   ♪「ふるさと」 
☆コラム☆  『コード進行の王道パターンはこれだ!』
レッスン3 ストローク奏法とアルペジオ奏法を覚えよう
                   ♪「大きな古時計」
レッスン4 三線同士でセッションを楽しもう
                   ♪「てぃんさぐぬ花」
☆コラム☆  『コード弾きで役立つサイトはここだ!』
レッスン5 コードを増やしてバリエーションを!
      ♪「ぼくらのうた」
レッスン6 マイナーコードを使いこなそう
      ♪「コロブチカ」
レッスン7 なっとく!コード理論あれこれ
補足    左大文字流コード理論について

というラインナップでお送りします(^^

前作のテキストでもざっくりと触れている内容もあるのですが、今回はより詳しく、練習内容をボリュームアップして説明しています。

ASOVIVAさんのメルマガで1年間連載していたコラムを大幅に加筆・修正したもので、わかりやすさを第一にまとめてみました。

とくに、相対コードと絶対コードのしくみについて、補足で紙面をじっくり割いていますので、わかりにくいと思った方は必見です(^^;

完成記念ということですので、印刷版もいくつか製作しようと思っています。

PDF版は、これまでどおり手数料1000円お願いします。印刷版は送料込み1360円ですが、ご予約いただいた分しか、とりあえずは印刷にかけない予定です。




【三線ism】 左大文字流のごあんない 沖縄三線・三味線をコードで演奏!



旧来の案内の内容が古くなってきたので、あたらしくご案内を書いておきます。


左大文字流 公式ホームページできました!
http://www.eonet.ne.jp/~office-o2-net/hidari-d.html

(平成23年2月~)




☆左大文字流の活動☆

三味線や沖縄三線をコードで弾こう!というコンセプトで活動しています。

営利目的ではなく、新しい文化・楽しい文化を創造・提案していこう!という気概で取り組んでいます。

youtube  http://www.youtube.com/sanshinism34

現在、海外を含め世界中で500名以上の方が、三線や三味線のコード弾きを楽しんでおられます。    2015年、1300名突破!


☆テキスト類☆

A)「コード弾きテキスト 正規版」 12音階すべてのコード表がついています。(頒布状況リサーチのためにご住所等お尋ねしております)

B)「沖縄三線で楽しむコード弾き入門」三線での演奏に特化したコード弾きの説明と、12音階すべてのコード表がついています。工工四に移植したコード表が付属しています。

C)「沖縄三線コード弾き実践レッスン」(改訂版H24.4~)三線テキストの第2弾です。より詳しく、丁寧な練習内容がまとめられています。

D)「左大文字流 三線コード練習帳」 (改訂版H24.4~)youtubeから30曲を厳選したコード解説書。あなたもyoutubeどおりに弾けます。

E)「左大文字流 三線コード練習帳 第二巻」(改訂版H24.4~)

いずれもPDFファイルにて頒布しています。必要経費として、手数料をお願いしておりますのでご理解ください。


☆監修本☆

㈱ASOVIVA より好評発売中!「FREE STYLE SANSHIN PLAY GUIDE」

http://www.asobi-sanshin.com/fss_content.html

私、左大文字が三線コード弾きについて監修している出版物です。「涙そうそう」などの楽譜が掲載されています。

詳細は㈱ASOVIVAさんにお問い合わせくださいね。



☆レッスン・教室☆
三線・三味線・ゴッタンコード弾きの個人レッスンを兵庫県篠山市を中心に行っております。定期教室はありませんが出張してのレッスンも実施しております。





http://www.eonet.ne.jp/~office-o2-net/hidari-d.html

三線サークルさんなどへ出張しての、総合レッスンも受けております。

☆メディア掲載履歴☆

 2008年5月1日 丹波新聞 掲載 手づくり三味線・シャミレレ記事

 2008年5月4日 神戸新聞 掲載 手づくり三味線・シャミレレ記事

 2008年7月号 「邦楽ジャーナル」 掲載 手づくり三味線・コード弾き記事

 2008年9月号 学研「ドゥーパ!」 掲載 手づくり三味線記事


 2013年6月27日 丹波新聞 掲載 手作り新楽器「どんぶらこ」記事



☆連絡先☆

左大文字尭司
sanshin_ism34@yahoo.co.jp



 

2010年9月27日月曜日

【三線ism】 「沖縄三線」は芸術かバカか? アンチテーゼとしての「おきなわ三線」




さてみなさんこんにちは

先日より工房へ行って、ちまちま作っていたのが、これ。

「おきなわ三線」です。

はい。おきなわの形をしています。

おまけに、南北が逆に向いています。

政治の話をするつもりはあまりないのですが、民主党政権になって、普天間の問題とか、今回の尖閣諸島の問題とか、「沖縄」という地域がずっと昔から抱えているいろいろな国際的な課題や問題。地理的条件や歴史、ということを考えさせられる機会が、多かったので、なぜだかこういうものを作ってみようと思い立ちました。

たとえば、普天間ってどこ?

谷茶前って弾けるし、歌えるけどどこ?

みたいな、根源的な疑問だってこういう楽器をみていると自然に沸き起こってきます。

この楽器では、沖縄は逆転してますので、石垣島はちょうど、天のあたりにあるとか、そういう意外に気づかないこととかも、考えてしまいます。

尖閣諸島問題では、最終的に沖縄本島も狙われているのだ、という話もあります。

中国と日本に気を使いながら、朝貢貿易をずっと行ってきた琉球の昔から、「沖縄の立ち位置」ってなんだろう、と考えてしまいます。

私達本州人が思っている「沖縄の正位置」と、沖縄の人たちが思っている「沖縄の正位置」はもしかしたらずれているかもしれないし、フィリピンや台湾や、そうした東南アジアの国々が見てきた「沖縄の正位置」もずれているかもしれない、なんてことを思います。

独立国家としての琉球王国の歴史や、日本民族とはなんぞや、という根源的問題も含めて、今の日本、そしてこれからのアジアはものすごくややこしい「問いかけ」にぶちあたっているなあ、と感じます。


ちなみにこの楽器、演奏者が演奏するとき、自分の側からみると、ちゃんと普通の北が上の「沖縄」の形で見えます。

自分目線、と他者目線がまったくことなっている、という暗喩でもあります。

とくに、沖縄の基地問題などはそうですね。本州人と沖縄人では、安全保障上の感覚が、目線がまるっきり逆転している・・・。

どちらが正しいとかではなく、立場によって、人は思いが変わってしまう、という事実を忘れてはいけない、ということでしょうか。

_____

こういうわけのわからない三線が欲しい方へ

たいていの形なら作れると思います。

材料の指定がなければ3500円~(送料別)

ひのき仕様で4500円~(送料別)

が目安です。





2010年9月26日日曜日

トンコリの奏法

OKI DUB AINU BAND in Portuguese "UTUWASKARAP"


こんにちは

こちらはトンコリンではなく、本家トンコリの話題。

トンコリ演奏の第一人者といえば、OKIさんですが、演奏を見ているとおもしろいことがわかります。

本来トンコリは、上駒と下駒の間が固定された音階なのですが、下駒から弦を止めている根緒まで、すこし距離があります。

ということは、この根緒までの間の弦も「弾ける」ということですね。

筝曲などでは、琴柱から後ろの弦を押したり緩めたりして、本来の音階をコントロールしている姿をよく目にすると思いますが、それと同じように、この部分も演奏に使うと、

5弦のトンコリでは最大10音

6弦のトンコリでは最大12音

が出せるということでもあります。

上のOKIさんの演奏でも、下駒以下の弦を演奏に巧みに使っていることがよくわかります。

2010年9月24日金曜日

【三線ism】 現在、順調?に執筆中!三線コード弾き「新テキスト」



さてみなさんこんにちは

「沖縄三線で楽しむコード弾き入門」をはじめ、ASOVIVAさんの「FREE STYLE SANSHIN PLAY GUIDE」もコンスタントに広まっており、嬉しい限りですが(^^

コード弾きもずいぶんとメジャーになってきたなあ、ということもあって、実は毎日「問い合わせ」のメールがたくさん来ています(^^

テキストの入手方法の問い合わせをはじめ、コードの理論に関するもの、相対コードの考え方、練習曲の希望など、それはもう質問やご意見が多岐に渡っていて、

みなさんの関心や期待がものすごいんだなあ!


ということを毎日痛感しております。


ということもあって、先日から実は・・・・

テキストの第2弾を執筆中!!!

なのです。

「沖縄三線で楽しむコード弾き入門」はコードについての初歩の初歩をまとめたものなので、より実践的で、たくさん練習できるような「レッスン本」になる予定です。

もちろんコードの理論についても、より詳しく、より丁寧に扱っております。

タイトルは

「左大文字流 沖縄三線コード弾き実践レッスン」

です。


公開・頒布開始は10月以降になる予定ですので、ご期待ください!


2010年9月22日水曜日

【ごったん普及委員会】 北海道のゴッタン



 こんにちは

ネット徘徊ちゅうに、またまた味わいのあるゴッタン・ごったん(箱三味線)を見つけてしまいました!!!


MICABOXさんのページより








引用元は
http://d.hatena.ne.jp/micabox/20100825
MICABOXさんページからの写真です。

なんでも、北海道大学の近くにある居酒屋さんにある楽器のようですが、そこは東大名誉教授が退官後にやっているおみせらしい・・・(^^

楽器を拝見するに、ストレート型の箱三味線に見えます。リンク先の記事をごらんになるとわかりますが裏面意は製作者のサインがあるのでカッコイイですね。

「都城古弾」

だそうです(^^

九州の楽器が北海道にあることもなかなか味わいがあると思います!

トンコリ 映像紹介2




 サンペ SANPE / ウタロブンバレワ utar opunpare wa

こんにちは

トンコリ映像を追加です。

唄といっしょに演奏しているものですが、こういうシーンをみるといろいろ面白いことが感じ取れます。

①トンコリ音楽は「ミニマルミュージック」なのか?!

ミニマルミュージックとは、最小限のパターンを繰り返し演奏する音楽のジャンルですが、現代ポピュラー音楽においては、少しずつ繰り返しの中で展開がひろがってメロディラインを形成する形をとります。

トンコリ音楽の場合は、展開の幅に制限がありますから、基本は「展開しない」音楽=単純ミニマルということになりますが、単純であるがゆえに

トランス化

してゆくところが面白いと思います。

このあたりは音楽と祭礼・シャーマニズムとの関係も体感できるところだと思うのですが。

②アイヌ音楽と伊福部昭

民族的な音楽と反復、といえば伊福部昭さん!

有名なゴジラのテーマもある種のミニマルといえる反復の展開です。

北海道出身の伊福部さんの音楽は、アイヌ音楽の影響をモロに受けていますので、当然トンコリの音、トンコリ的反復は念頭にあることだと思います。


③トンコリンが「ミニマル」を脱するとき

ミニマル的音楽という視点で考えると、沖縄の音楽も実は三線の単音アルペジオの反復と、その展開がたくさん出てきます。

とくにカチャーシー曲は、スピードアップしてゆく単純ミニマルですから、「トランス化」してゆく、という意味ではまったくおなじです。

制限された音階では、原始的ミニマル

自由な音階では「展開する」ミニマル

が演奏される、ということでもありますが、その本質はいっしょだというわけですね。


そういう意味では、トンコリンはアルペジオで弾くときに真価が発揮されるのかもしれません(笑)

2010年9月20日月曜日

【ごったん普及委員会】 三味線の可能性

三味線でメタリカ



みなさんこんにちは

ゴッタンやごったんの普及を目指すうえで、一番大切にしたいのは「古いものと新しいものの融合」という部分です。

というのも、いまさら現代において「古い」楽器、「伝統」楽器としてのごったんやゴッタンの復興を目指したところが、現代にマッチしなければ再び時代の波に埋もれてしまうにちがいない、と思うからです。

そもそも、現在の時点でこの楽器が廃れていることは、時代性とのリンクの上で、「問題点があった」ことにほかなりません。(もちろん、いろいろな不運な部分、単純に時代のせいという部分だけじゃないかもしれませんが)

そこで、ポイントになってくるのは「古い楽器」「伝統楽器」でも、現代に十分楽しめる楽器であるという証だと思うのです。


というわけで、沖縄の三線屋さんASOVIVAさんが「三味線の棹に三線の胴をつけた」楽器を演奏しておられる映像をピックアップしてみました。

三味線の棹は長いので、コードを弾いたり現代音楽には不向きのように思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。

むしろ、三味線同様「ゴッタンでもロックできるぜ!」「ごったんでもポップスOK!」ということが面白いと思うのですが!

トンコリ 映像紹介1

トンコリ




こんにちは

トンコリン映像も増やしていきたいところですが、せっかくですので本家のトンコリの映像もいろいろ探してみたいと思います。

まずはyoutubeより引っ張ってきました(^^

このトンコリはとても音色がキレイです! わたしもいろんなトンコリの音を聞いたことがありますが、そもそものつくりが、あまり共鳴できる形になっていないことや、材の問題などでこの演奏されている楽器ほど

きれいな響きでない

ことも多いです。(まあ、それも民族楽器の味わいなんですが)

楽器の演奏をご覧になるとわかるとおり、この楽器はあらかじめチューニングされた5つ程度の音を繰り返して弾くことが中心になります。

構造上、基本となる音階が5弦の場合は5つに限定される、ということですね。

日本の琴は、こうした制限を受けて、どんどん弦の数を増やしていったわけですが、本来は中国でも日本でも、原始的な琴は「1弦」だったりします。

トンコリも、3本のものから6本のものまでいろいろあるらしいので、面白いですね!

2010年9月19日日曜日

【ごったん普及委員会】 ヤマシタさんのごったん



前回、KOSHIKI ART PROJECT さんの箱三味線復活プロジェクトをご紹介しましたが、アートプロジェクトの副代表さんのお持ちのごったんがステキなので紹介しておきます。

 




(写真は『百姓一揆』ヤマシタさんのブログより転載です)
http://yamashita.chesuto.jp/e370643.html

写真の楽器は、ご自宅にあったものだそうですが、こだわって製作されたもののように思われます。

以下、気のついたことを!

①胴が丸く加工されている。
箱三味線という名称のとおり、胴が単純な箱型のごったんも多いなか、通常の三味線のように胴が丸く加工されているものは手間がかかっています。

②天神がある
寝かして置いてある姿から見るに、天神部分がきちんとつくられていて、なおかつヘッドが曲がっている(通常の三味線と同じ)であることがわかります。
ごったんの中には、簡素化された天神を持つものや、曲がり部分がないストレートヘッドのものもあるようですから、これも手間がかかったつくりだとわかります。

③棹が「地唄三味線」仕様
棹の根元の部分に、一本スジが見えますから、この棹は根元に向かってなだらかに曲がっているのではなく、最後までまっすぐであることがわかります。これは目いっぱい勘所をとれる地唄三味線の中棹仕様だと思われます。


ごったん(ゴッタン・箱三味線)の魅力は、基本的にそれぞれの大工さんの手作りであること!ですから、素朴な基本スタイルから、凝ったつくりのものまで、多様な楽器のバリエーションが生まれることだと思います。

それぞれが持つ楽器がそれぞれ「オリジナル」だというわけですね!

 

2010年9月15日水曜日

【三線ism】 トンコリンで「情熱の薔薇」




情熱の薔薇

さてみなさんこんにちは

せっかくトンコリンを紹介したついでに、一曲演奏してみました(^^

宮崎あおいさんのCM(earth music & ecology)で再ブレイク中のザ・ブルーハーツの名曲「情熱の薔薇」です。

トンコリンは胴が長いので、ウクレレよりは余韻の長いまろやかな音がします(^◇^

ふつうの三線の演奏に飽きてしまった方や、北海道にお住まいの三線弾きさんにはぴったりです。

南国のアイデンティティと比較する上でも、北の民族楽器に注目してみると面白いですよ!



☆北海道のみなさまへ☆

トンコリンプロジェクト (http://blogs.yahoo.co.jp/tonkori_n) では、北の大地でトンコリンを奏でてくださる有志を募集しております(^^

面白いなあ! アートだなあ!と思ってくださるアナタ。ぜひコメントなり、メールなりでご一報を!


トンコリンで情熱の薔薇



新曲です(^^

アース ミュージック&エコロジーのCM(宮崎あおいさま)で流れている「情熱の薔薇」を弾いてみました。

北海道に関係ないじゃん!って?

また、そのうちやります(^^; 北海道ネタ。


情熱の薔薇


2010年9月13日月曜日

【三線ism】 北海道の民族楽器 ・・・的なもの トンコリ



さてみなさんこんにちは

そういえば・・・。前から「左大文字流」とはちょっと違った(たいして変わらんか)アプローチで実験していたプロジェクトがあるのですが、


ぶっちゃけ停滞しています(^^;

というわけで、じぶんを奮い立たせるためにも(笑)、こちらでも紹介しておきましょう!

画像にある謎の楽器は「トンコリン」と言います。

北海道に伝わる民族楽器で、「トンコリ」というのがあるのですが、

トンコリ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AA

これはアイヌの人たちが演奏していたという弦楽器です。3弦・5弦・6弦などがありますが、開放弦だけしか弾かない構造になっているのが特徴です。

形態の上では三味線っぽいですが、楽器としての構造では「琴」に近いかもしれません(^^



さて、そのトンコリの遺伝子を引き継いだ新楽器が「トンコリン」なのですが、棹の上部を「フレットレスネック」化することで、音階を自在に演奏できるようになっています。

まあ、カンタンにいえば、下半分がトンコリで、上半分が三味線ですなwww

トンコリ+シャミセン(サンシン)なので、トンコリンという安直なネーミングですが、これがなかなか味わいのある楽器に仕上がっています。

弦長を600ミリにしてありますので、三線弾きさんもすぐ演奏可能ですよ。

「北海道から沖縄まで」がコンセプトなのですが、なかなか浸透しません(涙)

って、いうか。まだこの世に2棹しかないんだもの!!!!

北海道の三線弾きのみなさん、おひとついかがですか?(笑)


2010年9月8日水曜日

【三線ism】 激安メガネを研究してみた(◇^◇)



さてみなさんこんにちは

もう、物心ついた小学校低学年くらいから眼鏡っ子だった左大文字です。

いまでは眼鏡暦も30年近いので、かれこれ十数本くらい眼鏡をとっかえひっかえ(けして女の子をとっかえひっかえではナイ)してきたのですが、最近はめがねも本当に安くなりました。

わたしが子供のころは、眼鏡は最低でも2~3万くらいはする「高いもの」だったので、口コミなどで「あそこの店は安いよ~」なんて噂を聞いては、両親が買いにつれていってくれたのを思い出します(^^

それが今では、いろんなところに「眼鏡フレーム+レンズ一式で5000円・7000円・9000円」なんて3プライス制のお店がどんどん出てきて、ちょっとした価格破壊が進んでいますね。


まあ、私の場合は、それこそ物心ついたちょっと後ぐらいから、大阪の三国にある

「新大阪時計店」

で眼鏡を作るようになりましたので、もう15年くらい前から「3本で一万円」とか、ちょっと良いもので「2本で1万三千円」とかそういう世界だったのであまりおどろかないのですが(笑)

■新大阪時計店■

06-6393-0836

大阪府大阪市淀川区西三国1丁目13-7

2ちゃんでも有名な(笑)
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/megane/1064856751/l50


まあ、このお店は、関西でも有名な激安&マニア受けなお店なので、好きな人にはたまらないのですが(^^;

ところが、今回はちょっと浮気をしてみて、流行の3プライスショップの雄「JINS」に行ってまいりました。

JINS
http://www.jins-jp.com/

ここは、4990円・5990円・7990円・9990円にセール品の3990円というスタイルのお店なのですが、(実店舗も、ネット店もあります)

ほかの眼鏡屋ではたいてい別料金になるような「非球面レンズ屈折率1.67とか1.74の薄型レンズ」でも、標準料金で作ってくれるのでかなりお得だと思います。

1.67まではHOYAのOEMレンズらしいので、まあ安心感も・・・(^^;

購入したのはこのタイプ










JINS TR10S002 グラデーションブラック

air frameという超軽量眼鏡でTR90というポリアミドナイロン樹脂でできています。

セールだったので3990円でゲット。

デザインは日本ですが生産を中国にして安くしているようですね。また、軽量化のために、金属の芯を抜いたりしているので、やや華奢な印象を受けますが、価格とのバランスではかなりよいと思います(^^


とまあ、ここまでなら、普通の「眼鏡買いました」というお話なのですが、そこは研究大好きな左大文字です。

いくら激安店とはいえ、ブランド化されてそれなりに経費やマージンが発生するのなら、こいつの元値はもっと安いに違いない、と思い調べてみました。

すると、案の定いろんなことがわかりました。

air frameというのはJINSさんの商標なのですが、TR90ナイロン製の眼鏡は、じつはいろんなところが出していて、一番安価なのは韓国POLY+ブランドのものであることが判明(ニヤリ)

そこで、さっそくネットで購入してみました。





POLY+ P114 ブルー(実際はややグラデーションブルー)

おなじTR90素材の超軽量フレームで、こちらは1900円なり(笑)

よく似てまんなあ。ぱっと見おなじフレームに見えるでしょ?眼鏡のテンプル(耳かけ)部分のふとさの違いに注目すると別の眼鏡だとわかります。(実際は各部分のサイズも1ミリずつ違います)

もちろん、こちらはとにかく安く欲しかったので「1.56の球面レンズ」を選択して1900円です。

仮にレンズをグレードアップして、1.67の非球面にすれば、最終的にはおなじような値段になるかも(苦笑)


とまあ、中国製VS韓国製の激安メガネを手にいれたところで、そのうち細かな評価をしたいと思います(笑)



2010年9月5日日曜日

【三線ism】 祝 youtube 再生回数 30万回突破?!



 さてみなさんこんにちは




いつのまにやらyoutubeの再生回数が30万回を突破していたようで。嬉しい限りです。

これもひとえに、いつも私の拙い演奏を見てくださるみなさまのおかげですm(_ _)m

最近は全体でだいたい毎日500~800くらいのアクセスがあるのですが、それだけいろんな方に関心を持っていただいているようで(^^

ブログのほうは、それほどでもないのですが(笑)

まあ、これからもいっそう精進したいと思います。


ところで、今日はめちゃくちゃ暑かった!

私が生きているうちで、この地方としては一番暑かったのではないか?と思うくらいの激暑でした。

「京田辺で39.9度!!!」


それもそのはず。京田辺からはうちはちょっとばかり離れているのですが、


「気象庁によると、京都府福知山市で38・3度、兵庫県西脇市で37・9度と9月の最高気温を更新した。」
と記事にあるとおり。

うちの実家も、うちの家も

ちょうど福知山と西脇にはさまれてるトコやんけ!!!!

暑いはずです・・・・。

2010年8月24日火曜日

【三線ism】 アニソンやりたい放題 「ムーンライト伝説」 美少女戦士セーラームーン





ムーンライト伝説 美少女戦士セーラームーン

さてみなさんこんばんは 月に変わっておしおきです。


「タッチ」が意外に好評なので、おなじマイナー調系アニソンの名曲「ムーンライト伝説」を弾きました。

これも、じわじわと息の長い人気の曲ではないでしょうか。

全国の三線弾きのあなたも、さあごいっしょに!!(笑)

ほとんどAmとDmばっかりなので、ある意味簡単です。

今回は、バックコーラスでうちの猫たちも歌いたい放題です。お耳障りかもしれませんが、お許しを(^^;

【三線ism】 久しぶりの六角三線



さてみなさんこんにちは

依頼があって製作していた「六角三線」バージョンの手作り三味線ができましたのでアップしておきます。

六角シリーズは、この世に4棹現存するのですが(^^; 私が作ったものと公園のスタッフさんが作ったものが存在します。

形が面白いので見た目のインパクトがあるかも!?

音は他の板張りとおなじで、まろやかです。

本日依頼主のもとへお送りする予定です(^^








製作のご希望があれば、ご連絡いただければがんばります(笑)






2010年8月16日月曜日

【三線ism】 夏らしい選曲で「タッチ」





タッチ 主題歌 三線バージョン

さてみなさんこんにちは

甲子園真っ盛り、ということで。ちょっと懐かしいですが「タッチ」を選んでみました。

なんでタッチやねん!という突っ込みも入りそうですが、先日うちの奥さんと太秦映画村のナイターに行ったときに、

太秦快艶隊こと「Coming音都131」さん

がナイトライブでめっちゃいい演奏をしていたので、奥さんが「これだ!タッチやりたい!」とハマってしまったのです(^^;

いやあ、大変すばらしいライブで楽しかったです。ちなみに、左大文字はデックヒライ氏のギターとおしゃべりが超ツボでした(笑)

http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=comingnetto131

みなさまも勝手に応援しましょう!

ちなみに131とは京都タワーの高さが131mだそうで(^^ 


2010年8月7日土曜日

【三線ism】 時には昔の話を 「ごったんでジブリ」第3弾




時には昔の話を 加藤登紀子

さてみなさんこんにちは

おなじジブリ系でも今回はちょっと渋いチョイスです(^^

「紅の豚」より「時には昔の話」をです。

ぶっちゃけ一戸建てに引っ越してから、大声で歌えるようになったのでうれしいです。初期のyoutubeの映像を見ていると、周りに遠慮してか全部ささやくように歌っているので、苦笑してしまいますな。



2010年8月5日木曜日

【三線ism】 耳をすませば カントリーロード 「ごったんでジブリ」プロジェクト




カントリーロード 耳をすませば

さてみなさんこんにちは

すでにアップしていますが、ごったんでジブリプロジェクトの第二弾は「カントリーロード」です。

こちらのごったんは自作です。(えびのゴッタンのレプリカです)


いつもゴッタンを弾いてて思うのですが、木製胴+板張りで、棹が長く響きも深いため「ギター」により近い余韻のある音がするところがなんともいえません。

三線や三味線のパキパキした音と比較して、まろやかな音が出せるのがゴッタンのいいところだと思います。

なんでこの楽器がもっとメジャーにならんのか?!

・・・うーん。やっぱり荒武タミさんのLPが出たときも「謎の楽器」なんて言われてたくらいですから、歴史に埋もれてしまっていたのでしょうねえ。

ぜひとも、表舞台に引っ張りだしたいものです(^^


2010年8月2日月曜日

【三線ism】 となりのトトロ 「ごったんでジブリ」プロジェクト




となりのトトロ

さてみなさんこんにちは

鹿児島「甑」でのARTプロジェクトに賛同して、ごったんを弾きまくりました(^^

題して「ごったんでジブリ」プロジェクトです。大人だけでなく、こどもでも「ごったん・ゴッタン」に親しんでもらいたいという願いを込めております。

第一弾は、「となりのトトロ」でどうでしょう!

いつものように奥さんの協力で。


☆「沖縄三線で楽しむコード弾き入門」プレゼント企画 結果☆

でぶでぶさま
ryukyuhykaryushiさま
goligo1974さま

ご応募ありがとうございました!

ヤフーメールにお知らせを送っております(^^

テキストお送りいたしますので送付先をおしらせくださいね!





2010年7月30日金曜日

【三線ism】 市川海老蔵ご結婚 成田屋! 伝統と「今」の接点



さてみなさんこんにちは

昨日今日あたりは、市川海老蔵氏の結婚式の話題でもちきりだったようですが(^^;

海老さまといえば、次の団十郎となるべき人でもありますから、いずれ日本の歌舞伎界を背負ってたたざるをえない立場でもあります。

実は、わたしの大学時代の専門は近世演劇だったので、歌舞伎・浄瑠璃あたりはいちおうカジカジかじっているわけで・・・。

そんなこんなで、今回の雑感は「伝統」というものについて考えます。

さて、歌舞伎は伝統芸能か?と問われれば、おそらく大半の方は「そりゃ日本の伝統文化でしょう!」と答えると思います。たしかに、伝統芸能として保護の対象になっていますので、「伝統として守るべきもの」であるという考えはあながち間違いではないと思います。

ところで、もう一方で日本の歌舞伎のほとんどの興行は「松竹株式会社」という「いち企業」によって運営されている、という事実もあります。

松竹は、芸能プロダクションですから、吉本とかエイベックスみたいなもんです(笑)。その一企業が運営の大半を握っているわけですから、「伝統」とはいいながら「今まさに流行の一端を担っている現代の芸能」でもあるわけで。

私は、芸能も文化も「伝統」になってしまえば、それはもう衰退の一途で、お上によって保護されないと生き残れないなんて、まさに死に体の文化であることの裏返し、であるとも思っています。

ですから、歌舞伎が「株式会社」の営業努力で「現代に生き続けていること」はある意味、すごいことで、また「ああ、まだこの文化は、リアルな世界に「今を」生きているんだなあ!」とも思うわけです。

海老さまが歌舞伎の舞台に立つだけでなく、映画にもドラマにもバラエティにもどんどん出る、ということは、「今を生きている文化」であることの証で、それは中村勘三郎さんがいろんなメディアに出ることもそうだし、一昔前の時代劇スターが、みんな実は歌舞伎界出身であることなどとも密接に関係あると思うのです。

これが人形浄瑠璃になると、そうはいかない!テレビに出るといってもNHKしか出してもらえない。国からの補助金がないとやっていけない、という絶滅危惧種状態。

こっちはどうも「伝統」になってしまっている感があふれていますね(苦笑)


翻って、三味線はどうでしょう。絶滅危惧種として、お上に守ってもらえないとやっていけないような文化になっていいでしょうか?もちろん、三線だっておなじです。

「現代を、今を、リアルに生きている文化である」ためには、「われわれは伝統ですよ」という姿勢をとっていてはいけない気がしませんか?

海老さまが映画に出たら、「歌舞伎役者」として失格ですか?

勘三郎さんが現代ドラマに出たら「伝統芸能」失格ですか?

むしろ、そうした歌舞伎外の活動で、どれだけ多くの人が本来の伝統たるものに興味関心を持ってくれていることか!

左大文字流のアプローチは、そういうことだと思っています。古いものと新しいものは、「現代を。今を。リアルに生きている」んだ!って証明するためにも、三味線をコードで弾いてもいいのじゃないかなあ!と。


2010年7月28日水曜日

【三線ism】 箱三味線(ごったん・ゴッタン)復興プロジェクト









さてみなさんこんにちは


KOSHIKI ART PROJECT  http://koshikiart.chesuto.jp/c17503.html

久しぶりに発見した「ゴッタン・ごったん」系の情報です!

鹿児島の 「KOSHIKI ART PROJECT」 さんで、箱三味線の復活プロジェクト、というのをやっておられるようで!荒武タミさんの情報などを追いかけながら、ゴッタンを復興しよう!という活動をスタートなさっておられます。

というわけで、わたしも遠いところからですが、応援!

(写真は、KOSHIKI ART PROJECTさんからの引用です。)

現時点では、ぶっちゃけ「ゴッタン・ごったん・箱三味線」を知っている方は日本でもほとんどいない状況ですが、これがいつか沖縄三線のように

「あ、知ってる板三味線でしょ~。九州の!」

といわれるような楽器になればいいなあ、と思います(^^

私が三線をはじめたころは、ほんとに日本中で「じゃびせんでしょ~」って言われてたのですから!


というわけで、さっそく箱三味線で一曲弾かなきゃなりませんなあ!


☆おしらせ☆

夏の「手作り三味線シャミレレ製作講座」8月1日 日曜日 (兵庫県立丹波並木道中央公園さんにて)

9:30~15:00予定 会場はJR福知山線丹波大山駅おりて徒歩すぐで公園入り口

まだ人数空いているようです。前日まで申し込みOKだそうですよ。

公園事務室 079-594-0990  までどうぞ。
 


【ごったん普及委員会】  甑島で、つくる 「箱三味線復活奮闘記」



鹿児島の KOSHIKI ART PROJECT さんで現在、「箱三味線復活プロジェクト」というのをやっておられるようで、わが「ごったん・ゴッタン普及委員会」も勝手に協賛!(笑)

きっと、めざすところが一緒な気がします(^^












写真はKOSHIKI ART PROJECT さんからの引用です

http://koshikiart.chesuto.jp/e383191.html

さて、ブログでは
箱三味線の歴史、ということで。荒武タミさんのゴッタンの写真も載っていました。

こうやって、いろんなところでゴッタンに関する話題が盛り上がってくるとうれしいですね!

2010年7月20日火曜日

【三線ism】 うちのシャミとハルヒの近況







さてみなさんこんにちは

リクエストがあったので、今日は、うちのシャミとハルヒ(猫)がどうしているか、という近況報告です。

ついこの間まで子猫でしたが、どんどん大きくなりよります。

毛の長い、毛布にくるまっているほうがシャミちゃん。

黒毛のほうがハルヒです。

いい写真を探していたら、ちょっと昔のものになってしまいました。いまはもうちょっと巨大化しています。




2010年7月18日日曜日

【三線ism】 夏です サマーウォーズより「僕らの夏の夢」





僕らの夏の夢 山下達郎 サマーウォーズ

さてみなさんこんにちは

本州では梅雨もあけましておめでとう。

というわけで、本格的な夏シーズンを祝って夏らしい曲をアップしてみました。

もうすぐ地上波TVでも放送が待ち遠しいアニメ「サマーウォーズ」から「僕らの夏の夢」を弾いてみました。

山下達郎さんの楽曲はハーモニーが美しいのが特徴ですが、そのへんの感じを再現するために、CスタートのところをCFCの開放弦アルペジオで弾いています。

こうすることで、3本弦でもオリジナルの雰囲気に少しでも近づこうという「無駄なあがき」です(笑)

とてもすばらしい曲なので、もちろん足元にも及びませんが・・・。m(_ _)m


2010年7月15日木曜日

【三線ism】 ひさしぶりにLINUX




さてみなさんこんにちは

 先日から、家のコンピュータを変えたせいで、古いマシンが余ってしまった左大文字です。

 PCを変えたといっても、新しく買ったのもどうせ中古PCなのですが(^^; 貧しいので。

 
 で、昔のマシンに試しにLINUXをいれてみました。


 こうみえても、以前の職場ではネットワーク関係の業務をしていたこともあるので、LINUXは昔からいじった経験だけはあります(笑)

 もう10年くらい前になるのでしょうか。当時はまだまだ Slackwareが全盛でしたので、日本語化したり、Xfree86がどうのこうのだのちまちまやってました。

 今となっては懐かしいLibretto30にLINUXを入れて持ち運んだりしていましたが、どこへしまったのやら。
 

 というわけで時代は過ぎて現代!

 もうわけがわからないくらいたくさんのディストリビューションが溢れている昨今ですが、軽量でそこそこ使い勝手がよさそうな「puppy LINUX」を入れてみております。

 なんということでしょう!


 インストールは簡単やわ。設定するところはほとんどないわ。ある程度アプリも入ってるわ。よーできてるなあ!というのが第一印象。

 商用OSに対してのフリーOSはどうしてもマニア向け要素が強かったのですが、いまはそんなことないですね。ずいぶんと素人さんでも大丈夫になっているようです。


 というわけで、自身がコンピュータにある程度なれていたせいか、私は楽器に対しても似たような感覚で接しているところがあります(^^

 たとえば、三線や三味線もそう。

 三味線楽器はどう転んでもハードウエアです。そこに、演奏方法というOSを載せてゆく。最終的に演奏する曲目は、ソフトウエアであり、アプリケーションみたいなもの。

 ここでいうOSとは、たとえば工工四であり、ドレミであり、文化譜です。

 工工四で弾くという演奏体系は、工工四というOSで楽器を動かすと言ってもよいのではないでしょうか?

 そして、工工四の上で動作する沖縄民謡があり、古典がある。

 左大文字流コード弾きは、おなじ三線というハードウエアで動く、別のOSです。こちらは、もっとたくさんのコード楽曲(ソフト)が演奏できるわけですね。

 三線だけでなく、三味線でもゴッタンでも、左大文字流ミュージックOSはもちろん動作します(笑)

 懐かしい言い方でいうと、これらは三味線「互換機」です。


 左大文字流のコードは、そういうわけでオリジナル版(フレットナンバーポジション)と工工四版が最初から設定されているのです(^^





2010年7月13日火曜日

【三線ism】 夏のシャミレレ(木製三線)製作講座 初音ミク ロンリーガール


初音ミク ローリンガール

さてみなさんこんにちは

今年の夏も恒例のシャミレレ製作講座がやってきます。

http://www.tambanamikimichi.info/event_page.aspx
詳細は↑の兵庫県立丹波並木道中央公園さんのページを参照いただきたいのですが、

いつもと同じように、朝の9:30~15:00予定で、木製三味線の製作と演奏の練習を行います。

製作費用は4500円です。

会場は、これまたいつもどおり並木道中央公園さんにて!

シャミレレ製作だけでなく、三線コード弾きのレクチャーなどもちょこっとやってますので、三線を持って覗きにきていただいてもOKですよ。


さて、ついでにアップしたのは、かなりハイキーな新作「ロンリーガール」です。6カポですから、音がガチャガチャしますがごめんなさいね。

2010年7月1日木曜日

【三線ism】 三線コード弾き ご愛顧御礼



さてみなさんこんにちは

7月になりまして、気がつけばこのブログも開設から丸三年が経ったようです(^^

三線や三味線をコードで弾く、というわたしのささやかな取り組みも、賛否両論織り交ぜながらいろんなところへ波及していったようで、おかげさまで、全国の皆様に親しまれております。これも、ブログや動画を見てくださった方、お声をかけたくださった方々のおかげです!

youtubeのほうも、気がつけば総再生数が


26万回!!

を超えまして。

http://www.youtube.com/user/sanshinism34

こちらは、全国というよりも全世界で「ちょっと覗いたろか~!」と思っていただいているようで、感謝です!

三線あるいは三味線を世界楽器にするべく、今後もがんばって参りますので、みなさんぜひ応援くださいませ。


2010年6月22日火曜日

【三線ism】 ワールドカップ真っ最中だから ~勝利のうた~






勝利のうた ディアマンテス

さてみなさんこんにちは

ワールドカップサッカー真っ最中の今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

沖縄音楽&W杯といえば、この曲!ディアマンテスの「勝利のうた」です。

98年のW杯フランス大会時にも再リリースされたので、そちらを覚えている方もいるかもしれません。

とにかく、

戦う人たちにとって

新しい道を歩む人にとって

なにか一歩を踏み出した人にとって

力強い歌詞がとてもいい曲です。

日本語バージョンをぜひ聴いてみてくださいね。

そして、「片手に三線を」握り締めて、ぜひ弾いてみてください!(笑)

2010年6月19日土曜日

【三線ism】 フリースタイル三線 in梅田路上






さてみなさんこんにちは

現在、フリースタイル三線のプロモーションで全国を飛び回っているASOVIVAの山ちゃんと、昨日は大阪で合流でした。

梅田近辺で路上PRライブだったのですが、ゲスト出演です(^^

あいにくの雨だったのですが、いろんな方に興味を持っていただき、本当にたのしいイベントになりました。参加させていただいて心より感謝しております。

コード弾きのよいところは、もちろん沖縄の曲も奏でられるし、国や地域を問わずいろんなジャンルの曲を他の楽しく弾けるところでしょう!

昨日も山ちゃん&左大文字で、かなりごった煮のいろんな楽曲を聴いてもらうことができました(^^

立ち止まってくださったかた、駆けつけてくださった方等ほんとうにありがとうございました!


2010年6月17日木曜日

【三線ism】 A mi manera




A mi manera (My way)


 さてみなさんこんにちは

 新作です。前からずっとやりたかったジプシーキングス版 MY WAY をやってみました。

 この歌はコードがややこしいので、かなりいじくってあります。オリジナルのコードとはちょっとばかり違いますが、雰囲気は出ているかな、と思いますがどうでしょう。

 なぜか私の歌声と、三線の音域がかぶってしまっていて、音が掻き消えてしまっていたので、2重録りで対応してありますのでご了承ください。



2010年6月14日月曜日

【三線ism】 magnet 初音ミク 巡音ルカ




初音ミク magnet

さてみなさんこんにちは

昨日アップした2曲のうち、二つ目のほうも上げておきます。

もともとはボーカロイドの初音ミク・巡音ルカの曲ですが「magnet」をじゃかじゃか弾いています。

ラテン系の曲はアルペジオを多用してリズミカルに弾くか、もうあんまり何も考えずにじゃかじゃか弾くか・・・といったところですが、みなさんはどちらがお好みでしょうか?


2010年6月13日日曜日

【三線ism】 思想電車 チュール





思想電車 チュール

さてみなさんこんにちは

あいかわらず、私事でバタバタしていて更新が遅い左大文字です。

というわけで、日曜日ならでは!新曲を2曲弾きました。

まずは、「思想電車」です。

「おおきく振りかぶって」というアニメのエンディングテーマになっていますが、とてもいい曲です。

おお振りの作者、漫画家の「ひぐちアサ」さんはデビュー当時からチェックしている人なのですが、おお振りのほうは今はうちの奥さんがハマって見ています。

私は、「ヤサシイワタシ」という作品が個人的にいちおしです(^^;





2010年6月4日金曜日

【三線ism】 フリースタイル三線





みなさんこんにちは

いつもお世話になっている沖縄の三線屋さん㈱ASOVIVAさんから、フリースタイル三線の発表がありました。

http://www.asobi-sanshin.com/fss.html

工工四や沖縄音楽だけにとらわれないで、自分の弾きたいもの、歌いたいものを自由に弾けたらいいなあ、というコンセプトで、三線楽器を見直したらどうなるか!というアプローチです。

楽器そのものは、三線なのですが、ポジションシールがコードを見据えた形になっていたり、いろいろ工夫がこらされていてオススメです。


さて、当ブログをごらんになっておられる方には朗報なのですが、

「フリースタイル三線 PLAY GUIDE」という冊子が今回発売になっておりまして、これにはなんと

『涙そうそう』 『キセキ』の三線コードのついた楽譜が掲載されております。(いや、他にも載ってますよ!)

左大文字流のテキストをお求めになる方に「キセキ」を弾きたい!という方が多いのですが、そういう人にはもってこいだと思います。

http://www.asobi-sanshin.com/fss_content.html

もちろん涙そうそうも!

私も個人レッスンで「キセキ」を弾けるようにしてください!という依頼を何人もこなしましたので、みなさんの期待も大きいのではないかと・・・(^^;

というわけで、ご紹介でした!

2010年5月30日日曜日

【三線ism】 ぼくらのうた ~打たれても蹴られても~



さてみなさんこんにちは

youtubeでアップしている新作「ぼくらのうた」ですが、演奏しているのは一部なので、フル歌詞を載せておきます。

いつも協力させていただいている㈱ASOVIVAさんのメルマガにコードを全部載せていますので、フルで練習したい方はどうぞ。


 「ぼくらのうた」
 
いつのまにか過ぎてゆく日々に 人は変わってはゆくけれど

あの頃のように輝き続ける 変わらないものがあると

信じていれば歩いてゆけるよ 僕は君に伝えたいんだ

だから祈ってる だから歌ってる このまちで一人きりでも


あの日放課後の教室で はしゃいで微笑んでいた君は

夢を語っても 恋を語っても まだまだ足りないくらいで

笑顔の向こうに広がってる 未来を夢みていたんだ

ふいに僕を見る ひとみの奥には 明日がきらめいてた


夢からさめた日々の中で 僕らの世界は汚れたりしたけれど

打たれても 蹴られても つないだこの手が

離れぬなら きっと大丈夫


人ごみの町に背を向けられ うずくまりたくなるような日々

走り出したのに こけてしまうのは 道に落ちてた石のせいじゃない

「悪いのはいつも自分のせい」 君は僕につぶやいたんだ

いつも震えてる いまも凍えてる 降りはじめた雪の中で


あの日坂道の上から 立ち尽くす君がみおろしてた

町明かりの灯は 星空みたいに きらきらとまたたいてた

もしも世界を変えられなくても 変わることのできる僕がいる

きっと叶うはず 夜は明けるはず この場所で 君が願うなら


夢からさめた日々の中で 僕らの世界は崩れたりしたけれど

流した涙だけ 変われる気がした ここにいる

きっと大丈夫


夢からさめた日々の中で 僕らの世界は壊れたりしたけれど

これまでも これからも つないだこの手が

離れぬように歩いていこう


こどものときや学生時代には、いろんな夢や希望や未来や可能性がぼくらを待っていてくれるのですが、実際におとなになってゆく間に、そうしたセカイは汚れたり崩れたり壊れたりしてゆくのが現実です。

ただ、現状はそうなんだけど。それでも、打たれても蹴られても立ち上がらないといけないのがこのセカイで。

やっぱり理想や希望に向かって、歩いていきたい!と願うし、そうしようとしている人を応援したいとも思います。

私はいま30代ですが、10代でも20代でも、あがいたりもがいたりしている人はたくさんいると思います。
若ければ若いほど、夢見ていた理想と現実のギャップに恐れおののいたり、不安になったりすることが多いのだけど、そんなときほど、仲間やともだちや、あなたを理解してくれる人と手をつないで立ち向かってほしいな、と。








2010年5月28日金曜日

【ごったん普及委員会】  中古で出回るごったん・ゴッタン



おひさしぶりです(^^

南九州地方に住んでいると、もしかしたら「ごったん・ゴッタン」が家に眠っているよ!ということもたくさんあるのかもしれませんが、なんせあまり普及している楽器とは言いがたいので、市場に古いゴッタンがでてくることはあまりないかもしれません。

で、ちょっとおくればせながらですが、こんなのを見つけました。

「リサイクルショップ ベストバイさんでみつけたゴッタン」
http://bestbuy.hamazo.tv/e2211334.html


写真は、ベストバイさんからの転載です!

静岡県のお店だそうですので、たしかにこうした品が出てくるのはめずらしいかもしれませんね!

おまけに、ゴッタンの本流?!でもある「箱型」のごったん!渋いです。

ほしい!と思いましたが通販はしていらっしゃらないようなので、残念!

北海道大学のトンコリ



またまた更新が遅れてしまいました。もうしわけございません。 

今回は、その昔私も北大の博物館でみた「トンコリ」の動画を見つけたのでご紹介します。



アイヌの弦楽器「トンコリ」 Ainu "Tonkori"


北大の博物館は、なかなか面白いものがあって、その割りに人が少なくて穴場なスポットなのですが、そこに展示してある実物のトンコリです。

私もこのトンコリを見なかったら、きっとトンコリンをつくろうとは思わなかっただろうなあ、という思い出の一品です(^^

動画を見てもらえばわかりますが、トンコリは、糸巻きの構造が三味線に似てはいるけれども、「琴」の要素がとても強い楽器ですね。琴のように「柱(じ)」はないのですが、、チューニングを糸巻きでしている「琴」というのがいちばんしっくりくると思います。

札幌にお住まいの方は、ぜひ一度「北海道大学総合博物館」を覗いてみてください!

http://museum-sv.museum.hokudai.ac.jp/index.php