2010年11月28日日曜日

【三線ism】 謎の新製品「紙三味線?!紙三線?!」



さてみなさんこんにちは

左大文字工房の新製品(といっても、毎度おなじみの手作りです)ができましたのでご紹介。

三味線楽器の世界には、「簡易三味線」というジャンルがあります(^^

簡易、というのは、本物の伝統的な三味線に対して、「身近にある材料などで、簡易的につくる楽器」という意味で、たとえば、南九州には大工さんが建材の一部でつくる木製三味線「ゴッタン」の文化があったり、沖縄にも空き缶でつくる「カンカラ三線」が歴史的に重要な位置づけで親しまれています。

私もこれまでウクレレサイズの簡易三味線「シャミレレ」を作ったりしてきましたが、空き缶だけでなく「ペットボトル」などを活用して「ペットボトル三線」を製作しておられる方なども!

さて、今回作ったのは、「紙のように薄い?!」三線です(笑)



正面から見ると、それほど違和感がないのですが、よく見ると面白い!






 なんと胴がありません(笑) ほとんど板状態!!!

紙、というのはちょっとオーバーですが、棹の厚みが2.5センチで、胴の厚みでも3センチしかありません。

その他の部分は、通常の三線と同じような寸法になっています(^^
 



デザインは、今回の試作では「三味線」風のラウンドバレル(樽)型の胴にしてみました。


さて、「こんなので音が出るのか?!」という疑問が生じると思うのですが、もちろん、出ます!

通常の三線や、ゴッタンなどと比べると、たしかに音は小さくなるし、低音部のふくらみも減少するので、「なんとなく軽い、ペカペカした音」になるのは仕方ないのですが、ぱっと見よりも、意外に大きく豊かな音がします。

(音のエネルギーを最大にするために、裏板を張っていません。裏板を張ると、密閉空間が少ないために音圧の干渉が生じてエネルギーのロスが生まれます)

この三線、マンションで大きな音がだせない方はもちろん、あまりに簡素なつくりのために(笑)車に1棹放置しておくもよし、ステージパフォーマンスで破壊するもよし(爆)、いろいろな使い方が生み出せそうですね。

左大文字的には、価格も安いので、ノベルティグッズにできないかなあ、と考えています。

頒布予定価格は

     新製品発表記念で¥1980円(送料別)で

どうだっっっ!!!

(2011年3月いっぱいまで。リサイクル材を一部使用します。通常材で作る価格は2500円くらいとお考えください)

欲しい方はどうぞ。



5 件のコメント:

  1. こんにちは。入門の入門レベルで三味線を弾いてみたく、調べていたところこの投稿がヒットいたしました。現在、販売していますでしょうか。

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    1. すこし昔に作ったものですが、在庫があるので、ご希望であればお送りできます。送料が別に2000円程度かかりますが、それでもよければお知らせくださいませ!

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    2. サイズは本物より少し小さめでしょうか。全くの初心者なので勘所の位置が分かるか不安ですが、紙三味線よりも丈夫で長持ちしそうです…!是非手に取ってみたいです。

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    3. 寸法は同じのようですね。読み損ねていました。失礼いたしました。
      是非購入したいです。

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    4. 本州の三味線(長唄・地唄・津軽民謡)などに用いるものは、全長が1mくらいあります。それに対して沖縄民謡で使われる「三線」は全長80センチくらいで、20センチも差があります。

      ご希望の三味線のジャンルにもよるのですが、やってみたい内容によって楽器の寸法が大きく違う、というところがポイントです。


      今回の記事で紹介しているものは「沖縄民謡の三線」とサイズを合わせているので、本州の「三味線」よりは小さくなります。


      それでもよければ。


      連絡先は sanshin_ism34@yahoo.co.jp


      よろしくご検討くださいませ。

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