2015年5月18日月曜日

【三線ism】 なんと!左大文字流youtube 100万回まであと少し!カウントダウン?!



 さてみなさんこんにちは

 最近は、「ヒット曲」なるものが巷に全然なくて、なかなか三線コード弾きの新曲をアップできていない左大文字ですが、ごめんなさい。


 なにかリクエストがあれば、検討しますのでぜひどうぞ。


 それはともかく、なんとワタクシのyoutubeチャンネル、左大文字流チャンネルが総再生回数


95万回


を超えまして、いよいよ100万回までもうちょっと!というところまで来ております(^^


左大文字流チャンネルはこちら


 いやはや、一昔前に比べて、youtubeで音楽を楽しむという人たちも少し減少しており、最近は1曲あたりの再生回数もそれほど多くないのですが、全体を通して


「三線コード弾きのお手本」


として活用されているようで嬉しい限りです。


 まあ、このブログをご覧になっている方で、「そういえば最近左大文字のネタを見てないな」という方は、ぜひご参考になさってください。


 今後についてですが、いわゆる最近のヒットナンバーに限らず、


左大文字が好きな曲をとりあえず好きなように弾く


というコーナーも充実させるつもりです。ちょっと古めの曲が増えるかも?!
 
 
 

三線コード弾き、個人レッスンを実施しました

 さてみなさんこんにちは。


 個別のレッスンは久しぶりだったのですが、「結婚式で曲を弾きたい」というご依頼があって、個人レッスンを実施しました。


 今回は、関西から来られていた方で、ピアノや三線の経験が少しある、ということもあって、かなり最速のスピードでコード弾きをマスターしてお帰りになられました。


 昨日も話しに出たのですが、他の三線レッスンと比較して、左大文字流の面白いところは、


 一度レッスンを受けたら、二度と左大文字に会わなくてもなんとかなる



というところです(笑)



 三線でコードを弾くとはどういうことか、というのを一回で体験していただけますので、そこから先は、帰って自分で練習するしかない、という!(爆)


 逆に言えば、一度教えてもらったら、二度目以降は、別に直接会って話をするほどのことはない、というすごいレッスンでございます(^^


 細かい質問などが出てきた場合には、メールなどでご連絡いただければ出来るだけ詳しく説明させていただきますし、なんならyoutubeで実例をアップすることだって可能なので、



 三線コード弾きについて、知りたいことがあれば、なんなりとメールくださいませ。



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 ちなみに、個人レッスンの費用ですが、1時間につき1000円お願いしています。

 私の活動拠点は兵庫県篠山市なので、篠山まで来ていただければ、レッスン場所はどないかこないか確保します。


 もし、ご依頼主さまのいらっしゃるところへの出張希望の場合は、上記に加えて交通費をお願いすることになります。


 よろしくご検討くださいませ。






 



2015年5月7日木曜日

【デカンショ節専用楽器の開発①】 弾いてみたい!楽しみたい!を実現するために

 さてみなさんこんにちは。

 昨日は、「デカンショ節」とそれをとりまく環境が「日本遺産」に選ばれたことから


 デカンショ節を弾ける!楽しめる楽器づくり!


についての考察を始める宣言をしたところです。



 おさらいですが、デカンショ節というのは、通常三味線で伴奏が演奏され、太鼓や笛などのお囃子がついて歌い手さんをサポートする形になっています。


 しかし、まあそこはバンド形式でなくても、「歌と伴奏楽器」があれば、それらしく民謡を楽しめるのではないかなーと思うわけで。


 となると、当ブログのファンのみなさまだと真っ先に思い浮かべるのは


「沖縄民謡と沖縄三線との関係性のように、たとえばデカンショ節と三味線がリンクして流行したら面白いのになあ」


ということかもしれません。


 まさに、先行事例としても、ビジネスモデルとしても、沖縄三線の魅力とその発展・伝播は捨てがたいものがありますね。


 しかし、それをそのまま持ち込んでも、通常の三味線はやはり


「値段が高く、かつ取り扱いが難しい。演奏もすぐには上達しない」


という問題点があります。沖縄三線においては、サイズが少し小さかったり、価格が全体的に安かったり、自学のための教材などがたくさん出ていたりして、利便性が高いので、まったく同じように


「柳の下のどじょう」


をねらうわけにはいかないのです(笑)



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 さて、デカンショ節といえば、そもそも「シャミレレ」という板張り三味線(三線サイズ・ウクレレサイズ)を開発したのは、


 もっと手軽に三味線が弾けたらいいのになあ


ということでした。メンテナンス的にも、価格的にも。


 そういうイメージで、7年ちかく「手作り三味線講座」も実施しましたが、実際に現場で感じることは、やはり


「糸巻きの取り扱いが難しい」


とか


「弦が3本あると、習得の難易度が上がる」


ということでした。



 なので、子供でもすぐに楽にひける「どんぶらこ」やら「PocketRock」の開発へと進んできたのですが、それは一般楽器としてのお話。


 「デカンショ節という伝統文化」


と掛け合わせると、これまたちょっとニュアンスも変わるので悩みどころです。



 うちの奥さんに意見を求めると、


「やっぱり、デカンショ節らしさを前面に出すなら、糸巻きのある三味線スタイルを消してしまうのはもったいない」


とのこと。すると、デカンショ節らしい楽器は=簡単に弾ける三味線=シャミレレシリーズ、ということになるようです。


(しかし、そうすると実際には、初心者さんには、すぐ弾ける楽器じゃなくなってしまうという実態もあるわけで)



 悩ましいですね~。


 みなさんも、このあたりご意見くだされば、いろいろ検討してみます。



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 とりあえず、左大文字としては、


「デカンショ節、日本遺産認定記念」 シャミレレ三線サイズ 原型モデル

を数本作ろうかなと思っています。


 ヒノキ棹・ヒノキ胴・特注で作っている丸胴タイプ・サウンドホールは笹デザイン







 写真で言えば、一番左のタイプになりますかね。


 また、製作本数とか決まればご案内します。



  





2015年5月6日水曜日

祝!「日本遺産」 丹波篠山 デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶

 さてみなさんこんにちは。

 普段、左大文字は兵庫県篠山市というところを拠点に活動していることが多いのですが、うれしいことにこの度、文化庁の

「日本遺産」

認定第一弾として、篠山のデカンショ節をとりまく環境が認められたようです。


 丹波新聞より
 http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=2262

 (篠山市が日本遺産に!「丹波篠山 デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶」)


 デカンショ節そのものは、歴史を調べてみると江戸末期から明治初期にかけて原型ができ、流行したようです。ものすごく古来からの文化、というわけではなく、江戸末期には俗謡や雑歌がたくさん生まれては消えていったので、その一つが残っているということになるのですが、なんと言っても

「学生歌を通じて、全国に広まった」

という意味においては、特筆すべきものがあると思います。 言ってみれば、明治大正のベストヒットミリオンセラーだと言うわけですね。



 さて、そのデカンショ節ですが、戦前は一時途絶えそうになったりしながらも、近年は市や商工会などの努力により夏の「デカンショ祭り」とも連動して、かなり定着するようになりました。

 そうした取り組みと、一応江戸期から続いている俗謡を守ってきたという意味において、たしかに興味深い事例だと思います。


 しかしながら、地元民である小学生や若者はみなデカンショ節のメロディと歌詞は知っているものの、残念ながら


「弾ける」


レベルには到達していないのが実情です。三味線や太鼓、また歌い手さんの技量は、デカンショ節保存会の人たちの活動によって守られているようで、デカンショ節を演奏できる人材は、実はそう多くないのかもしれません。


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 さて、ワタクシ左大文字も、三味線弾きのはしくれではありますが、デカンショ節をきちんと弾いたことはありません。ざっと耳コピくらいはできますが、これも三味線界特有の問題で、


「デカンショ節などの民謡ジャンル」と、私が弾いていた「三曲(地唄)」や「沖縄三線」あるいは、歌舞伎などの「長唄」、東北の「津軽三味線」などは、弾くシステムが全く互換性がない


ということがあるので、 いくら私が三味線弾きのはしくれでも、正式なデカンショ節は弾けないのです。(真似事っぽいことはできます)


 このように、伝統そのものをかたくなに守ろうとすると、そうした技芸は必ず縮小する傾向にあります。一部の人たちのものになった時点で、実は衰退のはじまりだというわけです。


 私の個人的な考え方は、「マス化」することで伝統はいっそう発展する、というものですので、正当なものを守るスタンスにくわえて、やはり誰にでも親しめるものにしたいなあ、と思うわけで(^^


 近年の沖縄三線業界は、やはりそれで一定の成功を収めていると思います。ポップス化した三線が一定数広まったことで、伝統的三線の世界がまたひとつ発展することに繋がっているように思うからです。


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 というわけで、せっかく篠山に縁がある左大文字が、何をしなければならないかと言うと、その目標はとてもカンタン明確ですね(笑)


 はい。デカンショ節を誰にでもカンタンに弾ける楽器を提供することです。


  本来、デカンショ節は三味線で演奏される楽器ですから、実はかなり難易度が高いです。


 これは単純に、沖縄三線が一般に売れたように、三味線とデカンショ節が連動して「売れる」とは全く考えられません。

 
 なので、伝統的アプローチから見れば、三味線人口が増えてほしいという単純な願いがあるのですが、それはマス化には繋がらないと考えます。


 左大文字的には、


①篠山に遊びに来た人が、「デカンショ節を20分以内のレクチャーで弾けるようになる」

②おみやげ価格で楽器を買って帰ることができ、かつ家でもデカンショ節を楽しめる。

③楽器として、他の利用法がきちんとある。


 ことが最低限のポイントだと考えます。


 さあて、和のテイストでまとめるか、それとも洋のテイストとコラボさせてみるか・・・。

  個人的には「デカンショギター」とか面白いネーミングだと思うのですが。
 


 というわけで、開発にとりかかることにしましょうか(^^



2015年5月5日火曜日

【三線ism】 今年度2015の「手作り楽器講座」(森のギター)は8月30日!




さてみなさんこんにちは。


 毎度おなじみ左大文字の「手作り楽器講座」の季節がやってきました!


 今年度は2015年8月30日(日)に、「森のギター」製作講座を開催予定です。


 いつものとおり、兵庫県立丹波並木道中央公園さんにて開催!


 詳細は、夏までに公式HPから案内があるとおもうので、チェックしておいてくださいね!



 兵庫県立丹波並木道中央公園
 
http://www.hyogo-park.or.jp/tanba/


今年度の手作り!「森のギター製作講座」開催予定

 さてみなさんこんにちは

 GWもいよいよ終盤ですがいかがお過ごしでしょうか?

 今年度の「兵庫県立丹波並木道中央公園」さんでの手作り楽器講座


 ”森のギター” 製作講座は 8月30日(日)に実施予定


です。




 こーんな感じで、2弦のヒノキ製弦楽器を作っていきます。






 完成品はこんな感じ!


 詳細は、夏前に



  兵庫県立丹波並木道中央公園さん
   http://www.hyogo-park.or.jp/tanba/


からアナウンスがありますので、お見逃しなく!


2015年5月4日月曜日

『拝啓 長門有希さま』 ~懐かしいようなそうでないような”長門有希ちゃんの消失”~

 さてみなさんこんにちは


 ふだん、特段のアニメファンというわけではないのですが、youtubeのレパートリーをご覧になればわかる通り、うちの奥さんの要望により、


 わりと

 結構な


 頻度でアニソンを弾いている左大文字です。と、まあアニメの話はわたしよりも奥さんのほうがよく知っているのですが、そんな私でも


 わりと

 結構


影響を受けていたアニメがございます(笑)


 それが、「涼宮ハルヒの憂鬱」という原作は小説なのですが、アニメが一世を風靡しました。


 このハルヒシリーズ。なぜハマったかといえば、舞台が私の出身地である兵庫県西宮だからで、子供のころによく行った場所であったり、馴染みがある光景がアニメになっていたりと、懐かしい気持ちになったものです。


 というわけで、うちの猫は「ハルヒ」と「シャミ」という名前になり、地元に帰ればけっこうな割合で、ハルヒシリーズの舞台となった地域を通ってまた戻ってくる、という聖地なんだか実家なんだかわからんけど、一応巡礼的な行動が染み付くようになりました(笑)



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 さて、そんなハルヒシリーズが最近復活しており、作品の別の登場人物から見た視点で描いたスピンオフドラマ



「長門有希ちゃんの消失」

http://www.yukichan-anime.com/


というアニメが現在放映中です。


 このお話。原作があって、原作のほうは「涼宮ハルヒの消失」という単体の映画にもなっているのですが、簡単に言えば、長門有希ちゃんは宇宙人であり、世界を一瞬のうちに変えてしまうという物語でした。


 もちろん、変わってしまった世界は、映画ではきちんともと通りになるのですが、「もし、もと通りにならない、もう一つの世界が続いていたらどうなるのか」をコンセプトにしているのが、今回の「長門有希ちゃんの消失」ということになります。


うーん、ややこしい(笑)



 さて、「長門有希ちゃんの消失」は、ある意味現実ではない願望の世界みたいなものなので、登場人物たちは


「フツーの高校生」


として、のんびりと過ごしています。


 ところが、原作のほうでは、宇宙人の派閥争いがあったり、未来人やら超能力者が入り混じって、主人公が殺されそうになったり、とっても大変なことが起きています。


 え?逆だろって?いえ、あってますよ。


正しい世界の方で死闘が繰り広げられていて、妄想の世界の方で平和な生活が続いているのです(笑)



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 それはさておき、原作のほう。「涼宮ハルヒの消失」における長門有希ちゃんはとっても、かっこよくて、かついじらしいので、私はたいへん感銘を受け、


長門有希に対するオマージュとして、一曲作ってしまった次第(爆)


 そのことを、ブログなどではいっさい公表していませんでしたが、長門有希復活記念として、初めて告白します(笑)



 というわけで、「拝啓 長門有希さま」 こんな曲ですが、謹んでお贈りいたします。







「ぼくらのうた」 2010年5月

 

いつのまにか過ぎてゆく日々に 人は変わってはゆくけれど

あの頃のように輝き続ける 変わらないものがあると

信じていれば歩いてゆけるよ 僕は君に伝えたいんだ

だから祈ってる だから歌ってる このまちで一人きりでも


あの日放課後の教室で はしゃいで微笑んでいた君は

夢を語っても 恋を語っても まだまだ足りないくらいで

笑顔の向こうに広がってる 未来を夢みていたんだ

ふいに僕を見る ひとみの奥には 明日がきらめいてた


夢からさめた日々の中で 僕らの世界は汚れたりしたけれど

打たれても 蹴られても つないだこの手が

離れぬなら きっと大丈夫


人ごみの町に背を向けられ うずくまりたくなるような日々

走り出したのに こけてしまうのは 道に落ちてた石のせいじゃない

「悪いのはいつも自分のせい」 君は僕につぶやいたんだ

いつも震えてる いまも凍えてる 降りはじめた雪の中で


あの日坂道の上から 立ち尽くす君がみおろしてた

町明かりの灯は 星空みたいに きらきらとまたたいてた

もしも世界を変えられなくても 変わることのできる僕がいる

きっと叶うはず 夜は明けるはず この場所で 君が願うなら


夢からさめた日々の中で 僕らの世界は崩れたりしたけれど

流した涙だけ 変われる気がした ここにいる

きっと大丈夫


夢からさめた日々の中で 僕らの世界は壊れたりしたけれど

これまでも これからも つないだこの手が

離れぬように歩いていこう








 ・・・2010年製作ですから、もう5年も前なんですねー。当時のハルヒファンなら、この歌の大半のイメージがすぐわかると思いますが。

 ぱっと読んだり聞いたりしても、これが長門さんへのオマージュだとわからないように作ってあるのですが、そのネタバレを知ってしまったら、もう


これは長門とハルヒとキョンの歌じゃん!とそれ以外には聞き取れなくなるという脅威の歌です。



 あ、人生に悩んでいる全ての若者たちへのエールのうたでもあるので、ハルヒファン以外も口ずさんでくださいね!