2008年5月31日土曜日

【三線キットマニアックス】 三線キットに魅せられた人々③ lonverさんの沖学三線キット




こちらのlonverさんの製作記はとてもわかりやすいです(^^

 「lonverさんの 三線キット ページ」
 http://homepage2.nifty.com/lonver/3sinkit.htm

 
 沖学さんのキットですが、どんどんかっこよくなるようすがわかります。
 特に胴巻きがついて、迷彩柄の布が張られると蛇皮なみにカッコいいですね!

 製作の参考になさったリンクも充実していてお勧めページですよ!

 音質的な問題で、板張りに布を張るとやはりまろやかな音に変わります。人によってはこもっているように感じるかもしれません。

 昔、那覇王冠という会社が板張りに蛇皮柄のシールを張った簡易三線を出していましたが、あれはいい音がしていましたね!


【三線キットマニアックス】 最上級の三線キット キットというより職人むけ?!





三線パーツ専門店 SANSHIN FACTORYさんで見つけたのは、なんと棹をほぼ原木から削りだすという


 上級三線キット(黒檀真壁型)


 なるもの(^^;


 三線キット 上級 ¥63000円

 http://sanshin-factory.shop-pro.jp/?pid=8052298

 (写真はSANSHIN FACTORYさんの三線キット)


 6万円超の値段ですから、市販の三線がふつうに買えてしまいますが、その分材料がよいものなのだと思います。

 しかし、型どおりに削りだすのは、我が三線キットマニアックスをもってしても難しい「マニア」の域ではないでしょうか?

 これがきちんと作れる人は、すでに三線職人になれそう、いやなっているといってもよいでしょう!!

 文句なしで三線キット界のキングです。もはや簡易三線どころか難易三線ですね!


2008年5月30日金曜日

【三線キットマニアックス】 三線キットに魅せられた人々② 東貝殻さんのASHIBI三線




 こちらの製作記は東貝殻さんのAHIBI三線です。


 まちだ屋さんから発売されているASHIBI三線はなとぉんにデザインが似ていますね。でも胴の構造がちょっと違うようにも見受けられます。


 「東貝殻さんのページ」
 http://www.geocities.jp/sprkkrch/sanshin.html

 東貝殻さんは、合成うるしを使っておられますが、これがなかなか難しい塗料です。くわしくはまたこのブログでも紹介しますが、合成うるし・人工うるしはいろいろ気を使いながら使用しなければなりません。

 ざっくり塗るだけならとても簡単な塗料なのですが、うるしを使う以上

 ほんものの三線!!!

 みたいに作りたいものですよねえ。そうなると手間がかかるわけです(^^



【三線ism】 三線 青春物語 1992年にタイプスリップ








 さてみなさんこんにちは

 今日は押入れの奥から出てきた懐かしいものを掲載します。

 写真は1992年7月号の小学館刊FMレコパルです。ある三線ケースの中に資料と一緒にしまわれていたもので、私が高校生のときのブツですね。

 すでにこの雑誌も亡くなっていると思います。FMエアチェックもいまではすでに「なんのことやら」の域に達しています。若者のみなさん、昔のおっさんはラジオで新曲や好きなアートストの曲をカセットテープに「ダウンロード」していたのですよ!

 そして、何日の何時ごろにだれそれさんの曲がかかりますよ、という雑誌が出ていたのですよ!

 ・・・時代ですなあ。

 さて、この号で沖縄音楽特集をやってたので、翌年3月の卒業旅行でわたくしは沖縄へ旅発つことになるわけですね。そして、4月には京都で左大文字山ちかくの某大学生になるわけです。

 かなりわが左大文字流の原点になる雑誌ですね。

 当時は、いまみたいに三線がネットで買えるわけでもなく、ましてや三線なんて知らない人がほとんどで・・・。今はすばらしいですね!

 ちなみに、この号に出ているカンカラ三線はかなりオシャレです。本物の棹に、クッキーかなんかの缶で作られていて、「ああ、家宝の棹を大切にしてたんだろうな」的な感慨深いものです。

 このカンカラ三線のイメージが強く、どうもわたしは最近の簡易三線っぽいカンカラが好きになれません。


【三線キットマニアックス】 三線キットに魅せられた方々① 




 このコーナーではネットにあふれる「三線キット」製作体験談を集めて紹介してゆきます。

 まず最初は、塗りにこだわって仕上げておられるkurokawaさんです!


 <kurokawa's work shopより>
 http://www.krkw.com/turn/015.htm



 写真もふんだんに取り入れておられるので、完成のイメージがとてもわかりやすいですね。

 猫のインレイもお洒落です!

 完成品バージョンの人工皮モデルとの比較もあります。


【三線ism】 カタログNO.3 左大文字謹製「シャミレレ(和クレレ仕様)」



 そういえば、和クレレのカタログ作ってなかったなあ、と思いまして。いちおう作っておきます。

 丹波並木道のほうでも、7月からシャミレレを作れるようになるらしいので!それ記念で(笑)

 といってもまだ公園スタッフさんが作ってくれるプロトタイプを見てないので、はやくチェックしないといけませんね。




 「シャミレレ(和クレレ)」(ウクレレ三線・ウクレレ三味線)

 弦長430㎜前後 ひのき・杉・松材など使用 建築廃材仕様のtype-Rもあります。

 全長600㎜前後 板張り

 ☆参考価格 ひのき製4500円 杉など3500円 type-R3000円(頒布を前提にした価格)

 
 和クレレは和柄のはぎれを使って製作した「胴巻き」が付きます。和のテイスト満載!

 奄美弦仕様なので、かなり高い音でのチューニングが可能。ウクレレとおなじC調の楽器になりました。 
 



 ☆もし購入希望の方がいらっしゃいましたら、

sanshin_ism34@yahoo.co.jp

  までご連絡くださいませ。手作りですので、納期には2週間くらいかかりますが・・・(^^;

【三線キットマニアックス】   ASHIBI三線キット




 なとぉんにちょっと似ていますが胴の形状がちがうASHIBI三線もざっくり紹介です!

 カンカラ三線キットも出しておられるまちだ屋さんがASHIBI三線のキットも販売されています。

 これも一応人工皮張りなので、カンカラよりも音がいいと思われます。


 「ASHIBI三線キット」 ¥8400円~
 http://machidaya.shop-pro.jp/?pid=785847

(写真はまちだ屋さんからです)

 なとぉんと胴が似ていますが、なとぉんは、サウンドホールが四隅に4つ開いています。ASHIBIは人工皮一枚張りのようですね。

 棹の形状なんかは、簡易三線にありがちなタイプですね。

【三線キットマニアックス】  なとぉん三線キット





簡易三線のなかでも音がよいと定評のある「なとぉん三線」にもキットがあるようですね!

 ということでこちらも紹介しておきましょう!



 「なとぉん三線キット」 ¥9900円

 http://nato-n.chu.jp/product.html

(写真はなとぉんさんのHPから)

 なとぉん三線は、ちょっと変わった形をしていますが、簡易三線とはいえ人工皮張りに属します。なので、音はめちゃくちゃいいです。(本三線と比較すると好みがいろいろあるでしょうが)

 私も去年那覇の楽器屋さんでちょっと弾いてみましたが、手触りから演奏感まで、オリジナリティあふれた楽器だと思います。

 沖縄の人は楽器に対して創意工夫がすごい!と思います。伝統的なものと斬新なものが常にチャンプルーされていて、それがどちらもきちんと評価されるところが県民性なのでしょうか(笑)

 本州では、伝統楽器はけっこう伝統にがんじがらめになっていて、変化を嫌うのですが・・。(^^;

【三線キットマニアックス】  手作り三線 DIY




 これまでは主にキット化された簡易三線たちについて紹介してきましたが、今回は木工講座で作る三線を紹介します。

 実は沖学さんのキットを作ろうというイベントや手作り講座は各地(沖縄でも、本州でも)で開催されているのですが、これは板材から組み合わせて製作するので、三線キットの中ではもうすこし組み立てを入念に行うタイプです。

 兵庫県の丹波並木道中央公園さんで月1回ペースで開催されています。

 「丹波並木道中央公園」
 http://www.tambanamikimichi.info/

 手作り三味線イベント(三線サイズ) 参加料¥4500円
 http://www.tambanamikimichi.info/index10_tedukurisyamisen_f.html

  直近は6月1日(日)に開催予定です。

 その後は、7月と8月にも開催予定!(夏休みですね)

 形的にはゴッタンに似ていますね。三線キットにはあまりないスタイルですが、サウンドホールが開いています。

【三線ism】  三線 三味線ワークショップ 開催予定



 さてみなさんこんにちは

 兵庫県立丹波並木道中央公園での「手作り三味線講座」の7月・8月の予定が決まりましたのでお知らせします。

 前回までは、丹波地方と公園を中心とした広報だったのですが、次回からはもう少し広い範囲でおしらせが通信等に載ると思います。県内の公民館・市民センター等でも案内が手に入るかもしれません。

<手作り三味線講座 今後の開催は>

 6月 1日(日) 

 7月21日(祝)

 8月24日(日)

 時間はいずれも9:30~16:00ごろまで 昼食時間をとっていますのでお弁当持参で(近くにコンビニもあります)

 7月・8月は子供さんたちの夏休みにも入りますので、夏休み工作とか自由研究にも活用できるよう、内容を工夫するつもりです。

 また、7月・8月からいよいよテナーウクレレサイズの「シャミレレ」が選択して選べるようになります!!

 三線は持ってるからいいや~という人でも、シャミレレなら新たな楽しみが発見できるかもしれませんよ~(^^


2008年5月29日木曜日

【三線キットマニアックス】  カンカラ三線キット その2




 前回、カンカラ三線のキットについて書きましたが、ほかのお店でも扱っているところがあるようですね。今回はそのご紹介。

 

 佐々忠さんのカンカラ三線キット ¥3600円~

 http://cart03.lolipop.jp/LA12306552/?mode=ITEM2&p_id=PR00100768984

 (写真は佐々忠さんのカンカラ三線キット)

 付属品などがちょっとわかりにくいので、直接お尋ねになるとよいかもしれません(^^

 

 2回続けてカンカラ三線を紹介したわりには、私は実はカンカラ三線を持っていません。作ろうと思えば作れるのですが、木工好きなためどうしても板張りとかウッド三線に心が寄ってゆくのです(^^;


 お土産でおなじみの「ゴーフル」とか「ゴーフレット」の缶で三線を作ってみようとは思っているのですが、なかなか実現しませんね。

【三線キットマニアックス】 三線キットあれこれ ~カンカラ三線キット~




 さて、三線キットはほかのメーカーからも出ています。

 もちろん素材や形などがいろいろ違いますが、お好みのものをチョイスするのも楽しみですね!

 まず、簡易三線の代名詞「カンカラ三線」のキットから!





 まちだ屋さんのカンカラ三線キット ¥3675円~

 http://machidaya.shop-pro.jp/?pid=5973127

 (写真はまちだ屋さんのキットです)



 カンカラは空き缶のこと。音は缶独特のちょっとこもった感じになりますが、戦中戦後の物資のない時代にも音楽が生きつづけた沖縄ならではの「文化」でもありますね!

 カンカラ三線は、棹がかなり簡略化されたデザインですので、シンプルなのが好きな人はいいかもしれませんね。

 実はわたしは沖縄の某三線店で、普通の三線棹が刺さったカンカラ三線を見たことがありますが、あれもなかなかかっこいい感じがします。さぞ大事な棹だったのだろうな、という気持ちがしました。

 三線は、もちろん全体でも価値がありますが、特に棹は価値や心がこもります。胴の木材にはあまりこだわりませんが、棹の木材は稀少材ですから、そのあたりも関係するのかもしれませんね。

2008年5月28日水曜日

【三線キットマニアックス】  三線キットを愛するすべての人たちへ



 こんにちは

 沖縄県学校用品(株)さんから販売されている三線キットは、

 価格!

 内容!

 品質!

 のバランスがとれた最高の三線キットだと思いませんか?

 このブログでは、このすばらい楽器を販売しておられる沖学さんに感謝するとともに、ユーザーとしてとことん弾き倒し、使い倒すための方法を提供してゆきます。

 本家 沖縄県学校用品(株)

 http://www.okigaku.or.jp/sanshin/


 ☆注意事項☆

 当ブログの著者は、沖縄県学校用品(株)さまとは無関係の一愛好家です。商品についてのお問い合わせは、直接沖学さまへお願いします!


 また、ちまたにあふれるチープでポップな「簡易三線」たちにスポットをあてながら、初心者からマニアまで熱い音楽を生み出せる「三線キット的なものたち」にも注目してゆきます!

 ネット上で「三線キット的なもの」「製作記録的なもの」を掲載されている方の記事を収集して引用・紹介していますが、もし不都合などありましたらお知らせください。すぐに削除などいたします。

 連絡先 sanshin_ism34@yahoo.co.jp

【三線キットマニアックス】  三線キットにはいくつか種類がある?! バージョン違い




 さて、さっそく三線キットを組み立てたいところですが、「三線キットマニアックス」という名前のとおり「マニア」ぶりを発揮しながら記事を立ててゆきたいと思います。

 さっそくですが、この沖学さんの三線キットには、

「形がちがう、バージョンがいくつかある?!」

ということをご存知でしょうか?

 私は、2タイプしかしりませんが、購入した年代によって、かなり形(デザインや加工)が違うバリエーションが存在するようです。

 きっと、工場のほうでいろいろ改良なり変更なりがあったのだと思いますが、みなさんのお手持ちの三線キットはどちらでしょうか?

 あるいは私のしらないバージョンも見つかるかもしれませんね!













 では、我が家に残っているデッドストックから見比べてみましょう!!!


 写真はそれぞれ上が古いタイプのもの、下が現行のものです。


<ヘッドの違い>

 便宜的に古いものを前期型・新しいものを後期型と名づけましたが、前期型は天神部分が丸く、本州の三味線に近いかたちになっています。後期型は、やや糸巻きから天神にかけてが平べったい形になっているのが特徴です。


<棹の違い・鳩胸部分>

 前期型は、棹が胴に刺さる部分が滑らかに斜めになっているのに対して、後期型は直線的に斜めに落ちるような形になっています。


<胴の違い>

 胴そのものの形は、前期型が丸に近く、後期型は四角に近くなっています。そのせいで、前期型は胴の真ん中の板が部分が大きめに見えるのに対して、後期型は真ん中の板よりも周りの縁取り部分が太いような見え方になります。

<その他>
 根緒パーツが前期型は真四角なのに対して後期型は湾曲したデザインになっています。このパーツは後期型のほうが胴によりフィットするように改良されています。


 
 私はどちらかというと前期型のほうが好きなのですが、今では手に入らないので幻のデザインになってしまいました。

 最近このキットを知った人はきっと後期型だと思いますが、5年以上前に購入された人は前期型かもしれません。

 ただのキットと思うなかれ、いろんな歴史があるようですね。


 


【三線キットマニアックス】 三線キット 入門編













みなさんはじめまして!

 今日からスタートするこのページは、

 沖縄県学校用品(株)

 さんが世に送り出している三線キット(手作り)を中心としながら、けして本皮三線には届かない愛すべき簡易三線たちにエールを送るブログです。

 末永くよろしくお願いします。

 さて、おそらくこの世でもっとも安い三線楽器ではないか、ともうわさされる沖学さんの三線キットについて紹介しておきましょう。

 価格は2008年5月現在で3000円!という激安ぶりの三線キットは

 http://www.okigaku.or.jp/sanshin/

 ↑から購入できます。(送料別)

 キットを買うと、写真のような箱に入って届きますが、中に入ってるのは


 棹

 胴

 糸巻き3本

 上駒

 下駒

 弦3本

 根緒(猿尾)

 と説明書です。


 製作に必要な加工はほとんど済ませてありますので、DIY初心者でも簡単に作れると思います。
(ただし、作るだけなら・・・ね!このマニアックスでは、さらにマニアな作り方をどんどん紹介してゆきます)

 このキットは、われわれ三線弾きにとってはかなり有名で、ちょっと検索してもらえばたくさんの人がすでに製作記をアップされておられます。

 youtubeなどでも、これを演奏しておられる方がたくさんおられますので、チェックしてみてください。

【三線ism】 ダイソーの沖縄CD








 さてみなさんこんにちは

 今日は、ちょっと面白いものを見つけたので挙げておきます。

 100円ショップのダイソーには、近年いろんなCDが置いてあるようになったのですが、今日は沖縄シリーズを見つけました。

 この手のものは、当然オルゴール曲になっていたり、ノーボーカルだったりするのですが、その名も

「歌のない沖縄ソングス」

という怪しげな(笑)ものでした。

 一枚200円で、シリーズは1から10まで10枚発売されているようで、一枚のCDに独断と偏見で選ばれた6曲が収録されています。

 たとえば、今日買ってみたNO.4だと

「てぃんさぐぬ花」「千の夜と千の星」「海とぅ島」「小さな恋のうた」「くにぶん木の花」「島ヤカラー」

という具合。

No.10だと

「安里屋ユンタ」「海ぬちんぼーらー」「海の唄」「月の夜」「山原」「鳥よ」

みたいな感じ。

 脈絡のない選曲がなかなかGOODです(^^

 さて、肝心の音源のほうなのですが、もちろんアーチストのオリジナルなどではなく、なんと



「MIDI」演奏


だと思われます(爆)


 アレンジも上質のものから、なんじゃこりゃといったものまでバラエティに富んでいて、ものすごく楽しめます。三線の音は、MIDI音源の三味線の音だったりするので

「津軽かよ!!!」

みたいな突っ込みどころも満載です(^^


 純粋に、沖縄音楽が好きな人には、お勧めしないんですが、このCDにはとてつもなく有効な使い方があるのです。

 それは

「カラオケ」として使える!!!!!

こと(笑)

 バックの音源がどうこうというより、三線の練習のときにちょっとCDかけて一緒に弾く練習とか(ついでに歌っちゃえ!)、そのものズバリ歌いまくりたいときには、ものすごく便利です。


 実は、むかし三線の練習用に、市販のMIDIデータをYAMAHAあたりから買ったことがあるのですがそれだと1曲200円とか300円とかしますので、断然おとくですね。

 MIDIの場合は、三線パートだけを抜いて再生とか、三線パートだけを再生とかができるので、それはそれで便利なんですが、いかんせんコストがかかります。そんでもって、どうせMIDIデータは三線パートは三味線の音がしますから、実はダイソーと一緒だったりするわけで・・・。


 三線好きな方は、一度「だまされた」と思って買ってみられてはいかがでしょうか?

「だまされた」とほんまに思うかもしれませんが(笑)


2008年5月26日月曜日

【三線ism】 おお!いつのまにかこの日曜日です。~ 手作り三線講座~






 さてみなさんこんにちは

 早いもので、もう今週末の日曜日が第2回の手作り三味線講座です。前回からあっという間に一月経ったんだなあ、と感慨深い今日この頃。

 前回の反省で、もうちょっと演奏法の時間をゆっくりとれるように工夫をしたいと思っています。また、テキストにいくつか補足を加えてよりわかりやすいように準備をしている最中です。

(既出ですが写真とポスターも挙げておきます)

 前回もそうだったのですが、直前になって参加希望者が増える傾向がありますので、まだ申し込み等余裕があると思います。

 で!6月1日(日)は午後4時ごろには講座が終了するはずなのですが、そのあとしばらくは私、公園におりますので、もし

「三線コード弾きだけ伝授してほしい!」

という稀な方がおられましたら、当日概略をお教えする時間が取れますのでお知らせしておきます。

「三線は持ってるんだけど・・・コードがやりたい!」

という方、6月1日お暇でしたら、篠山まで遊びにきてくださいね(^^

 コメントもしくはメールなどいただければ事前に準備などができますので助かります。作っているときは、公園奥の工作施設にいますが、講座終了後は管理棟のほうにいると思います。

 では、お待ちしています!



2008年5月25日日曜日

【三線ism】 キュートなストラップ





 さてみなさんこんにちは

 先日からうちの奥さんが、本格的にコード弾きを学びたいとおっしゃる(敬語^^;)ので、ちょくちょく弾き方を教えています。

 家には、板張りからシャミレレからトンコリンからいろんなものが転がっているので、本人はそこらへんにあるのを引き倒しながら、勝手にコード表を見ていろんな曲を弾くのですが、いよいよ

「わたしもちゃんとした三線が弾きたい!」

ということになってしまいました。

 いちおう、ほんまもんの三線は、うちには4棹あります。全部沖縄で買ったので、うちにある本数=沖縄に行った回数なのですが、そのうちの一本をリペアして奥さんにあげることにしました。

 元は本皮だったのですが破れていたので、胴ごと人工皮に載せかえてあります。部当てもちゃんとやってますのできちんと仕上がりました(^^

 で、ついでにストラップを買いにいきました。

 写真は島村楽器に売っていたトランプ柄のキュートなストラップです。

 三線に合わせるには違和感があるかもしれませんが、これでコード弾きでジャカジャカやると思えば、ガールズロックっぽくていいかもしれません!



【三線ism】 弾き語り楽器 シャミレレ



 さてみなさんこんにちは

 私の活動している丹波篠山では、童謡とか唱歌を歌おうというサークルがいくつもあるそうです。地元ではちょっとしたブームになっていて、発表会みたいなのも開かれているとか。

 童謡とか唱歌のよいところは、誰もが知っていて気兼ねなく口ずさめることですね。敷居もそんなに高くないし、芸術性を高める方向にももってゆけるし、気楽な方向にももってゆけそうです(^^

 違う方向性でいえば、当地は「シューベルティアーデ丹波」という、どちらかというとクラシックを中心とした活動もあって、高尚かつ難しい方向性と、平易で取り組みやすい方向性のふたつの軸が見えてきます。

 チープ&ポップな左大文字流としては、どちらかというとシューベルトよりは童謡のほうが親和性が高い気がしますね(^^;

 特にコード弾きは歌を口ずさみながら弦を爪弾く弾き語り形式にはもってこいです。そんなわけで童謡を歌う伴奏にシャミレレや三味線コード弾きは、ぴったりあうと思うのですがいかがでしょうか?

 というわけで、明日は地元の童謡・唱歌のサークルの会長さんと出会ってシャミレレの紹介をしてきます!
 新聞効果なのか、「一度会って話してみたかった」というお話を仲介してくださる方から聞きましたので、私も楽しみです(^^


2008年5月23日金曜日

【三線ism】 新楽器の研究中





 さてみなさんこんにちは

 今日は現在研究開発中の新しい楽器をすこしだけ覗いておきましょう。

 上の楽器が、とりあえず形だけさまになっている「トンコリン」です。

 トンコリ、という北海道の民族楽器と三線を組み合わせたので「トンコリン」なのですが、まだまだ改良ポイントがあるので、今は見掛け倒しです(笑)

 これもボチボチ開発します。


2008年5月22日木曜日

【三線ism】 チープ&ポップ&エコロジー ゴミの山は宝の山










 さてみなさんこんにちは

 今日は、左大文字流の楽器製造工房からのレポートです。

 いま、左大文字流の工房では、

 1 板張り三味線の開発と製作
 2 シャミレレ・和クレレの製作と開発
 3 新楽器の開発
 4 市販三線のパーツ交換と改造
 5 市販三味線の改造

なんかをごちゃごちゃとやっているのですが、ここしばらくはずっとシャミレレ(和クレレバージョン)を作っています。

 それも、思うところあって製作しているのは全部Type-Rシリーズ(リサイクルモデル)です。
新品の木材も寝かせてあるのですが、建築系の廃材をとってあるので、それを削ったり張り合わせたりして、ひとつの楽器として仕上げることに情熱を燃やして、いやハマってます(^^;

 最初の写真は、つい昨日仕上がった「和クレレ」を裏側から撮ったものです。
 棹の部分が2つの薄い板材を張り合わせて厚みを出しているのがわかるでしょうか?
 白い厚めの木材と、赤い薄めの木材が合体しています。

 こうすることで、棹のそりを防止して、適度な厚みに仕上げることができるわけです。

 2枚目の写真は、廃材の山。でも、私にとっては宝の山です(^^

 ふつうの楽器は、そこそこ大きな板材を取れないと作れないのですが、シャミレレ・和クレレはほんとうにすこしの材からでも出来るので、どんな端材からでも材料が取れます。

 3枚目の写真のように、めぼしい材は乾燥させて寝かせます。ここにおいてある材は、一度それぞれの仕事をちゃんと果たして、本当なら捨てられるはずだった木材たちです。

 こすれた汚れなんかもついてますが、こういう傷は研磨してやれば取れるものも多いのです。

 4枚目の写真は、シャミレレの棹を貼り合わせているところです。こんな風に、まったく違う厚みとかサイズのものから、最終的にふさわしいサイズにそろえながら組み込んでゆくのです。


 長年、三線や三味線の世界にいると、世界レベルの稀少材とかワシントン条約にひっかかる材など「稀少で良い材料が、楽器としても価値がある」という理屈に浸ってしまいます。

 紫檀・黒檀・紅木といった木材をはじめ、象牙・鼈甲・ニシキヘビなど、非エコロジーなものであるほど『良し』とされる楽器の世界。そこにハマってしまうと、どんどん環境にやさしくないことを追求するのが、演奏家として、また製作者としてすばらしいことのように思ってしまうわけです。

 たしかに、こうした稀少材は、すばらしい音を奏でます。長い歴史の中で、良いものが選ばれ淘汰されてきた結果でもあり、尊重すべきことでもあります。

 しかし私は、一流の演奏家や人間国宝が、そうした楽器を求めることはかまいませんが、初心者などが頭から「稀少材はいいものなんだ」みたいな気持ちになるのはけして良いことではないと考えます。

 むしろ、カンカラ三線の精神ではないですが、「そこらへんにあるものから、廃材からこそ生活に根ざした音楽は生まれる」し、その心が「本当の音楽のすばらしさに通じる」と思うわけです。音楽を求める心は、材を選ばず、どんなものからでも楽器を生み出す、ということがチープ&ポップの原点だと思っています。

 

 この気持ちを裏付けることがあります。それは、シャミレレの場合、新品材料で作っても、廃材で作っても音はまったく同じだ、という事実です。三味線や三線はサイズも大きく、材やつくりで繊細に音が変わってきますが、シャミレレのように構造を単純化すると、ほとんど音質の差がなくなってくるのです。

 廃材のほうが、時にはしっかり乾燥されていて安定しているほどです。


 荒削りだけれど、力を秘めたリサイクル材楽器を一度試してほしいものです。


2008年5月20日火曜日

【三線ism】 伊右衛門で作るティーガー完成編







 さてみなさんこんにちは

 昨日は仕事が終わってから車で京都駅までぶっとばしておりました(高速を^^)。

 というのも、わが左大文字流の主力メンバーであるO氏が、東京から京都へ出てきていたので、2回目の「左大文字流執行部会議」を開きに行ったわけです(^^;

 京都駅で落ち合い、二人とも三線を抱えながらカラオケルームへ。カラオケで気兼ねなく音を出しながら、またもあれこれと議論を深めておりました。

 で、今回は初の「コード」と「メロディ」の軽いセッションをしてみました。その様子は、O氏によってそのうちアップされると思いますのでそのときは紹介します~。

 O氏との会談では、今後の左大文字流の発展についてのビジョンを話したり、和クレレ(シャミレレ)をひとつ持っていったので、その出来について語り明かしました(^^

 一番弟子を自称しているうちのおくさんも一緒にいったのですが、3人での話は尽きません。今後の当流の発展を祈って解散となりました。


 そもそも京都は左大文字流発祥の地でもあります。今回は左大文字山付近ではなく、京都タワー付近での会談でしたが、いつか左大文字「聖地巡礼ツアー」をみんなで開催したいものです(笑)


さて、いえもんティーガ三線をさっそく京都へ持っていったのですが、O氏にはウケテいました。
「どっかでみたことあるなーって思ってたんですよ~!」
と、伊右衛門ティーガは小ネタとしても注目度アップですね。


<作り方 これでラストです>

 ①ハトメは、先に下穴を開けてからとりつけます。パンチでしっかり止め付けましょう。

 ②お手持ちの三線にあわせて棹を通す穴を開けます。カッターで簡単に切れますから、ちょうどよいサイズに穴を開けましょう。

 ③組み付けて、紐でとめれば完成です。かわいいでしょ?!





【三線ism】 <告知>第2回手作り三味線(三線)ワークショップ開催



さてみなさんおはようございます。

 第2回の手作り三味線講座の開催要項ポスターができましたのでアップしておきます。

 ポスターは公園製作です。

 日時  6月1日(日)

 時間  9:30~16:00ぐらい

 場所  兵庫県立丹波並木道中央公園

 <公園のページへ>
  http://www.tambanamikimichi.info/index6f.html

 参加料  4500円 (三味線本体・テキストが付きます)

 
 公園へのアクセスはJR福知山線丹波大山駅から徒歩5分です。(公園内が広いので、入り口から会場まではちょっと歩きます)

 
 製作するのは、三線サイズの板張り三味線です(^^


2008年5月17日土曜日

【三線ism】 伊右衛門で作るオサレなティーガー(^^










さてみなさんこんにちは

 昨日の続きです。さっそく行きましょう。

 昨日の段階ではまだ何を作るか明かしていなかったのですが、今日はわかりますね。

 そう!伊右衛門のてぬぐいで「ティーガー」(胴巻・手掛け)を作ろうというのです。

 通常の三線サイズの胴巻をつくりますので、今日もレッツ工作!

 ①胴巻きのサイズは54センチ×7.5センチになります。端のほうはゆるやかにカーブさせておきます。いまの三線についているティーガーから型をとってもいいと思います。

 ②A4の厚紙で半分ずつ型がとれますので、のりなどでくっつけて一本にしておきましょう。

 ③手ぬぐいは縦半分に切ると2枚の布がとれます。2つ作ってもいいですが、ティーガーにそれらしい厚みをもたせるために2重にしてもよいと思います。

 ④伊右衛門の手ぬぐいは薄いので、そのままでは安っぽく見えてしまいます。2枚がさねで重厚感を出すか、不織布などを型紙にのせて厚みを出しておくとよいでしょう。

 ⑤型紙にあわせて貼り付けます。私はふつうのPVAのりを使っています。木工用ボンドでももちろんOKですよ。型紙から1.5センチずつくらいははみ出ますので、ゆったりと周囲を貼れると思います。

 <ワンポイントアドバイス>

 伊右衛門の手ぬぐいは、袋から出した状態では折り目がたくさんついていますので、いちど霧吹きで水分を与えてアイロンがけするとよいでしょう。軽く手洗いして乾かしただけでもだいぶ違います。

 糊付けははみ出た布の部分だけ行います。完成時に表になる部分にはのりをつけてはいけません。つけてしまうと布が糊を吸い込んでしまい「染み」のようになる場合があります。

 綺麗に貼り付けが終われば、一晩寝かしておきます。ハトメは完全に乾いてから!

 では本日もお休みなさい!



2008年5月16日金曜日

【三線ism】 伊右衛門でつくろう!・・・チープ&ポップな三線グッズ






 さてみなさんこんにちは

 今日は、なんでも手作りの左大文字がお届けするちょっと面白い工作です。

 今回だけでなく、数度にわけてお届けしますので、ご興味のある方は一緒にやってみてください。



 予算 ①サントリー伊右衛門 150円くらい(おまけつき)

    ②100円ショップダイソーで買う「ハトメ」

    ③そこらへんの厚紙

    ④そこらへんの紐(ダイソーで買っても100円であります)
     
    以上。計250円ぐらいなり。


 毎年キャンペーンをやっているのですが、サントリーの伊右衛門のペットボトルをコンビニとかで買うと、おまけがついてきます。付箋とかトンボ玉とかいろんなおまけがあるのですが、一番のおすすめは

 「手ぬぐい」

 です(^^


 このてぬぐい、ふつうの市販の手ぬぐいより小さくて、薄くて、使い勝手がよいような悪いようなミニハンカチみたいなものなのですが、柄がオシャレでいつも気になる存在ですね!

 5月現在、関西でもローソンとかでこの手ぬぐいがおまけにつきまくりですので、わたしもつい伊右衛門に手が出てしまいます(^^;

 現在、デザインは6種類ですが、まずこのてぬぐいをゲットしましょう。

 次に100円ショップへ行って、ハトメを買います。大きさはいろいろあるのですが、4ミリのでも7ミリのでもかまいません。ハトメの玉と手打ちのパンチがセットになったのが100円でしたので、速攻お買い上げです。

 はさみみたいな形のハトメパンチもあるのですが200円くらいして、玉を別に買わなくてはいけないので、上のセットがお徳かと思います。


 で、厚紙ですが、ノートの堅表紙みたいなのでもいいし、ワイシャツの背中に入ってる白い厚紙でもなんでもいいです。
 A4サイズがよいかな~。

 以上!本日はここまで(^^



2008年5月13日火曜日

【三線ism】 左大文字流「糸」論



さてみなさんこんにちは

 今回は最近ちょっとこだわっている「糸」について書いておきます。

 私も最近知ったのですが、三味線ではジャンルによってかなり太さの違う糸(弦)を使用するようですね。

 糸メーカーの鳥羽屋さんにわかりやすい表が載っていますのでご参照ください。

 http://www.tobaya.co.jp/solution/diagram_01.html

 この表を見ると、「いや~、さすがに義太夫の弦は太いわあ」とか、「おなじチューニングなのにえいらい太さが違うな」とかいろんな感想が生まれてきます。

 ちなみに、私は地唄をかじっていましたので、地唄の糸の感覚と、ふだん触っている長唄の糸の感覚だけはわかります。ほかのジャンルについては、「へー・ほー・ふーん」と想像するばかりです。

 三線はここまで幅広い種類はありませんが、それでも太さにいくつか違いがあるようです。

 また、奄美三線は特有の「奄美弦」という糸を使います。これは沖縄の三線弦よりかなり細く、長唄弦と同じくらいか、もしかしたら長唄弦よりも細いかもしれません。

 弦が細いということは、基本的には高い音が出るということです。ですので、奄美三線では沖縄三線よりも高いチューニングで演奏されるようです。

 逆に、おなじ音の高さの場合は、弦のテンションが下がるということでもあります。簡単に言えば、弦が細いほど、弦の張りがゆるくなって弾きやすいわけです。

 ですので、奄美弦を「三線のキーを上げるために」使う人もいるようですね。

 

 さて、左大文字流では、三線の演奏は三線弦でかまわないのですが、手作り三味線とか自作の楽器には基本的に「長唄弦」を張るようにしています。
 長唄弦を好む理由はいくつかあって、

 ①弦が細いのでテンションがゆるめで、楽に押さえられる
 ②三線弦などの太目の弦は、爪先で弦を擦ったときに雑音が生じる
 ③細い弦のほうが、よく通る音が出る

といったことが上げられます。

 三味線出身の人は、爪で糸を擦るくせがついていると思いますが、三線ではそうした奏法が少ないので、戸惑うことが多いのですが、私は長唄弦を多用するので擦りまくってます(笑)

 シャミレレは「奄美弦」を指定しています。これもいろいろ試行錯誤した結果で、シャミレレならではのウクレレばりの高い音を楽に出せるので重宝しているのです。

 ちょっと甲高すぎる部分もありますが、長唄弦だと張りが強くなりすぎるので、いまのところベターな選択かなあ・・・。ということで(^^。

 みなさんも、遊び心でふだんの糸をちょっと替えてみると、びっくりするような発見がありますよ。


2008年5月6日火曜日

トンコリンの音


 今日は下コマをとりつけ、弦を張ってみました。全長が75センチ前後なので、三線弦を試しに張っています。北海道のトンコリは、もうすこし全長がながく1mくらいはあるので、おそらく三味線弦を張っていることだと思いますが、ボディが大きいので、弦もやや太目のものが合うと思います。

 さて、実際の音ですが、なかなか面白いことがわかりました。

 ボディは幅が狭いもののそこそこの長さがあるので、容積はけっこうあると思うのですが「鳴り」があまりよくありません。

 つまり、容積があれば箱共鳴が起こるわけではなく、音が大きくなりやすい形というものがあるわけです。予想からあまり大きな音がでない気がしていましたが、やはり音は小さめです。

 その代わり、ボディと棹の共振がとても大きく、楽器全体で音が共鳴しているようすがわかります。

 三線などでは、あまり棹まで振動を感じることはないのですが、このトンコリンは全体が振動します。
トンコリも構造上同じ演奏感だと思います。

 トンコリはもともとシャーマンの道具だったといいますが、そのころの名残を十分に感じることのできる楽器です。弦の振動は胴というより楽器全体を共鳴させるので、右手も左手も、触れている部分の体も全体で音を感じることができます。

 (その分エネルギーが分散しているので、音量が小さくなるわけですね)

【三線ism】 手作り三味線講座レポート









 さてみなさんこんにちは

 5月4日に兵庫県立丹波並木道中央公園で行われた第1回の手作り三味線講座(今回のモデルは三線サイズ)をレポートします。

 第2回は6月1日(日)に開催予定ですので。ご希望の方は

「兵庫県立丹波並木道中央公園 篠山市西古佐90 079-594-0990
   http://www.tambanamikimichi.info/index.htm

まで問い合わせください。


 さて、丹波並木道中央公園は丹波篠山の閑静な山の中にあります。山の中といっても国道176号線沿い、JR福知山線丹波大山駅すぐですので、住宅地から一歩離れるとそこは山、といった感じです。

 写真は今回木工作業を行った「森林活動センター」です。

 今回参加してくださったのは、篠山市の方々をはじめ神戸や大阪・豊岡からも来てくださいました。

 材料はあらかじめカット・加工してありますので、ボンド等を使いながら組み立ててゆきます。

 まず四角の胴を作って、皮の代わりにひのきの一枚板を張ります。その後、駒を付けたり、糸巻きに穴をあけたり、棹を胴と合体させたり・・・と午前中はあっというまに過ぎてゆきました。

 午後は最終仕上げと糸の組み付け、そして簡単な演奏法を学習しました。

 今回の材は総ひのきですので、塗装なしでもよい香りがただよって味わい深い楽器ができあがりました。

 公園内の山から切り出した木を乾燥させて使っていますので、まさに正真正銘丹波篠山産の楽器が完成です。

 今回のメンバーは加工・演奏とも飲み込みがとても早く、協力しながら和気あいあいと楽しく製作することができました。

 参加してくださったみなさま、ありがとうございました。これからもがんばりますので、またお友達など誘っていただけると、さらなる発展ができると思います。

 今後ともよろしくお願いします。