2024年3月13日水曜日

「古い楽器のほうが音がいい」 のはなぜか?

 

 さてみなさんこんにちは。


 去年から今年にかけて「ゴッタン」制作を続けていて、特に今は「古ごったんの復元」「ゴッタンGTRの開発」を並行してやっています。


 先にゴッタンGTRができてしまったので、それは先日公開しました。


 


 このゴッタンGTR、新時代のゴッタン演奏フィーリングを実現させたものすごいやつ!と言いたいのですが、設計と製造はともかく、実際に弾いてみると、どこか寂しいのです。


 ようするに、作ったけれど音に満足が行ってないんですね。左大文字さんとしては、これまで数百以上の木製三味線を作ってきているので、だいたい組み上げて音を鳴らせば「アタリかハズレか」くらいはわかるようになってきています。


 で、もちろん演奏したのですが、「イマイチ」なのです。


 なんでだろー、なんでだろー、なんでだなんでだろ♪


 実はこのゴッタンGTR、歴代木製三味線の中では、最新モデルで、設計もブラッシュアップしているのですが、かなーり前に元ネタになったものがありました。


 それが


https://sanshinism34.blogspot.com/2009/09/ism3.html


https://sanshinism34.blogspot.com/2009/07/ism_13.html


https://sanshinism34.blogspot.com/2009/07/ism_16.html


の作品、当時「ごみせん」と名付けたグループです。


 廃材であるゴミからつくったので「ごみせん」なのですが、まあ「ごくせん」に似せたロゴをつけて遊んでいた試作品でした。


 これが2009年7月製造で、15年経過しています。


 このごみせん1号機と並べながら「ゴッタンGTR」を作っていたのですが、


 ぜんぜん音が違う!旧ごみせんのほうが音がでっかい、響きがよい


ということに気づいて愕然としています。もちろん、旧ごみせんはサウンドホールがついていて、その分深みのある音が出るのは当然なのですが、そもそもの楽器が放つ音量とか、響きとかがぜんぜん違うのです。



 

 材料的にも、おなじ建築系廃材を使っているし、なんなら今回のほうが、基本的に「鳴りがよいだろうと想定される材料」を選んで作っているのですが、それでも旧版のほうが音が良いのです。


「はっ、これがあの古いバイオリンのほうが良い音がする、というやつか!」


と気づいてしまったわけで。


 音が違う原因はわかっています。


 おそらくは木の水分量、乾燥度合というか、良い意味での熟成、枯れ具合だと思います。

 通常の三線や三味線は、棹の密度が高く重いほうがいいのです。そして、皮の張りで音の良し悪しを調整できるので、古材になるほど音が良い、ということは「明らかにはわからない」のだと思います。


 ところがゴッタンの場合は、音響板である皮部分も、胴も棹も木製なので、如実に材の状態が表に出てしまう、音になって出てきてしまうのだと思います。


 昭和年間に作成された古いゴッタンも持っているのですが、(当然杉オンリーでできている。)これはサイズの大きさに比較して


めっちゃ軽い


のが特徴です。ええ、軽いの。大きいのに軽いのです。


 これはたぶん軽い楽器なのではなく、「水分が抜けて軽くなっている」のだと思われます。


 ★一説には、木材中の樹脂成分などが、バクテリアによって壊れて、純粋なセルロース繊維分だけが残っていくので、木が熟成されるのだとか。ほんまかいな。


 通常の三線や三味線は、基本的には「重いほうがよい楽器(密度が高い)」とされているので、ゴッタンは真逆です。


 どちらかというとバイオリンに近い評価


ということになるかもしれません。


(バイオリン界隈では、軽い楽器のほうがよいとされることがあります)


 

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 そうなるとゴッタン業界では、新作よりも「古作」「中古」「眠っていたもの」に付加価値があるような話になってきます。


 新作を作れば賄える、というのではなく、ある程度(10年スパン)の長い時間を見越しながら、楽器を供給してゆく必要がある、となれば、これは大変なことであり、なおかつ面白いことかもしれません。


 うちにも古い作品が残っているので、検証してみる必要がありますね。








2024年3月9日土曜日

【新作】 ゴッタンGTR の開発!

 

 さてみなさんこんにちは。


 今年は真面目にゴッタンに向き合う一年にしようと画策(笑)しているのですが、古ゴッタンの復元作業の合間に


新型ゴッタン


の開発にいそしんでいます。


 まだ、最終的な調整段階で、完成、量産するかは検討中なのですが、実験用試作が完成したのでお披露目です。


 題して、 ゴッタンGTR !!





 いつものように、試作は建築系廃材を利用して作っています。


 現代ゴッタンは全長が3尺なのですが、ちょうどいま復元中の古ゴッタンが全長2尺5寸の可能性が高いので、2尺5寸タイプにしています。


 このサイズは、実はいろいろと都合がよく、2尺5寸サイズで作ると、ちょうど弦長が600ミリくらいになります。


 そうするとGTRの語源にもつながりますが、レスポールなどのギブソンスケールが628ミリ、フェンダー・ムスタングが610ミリなので、かなりギターのフィーリングに近くなるのです。


 つまり、GTRとはGuitarでもあるわけ(笑)


 余談ですが、フェンダーのストラトなどは648ミリあるので、エレキギターの中では長めですね。



 GTRがギターである、もうひとつのポイントもあります。


 本来の三味線やゴッタンに対して、かなり棹を薄く仕上げており、1.5センチしかありません。普通の三味線系だと2.4〜2.5くらいの厚みがある(徐々に太くなってゆきます)ので、それよりはかなり薄いことがわかります。




 この薄さが、演奏時のフィーリングがギターを弾く感覚に近くなる要因です。


 ギターを触ったことがある人は、かなり弾きやすい楽器になっているのが「ゴッタンGTR」なのです。


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 もうひとつ、特殊なシステムを組み込んでいるのですが、それが




 この「穴」です。


 ゴッタンは木の板を胴に張り合わせるので、中が密閉空間になってしまい、空気の逃げ場がありません。

 その圧力が通常であれば、音に作用します。悪い言い方をすれば、音を減衰させる方向に、エアクッションの役目を果たしてしまうのです。

 そこで、その圧を逃がすために、見えないところに穴がついているのです。


 胴内の圧力は、棹のおしりの内部に開いた穴、つまり「管」を通って外に出るようになっています。


 名付けて


 AIRBASS (エアバス)


システム!


 上の写真は加工前なので、これから棹の一部が削られて、その後表板がフタされるのですが、ちゃんと胴内の圧力は逃げるようになります。



 完成版は↑みたいな感じです。



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 こうした新たな機構をいくつか取り入れているので、


 ゴッタン Rerorm / Revolution


なので「GoTTtanR = GTR」なのです。


 というわけで、今はできたばかりなので、これからゴッタンGTRのサウンドを調整していこうと思います。


乞うご期待!!




2024年3月8日金曜日

【覚書】ブッダマシーンを分解してみた。HY−02(HY−01)

 

 さてみなさんこんにちは。


 今回は、ブッダマシーンをひとつ分解してみます。


 ブッダマシーンの分解例は、それほど多くないので、覚書がてら記録しておきましょう。


 




 箱にはHY-02と書いてあります。あまたあるブッダマシーンの機種の中では

■ いちばん安価で

■ 入っている楽曲も、おそらくいちばん少ないもの

だと思います。


 外側のシェルはいろいろ違うものがあるようですが、中身は同じの可能性が高く「六合一」と書いてあったりします。





 マシーンの外装は↑こんな感じです。スイッチ兼用ボリュームと、つぎの曲に移るボタン(タクトスイッチ)がついており、ACアダプターが挿せる端子もあります。


 分解するのはとても簡単。


 4つのネジを外せば、簡単に分解できます。電池ボックスの中に4つめがあります。



 さて、肝心の基板ですが、





「HY01JQ−V02」「2022.01.12」


という刻印が。チップ側はモールドで隠れていますが、「HY-01」くらいまでは見えています。


 回路をざっと見る限りだと、ものすごくシンプルで、パスコンがひとつ載っているのは、共立電子さんのキットの回路とほぼ同じ感じですね。


【共立電子 ブッダマシーン部品セット】

https://sanshinism34.blogspot.com/2024/03/blog-post.html


 ただ、ブッダマシーンキットと比較して、スイッチ付きボリュームとタクトスイッチの実装のからみで、専用基板になっています。


 2022年製なので、思っていたより最近の製造ですね。おそらくHY01という機種のバージョン2、という意味なのかな、と思います。


 ちなみにこれとほぼ同じような機種をすでに分解しておられる方がいて、


「からあげ」さんのサイト

https://karaage.hatenadiary.jp/entry/2020/07/27/073000


こちらは基板に「2018」「HY 01 02 03」という記号があるので、バージョン違いのおなじ機種だろう、と感じます。


 曲目的には 6曲入り というところで見分けられるかもしれません。


★でも、おなじ6曲入でも、すこーし収録曲が違うようです。



2024年3月7日木曜日

【覚書】 アマゾンなどで売ってるMP3デコーダモジュールと、DFPlayer互換機(MP3-TF-16P)は同じもの?!

  さてみなさんこんにちは


 ブッダマシーン関連で、いろいろ電子部品を漁っていて、アマゾンなどでもバンバン売っている中華製のMP3再生ボードを調べています。


 もちろんMP3デコーダ基板はいろいろ種類が出ているのですが、主要なものは2つ。


 


 ↑ こんな形をした たいていは「無印」で刻印なしの MP3デコーダモジュール




↑ こんな形をしたDFplayer mini というMP3モジュール とその互換機


が、たくさん売られています。


 特にDFPlayer mini というのは、秋月電子ではオリジナルを売っていますが、


https://akizukidenshi.com/catalog/g/g112544/


本来はDFrobotという会社が出している、Arduino用MP3プレーヤーモジュールです。


 この後者のほうは、たくさん互換機やコピー品が出回っていて、

■ DFPlayer mini

■ DFPlayea Mini HW-247A

■ MP3-TF-16P

■ MP3-TF-16P V3.0

などなど、いろいろ基板の表示が違います。


 恐ろしいことにMP3デコーダのIC(チップ)もバラバラで、ロットなのか年代なのかメーカーなのか違いの理由がわかりませんが、種類が多いのが特徴です。


(基板表示とチップに相関性がないので、表示の文字だけみても何が実際に載っているかわからないようです。いろいろマニアな人が検証したりもしているようで)


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 さて、今回上のタイプも下のタイプも買ってみたのですが、よーく基板の構成を見ていると「実質同じもの」みたいな感じですね。


■ 大きいほうのICのがMP3デコーダ

 GD3200/MH2024K-24SS /YX5200-24SS/FN5201-24SS/AB23A79437B

など

(KT403がオリジナルでは?という説も)


■ 小さいほうのICがアンプ たいてい8002が載っている。


MP3デコーダICはけっこうバラバラなのですが、アンプは中華製モノラルパワーアンプ8002が載っていることが多そうです。


 私のところに届いたのは、どちらも「AB23なんたらかんたら」というICと「8002」の構成でした。AB23〜は後半の番号がわずかに違いますが、同系統のICと思います。


 チップ構成は同じで、あとは実際に外に引きずり出している回路が違うだけでしょう。


 大きい青い基板のほうは、

■ マイクロSD

■ ノーマルUSB

■ マイクロUSB

■ スピーカ

■ 3.5mmヘッドフォン

の端子が実装されていて、なおかつ

■ コントロール用タクトスイッチ✕4

が載っています。


 小さい基板(DFPlayer)のほうは

■ マイクロSD

の端子だけで、ほかは自分で勝手に実装しろ、ということです。


 しかし、DFPlayerの参考回路図で描かれているようなスイッチの配置がほぼ現実になっているのが青い基板なので、「実質的にほぼおなじもの」として動作すると思います。


 まあサイズがかなり違うので、「部品が実装されているほうがいいのか」「極小で組み込める方がいいのか」で選ぶことになるでしょうねえ。


 ちなみに本家だとDFPlayer Proという128MB のメモリ内蔵の機種もあり、こういうのが自作ブッダマシーンには向いてるなあ、とも思っています(笑)


 しかし、中華製互換品だと、どれも200円台〜で売られているので、マジで激安です。ブッダマシーンの完成品は、専用チップ化されていますが、マイクロSD内蔵でも十分低価格で作れそうで、恐ろしい限り・・・。



2024年3月5日火曜日

マイ・ブッダマシーンのプレイリストを作ろう!

 


 さてみなさんこんにちは。

 


 前回の記事で オリジナルブッダマシーン のボディは完成しましたので、いよいよそこに収録する


 ブッダマシーン・プレイリスト


を組み立ててゆきましょう!ここはブッダマシーンDJになったつもりで、お好みの楽曲をチョイスしてゆきます。


 そこで、DJムコガワ的に流したい、「オススメリスト」をサンプル的に組んでゆきたいと思います。


 音源を入手しやすい「youtube」からダウンロードしてゆきますので、ぜひみなさんもアゲアゲのプレイリストを作ってみてください。


(youtube動画からのMP3データ作成には、

http://offliberty.io/ 

などを利用してもよいでしょう 任意)


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 1. 般若心経ビートボックス 赤坂陽月

 https://www.youtube.com/watch?v=nvIGCMhjkvw


 2.   般若心経 コーラスバージョン 薬師寺寛邦 キッサコ

 https://www.youtube.com/watch?v=gm4hTcRhoqI


 3. 超テクノ法要×向原 浄土真宗 阿弥陀経 サイバー南無南無

 https://www.youtube.com/watch?v=dsKrKAF-Wgo


 4. ラップみたいなお経 無言ちゃんねる

 https://www.youtube.com/watch?v=Q7nrqQ7BQSA


(ラップみたいなお経にトラック付けたらめっちゃいい 七草くりむ 

 https://www.youtube.com/watch?v=Uys1L3s2I0E )


 5. 踊り念仏 坊主バンド

 https://www.youtube.com/watch?v=GYws6JV-F38


 6. THE 南無ズ「そうだ 天竺、行こう。」

 https://www.youtube.com/watch?v=ChrcBsgb5_8


 7. 本願寺ぶるーす つぼイノリオ

 https://www.youtube.com/watch?v=wbqTeBRQWo8


 8.讃仏偈 サイバー南無南無remix

 https://www.youtube.com/watch?v=NLRnkIuTTcE



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 とまあ、ここではサイバーでポップなお経等をチョイスしましたが、


 ベタベタなブッダマシーンサウンド


 が希望の方には、次のようなプレイリストをお届けしましょう!


 https://www.youtube.com/watch?v=w66LOYtoTXQ&list=RDQM-GuPPm_L8cA&start_radio=1


 やはり本場中国系のyoutubeには、どこかで聴いたようなブッダマシーンサウンドが、たくさん眠っているようです。


 みなさんも、お宝サウンドを探してみませんか?



自分だけのオリジナル マイ・ブッダマシーン を作ろう!

 

 さてみなさんこんにちは。


 連載中の「ブッダマシーン」シリーズですが、前回はさすがに「完全なる電子工作」でしたので、今回はもっともっとお手軽に


 自分だけの、マイブッダマシーンづくり


に挑戦してみましょう!


 ブッダマシーンの作り方には、いくつかのパターンが考えられますが、前回のように


■ 中華製ブッダマシーンチップを利用する方法


というのがまず、挙げられます。共立電子さんではキットになっていましたが、


(販売中 M-F016A)

https://eleshop.jp/shop/g/gO2231K/



一時期はAliExpressなどでも、いくつかのICが売られていたそうです。


(販売終了?M-F345C)

https://ja.aliexpress.com/item/32819776813.html


(販売中?M-F344C)

https://ja.aliexpress.com/item/32877216425.html


★旧バージョンの共立電子版キットはM-F344Cだったようです。

https://eleshop.jp/shop/g/gN91312/



チップから組み立ててる人もおられるようで。

https://www.youtube.com/watch?v=06_z5kBq_Gc


 しかしまあ、これらは前回同様の「電子工作」なので、やったことがない人にとってはハードルが高いですね(^^;


 そこで、今回の「おてがる版」としては


■ MP3プレーヤーを代用する方法


をご提案いたします!


 MP3プレーヤーとは、言い方を変えれば、何らかのミュージックプレーヤーを使う方法なので、「使わなくなったスマホ」でもいいし、これまた中華製の安っちいプレーヤーを使っても構いませんが、それでは面白くない!


 もちろんそれでも作れますが、


『スピーカー内蔵で、そのままお経を流せること』

『なるべく安く、なるべくチープで、お金をかけないこと』

『できるだけブッダマシーン専用機として運用できること』


などなど、を心がけたいと思います。


 さて、実はブッダマシーンとしては、「専用機」がほとんどなのですが、韓国の「ポンチャックマシーン」になると、『ラジオ兼SDカード音楽プレーヤー』として存在することが多いのです。


 ポンチャックとは、各国独特の電子音楽なのですが、それを山ほど収録して流し続けるのが「ポンチャックマシーン」で、これはSDカードのMP3が流せる一般のプレーヤーが流用されています。


 ↑こんな感じ。

 つまり、姿かたちはただのラジオですね(笑)


 余談ですが

『ブッダマシーン ・・・アジア』

『ポンチャックマシーン ・・・韓国』

『コーランマシーン ・・・中東』

『チャンティングマシーン ・・・インド』

などのガジェットがこれまでに確認されているそうです。


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 さて、いよいよ作成に入りましょう!

 どの機器を選んで「マシーン」を作るかは自由ですが、一番安そうなのは


 ダイソーのBluetoothスピーカーが500円!!


なので、それを使うのが最も安価でしょう。


 中国から電子チップを輸入しなくても、「録音再生ICモジュール」とか「MP3再生モジュール」とかも部品で売っているのですが、それだけで数百円するので、スピーカーとか、電池ボックスとか、ケースを足してゆくと、すぐ1000円くらいになってしまいます。


 そうすると「天下のダイソー」の品をチョイスするのが、いちばん賢い方法と言えるでしょう。


 ムコガワさんのオススメは、



ダイソー BLUETOOTHスピーカー2 500円



ダイソー BLUETOOTH SPEAKER ポータブルタイプ 500円

の2機種です。


 それ以外にもダイソーだと、700円のスピーカーや、1000円のスピーカーなど、いくつか種類があるのですが、なんといってもブッダマシーンを作りたいので

「いちばん安いやつ」

をチョイスしました。


 機種選定のポイントは

■ マイクロSDカードを入れて、その音楽が再生できること

■ スピーカーが内蔵であること

が必須です。上の2機種は、当然それを満たしています。


(本来は無線で音が出せるものですが、その機能はあえて使っておらず、純粋にMP3プレーヤーとして使用します)



★ ここでは500円は機種代金として予算計上していますが、このほかにマイクロSDカードが必要です。すでに昔のケータイ用、スマホ用として2Gくらいのカードを持っている人は、それを流用してみてください。

★ 新しくマイクロSDカードが必要な場合は、これまたダイソーで32Gのものが500円くらいで売っています。



<オススメポイント>






 円筒形のBLUE TOOTHスピーカー2は、まず本体サイズがとてもコンパクトで、「小さい」という意味でもブッダマシーン向けです。

 色は「ゴールド、シルバー、ブラック」の3色があるのですが、ブッダマシーンにもっともふさわしいのは「荘厳なる金色」一択です(笑)


 また、ブッダマシーンの高級タイプは、キラキラ光るように「光り物LED」などが搭載されているのですが、このスピーカーにも「7色に光るLED」が内蔵されているので、


 まさにブッダマシーンにふさわしい筐体


なのです!





 もう一機種のほうは、オーソドックスな筐体になっています。小型のラジカセのようなUIなので、わかりやすいのがメリット。


 ただ、色合いが真っ黒で、いかにもオーディオ機器っぽく、ブッダマシーン感に欠けるので、これからみなさん製作者が


「どれだけデコれるか!」


がブッダマシーンらしさを醸し出すかどうかの岐路になるかもしれません。ぜひ壮大にデコってくださいね。


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<作り方解説動画>


 基本的にはいかにも「ブッダマシーン」らしい装飾を施すだけの工作です。

 小学生からでもできると思います(^^



 

 ■ 佛 のレリーフ的なものを貼り付け

 ■ 蓮の花のイラストを添えて


 これだけで一気にブッダマシーン感が増します!(笑)


 あとはマイクロSDカードに「ブッダな楽曲」を入れて再生するだけで、


 あなただけのマイ・ブッダマシーン!


が完成します。


(楽曲編については次回詳しく解説します)





2024年3月3日日曜日

FM3 BUDDHA MACHINE 1 (2023) レビュー!

 

 さてみなさんこんにちは


 ここのところしばらく「ブッダマシーン」関係の話を連載していますが、やっと長年買いたかった


「BUDDHA MACHINE」


を入手しました。


 このブッダマシーンは、中国のFM3というユニット、アーチーストがアンビエントの楽曲を「電子念仏機」の中に入れて発表したものです。



 初代は2005年


 https://www.fm3buddhamachine.com/


 1〜5くらいのバージョンがあって、それぞれ機構がほんの少しずつ違います。


 ボリュームがアナログのもの。ピッチコントロールがついているものなどなど。


 今回のはバージョン1の再販ですが、アナログだったボリュームがデジタルに変わっているようです。





 




 これまでのものよりグッとシンプルになっていて、操作体系もかなり簡素です。


 どのように動かすかは、動画でどうぞ!


 




 

 まあ、なんというか、オリジナルの念仏機では「お経音楽」だったものが、アンビエントのループになっていて、そりゃあオシャレです。


 ブッダマシーンという「ことば」も、この機械によって生まれたと言ってもよく、現代アートとしても傑作なのではないでしょうか。


 アート、音楽、テクノロジーの融合としても、たいへんよくできているガジェットと思います。


 もちろん、ローファイサウンドをただ、意味もなくループで「聴く」という機能しかないわけですが、ある種の「読み込み君(ポポーぽポポポ♪)」に引き寄せられる人類普遍の真理、みたいなところがあって、このブッダマシーンはアンビエント系ですが、ミニマルミュージックとか、もっと速いテクノ・ユーロビート系でも、成立するのではないかなあ。


ぜひ、どのタイプでもいいので、おひとつ試してみてください(^^