2013年12月31日火曜日

<9days>4日目 潮騒のメモリー コード譜付き

<左大文字流版9Days>12月28日~1月5日

 年末年始は、三線・三味線コード三昧!!


 みなさまにご愛顧いただいております左大文字流からのプレゼント。そして、はじめましてのみなさんへのお近づきの印です(^^ 


 某リンゴ社さんに敬意を払いつつ、左大文字流でも三線コード楽譜を9日間に渡ってプレゼントいたします。毎日1曲のコード楽譜で、年末年始はぜひ三線・三味線コード弾きをお楽しみください!


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4日目は、今年の国民的ドラマとなった「あまちゃん」より、「潮騒のメモリー」をチョイスしてみました。





<4日目> ♪潮騒のメモリー♪




ごめんなさい!お手本動画はありません!

 
 オリジナルのキーは、男弦をA#でチューニングします。CFCから言えば、半音2音下げのチューニングですね。

 それではいってみましょう!じぇじぇじぇ!



<サビ1> C F G Am

       Dm F G Am



<Aメロ> Am G F Em

       F C Dm G

       Am G F Em

       F C Dm G



<Bメロ> C F G C

       Am F G G

       G



<サビ2> C F G Am

       Dm F G

       C F G Am

       Dm F G

       Dm F G Am



 ちょっとややこしいところはBメロの最後「♪激しく」のあたりまでずっとGコードが続くところと、サビ1の「アイミスユー」とサビ2の「アイミスユー」のスピード(拍)が異なるあたりでしょうか。オリジナルと合わせて弾いてみると、このあたりの間の取り方はすぐにわかると思います。

★コード表の公開は終了しました。


2013年12月30日月曜日

<9days>3日目 恋するフォーチュンクッキー コード譜付き

<左大文字流版9Days>12月28日~1月5日

 年末年始は、三線・三味線コード三昧!!


 みなさまにご愛顧いただいております左大文字流からのプレゼント。そして、はじめましてのみなさんへのお近づきの印です(^^ 


 某リンゴ社さんに敬意を払いつつ、左大文字流でも三線コード楽譜を9日間に渡ってプレゼントいたします。毎日1曲のコード楽譜で、年末年始はぜひ三線・三味線コード弾きをお楽しみください!


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3日目は、今年のヒットナンバー、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」をチョイスしてみました。





<3日目> ♪恋するフォーチュンクッキー♪




お手本動画は、youtubeにあります。結構最近のアップです。





キーは、CFCから半音3つ分下げます。この曲は大人気で、youtubeでは全国各地のみんなで踊る動画がヒットしていますね。ぜひ三線でも弾きまくってください。
 

Aメロ>
 C Am  C Am  F G C  Am

 C Am  C Am  F G C  Am

Bメロ>
F G Em Am  F G Em Am

D G 

<サビ>
 C Em Am Em F Em Dm G

 C Em Am Em F Em Dm

 G×3 C Am C Am (C

      

 この曲は、Bメロからリズムの感じを変えて弾いた方がそれっぽく聴こえます。また、サビの最後のほうに「G」ばかりが連続で続くところがありますので、そこは緩急をつけてダラダラ弾かないように注意します。(間延びしてしまいますよ!)




★コード表の公開は終了しました。

2013年12月29日日曜日

<9days>2日目 さよなら・かりゆし58 コード譜付き

<左大文字流版9Days>12月28日~1月5日

 年末年始は、三線・三味線コード三昧!!


 みなさまにご愛顧いただいております左大文字流からのプレゼント。そして、はじめましてのみなさんへのお近づきの印です(^^ 


 某リンゴ社さんに敬意を払いつつ、左大文字流でも三線コード楽譜を9日間に渡ってプレゼントいたします。毎日1曲のコード楽譜で、年末年始はぜひ三線・三味線コード弾きをお楽しみください!


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2日目は、これまたみんなが知ってる沖縄ポップスから、「さよなら」かりゆし58をチョイスしてみました。

 この楽譜はテキスト未収録ですが、㈱ASOVIVAさんのメルマガコラムで取り上げたことがあります。




<2日目> ♪さよなら・かりゆし58♪


お手本動画は、youtubeにあります。


http://www.youtube.com/watch?v=n1RQmvLqgVA


サムネイルの取得が出来なかったので、上記リンクからどうぞ。



youtubeでのキーはC#F#C#です。



 (サビ)  C G Am C   F G C C7
 
       F G C Am   F G C

 (Aメロ) C G Am Em  F G C G

       C G Am Em  F G C C7

 (Bメロ) F G C Am   F G C C7

       F  Dm  G

 (サビ)  C G Am C   F G C C7

       F G C Am   F G C
  

 「島人ぬ宝」よりは使うコードの数も増えています。C7の使い方がミソですね。

コード進行そのものは王道・オーソドックスなので、このパターンは覚えていて損はないです。よく使うパターンです。

★コード表の公開は終了しました。

2013年12月28日土曜日

<9days>1日目 島人ぬ宝 コード譜付き

<左大文字流版9Days>12月28日~1月5日

 年末年始は、三線・三味線コード三昧!!


 みなさまにご愛顧いただいております左大文字流からのプレゼント。そして、はじめましてのみなさんへのお近づきの印です(^^ 


 某リンゴ社さんに敬意を払いつつ、左大文字流でも三線コード楽譜を9日間に渡ってプレゼントいたします。毎日1曲のコード楽譜で、年末年始はぜひ三線・三味線コード弾きをお楽しみください!


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1日目は、三線ポップスの定番、「島人ぬ宝」をチョイスしてみました。

※「左大文字流 三線コード練習帳」の収録曲です。



<1日目> ♪島人ぬ宝♪


お手本動画は、少し古いですが、youtubeにあります。



前奏)

Aメロ) C G F C

     F C G G

     C G F C

     F C G C

Bメロ) G Am F C 

     G Am F F G  

サビ)  C G Am F

       C G F F 

       G C


 チューニングはB・E・Bです。



 声に合わせて下げていますが、もちろんCFCでもかまいません。「基本の5つのコード」のうち、Em以外がまんべんなく登場する、わかりやすい曲だと思います。

 連れ弾き(デュオ)対応曲ですので、おなじチューニングに揃えた2棹の三線で、一人は単音、もう一人はコードを弾くと素晴らしい演奏ができます。ぜひ試してみてください。

★コード表の公開は終了しました。

2013年12月25日水曜日

<三線コード弾き>告知です。

 さてみなさんこんにちは

 いよいよ明日からiphoneなどのiosユーザーさんにはお待ちかねの「12days」がはじまりますね!







 アップルファンにはたまらない、無料アプリのプレゼント期間ですが、当左大文字流でも、年末年始のお休みは三線・三味線コード演奏で楽しんでいただこうと、プレゼント週間を設定いたしました!


 題して、左大文字流版「9days」!!


 そのままアップルさまのイベントとかぶるのも申し訳ないので、日本では、12月28日(土)から1月5日(日)までお休みの方が多かろう、と9日間に設定しております(笑)


 当blogger版「左大文字流ブログ」だけのお楽しみですので、どうぞお見逃しなく。


 12月28日深夜0時より、9曲のコード専用楽譜を配信します。


どうぞチェックしてみてください。

★コード表の公開は終了しました。


<プロジェクト>楽器をコンピュータに見立ててみる

さてみなさんこんにちは

私は常々、三線・三味線コード弾きの活動を通じて、楽器をコンピュータのように見立てながら考えるようにしています。

楽器というものは面白いもので、そのハードウエアに対して、「どのように演奏するか・何を演奏するか」というソフトウエアの部分を自由自在に設定することができます。

たとえばギターなんかだと、オーソドックスなチューニングからオープンチューニングなどの変則的なチューニングまで、いろいろな調弦の仕方ができます。

そして、その調弦の仕方によって、演奏できる曲のジャンルが大きく変わってしまったりするのです。

これは、おなじコンピュータに別のOSを載せて走らせることにとても似ています。



また、ギター、ウクレレ、バイオリン、ピアノなどまったく別構造の楽器で、「おなじ曲・おなじメロディ」を弾けたりするんだけれども、その演奏方法は全く違う、ということも起こります。

こちらは、コンピュータで言うところの同じタイトル・内容のソフトウエアを移植することに似ています。


そういうわけで、おなじ三線や三味線という楽器を使ってはいるものの、片や伝統的な民謡や、古典的な音楽を演奏したり、片や現代的なポップスを演奏したり、と使い分けができるのです。

三線コード奏法は、いわば、おなじ三線・三味線というハードウエアを使いながら、中で走らせているOSが全く異なる、という作業をやっていると思えばわかりやすいでしょうか?


コンピュータの世界においては、windowsが使い易いとかandroidがいいとか、iosが最高とか、いろんな評価がなされ、またたくさんのosが登場してきました。

三味線を演奏なさっている方はよく知っておられることですが、実は三味線というのはジャンルによって楽譜も勘所の表記も弾き方も全く異なり、意外に互換性がありません。

僕は地唄三味線からスタートしたので、津軽三味線の弾き方はできませんし、当然長唄や義太夫も弾けません。

共通項があるので、見よう見まねで真似事くらいはできるかもしれませんが、それは「おなじキーボードがついているので、パソコンをやっている人が、タイプライタをなんとなく打てる」くらいのものです。

もちろん、左大文字流の三線・三味線コード奏法は伝統的な演奏法とは全く異なりますから、三味線や三線のプロでもすぐには弾けません。

いわば、異なるOSが走っている状態である、ということができます。


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さて、Forestarという新しい楽器を作るときに、どんなOSを走らせるか、ということには頭を悩ませました。

わかり易く言えば、新しい弦楽器が生まれたとして「ギターとおんなじチューニングだよ」とか「ウクレレとおなじ調弦だよ」と仮に設定すれば、それはギターやウクレレのOSを載せていることになりますね。

ヤイリさんの「一五一会」という楽器は、このチューニングの問題を「三線の本調子」の応用で設定しました。三線がCFCの調弦だとすれば、四弦になってもCFCFという三線のチューニングを変形させて使ったわけです。


Forestarは、またのちほど詳しく説明しますが、2弦の楽器です。そこで2弦のチューニングとして最適なものを模索することになるわけですが、結果として私も「三線・三味線の本調子」に準じたチューニングを採用することになりました。

このあたりの経緯は、別にお話することにします。





【三線ism】 <告知>左大文字流年末年始プレゼント 9days



 さてみなさんこんにちは

 いよいよ明日からiphoneなどのiosユーザーさんにはお待ちかねの「12days」がはじまりますね!

 そんな私アイフォンユーザーです(^^







 アップルファンにはたまらない、無料アプリのプレゼント期間ですが、当左大文字流でも、年末年始のお休みは三線・三味線コード演奏で楽しんでいただこうと、プレゼント週間を設定いたしました!


 題して、左大文字流版「9days」!!


 そのままアップルさまのイベントとかぶるのも申し訳ないので、日本では、12月28日(土)から1月5日(日)までお休みの方が多かろう、と9日間に設定しております(笑)


 blogger版「左大文字流ブログ」だけのお楽しみですので、どうぞお見逃しなく。


 12月28日深夜0時より、9曲のコード専用楽譜を配信します。


 blogger版「左大文字流 ブログ」





 どうぞチェックしてみてください。




2013年12月23日月曜日

<プロジェクト>誰にでも弾ける弦楽器って?!

さてみなさんこんにちは


前回までは新楽器Forestarに至る「製造上のポイント」を中心に書いてきましたが、今回は演奏サイドから考えます。


これまで兵庫県内の公的施設や公園で、合計300棹近くの「楽器製作イベント・企画」を実施してきたわけですが、ほんとうに小さい小学校低学年の方から、80歳近いおじいちゃんまで、多様な方に「製作」そして「演奏」を楽しんでもらったわけです。

そんな中で、やはり三味線経験者やギター経験者の方は、楽器を作って「いざ演奏」の段になっても、かなり上達や飲み込みが早いのですが、まったく弦楽器に触れたことがない、という人にとっては、いろんなハードルがあるんだなあ、ということが実感できるようになってきました。


たとえば、

「糸巻きの巻く方向がわからない」とか、「チューニングの仕方がわからない」とか、「指で弦をはじくコツがわからない」とか、「構え方がすぐに乱れてしまう」とか・・・。

それはもう、いろんなポイントが「わからない」わけです。


もちろん、誰でも最初は初心者ですから、私だって「わからなかった」時代があるわけで、そこは講座では、しっかり丁寧一から順番にレクチャーするわけなんだけれど、

「あれ?まてよ?」

と思うことも多いのです。


「みんながわからなかったり、困ったりしていることは、実は『楽器のハードウエアに問題があるから』ってことも多いのではないかな」


ふと、そんな風に思うと、なるほど確かに楽器に起因するトラブルもたくさんあることに気付きました。


私は三味線・三線プレイヤーですから、いちおう曲がりなりにも「伝統的楽器」を扱っていたわけで、基本的には古来より受け継がれてきたことを尊重しながら楽器を取り扱ってきています。


たとえばハードウエアにおいては、いくら手作り三味線・三線が簡略化されているとはいえ、


①糸蔵と摩擦式糸巻きを備えた構造

②上コマと可動式下コマ

③本物同様の弦の結び方をする根緒


など、基本的な作りは伝統的なものを踏襲しているわけで、逆に言えばまったく知らない人に、伝統的奏法を押し付けていることにもなるわけです。


そこで、ここらで一旦、「三味線なるもの」の意識から離れて、真の意味で

「弾く人にとっても、誰にでもわかりやすい楽器とは何か?!」

という問いを自分に投げかけてみることにしたわけです。



2013年12月21日土曜日

<プロジェクト>Forestarへの道 ~楽器作りは、たやすいことではない~

さてみなさんこんにちは


これまで、2007年から約6年間の間、「手作り三味線・三線講座」なるものを企画・運営してきたことは、メインブログのほうでもお伝えしてきましたが、そこで使っている「楽器」キットのことについては、あまりお話していませんでした。

そのキット作りが意外に難しい作業内容で、現在はキット製作に対応できる人材がいないために、講座のほうも来年はどうしたものか、と思案している最中、というのがリアルなところです。


「手作り三味線講座」で使っているキットは、総ヒノキ製で、棹・糸巻・胴の板・表板・裏板・コマなどのパーツを中心に成り立っています。






棹は、おおむね24ミリから25ミリの角棒で、糸蔵の部分は角のみで貫通穴が開けてあります。

糸巻きそのものも、テーパーに削ってある角棒で、棹側に絶妙な角度で差し込めるように工夫がしてあります。

胴の板にいたっては、初心者がかんたんに接げるように、45度の角度で両端を落としてあり、四方から寄せてくればずれずにきちんと四角が出せるようになっています。



実は、こうした「キット材料」上の工夫は、私が講座をスタートさせた当初の担当者Iさんの計らいで現物に落とし込まれたものでした。
私が提示した基本設計図では、完成後のものが中心だったので、「キットとしてどう作れば、参加者にとって優しいか」という視点は、ほとんどIさんの考えが導入されている、というわけなのです。


Iさんは、このためにキット製作上の治具を作りながら、一定数のキットを狂いなく作る、という作業をとても丁寧に行ってくださいました。

その後、担当者さんはIさんから数名変動するのですが、基本的には当初のスタイルを受け継ぎながらキット化がなされてゆきました。
ところが、今年度また担当者が変わった折に、

「私にはここまでの加工ができかねます」

ということになったので、さあ大変!というわけです。

新しい担当者の方は、木工の経験がないわけではなさそうなのですが、シビアな寸法管理が要求される楽器作りは難しい、ということで早々に「ごめんなさい」を申し渡されてしまったそうです。


となると、一時キット作りは中断になってしまい、当然手作り三味線講座のほうも、一時中断の憂き目に逢ってしまうということに・・・。


その後、足りない材料だけを私が個人で作って補充する、という形で講座の開催を維持しましたが、来年度に関してはちょっと白紙の状態になってしまっています。



また、このこととは別の視点での話になるのですが、実は違う場所や施設でも「手作り三味線講座をやってほしい」「楽器作りイベントができないか」という打診が複数あるものの、どうしても設備等の関係で、他の場所ではできなかったり、キットが揃わなかったりすることがあり、お断りすることもありました。


こうした問題点を経て、私が学んだのは、やっぱり「楽器作りという作業は、容易いことではないのだ」というポイントです。
ならば逆に「簡単に誰にでも作れる楽器」ってどうしたらいいんだ?!ということが、新たなテーマとして浮かび上がってきたのです。

そのためには、複雑な工程や、高い技術がいるポイントを極力減らす必要があります。もちろん、どんなド素人でも作れる楽器であれば、その分音質や使い勝手に影響が出るでしょうから、

「折って切って貼るだけ」

みたいな風にはいかないと思います。

そこで、最低でも中学校の技術家庭科レベルというか、

「のこぎりで切る」
「ドリルで穴をあける」
「ドライバーでネジをしめる」
「ボンドで貼る」
「紙やすりで削る」

くらいの難易度だけで製作ができないか、模索することになったのです。

今後、順番に説明してゆきますが、「Forestar」は、ほぼ上の5つの作業内容で完成するように設計しています。

楽器作りの場面では、小学生~中学生くらいからでも簡単に製作できるように考えていますし、なおかつ、材料の段階あるいは、それをキット化する段階でも、おなじレベルの作業内容で済むように設計しています。

本当の意味で、「誰にでも楽しめる楽器」を目指して、工夫がはじまったというわけです。


2013年12月20日金曜日

<三線コードあれこれ>紅白歌合戦が近づいているので(^^

さてみなさんこんばんは

せっかくなので、bloggerさんのほうでも「三線コード弾き」に関する話題をコンスタントにお伝えしていきたいなあ、と思いますので、こちらはこちらで、メインブログとは違ったネタをお届けして参ります。


さて、いよいよ年末も迫ってきて、紅白歌合戦の季節となってきましたね(^^。

ということで、今年の演奏曲目が上がっていたので、ご紹介!


ザ・テレビジョンさんより


NHKさんより



今年の曲目については、いろいろご感想があると思いますが、私個人について言えば、

「ああ、やってない曲だらけ!!」

というショックな感想(T-T;


だめですね・・・。もっと、世間の流行に振り回されないといけません(笑)

まあ、今年は、2人目の子供ができた関係で、なかなか録画録音ができなかったので、来年は頑張りたいと思います!



というわけで、今年の紅白曲の中で、すでにデモ演奏をやっているものをピックアップしてみました。

なんということでしょう。たった1曲しかない・・・・。





↑うまくyoutubeからサムネイルが出ませんでしたが、石川さゆりさんの

津軽海峡・冬景色

の練習手元アップ動画です。



年末までに、どれか演奏してアップしたいなあ、と考えちゅう。


<プロジェクト>新楽器Forestar製作の動機

さてみなさんこんにちは。


Blogger、くせがあるのかな?と思っていたら意外に使い易そうです(^^。しばらく続けて書いてみます。


★★三線sanshin・三味線syamisenコード弾きについて知りたい方は、

案内が、

http://sanshinism34.blogspot.jp/2013/12/forestar.html

にありますので、どうぞ。

あ、あと「三線コード弾きSNS」なるものもご用意しています。

http://sns.prtls.jp/sanshin-chord/login.html


こちらも、登録など無料ですので、ご興味のある方はどうぞ。


★★



さて、先日よりお知らせしている新プロジェクト「Forestar」ですが、もともとは、「森のギターを作ろう」という企画が元になっています。


私がずっとお世話になっている兵庫県立丹波並木道中央公園さんは、全国でも唯一に近い、「製材所のある公園」です。

裏山から木材を切り出してきて、その材を活用してイベントをしたり、木工体験をしたりできる公園なので、これまでヒノキ製の「板張り三味線・三線」を製作するイベントを実施してきました。


これらの経緯や活動報告は、全部メインブログのほうに上がっていますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

http://blogs.yahoo.co.jp/sanshin_ism34


手作り三味線(シャミレレ)


さて、そういう形でずっと木工や楽器づくりに関わってきたのですが、ここにきていろんな問題や課題が浮き彫りになってきました。

最大の問題は、「楽器キットを作れる人材が、実は限られている」ということです。

公園さんでの「手作り三味線イベント」というのは、あらかじめ下加工して「キット」にした材料を組み立てて楽器にします。ところが、このキット化作業、というのが実は難しい。

これまで公園さんでは、専門のスタッフさんに加工をお願いしていたのですが、そのスタッフが異動になると、新しいスタッフでは「加工できない」という事実に直面したわけです。


そこで、「誰にでも作れる楽器」ということの重要性にハタと気付いたのです。


楽器というのは、作るのはとても難しいものです。簡単そうに思えるウクレレなどでも、たとえば


□ ボディラインは、ごく薄い板を熱アイロンで曲げて変形させてゆく。

□ フレットは正確に溝を切り、打ち込んでゆく。

□ 角度をつけたネックを、棹材とななめに接着する。


などの難しい技巧をたくさん使います。これらは、専用の道具・設備がないと作れません。


そこで、逆に「中学校の技術家庭科ぐらいのレベルで製作できる楽器」って作れないのかな?!という疑問がわいてきて、そういう楽器を開発しよう!と思い立ったわけなのです(^^


新楽器「Forestar」は、森から切り出してきた材料を、できるだけ簡単な工作で加工して、弾けるようにしよう、という考え方で設計することになりました。


ちなみに、フォレスターというのは「forest」「guitar」の造語です。なので、「Forester」ではなく、starのつづりにしています(←どうでもいい?)



2013年12月19日木曜日

<プロジェクト> オープンソース志向弦楽器 Forestarの設計と製作

さてみなさんこんにちは


Bloggerを使ってみたかったので、こちらにも開設したサブブログです。たまーに、メインブログでは読めないようなことを書いたりもするかもしれません。



★★三線・三味線コード奏法について知りたい方は、

①メインブログ 「三線ism 三味線ism 左大文字流」
http://blogs.yahoo.co.jp/sanshin_ism34

(2019年12月でヤフーブログが終了)


②ウェブページ 「左大文字流」
http://www.eonet.ne.jp/~office-o2-net/hidari-d.html


③youtubeデモ演奏 sanshinism34チャンネル
http://www.youtube.com/user/sanshinism34


を訪問してみてください。

演奏実演や、詳しい説明、テキストについてのおしらせなどがあります。

★★






2013年も終わりに差し掛かった今日この頃ですが、来年からは「新プロジェクト」を進めていきたいなあ、と思っています。

題して「オープンソース志向弦楽器」の設計と製作!


コンピュータじゃあるまいし、なんのこっちゃ?!と思っておられる方も多いと思いますが、これまで私が三線やら三味線やらシャミレレやらどんぶらこやら、とにかくいろんな弦楽器に触れてきたなかで、

「こういう楽器があれば面白いのに」

と素朴に感じたことをズバリぶつけていこう!という企画です。

実は、試作品はすでに2棹完成しているので、もうちょっと具体的に詰めていこうと思っている真最中なのですが(^^;

というわけで、普段の三味線・三線コード奏法の話とは、関連するときもあれば離れてしまうときもあるので、こちらのブログをBloggerの練習がてら書き進めていこうと思っています。


さて、このオープンソース志向楽器の設計にあたっては、ポリシーがいくつかあります。


<1>誰にでも簡単に製作できる楽器であること。

<2>どこででも簡単に製作できる楽器であること。

<3>誰にでも簡単に演奏できる楽器であること。

<4>オープンソースであること。


以上の4点は、簡単なようでいて、実はとっても難しいことなのです。これまでの左大文字流三線・三味線コード弾きの活動を通して、こうしたことを心から実感したので、それをフィードバックしていきたいなあ、というのがこのプロジェクトの願いです。


まともな楽器というのは、実は誰にでも作れるものではありません。

製作場所や、道具や、作り手を選ぶ、という困難もあります。

そして、何より、誰にでも簡単に「幅広い演奏ができる」ということは、とっても難しいことなのです。

それらを何とかクリアして、実現していこうという気持ちでおります。

では、次回更新でより詳しい説明に入っていきますね!


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2013年12月18日水曜日

【三線ism】 私とワルツを 鬼束ちひろ



さてみなさんこんにちは

そういえば、前回youtube新作アップしたときに、もう一曲上げていたのをすっかり忘れていました。

あの国民的○乳○根ドラマ(笑)「TRICK」がいよいよ最終章を迎えるということで、今から楽しみな私です。

TRICKのテーマソングといえば鬼束ちひろさんなのですが、懐かしくなって演奏してみました。



鬼束ちひろ 「私とワルツを」



この「私とワルツを」はたしかTRICK第2期くらいのテーマ曲だったように思います。

今度の映画版最終章では、初期オリジナルの「月光」が再び主題歌に採用されたとのこと。


もちろん、こっちもずいぶん前ですがやってます。




 鬼束ちひろ 「月光」


というわけで、2曲つづけてお届けしました(^^






2013年12月9日月曜日

【三線ism】  ルーグギターと「シガーボックスギター」



さてみなさんこんばんは

 休日は、入手したばかりのルーグギターをかなり研究していました。

 
 
 
 
↑ちなみに、これがルーグギター。

前回の記事でも書いたのですが、三線や三味線とはかなり勝手が違う楽器で、この違いは実際に触ってもらわないと説明できません(苦笑)

特にふだんのチューニングに対しての音の低さ、はちょっと慣れが必要だと感じています。

三線の場合はCでチューニングしているのですが、今我が家のルーグギターはAでチューニングしていますので、そのままでもだいぶ音が低くなります。

その分高音の抜けが悪くなるので、じゃらんと弾いた印象もずいぶん違います。

かといって、ルーグギターが提唱している「ギター準拠のチューニング」も、いいんだか悪いんだか難しいところ。というのも、ふつうのギターとくらべて弦長が短いので、「ミニギター」みたいになるのですが、本来ミニギターは、構造上「高いキー」に設定してやるのがベストなので、そこらへんとの整合性も難しいなあ、と思っています。

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さて、今日はそんなルーグギターの話題から、関連するお話を。ルーグギターはいわゆる「簡易ギター」に相当する楽器なのですが、アメリカには昔から「簡易ギター」の文化があります。

そのギターの名前は

「シガーボックスギター」Cigar Box Guitar

といって、名前のとおり葉巻のケースを胴にして簡易的に作ったものです。貧しい人たちのギターということもあって、ありあわせのもので製作されているため、弦数も「3弦」もしくは「4弦」のものがメインで、後世になってちゃんと6弦が揃ってきたような感じ。

ぜひシガーボックスギターで検索してみてください。

たくさん作例が出てきたり、あのジョニーデップさんが弾いてたりする画像が見つかります。

こういうのを見ていると、「シガーボックスギター」はアメリカ版「カンカラ三線」であり、国は違えど、みんな音楽に対する思いは同じなんだなあ、と感慨にふけってしまいます。

ルーグギターのラインナップにも、この「箱型」がちゃんとあって、
 
 
↑このデザインは、まんまシガーボックスギターでもあるわけです。


シガーボックスギターは、スライド奏法でブルースなんかが似合うそうですが、たしかに弦3本でも、スライドだと綺麗に鳴りますね。

とまあ、しばらくこの楽器の話題が続きそうな予感。
 
 
 

2013年12月7日土曜日

【三線ism】 Loog Guitar(ルーグギター)を入手しました



さてみなさんこんばんは

今回は面白いものをゲットしたのでご紹介です。三線・三味線弾きの末端にいる者として、三弦の楽器には目がないのですが、今度は「ルーグギター」なるものを入手!

http://loogguitars.com/

↑上記はアメリカ版オリジナルのサイト

ルーグギターとはこんなのです。







もともと、子供向けに開発された楽器で、現在3タイプが発売されています。もうすぐエレキバージョンも発売開始のようですが、とにかく国内に入ってきている台数が少ない貴重品です(^^;

今回私が購入したのはルーグ3というタイプで、「三角形=フライングV風」の形。

ルーグ1は長方形の四角、ルーグ2はいわゆるエレキギター風デザインです。



さて、さっそく弾いてみた感じですが

三線や三味線とは全然ちがう!!!

その大きな原因は、「弦」にあります。

ギターと共有のナイロン芯巻き弦(つまり、簡単にいえばギターの弦)を使うので、低音でボロロンと鳴ります。
ふだん三線や三味線で「パキパキした」エッジの利いた弦を使っていると、ものすごく変な感じがします。

もちろん、いつもギターを弾いている人には違和感はないと思います(笑)


チューニングは3パターンが提唱されていて

①AEAでの調弦。こうすると一五一会のように、指一本でメジャーコードが押さえられる、というやつです。

②ギターの上半分

③ギターの下半分

な感じです。

もちろん、私はこれ以外の「三味線・三線本調子」でチューニングして、コードで弾きます(爆笑)

価格は現在1万6千円前後(レートの関係もあるとおもう)、輸入玩具を扱う系のネットショップなどで販売されていますが、ものすごく入荷数がすくないっぽいので、どこのサイトも結構売り切れなモデルが出ています。

入荷台数がおおむね数台ずつなのでしょう。

★特徴★

あ、この楽器は完成品ではなく、キットになっています。





お父さんがこどもと一緒に作って弾く、というコンセプトのようですね。

パーツは↑な感じで入ってます。組み立てはドライバーが2種類くらいいりますが、30分もあれば完成します。


今後も、この楽器をいろいろレポしてみたいと思います。



2013年11月24日日曜日

【三線ism】 恋するフォーチュンクッキー 




さてみなさんこんにちは

久しぶりの新作アップは、おまたせしました「恋するフォーチュンクッキー」です。

AKBとしてはちょびっとだけ前の曲ですが、ロングヒットを続けていますね。




「恋するフォーチュンクッキー」





youtubeなどではみんなで踊る動画が流行していますが、ここは三線で弾いてみる感じで(^^


2013年11月15日金曜日

【三線ism】 三線コード奏法SNSを作成しました



さてみなさんこんにちは

すっかり季節は秋が深まっておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

こたつの準備で、三線どころではないかもしれませんが、秋こそ「音楽の秋」!がっつり弾きまくりましょう。

さて、このたび左大文字流では、全国のコード弾きユーザーさまの相互交流の場、そして情報交換の場として


 三線コード奏法SNS 


なるものを作ってみました。

下記リンクから登録ができます。現在のところ、参加者を限定せず誰でも登録可能にしています。

http://sns.prtls.jp/sanshin-chord/login.html


気になる人、気軽に三線コードについて語りたい人、すでにバリバリのコード弾きユーザーさま、誰でもお気軽にご参加ください。


ただし、まだまだコンテンツがありません(笑) 頑張って盛り上げてゆければ、と思います。

よろしくお願いします。


2013年11月4日月曜日

【三線ism】 三線コード弾きテキスト 印刷版若干あります



さてみなさんこんにちは

いつも基本的にはPDFファイルで頒布している三線コード奏法ののテキスト類ですが、現在若干ながら印刷済のバージョンが在庫あります。

ご希望の方がおありでしたら、ご連絡くださいね。

価格は、いつもどおり1冊あたり1000円お願いしています。送料については当方で負担します。



○沖縄三線コード弾き実践レッスン<改訂版>
○三線コード練習帳 第一巻
○三線コード練習帳 第二巻

上記三冊とも在庫あります。

ヤマトメール便にて発送予定です。

よろしければどうぞ。お申し込みは sanshin_ism34@yahoo.co.jp まで


2013年10月20日日曜日

【三線ism】 ASOVIVAさんの応援に行ってきました!



さてみなさんこんばんは

今日は朝からあいにくの天気でしたが、私は神戸・新長田で行われた琉球祭に行ってきました!

沖縄の三線屋さん「ASOVIVA」さんがブースを出店なさっていたので、その応援にかけつけ、店員のごとく来場なさっていたみなさんと交流することに大成功!

とても楽しい一日でした。今日、お話してくださった方、お越しくださった方、それから楽器やパーツをお求めになってくださった方、みなさんありがとうございました!

会場はとても熱気につつまれていて、完全に雨が降っていても、お越しくださっている方は、超熱い方ばかりで、ASOVIVAの山崎さんをはじめ、みなさんといろんな話で盛り上がりました。

もちろん楽器のこと、演奏のこと、神戸における三線周辺のあれこれなどなど。






ブースのようすはこんな感じ、いいものから普及タイプまでいろんな三線を取り揃えての展示会になりました。

本来は、新長田名物鉄人28号の下でのイベントだったのですが、雨のため商店街アーケードの下に移動しての開催でしたが、会場にはたくさんの方が詰め掛けてくださり、イベントそのものもハイテンションでしたよ(^^


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本場沖縄の三線最新情報や、このブログをごらんになっている方へのいろんな情報提供があるのですが、さすがに今日はさっき帰ってきたばかりなので、明日移行のブログでこまかい話は紹介します~。

というわけで、本日わたしはひさしぶりに「ルートビア」に再会(笑)。




乾杯!みなさま、おつかれさまでした!



2013年10月18日金曜日

【三線ism】 花は咲く



さてみなさんこんばんは

youtube動画のアップが、完全に滞っていたのですが、いよいよ新作をアップしました。

まー、えらいことでブランクがものすごい!数ヶ月の空白があいたので、唄が下手くそになってます(苦笑)




花は咲く 三線コードバージョン




さて、演奏のほうですが、オリジナルはCFC調弦でOKのところ、半音2つ上げで今回は弾きました。

この曲は低い音から高い音まで一気に駆け上がったり駆け下りたりするので、自分のキーにきちんと合わせて弾いたほうがいいですね。

オーソドックスなコード進行が基本ですが、ちょこっと変わったところも織り交ぜながら進んでいくのが、作曲者の菅野よう子さんらしさ、という感じです。

また時間をみつけて、新しい曲をアップしていきますので、よろしくお願い申し上げます。






2013年9月30日月曜日

【三線ism】 第11回新長田琉球祭に!



さてみなさんこんにちは

ほんまに忙しくてyoutubeの新作アップも滞っていますが、申し訳ありません。

さて、今回はイベントに登場のおしらせ。

10月20日、神戸市において開催される「第11回新長田琉球祭」に左大文字が登場します!
(JR神戸線新長田駅すぐ、若松公園)

いつもお世話になっている沖縄の三線屋さん「ASOVIVA」さんがブース出店なさるので、私も駆けつけて応援に行きます。

コード弾き関係の簡単なレクチャーなどができたらいいな、と思っておりますので、関西の方、神戸方面の方でご興味がおありの方はぜひおいでくださいませ。

もちろん、ASOVIVAさんの三線販売も!

琉球祭については

神戸鉄人プロジェクトさん
http://www.kobe-tetsujin.com/

にてチェックしてくださいね!


2013年9月18日水曜日

【三線ism】 トプシュール 完成



さてみなさんこんにちは

今回は少し時間があったので、予定よりも早く楽器が完成しました。

はい!モンゴル系謎の楽器「トプシュール」左大文字バージョンです(^^



もともとの参考にしたトプシュールも、あまり装飾がごてごてしていないタイプだったので、こちらもあっさりと仕上げています。

今、最終仕上げ中ですが、なかなかいい音がします。

正式なトプシュールを触ったことがないままの設計だったので、コンパクトながらなるべく豊かな音がなるように考えてみました。

結果としては、胴のサイズも絶妙だったようで、私も気に入っています(^^

実験では、奄美三線の中弦・女弦の組み合わせでCからDくらいのチューニングでセッティングしています。

依頼主さんが、どのキーでお使いになるかはわかりませんが、三線の男弦ぐらいからでも使えると思います。

2013年9月13日金曜日

【三線ism】 謎の楽器を製作中「トプシュール」



さてみなさんこんばんは

 しばらく更新していませんでしたが、その間に「三味線コード弾きの個人レッスン」をしたり、非公開の「シャミレレ製作講座」を実施したり、と大忙しでした。

 その間にも、三線コード関係のテキスト頒布依頼に、こつこつと取り組んでおり、みなさまからのメールには順次お返事しております、

 こっちのブログ更新が遅かったり、youtubeのアップがとまったりしているので「左大文字はちゃんと活動しているのか?」と不安になる方も多いと思いますが、大丈夫です!お気軽にご連絡くださいね。

 さて、今回は、とある方から「特注楽器作り」を依頼されておりますので、そのお話を!


 ワタクシ左大文字の元には「こんな楽器作れませんか?」などの質問や依頼がよく舞い込むのですが、できるかぎり頑張って対応しております。

 で、今回はワタシがふだん「ちいさなドンブラ」を作っている関係で、「トブシュールという楽器を作れませんか?」という依頼がやってきました。

「トブシュール(トプシュール)ってなんだ?」

ということで、知らなかったのですが、これもモンゴル系の楽器のようです。もちろん、日本ではほとんど誰もしりません(笑)

ネットで調べてみると、いろんな形状やスタイルがあるそうです。

たとえば、こんなの


菅沼孝三さんのページより

モンゴル交流グループさんのページより


これらは、馬頭琴の馬あたまならぬ、あひる頭をしています(^^ 可愛い!

(あひるというか、雁頭、とも)

あるいは

京都馬頭琴楽団「厩(うまや)」さんのページより

のようにシンプルなものも。


さて、今回の依頼は、動画添付で、「こんなのがほしい!」ということでしたので、
 
 
 
 
 
これを参考に製作開始です。

 胴は角胴で、二つの三味線型糸巻き、シンプルな糸蔵とヘッドになっているタイプですね。

 このトブシュール(トプシュール)という楽器は、ホーミー(ホーメイ)の伴奏に使われるそうです。

 ホーミーというのは、喉から二つの音を同時に出すという、驚愕の技術で、その昔探偵ナイトスクープで紹介されてからというもの、関西のみなさんにはおなじみのアレです(笑)

 探偵ナイトスクープによれば、ホーミーの基礎練習は

「え゛、鳳啓助でございます」

「え゛」の音を練習すれば出るそうで(爆)


 それはともかく、現在、左大文字アレンジの「トプシュール」製作に入っております。さて、どんな楽器ができるやら。





 

2013年8月23日金曜日

【三線ism】 シャミレレやらどんぶらこやら



さてみなさんこんにちは

お盆休みの間に、新曲アップしたかったのですが、なかなか小忙しくて叶いませんでした。

ご期待に添えずもうしわけありません。え?別に期待してない?って(笑)

頑張ってそのうちyoutubeも更新します。


で、先週の日曜日は、新楽器どんぶらこのグループレッスンを実施しました。なんでも、みんなでどんぶらこをマスターして東北応援で現地へ行って演奏なさるそうで、みなさん真剣に練習なさっていました。

「どんぶらこ」はたぶん、ここいらあたり近隣以外では、まったく知られていない楽器なので、はじめて目になさる人は驚くかもしれません(^^ 

なんじゃこりゃ、と(笑)


そして、引き続きこんどの日曜日は非公開版シャミレレ講座が入っています。「非公開版」というのは、公園さんの正式なイベントプログラム外で実施する場合のことで、ちょくちょくあります。

公園で実施している「シャミレレ講座」は大まかに年間計画の中に入っていて、時節に合わせて外部への広報・呼びかけなんかも含めて開催されるのですが、これまた個別のグループ等で、「○人で行くのでシャミレレ講座実施してもらえませんか?」という問い合わせがあった場合、うまくいけば開催されるというもの。

これは、公園さんの都合やら、材料の都合によって状況が変わりますので、臨機応変に対応しています。

今回はなんと、材料が足りません!なので、キットの余りで作ってもらっている横で、ワタクシみずから足りない分の材料を加工しながら講師するという高度なワザを駆使する予定です。

というか、うまくいくのか不安です(笑)


ということで、日曜日は朝からシャミレレ講座をやってきます!

 
 
 

2013年8月8日木曜日

【三線ism】 驚き!ギターと三線・三味線のチューニングは実はおんなじ?!2



さてみなさんこんばんは

 いよいよ昨日の続き、「ギターと三味線のチューニングの共通点」の回答編です。

 まず、宿題が残っていました。

 それはなぜギターの弦は半音5音ずつずれているのに、一箇所だけ4音になっているのか、ということです。

 この理由は、どうやら1弦と6弦をオクターブ違いの同音に揃えたかったらしい、ということが一般に述べられているところ。

 ギターの場合は6本も弦があるので、開放弦だけで2オクターブがとれます。

 三線や三味線は、弦の数が半分で、1オクターブがとれるようになっています。

 ん?1オクターブが取れる?!

 そうですね。このあたりで正解に近づいてきました。

 本調子で考えればわかりますが、たとえばCFCで、ギターとおなじように端っこの弦同士でオクターブが取れるようになっているのです。

 そして、本調子の最初の弦間の音のずれは「5音」ですから、ギターと三味線の共通点は

 各弦半音5音のズレで調弦するが、そのとき両端の音をオクターブ違いの同音に調弦する。

という公式に従っていることが見えてくるのです。
 
 
 
 
そのため、後半は半音7音で調弦することで、両端のオクターブ違い同音を実現しているわけですね。

 2上がりの調弦は、ズレ7音を先に持ってきたパターンで、後半に半音5音を残しています。

 三味線がギターとおなじ半音5音ベースの楽器だということは「三下がり」チューニングが存在することでわかります。

 三下がりだと、ギターの低い弦たちと同じチューニングになるわけです。


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 さて、ギターや三味線が半音5音ズレの楽器であることがわかりました。これを専門的には「4度でチューニングする楽器」という言い方をします。

 他の楽器も参考にすると面白いのですが、バイオリンやマンドリンは5音ではなく7音でチューニングするので、
「5度の楽器」なんて言われます。

・・・・なんで半音5つで「4度」で、半音7つで「5度」なのかは音楽の先生に聞いてください。ややこしいわ!




 
 
ちなみに、二胡や馬頭琴は2弦楽器ですが、どちらも「4度」の楽器です。つまり、ギターの仲間。



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おさらい。チューニングから読み解くと、


ギター・ウクレレ・三味線・二胡・馬頭琴 などは友達関係。

バイオリンとマンドリンは、違う仲間たち。

ということになります。
 
 
 

2013年8月7日水曜日

【三線ism】 驚き!ギターと三線・三味線のチューニングは実はおんなじ?!



さてみなさんこんばんは

先日よりずっと研究していることがあるのですが、面白いことがわかったのでご紹介します。

それは「なんと!驚愕の事実!ギターのチューニングと三線のチューニングが同じ(理屈)だった!」という面白おかしい話です(^^

一体全体どういうことなのか。

ギターを触ったことのある三線弾きの方は

 ナニをいってるんだか!

と一笑に付すところだと思いますが、そこはまあ、ゆっくり話を聞いてください。

まずは、ギターのチューニング方法を図で示します。






ついでにウクレレのチューニングも横にくっついていますので、こちらは後で説明します。

まず、ギターは「ミラレソシミ」という形でチューニングするのが一般的です。

そこで、各弦がとなりの弦とどのくらい音が離れている(ずれている)かというのを調べてみました。

それが、横に書いてある数字で、ほとんど、ギターは半音5つ分ずつずれているということがわかります。

ウクレレは、もともとギターのチューニングをベースにして、4弦になっていますので、ギターとの関係でいえば高いほうの弦4つ分と同じならびになっているのがわかると思います。

ただし、ウクレレのG弦は、一オクターブ高くチューニングされますから、この楽器の特徴である「アップストロークで弾いても、ダウンで弾いてもかならず高い音から鳴る」ということになり、独特のコロコロ感が生まれるわけですね。


ここでは、ギターとウクレレのチューニングの理屈が全く同じであることがわかりました。


 さて、じゃあ、三味線や三線のチューニングはどうなっているのか、調べてみましょう。



上から本調子・二上がり・三下がりのチューニング状態を記載してみました。

あれ?ギターと全然違う!とすぐにわかりますね。ギターは5音が基本だったのに、三味線は5音もあれば7音もあります。

これじゃあ、ギターと三味線のチューニングの共通点は見つけられません!

ところがどっこい。三味線とギターのそこはかとない関係が、実は存在するのです。

それを見つけるためには、まず

「ギターのチューニングで1箇所だけ、なんで半音4つしかずれていないのか」

の理由を考える必要があります。

お暇な人は、ググって、どういう理屈か調べてみてください。


このネタ、次回まで引っ張ってみるつもりです(笑)


ギターの弦がひとつだけずれている理由は宿題としておきましょう!


2013年7月28日日曜日

【三線ism】 今日はシャミレレ講座でした!



さてみなさんこんばんは

今日は朝からいつもの公園さんで、「シャミレレ講座」の開催日でした。

8名参加で6棹を作る、というゆったりのんびり作れるちょうどいい人数で、楽しく楽器製作を進めることができました。

小学生のお子さんも頑張って作っておられたので、楽しかったですよ!

また、大阪から津軽三味線を弾いておられる方が作りに来てくださり、こちらのみなさんも喜んで作ってくださいました!

参加してくださった方のブログに、今日の様子が掲載されておりますので、ぜひご覧くださいませ。

津軽三味線「笑風会」さんより
http://ameblo.jp/shi-nasann/entry-11581800562.html

私のほうは、今日写真を撮る暇がなかったので(^^;;;;


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さて、シャミレレ講座よりのお知らせです。

実は、本日の開催をって、ストックされていたシャミレレ材料がすべてなくなってしまいました!

ということで、材料キットの補充に時間がかかるので、本年度のシャミレレ講座の開催が、たぶん厳しい状況です(><;;

いつもは年数回開催しているのですが、キットが出来るまではしばらくお預けになりそう、ということで、楽しみにしておられた方ごめんなさい!

「あー、いつもやってるから今度にしよう」
と思っておられた方!マジで今度になります!(苦笑)

今日参加くださった方も、「来年こそは絶対作りたい!」とずっと狙っておられて、ようやく参加できたそうですので、滑り込みでよかったなあ、と私も嬉しかったです(^^

というわけで、例年大人気のシャミレレ講座ですが、次回はたぶん来年開催です~。






2013年7月25日木曜日

【三線ism】 左大文字が どかんと一面新聞掲載!



さてみなさんこんばんは

 今日の丹波新聞さんの記事に、まるまる1ページ左大文字のことが載っていたので、ご紹介!

 取材は少し前に受けていて、ゲラも頂いていたのですが、やっぱりちゃんと載ってからご報告ということで(^^

 シャミレレの話やどんぶらこの話などがけっこう詳しく載ってます!





 丹波新聞 2013.7.25 号

 丹波地域でますます発展する左大文字流(楽器づくりの方)をよろしくお願いします!
 
 

2013年7月24日水曜日

【三線ism】  日曜日はシャミレレ講座です




さてみなさんこんにちは

 今月は大忙し真っ最中の左大文字ですが、日曜日はいよいよ本年度のシャミレレ製作講座です。

 おそらく今年の講座は満員御礼になっているはずなので、細かな告知は書きません(^^

 また次回をおたのしみに!ということで、気になる人はアナウンスを待っていてくださいね!
 
 
 
 
 
上記パンフレットは、公園さんの公式案内です!いろんなイベントがあるので、シャミレレ以外もよろしく~。あ、講師は私ではないです(^^




 

2013年7月21日日曜日

【三線ism】 どんぶらこ演奏グループレッスン実施しました。




さてみなさんこんにちは

今日は、朝から親戚の引越しの手伝いをして、それから会社へ出勤して月曜日の準備(ただしけっこうな肉体労働)をして、最後に新楽器「どんぶらこ」のグループレッスンを行うというフルスロットルな一日でした(^^;

どんぶらこのレッスンは、先日より製作講座に参加してくださった方々ばかりで「もっと演奏の練習がしたい!」ということで実施したものです。

楽器を作った日にも簡単なレッスンはするのですが、やはりじっくり腰を落ち着けて練習するのはこれが最初!でも、みなさん超上手に、コード弾きをどんどんマスターなさいました(^^

新楽器どんぶらこは、とにかく簡単な楽器(だって弦がふたつしかないから)なので、コードを押さえるのも簡単です。

今日は、「涙そうそう」「負けないで」「世界にひとつだけの花」「アンパンマンのマーチ」などを練習してゆきましたが、どれか一曲が弾ければ、次の曲はほんの少しだけコードを加算すればいいだけなので、楽しんで弾いてくださったように思います。

このグループさんでレッスンするのは初めてだったのですが、もう次回の開催も決定しました(笑)

何度か一緒に練習できれば、あとは自力独学でも大丈夫なところが、「どんぶらこ」のいいところ。

これからも末永く楽しんでいただければ嬉しく思います!





2013年7月19日金曜日

【三線ism】 コード弾き個人レッスンでした




さてみなさんこんにちは

昨日は九州から三線コード弾きのレッスンに来られた方がいて、2時間みっちり練習に費やしました(^^

おかげさまで個人レッスンも、全国各地から来てくださるので、嬉しいです。

通常の楽器のレッスンは、定期的に通ったり何度も足を運ぶ必要があるのですが、この三線・三味線のコード弾きレッスンだけは、「とにかく1回だけ」受けていただければ、後はおうちに帰ってから自宅でなんとか形になります。

どういうことかというと、コードは基本的なことだけ教われば、あとの発展部分はそんなに難しくないので、基本的には独学でも大丈夫だからです。

個人レッスンの時は、


①コードを押さえるフォーム(形)を確認する。 

②拍子とリズムに合わせて、ジャカジャカ弾きやアルペジオの基本を体験する。

③コードの切り替えを練習する。

④数曲実際に弾いてみる。


という4点を集中して練習します。


ぶっちゃけ、この基本について1曲マスターできたら、あとはコードブックを買ってきたり、ネットで好きな曲のコードを拾えばどんな曲も弾けます。

ただ、その際に他の楽器とあわせたり、キーの変更が必要になることがあるので、レッスンの際には

相対コードと絶対コードの考え方

についてもレクチャーします。


テキストをお持ちの方で、難しいと思われた方は、ぜひ一度だけレッスンを受けてみてくださいね。

全員、「こんなによく理解できるとは思わなかった!すっきりした!」「あとは自分で大丈夫です!」とおっしゃって帰られます(^^


2013年7月17日水曜日

【三線ism】  特注シャミレレ




さてみなさんこんばんは

一ヶ月の製作期間を頂いて、特注で作っていた「シャミレレ」が完成しました。シャミレレとは言っても、ぱっと見は「どんぶらこ」のように見えるかもしれません(^^

でもちゃんと3弦です。

このシャミレレという楽器は、全体的に小さく作られているので、少し弾くのが難しいように思うかもしれませんが、慣れればかなり面白く使えます。なによりコンパクトで、板張りなので、どこでも手軽に三線・三味線音楽を楽しめるのがいいところかも。



今月は、三味線関係のイベントが詰まっていて、個人レッスン・グループレッスンが2件、シャミレレ製作講座も月末にあります。

みなさんとお会いできるのを楽しみにしています!
 



2013年7月9日火曜日

【三線ism】  三線コード弾きで、ジブリ祭り!



さてみなさんこんばんは

 この間の金曜日は、金曜ロードショーで「耳をすませば」をやってましたね!

 この夏、10チャンネル(ただし、関西の日テレ系というわけでww)は「2013年夏ジブリ祭」を開催中とのことです。

日テレ

ラインナップは「耳をすませば」「平成たぬき合戦ぽんぽこ」「猫の恩返し」が毎週連続放送。

ちょっと飛んで8月にはまたまたまたまた「天空の城ラピュタ」を放送するようです。

これは、ネット住民のみなさんも「バルス祭り」を楽しみにしていることでしょう!


というわけで、わが左大文字流も、この流れに乗っかって「ジブリ祭り」開催します。


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まずは、放送終了ですが「耳をすませば」より
 
 カントリーロード


 おつぎは上々台風の名曲、「平成たぬき合戦ぽんぽこ」より
 
いつでも誰かが


 そして、猫になってもいいんじゃない?ということで、
 
 
 風になる


 最後はもちろん、ムスカ大佐のテーマ!(ちがいます)
 
 
 
君をのせて


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 なんだかんだ言って、全部すでにやってるじゃないか!!!!



 
 

2013年6月27日木曜日

【三線ism】 丹波新聞 「手作り新楽器どんぶらこ」の記事が載りました




さてみなさんこんばんは

本日発行の「丹波新聞」さんに、このあいだの新楽器「どんぶらこ」作りの記事が掲載されていましたのでご紹介。








2013・6・27 丹波新聞より

ちっちゃなお子さんもたくさん来てくださっていたので、みんなでわいわいがやがやと製作しました。

まあ、こんな感じで地元に根ざしてやっておりますが、関西地方ならなんやかんやでどこへでも顔を出していますので見かけた際はよろしくお願い申し上げます。





2013年6月25日火曜日

【三線ism】 <業務連絡>木工イベント・手作り楽器イベント企画者の方へ



さてみなさんこんにちは

 先日の手作り楽器「どんぶらこ」講座も盛況に終了し、嬉しい限りですが、最近耳にするのが「いろんなところで手作り楽器イベントをやってくれないかな」とか「近くでイベントをやっていないので、問い合わせしました」などのご要望が多い、ということです。

 公園さんの方にも「いつイベントありますか?」とか「丹波地域だけですか?」などの質問がいろいろ来ているようで、全国のみなさんのご希望・ご要望が潜在的にあることはじゅうじゅう理解しているつもりです。

 夏休みのイベントでは、遠くの府県からわざわざお越しくださることも多い「シャミレレ作り」イベントですが、(これまでも、静岡・島根・四国?・などほんとうに全国から多々お越しです)なかなか他県開催ができないので、ほんとうにごめんなさい!
 

 


 
さて、という状況もあって、特にイベント企画者の方によくわかる「どんぶらこ・ニホレレ」講座の案内・企画内容説明書を作成しました。

 題して「どんぶらこ・ニホレレ」ハンドブックです。

 下記リンク先からPDFファイルがダウンロードできますので、「木工楽器作りイベントをやってみたい」という公的施設の管理者さんや、各種イベント担当者さまはぜひご参考になさってください。

 シャミレレ・どんぶらこ系イベントは、すでに兵庫県内5箇所以上の公園・公的施設で数十回開催している実績があります。詳細はお問い合わせくだされば、丁寧にお答えしております。

 どんぶらこ・ニホレレハンドブック


 冊子の内容は、楽器のユーザーさま向けではありません。ユーザーさま向けには「うたうどんぶらこ」という別の冊子を作っています。こちらは、問い合わせがあれば頒布します。

(通常は楽器製作イベントに参加してくださった方に、もれなくついてくる雑誌です)


 というわけで、来月もがんばります。

 

2013年6月24日月曜日

【三線ism】 新楽器「どんぶらこ」講座でした



さてみなさんこんばんは

この日曜日は、新楽器「どんぶらこ」講座でした(^^

こどもさん20+親御さんで、合計40人以上の大人数で手作り楽器を作る盛大なイベントになりました。


 まずは、会場セッティング。キット化された「どんぶらこ」が並びます。胴・棹・表板・糸巻きなどが主なパーツ。



 鉛筆でけがきをして、表板を胴のサイズにのこぎりで切ります。



糸鋸でサウンドホールを切り抜いて、表板の貼り付け。


 いろんなデザインのどんぶらこが完成しつつあります。根緒をつけて、弦を張って、できあがり。

・・・とまあ、こんな感じで実施しました。朝10時から午後3時過ぎまで、製作~演奏の練習をみっちりやりました。
幼稚園児から小学校高学年まで、広い年齢層のお子さんが来てましたが、みんな一生懸命かつ、上手に作ってましたよ!

どんぶらこ講座はこれで計三回目の実施ですが、シャミレレ講座を何十回も実施してきた実績があるので、だいたい時間配分等もOK。全員しっかり楽器を完成させて、お持ち帰りいただきました。


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というわけで、今回はこども向け「どんぶらこ」講座でしたが、来月の7月28日(日)には手作り三味線「シャミレレ」講座もやります。2ヶ月連続イベントですが、今度は大人のあなたを待ってます(笑)


2013年6月15日土曜日

【三線ism】 世界が崩壊しても、僕は三味線を作る




さてみなさんこんにちは

23日の手作り楽器ワークショップイベント用のキットづくりもほとんど終わり、ほっとしている今日この頃です。

今回は23棹分の新楽器「どんぶらこ」のキットを製作したのですが、木材を切っていると端材が出るので、もったいないと2本ばかり余分に楽器を作ってしまいました(苦笑)






はい。↑いっちょあがり。

表板も裏板も、胴も棹もぜんぶ継ぎはぎだらけですが、ちゃんと鳴ります。見かけが悪いので、お客さん用にはしないだけです(^^

両目のあたりで、板が計3枚、継いであるのがわかりますか?


 タイトルではないですが、たぶん世界が崩壊しても、僕は楽器を作ってしまうんだろうなあ、と思います。

学生時代は、下宿で音が出せないため、ほとんど切り出しナイフ一本だけで板張り三線を作っていました。

今でこそ電動工具も使いますが、究極的には世界がぼろぼろになっても。刃物がひとつあれば、「どんぶらこ」やら「シャミレレ」やら、果ては「三線」でも三味線でも作れると思います。



そういう意味では、沖縄の「カンカラ三線」の文化は、すごくわかる。敗戦後のありあわせのものを使って、楽器を作るという発想は、たぶん僕の感覚的なイメージにすごく近くて。

僕の場合も、高級な楽器や高価な材より、そこらへんにあるものや捨てられそうなチープなものを楽器に生かすことのほうが、なんとなくしっくりくるわけです。

今の会社にも、梱包に使われた廃材がたくさんあるのですが、2時間もあれば廃材から楽器を一棹ぐらいはすぐ作れます。繰り返しますが、見かけは悪いけど(笑)


そもそも、僕は三味線や三線の演奏家ではなく、システムエンジニアなのだと思っています。


ハードウエア設計・実装、それにOS(オペレーティングシステム)設計と運用をやっているだけ!

楽器を設計し、作り、コード弾きというOSを載せ、各楽器間でOSごと移植してるわけですね。


左大文字流はJAVAみたいな思想で、ギターやウクレレやピアノとコードそのものは共通ですから、OSを乗っけてしまえば、そこで演奏される「各曲=アプリケーション」は、ほとんど再コーディングしなくても演奏できるわけです。

もちろん、三味線で出せない4和音は省略してやらないといけないけど、そこらへんの移植は超簡単ですよね。

よりベーシックなライブラリや関数しか使わないわけだから。


実は、私は以前の職場でユーザーサイドながらLANの敷設をやったりNTサーバの管理をしたり、シスアド(今となっては古いが)の資格を持っていたりと、まあシステム屋さんだったのです。 

今の仕事はまったく畑違いですが(^^;

というわけで、三線界のスティーブ・ジョブスを目指して今日もがんばります(笑)



2013年6月6日木曜日

【三線ism】 大人のための「どんぶらこ」



さてみなさんこんばんは

6月23日(日)の「世界で二番目に簡単な弾き語り楽器どんぶらこ」の製作イベントは、ほぼ満員になったようです。

昨日の時点で、空きはあと一人!だったそうなので、もしかしたらもう予約で埋まってしまったかもしれません。

ご検討中だった方は、ぜひ問い合わせ先へ尋ねてみてください。

というわけで、23日は、多くの方と楽器製作をするわけですが、「どんぶらこ」は子供のためだけじゃないぜ~!ということで、アダルトなあなたのために見本を作ってみました。

題して「どんぶらこ、大人バージョン」







基本構造はおんなじですが、表板のデザインがシックなものに変更になっています。子供向けの顔はどこへやら。

大人でも十分かっこいい楽器に仕上がりました。

イベント当日の私の指導用楽器は、これをもっていきます。みなさんのデザインの参考になりますように。

サウンドホールの位置や数、大きさは音色に関係してくるのですが、まあ普通の感覚だと聞き分けられないので、あんまり気にしなくていいと思います。

顔デザインにすると穴の数が増えるので「抜け」のいい音になり、今回のように穴の面積を減らすと「豊かな音」になります。(失敗すると音がこもりがちになります)

では、当日お会いしましょう!
 



2013年6月5日水曜日

【三線ism】 2013年シャミレレ講座ご案内



さてみなさんこんにちは

毎年恒例になっております、手作りの三味線(板張り・三線サイズ)「シャミレレ」講座ですが、今年は

7月28日(日)に開催決定!






 シャミレレ講座概要


 7月23日(日) 兵庫県立丹波並木道中央公園 兵庫県篠山市西古佐90 (JR福知山線丹波大山駅下車すぐ)

朝9:30~午後3時ぐらいまで。 (昼食を持参してくださいね)

午前中に楽器作り、午後から演奏のレクチャーというスタイルです。

費用は4500円。総ひのきの楽器を作ります。

申し込みは 並木道中央公園さんの事務室までお願いします。 079-594-0990


この夏もイベント満載です。頑張ります!


2013年6月4日火曜日

【三線ism】 「大ガラクタ市」その4




さてみなさんこんばんは

週が明けたので、大ガラクタ市がまだまだ続きます。

今週の逸品はこちら



ごみから作った「ごみせん」です。

基本的に廃材利用なので、みかけは悪いですが、音はかなりまろやかないい音がします。クラシックギターのようなふんわりした音です。

このシリーズの楽器は、ものすごい特徴があって、実は「ネックが薄い」というギターみたいなつくりになっています。

ふだん、三味線や三線しか弾いたことがない人には伝わりにくいかもしれませんが、エレキをやっている人に説明するとすれば、

フェンダーのギターより薄い、ギブソンのレスポールカスタムみたいな感じ

とか

ああ、Ibanezのギターみたいな感じね

とか、そういうことです(笑)


数値で説明すると、通常の三線の場合、棹の幅ではなく厚みは2センチ~くらいで、三味線だと2.5センチ近くあるのですが、この「ごみせん」や、その通常材バージョンは、1.5センチしかありません。

なので、コード弾きをするのには、ものすごく弾きやすいのですが、今のところその「すばらしさ」を知っているのは世界で私ひとりです(わはははは)

ちなみに、写真をみるとわかりますが、ネックを薄くすると強度が落ちるので、棹の幅のほうは、通常より太くなっています。寸法で言えば、3センチあります。

幅が広くて薄い、という作りなので、持った感じの第一印象は「あ、ギターみたい」だと思います。

このタイプは、 ガラクタ品が3棹くらいあるので、先着3名さまぐらいまでは大丈夫です。

価格は1500円で、まあいいか。

2013年6月2日日曜日

【三線ism】 手作り楽器「どんぶらこ」イベント詳細



さてみなさんこんにちは

6月23日(日)に開催予定の
「世界で二番目に簡単な弦楽器『どんぶらこ(ニホレレ)』」の製作&演奏ワークショップのチラシが上がってきましたので、ご案内です。




主催は、生涯学習応援隊 so-so.39 さんで、参加の申し込みも上記へお願いします。

<開催要項>

2013年6月23日(日) 兵庫県立丹波並木道中央公園さんにて(JR福知山線丹波大山駅下車すぐ)

時間は 朝10時~午後3時過ぎを予定しています。

朝から製作して、お昼を食べて、午後から演奏のレクチャーです。お昼をまたぐので、お弁当の用意をしてきておいてください。

公園近くにコンビニはあるのですが、講座をやっている建物は公園の一番奥なので、けっこう歩かないといけません。

価格は今回だけの特別価格になっています。

通常の「どんぶらこ」イベントは3500円お願いしていますので、半額以下です。

台数限定 20棹までですので、よろしくお願いします。


2013年5月10日金曜日

【三線ism】 祝!三線・三味線コード弾き1000人突破!



さてみなさんこんにちは

超強力な風邪から、なんとか復活しつつある左大文字です。そろそろ本来の活動レベルに戻ります(^^;

ところで、いつも三線や三味線のコード弾きの問い合わせやテキスト頒布の統計をとっているのですが、久しぶりに計算してみると、なんとすでに三線・三味線コード弾きユーザーさんが

1000人突破!

していることが判明!

日本全国ならびに海外でたくさんの人に親しまれている左大文字流三線・三味線コード奏法ですが、これからもいっそう精進して参ります。

まずは次の2000人、そしていつかは1万人突破を目指します(^^

というわけで、これからもよろしくお願い申し上げます。

2013年5月6日月曜日

【ごったん普及委員会】 ゴッタンと高校生の話題



昨日に引き続いて、ごったん・ゴッタンの話題をご紹介します。

「ゴッタン」で高校生タッグ 隼人工高・財部高
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=46680

南九州各地で「ごったんの復活」に関わるプロジェクトがいろいろ進行しているようですが、今回は高校生の話題を。

少し前に九州地方での新聞ではいろいろ紹介されていたようですが、曽於市の財部高校の生徒さんと、霧島市の隼人工業高校の生徒さんが協力してごったんの復活を進めておられます。

まずは、財部高校のほうですが、音楽部同好会のみなさんがゴッタンの演奏に取り組んでおられます。隼人工業高校では、財部高校と協力してごったんのレプリカ製作に取り組んだそうで。リバースエンジニアリングで、新作のゴッタンを作り上げたとのこと!


新聞記事では概略だけですが、詳しいことがフリーペーパーの「鹿児島地域ブランディング情報誌Region」に掲載されていますので、ぜひご一読ください。

電子書籍で読めるようになっています。

https://www.nijidoku.com/db/130410001/index.html?highlightwords=%E9%AB%98%E6%A0%A1%E7%94%9F#page=15


ごったんがどんどん復活しているようなので、嬉しい限りです!