個人的にはもう7年ぐらい前からやっているのですが、youtubeでは披露していなかった
スラップ三線
という技法がありまして、今回はじめて載せてみました。
これは普通の三線、三味線の弾き方には「まったく存在しない」技法で、
スラップベース、スラップギター
のように、スラップ音を発生させながら弾くという裏ワザです(笑)
で、なんでこのワザをyoutubeに載せてこなかったというと、既にお気づきのとおり、左大文字のポリシーとして、
コード演奏の際には、バックミュージックを使わない(三線一本で演奏する)
というお約束があるので、基本的に単音で何かを弾くという演奏をしてこなかったせいです。
で、今回、その約束をちょっとだけ破って、
○スラップ三線部分
○コード部分
○ベース部分
+ボーカル
の3つのパートを多重録音する、というこれまた「めったにやらないこと」を実演してみました。
それも全部、スラップ技法とはこういうもんですよ~ということを実演するためです。
単独ではあんまり役に立ちませんが、他のパートと組み合わさると、効果を発揮します。
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ワタクシ本来は、三味線弾きでございまして、いつもは三線ばかり弾いているので、よもや邦楽奏者の切れ端だとは思われていないかもしれませんが、
親指で弦を叩く
のは得意です。(ここ、三味線弾きは笑うとこ。ベーシストは変に納得するところです)
ところが、スラップ三線では、今現代においてエレキベースで主流になっている
「叩く系スラップ」
技法を使っていません。
なぜかというと、三線はエレキ楽器ではなく生音楽器なので、生音でスラップできる技法が必要になるからです。
そこで、三線のスラップ奏法は、エレキベースではなく、むしろ生音のウッドベースのスラップである
「引っ張る系スラップ」
で音を出しています。
この説明で、ベーシストのみなさんは「なるほど、そういうことか!」と納得してもらえるはず(笑)
というわけで、世界でも類をみない、「三線スラップ奏法」をぜひ試してみてね!
追伸)
ちなみに、今回のコード部分、ストロークでカッティング風に弾いていますが、打弦位置を変えてまろやかにしているのがわかりますか?
通常の位置で弾くと、スラップ音の硬さとかぶりがちになるので、コード部分はイメージを変えて弾いています。
さらに、三線でおまけ程度にベース音をしのばせています。こちらは音量を下げ気味で、主張しないように隠してます(笑)
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