2013年6月15日土曜日

【三線ism】 世界が崩壊しても、僕は三味線を作る




さてみなさんこんにちは

23日の手作り楽器ワークショップイベント用のキットづくりもほとんど終わり、ほっとしている今日この頃です。

今回は23棹分の新楽器「どんぶらこ」のキットを製作したのですが、木材を切っていると端材が出るので、もったいないと2本ばかり余分に楽器を作ってしまいました(苦笑)






はい。↑いっちょあがり。

表板も裏板も、胴も棹もぜんぶ継ぎはぎだらけですが、ちゃんと鳴ります。見かけが悪いので、お客さん用にはしないだけです(^^

両目のあたりで、板が計3枚、継いであるのがわかりますか?


 タイトルではないですが、たぶん世界が崩壊しても、僕は楽器を作ってしまうんだろうなあ、と思います。

学生時代は、下宿で音が出せないため、ほとんど切り出しナイフ一本だけで板張り三線を作っていました。

今でこそ電動工具も使いますが、究極的には世界がぼろぼろになっても。刃物がひとつあれば、「どんぶらこ」やら「シャミレレ」やら、果ては「三線」でも三味線でも作れると思います。



そういう意味では、沖縄の「カンカラ三線」の文化は、すごくわかる。敗戦後のありあわせのものを使って、楽器を作るという発想は、たぶん僕の感覚的なイメージにすごく近くて。

僕の場合も、高級な楽器や高価な材より、そこらへんにあるものや捨てられそうなチープなものを楽器に生かすことのほうが、なんとなくしっくりくるわけです。

今の会社にも、梱包に使われた廃材がたくさんあるのですが、2時間もあれば廃材から楽器を一棹ぐらいはすぐ作れます。繰り返しますが、見かけは悪いけど(笑)


そもそも、僕は三味線や三線の演奏家ではなく、システムエンジニアなのだと思っています。


ハードウエア設計・実装、それにOS(オペレーティングシステム)設計と運用をやっているだけ!

楽器を設計し、作り、コード弾きというOSを載せ、各楽器間でOSごと移植してるわけですね。


左大文字流はJAVAみたいな思想で、ギターやウクレレやピアノとコードそのものは共通ですから、OSを乗っけてしまえば、そこで演奏される「各曲=アプリケーション」は、ほとんど再コーディングしなくても演奏できるわけです。

もちろん、三味線で出せない4和音は省略してやらないといけないけど、そこらへんの移植は超簡単ですよね。

よりベーシックなライブラリや関数しか使わないわけだから。


実は、私は以前の職場でユーザーサイドながらLANの敷設をやったりNTサーバの管理をしたり、シスアド(今となっては古いが)の資格を持っていたりと、まあシステム屋さんだったのです。 

今の仕事はまったく畑違いですが(^^;

というわけで、三線界のスティーブ・ジョブスを目指して今日もがんばります(笑)



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