さてみなさんこんにちは。
毎度おなじみサイレント三線SP3を製作しました。
今回は同時期に複数依頼を頂いていたので、2棹アップです。
このあとも別の楽器の制作依頼が待っているので、引き続いて作ってゆきます。
沖縄三線や邦楽三味線をコードで演奏するプロジェクトです。 ユーザー1800名突破! コード弾きテキストも頒布しています。
さてみなさんこんにちは。
毎度おなじみサイレント三線SP3を製作しました。
今回は同時期に複数依頼を頂いていたので、2棹アップです。
このあとも別の楽器の制作依頼が待っているので、引き続いて作ってゆきます。
さてみなさんこんにちは。
前回、前々回と実験を続けている「三味線弦の代用品」についてですが、いろいろ張ってみています。
その中で、前回は新作ゴッタン「ポリリズム」に「水糸ナイロン」を張ってみたのですが、いちおう音が出ることは出ます。意外にもちゃんと鳴るので、逆に驚いたくらいです。
ただ、「音の伸びがない」とか「ぽよんぽよんしている」とか、文句を言いだしたらキリがなく、よほど困った時意外には使わないかもしれないな、という感じがしています。
ポイントは
◆ とにかく弦の硬さが必要
ということです。
ナイロンテグスにしても、水糸・撚り糸にしても「ナイロンの繊維に対して、硬度が足りない」のが、楽器弦としての性能が落ちる最大原因だと思います。
三味線弦のトップメーカーである丸三ハシモトさんでも、ホームページを見るとナイロン糸にしてもテトロン糸にしても、
レイトーン
https://www.marusan-hashimoto.com/product/items/?cate=14
”ガンマ線を照射して、硬質化させている”
と、おっそろしいことをさらっと書いていますが、たぶんこれがミソで、ほんとうに硬くないといい音にならないようです。
で、実験として弦に「糊(でんぷん質)」をコーティングさせてみたりもしたのですが、たしかに糊付けすると弦に張りがでます。
ただ、絹糸と違い、ナイロン繊維にデンプンコーティングしても、本質的にはなじまないので、(プラスティックとアミロースだから??)
なんか微妙に違う!
感じになってしまうのです(笑)
★ 絹糸は主成分であるタンパク質「フィブロイン」とその周囲を覆う「セリシン」という2種類のタンパク質から構成されており、セリシンのほうは、水溶性があり、接着性もあるため糊とよく馴染むのだと思われます。
★ ナイロンも、実は吸湿性があるのですが、糊となじむのかは、なんとも・・・(苦笑)
★ 三味線系には「餅米糊」がよく使われますが、もしかしたら糸も「餅」コーティングなのかもしれません。
★ うるち米はアミロースのみで、餅米はアミロペクチンのみなので、そこらへんの違いがあるかも。
★ もしかするとナイロン繊維にも、「もち米糊」をコーティングすれば結果が違う?!
=========
しかし、そこまで追求してゆくと、せっかく安い弦の代用品を探していたのに、結局
「三味線糸を作るのとおなじ工程を経て、コストがかかってまうやんけ!」
ということになりますね。
というわけで、この段階としての「おすすめ代用弦」をセットアップしてしまいましょう。
それは
◆ ナイロンテグス No10/No7/No5 のセットです。
ちょっと三線よりは細くなりますが、長唄系細棹三味線糸との中間くらいになるでしょうか?
このラインナップだとホームセンターや100均一などでも入手しやすいので、おすすめにしておきます。
No10 0.52ミリ
No7 0.435ミリ
No5 0.37ミリ
が基本で、ここからNo18 0.70ミリ くらいまではズラしてOKだと思います。
ホームセンターでは、No10の次はNo30くらいしか置いていない場合が多いのですが、No30は0.91ミリもあるので、けっこう図太いです。
撚り弦であれば0.9ミリでも違和感がないけれど、ストレート弦の0.9は、ぼよんぼよんでアタック感もなく、ちょっとしんどいと思います。
ストレート弦ばかりになりますが、その分細めで「シュッとした感じでまとめて」ゆけば、まあ心地よく弾けるでしょう(笑)
さて、ナイロンテグスの場合は、硬度がやや足りないので、弦伸びします。
しばらくはチューニングが安定しませんが、そのうちきちんとおさまってくるので、ご安心ください。
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実は市販三味線系楽器での「ナイロン弦・ストレート3本セット」は、採用例がけっこうあって、
========
しかし、普通の人は、普通に三味線弦なり、三線弦なりを買ったほうが早いと思います。
イベントなどで「とにかく安価な手作り楽器と弦を大量に用意しないといけない」場面に出くわす左大文字ならではの実験でございました!!
(おしまい)
さてみなさんこんにちは。
ゴッタン楽器の新作を研究中です。試作品が完成! ポプリズムと名付けました。
カラーとデザインをポップに全振りしてますが、基本はこれまで通りの「ゴッタン」や「ごみせん」「GTR」の系譜を引き継いでいます。
今回は試作ですので、相変わらず廃材利用で作っています。
ゴッタンにしても、三味線にしても、「とにかく手にとってもらって、面白そうと思ってもらう」ことを主眼にしておりますので、こういうまとめ方になりました(笑)
楽器としては、材料の価格が安くてもしっかり音が出るようにサウンドホールありにしています。
まさに今回はそこらへんに転がっていたありあわせの材料で作っていますが、これまで通りちゃんといい音がします。
〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、今回実験していて、めちゃくちゃ面白かったのが「新しい弦の採用」です。
写真を見て分かる通り、ピンク色の弦がついていますが、前回の記事で研究した通り
「水糸」
を使ってみました。ええ、大工さんが水平出すのに使うやつです。
男弦 ナイロン水糸 ピンク 0.8ミリ 撚り コーナン
中弦 ナイロン水糸 ピンク 0.5ミリ 撚り コーナン
女弦 ナイロンテグス 7号(0.43ミリ) ストレート ダイソー
この3セットで組んでみました。
で、このナイロン糸の「にせもの、代用弦」がどれくらい使えるのか?ですが、答えは
普通に鳴ります。ちゃんと音が出ます!!
というのが回答になります。
じゃあ、ふつうに我々が使っている「絹弦」とか、「三線弦」とかとは何が違うのか?というと、それも今回水糸やテグスを張ってみて、そこも解明することができました。
■ ナイロン繊維という意味では、実は「三味線弦、三線弦」や「水糸」「テグス」とも違いはない。
■ したがって、引張強度などは、それほど違わない。テンションもかかるし、音も鳴る。
■ しかし、演奏感がまったく違う。ストレート弦のナイロンテグス0.4〜0.5ミリのあたりは、「本物」も「ニセモノ」も、かなり近いが
■ 実は「硬さ」がぜんぜん違うのである。三味線用3の糸、大島弦の女弦、ナイロンテグスは、構造的にも非常に近いが、三味線用と大島弦は「硬さが硬い」
■ そして、撚りがかかっている「三味線弦」「三線弦」と「水糸」も、硬さがまったく全然、とんでもなく「違う」
■ 水糸は、端っこの方で「撚りが外れる」くらいふにゃふにゃ。三味線弦は、ご存知の通り、めちゃくちゃ硬い。皮膚に刺せそうなくらい(笑)
■ ということは、もともと絹の三味線弦では、糊をかけて硬さを出しているが、あの工程に秘密が詰まっていた、ということになる。
■ 糊をかけてやることで、アタックがはっきりした弾きやすく、音の伸びが続く良い弦になるようだ。
ということのようです。
こうしたことから、今回のように「とりあえず弦を張ってみる」だけでも鳴るっちゃあ鳴るのですが、さらに演奏感とサウンドを良くするには、もうひと手間かけてみる工夫が必要のようです。
実験はさらに続く!!
さてみなさんこんにちは
わたくし、左大文字は正式には、大学の「邦楽部」で地唄三味線に触れるところから入ったので、本来的には「三味線弾き」です。
ところが、大学に入る直前に、高校の卒業旅行と称して弟と沖縄へ二人旅をして、そこで「三線」を買ってきたので、時期的には「三線」に触れたほうが早かったりもします。(独学)
ちょうどその頃は、まだ本州でも「三線」は入手することが難しかったので、わざわざ沖縄へ行って買ってきたわけです。
ところが、実は高校3年生の時の秋の文化祭で、「細棹三味線」を弾きながら演劇をやったので、やっぱり「三味線」がとっかかりだったりします(見よう見まね)
その三味線は、おばあちゃんのおうちの納屋を勝手に引っ掻き回してきて、そこにあったやつを「誰もいらんのやったら、ちょうだい!」と自分のものにした経緯があります。
そんなわけで、沖縄三線大好きではありながら、本州の三味線にも造詣が深いので、大谷翔平みたいに「二刀流」でやっております。
そうした経緯もあり、自作三味線の弦には「大島弦」を採用しているのですが、ここまで全部読んだ人は
「なんでやねん!」
と思わずつっこんでしまうことでしょう。
いやまあ、要するに「細い弦」(三味線の糸)には、それなりに良い面があるんですね。沖縄三線の弦は、太くてパンチが効いた音がするのですが、パンチがありすぎて「取り回しが重い」ので、「長唄三味線のような、細い弦」を使うのが、気軽なのです。
しかし、本来の長唄三味線の弦は絹糸なので、お値段も高くなります。
そうすると「三味線ふうの細い弦で」「なおかつ安価に買えるプラ弦」である「大島弦」が候補に上がってくるんですね(笑)
コロナ前くらいまでは「大島弦3本セット」で350円くらいからありましたので、三味線弦のセットを買うより、だいぶ安かったのです。
ところが、2025年のいま、大島弦は倍くらいの値段になっています。500円のセットがあれば、お安いくらい!(入手性も悪くなっています)
さすがに沖縄三線のほうの弦は、まだ買いやすいのですが、それでも価格上昇しているのは同じですね。
そこで、自作楽器に載せる弦としては「なにかもっと安いものはないだろうか?」という話になってくるわけです。(ケチ)
〜〜〜〜〜〜〜〜
ほんまもんの三味線弦は「絹」ですが、練習用として3の糸を中心に「ナイロン弦」や「テトロン弦」も多数流通しています。三線向けでは、白い「三線弦」も黄色い「大島弦」もナイロン製が中心になっており、(これも、本来は絹弦ですが、ほとんどナイロンに置き換わっています)であれば、
「ナイロンのひもでもいいんちゃうの?」
みたいなのは、誰でも思いつくことでしょう!
戦後のカンカラ三線の自作では、「米軍のパラシュートのひも」をほぐして使ったような話もあるくらいですから、意外とナイロン糸はいけるのではないでしょうか???
<研究開始>
■ 三線弦の太さの一例
実測例
男弦 0.85mm 中弦 0.7mm 女弦 0.575mm
男弦 0.95mm 中絃 0.8mm 女弦 0.65mm
流王印2号弦
男弦 0.95mm 中弦 0.75mm 女弦 0.6mm
流王印1号弦
男弦 0.975mm 中弦 0.8mm 女弦 0.7mm
■ 三味線用の弦は「匁」という重さの単位なので、太さはあまりはっきりしない。
https://www.marusan-hashimoto.com/faq/
丸三ハシモトさんによると
”例えば15-1だと15匁の原糸から50本とった糸が一の糸となり、
13-2だと13匁の原糸から100本取った糸が二の糸となり、
13-3だと13匁の原糸から200本取った糸が三の糸となります”
とのこと
■ 大島弦をざっくり実測してみた
男弦 0.8mm 中弦 0.6mm 女弦0.5mm
くらい。(沖縄三線弦をスライドさせていった感じ。最も細い弦は、ストレート弦)
★ 注意事項
三線弦はすべて撚り弦。大島弦は男弦と中弦は撚り弦、女弦はストレート弦。
三味線も 1の糸と2の糸は撚り弦 3の糸はストレート弦
〜〜〜〜〜〜〜〜
代用品として考えられるもの」
ナイロンテグス (釣り糸など)
5号 0.37mm
7号 0.435mm
8号 0.470mm
10号 0.520mm
12号 0.570mm
14号 0.620mm
16号 0.660mm
18号 0.700mm
20号 0.740mm
30号 0.910mm
30号くらいになると、三線の男弦に使えそうに思うが、ナイロンテグスはストレート弦なので、ぼよんぼよんした音になる。アタック不足。
そうすると、ストレート弦として使えるのは、7〜16号くらいであれば女弦もしくは3の糸として代用できそうな気もする。
問題は撚り弦であるが・・・。
建築用水糸
コーナン 1.2mm 0.8mm 0.5mm
藤本撚糸 1.2mm 0.8mm
シンワ測定 1.2mm 0.8mm 0.5mm
儀助 0.6mm
うまく組み合わせれば、撚り糸として使えるかもしれない???
========
1の糸もしくは男弦の候補 ナイロン水糸 0.8ミリ (撚り)
2の糸もしくは中弦の候補 ナイロン水糸 0.5ミリ (撚り)
3の糸もしくは女弦の候補 ナイロンテグス10号 0.52ミリ
3の糸もしくは女弦の候補 ナイロンテグス?号 0.45ミリ
3の糸もしくは女弦の候補 ナイロンテグス10号 0.43ミリ
実際に張るとどうなるかは次回!
さてみなさんこんにちは。
まいどおなじみサイレント三線の依頼があったので製作しました。
ベーシックな糸巻きタイプのS3です。
いわゆる三味線と同じ糸巻と、ギターのようなギアペグのどちらがいいか、というのは本当に好き好きなのですが、
■ 三線糸巻きは、ギア比が1:1(つまり直結)なので、最速でチューニングできる。
■ ギアペグの場合は、細かいチューニングが、いちおうしやすい。
という特徴があります。またこれはおなじことの両面ですが、
■ 三線糸巻きは、すぐにチューニング変更ができる。本調子から二上りへ、など。
■ ギアペグは一度チューニングすると、安定してその位置を保つ。
という面もあります。
ご参考まで。
さてみなさんこんにちは。
今年も依頼を受けて「サイレント三線S3」を製作しました。
サイレント三線には
「カラクイ(糸巻き)」方式のS3と
「ペグ」方式のSP3
の二種類を作っていますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ただ、三味線楽器に慣れている方は、S3などの「カラクイ方式」のほうが、すばやいチューニングができるため、重宝されるかもしれません。
お好きなほうをチョイスしてくださいね。
楽器の製作依頼は
sanshin_ism34@yahoo.co.jp
まで、お願いします。
さてみなさんこんにちは。
沖縄三線の棹がなぜ短いのか
という謎から発展したこのシリーズ。
結論から言えば「明清楽」で使われる中国三弦には「カポ」が使われていて、弾き方が指固定であった!ということなのですが、情報化された世界においては、動画でその様子を探ることができます。
考え方としては
■ 北方の三弦は、幅広いポジションで弾く 指固定でなく本州三味線式
■ 南方の三弦は、指固定で弾く。沖縄三線式
ということになります。この地域性と明清楽での弾き方の関連はまだよくわかりません。
中国民族器乐 【三弦】 赵承伟演奏
Sanxian - Everlasting Joy 万年欢
Chinese Folk Song on Sanxian 中国民间音乐 三弦
(北方系と推定。いずれも、ローポジションからハイポジションまで移動しながら弾いている。三弦の中でも大三弦が用いられているように思われる。トレモロ多め)
天官賜福_三弦 文龍師
(大三弦での指固定奏法)
白族民间乐曲 三弦《大理坝子好风景》 中国音乐地图 听见云南
(雲南省白族 北方系の弾き方をしているように感じる。指は移動し、かつトレモロが多い)
(かなり興味深い映像。大三弦ながら いわゆるジャンカジャンカ系 の演奏しかしていない。六調系の原型かもしれない)
大理白族大本曲三絃演奏
(雲南白族の三弦 指移動 カポなし ジャンカ系)
(雲南白族 龍頭三弦 頭から飛び出した飾りが月琴の響き線の源流かもと言われているが。指移動がある。ジャンカ系が混じる この龍頭三弦は明らかに小さく、沖縄三弦にも近い寸法)
三弦試琴 林宗範
【林宗範牽亡歌示範】東營 │東營兵、東營將、東營兵馬九千九萬兵
(台湾 林宗範氏の演奏 指固定で三弦を弾いている。下のほうの楽器は現代ものと思われ、日本の三味線のコピーであろう)
台灣三弦琴
(こちらも台湾 カポがついていることがわかる。棹は長いが、指固定で弾いており、かつ上駒から離れて弾いているので、実際の音程は沖縄三線に近い位置になっている)
台灣三弦琴與二胡
(この映像良き。中〜小三弦くらいの寸法のものに、カポがついて、指固定で弾いている。台湾は「小琉球」なので、この弾き方が沖縄と近似であっても全く不思議ではない)
手工三弦的音色~張老師
(タイトルが「手作り三弦」なので、実態はよくわからないが、板張りで指固定)
LAÚD DAN TAM A8
(ベトナム ダン・タムなのにカポなしで、かつ指移動で弾いている。なんでやねん笑)
(ダン・タム カポ有り、指は半固定というかローポジションだが、ちょっとだけ移動がある。ハイポジは無し。トレモロあり)
LIÊN KHÚC ĐÀN TAM
(ベトナム ダン・タム トレモロあり。 カポ有り 指固定。親指の立て方が沖縄三線ぽい。ほんのわずかに指移動が見られるが、基本は固定だろう)
HỀ MỒI. LUYỆN TẬP ĐÀN TAM
(ダン・タムの奏法がわかりやすい映像。カポ有りで、実際の弦長はまさに沖縄三線くらいとわかる。指使いも三線速弾きにかなり似ている。トレモロがあるのが中国風っぽい笑)
Đàn Tam
(カポあり。指はけっこう移動する。トレモロもある。ダン・タムの奏法として指移動系と指固定系があるのかもしれない)
========
<考察>
文化や音楽は交流し、混じりあうので「絶対にこうだ」ということはなかなか言い切れないが、動画をある程度まとまりで見てゆくと大まかな傾向はわかってくる。
■ 北方系大三弦は、指の移動があり、トレモロが多く、楽器の棹長を十分生かして演奏している。
■ 雲南省白族の三弦は「ジャンカジャンカ」系の演奏がある。舞踏の伴奏として弾くので、旋律よりリズムが重視されたからだろう。これらの音楽が南九州の六調系「ジャンカジャンカ」のルーツと推定できるかもしれない。
■ ベトナムのダン・タムは中国の様式も混ざっているが「指固定」「カポあり」という傾向が見て取れる。音楽的にはトレモロが多かったり、中国の影響も多分にある。
■ 台湾の三弦は「指固定」「カポあり」で、沖縄三線と非常に近い。沖縄で三線が短くなる前の姿を多分に残していると思われる。さすがは大琉球(沖縄)&小琉球(台湾)。
さてみなさんこんにちは。
最近の当ブログの記事は、「ゴッタン」関係が多く、今回はそのスピンオフのような感じで「沖縄三線」についてすこし発見したことをまとめようと思います。
いやいや、もともとが三味線や三線ブログで、ゴッタンのほうがスピンオフでは?というツッコミは無しで(笑)
実はゴッタンのルーツをずっと探っていて、中国の楽器、東南アジアの楽器などをしらみつぶしに当たっているので、その関係で当然「中国三弦」や「沖縄三線」との比較をしたり、関係を推定するような作業をずっと行っています。
そうした作業の途中で、「沖縄三線」の棹が短い理由がはっきり見つかったので、その報告となるわけです。
はてさて、本州の三味線は全長が約100センチ程度(正寸3尺2寸)、それに対して沖縄の三線は全長が78センチ程度と極端に短いのが特徴です。
そして、それらの原型である中国三弦の長さも、基本的には「長い」のがポイントです。
現代中国では「大三弦」「中三弦」「小三弦」という3パターンくらいのサイズがありますが、
■ 大三弦 全長120センチ
■ 中三弦 ↑↓の中間程度
■ 小三弦 全長90センチから95センチ
という関係性です。
中三弦は後代に出来た、というかバリエーションが増える中でそういう分類になったともされているので、「北方の三弦琴、三弦子はデカい」「南方の三弦琴、三弦子はちっちゃい」というのがベースになるでしょう。
ちなみに、三弦はベトナムにも広がっており、ベトナム三弦「ダン・タム」は、全長90センチ程度とのことです。つまり、南方の楽器ですね。
https://saisaibatake.ame-zaiku.com/gakki/gakki_jiten_dantam.html
補足して、「ダン・ダイ」というロングネックの板三弦があるのですが、こちらは、ハイポジションにしかフレットがありません。つまり、そこだけを弾く楽器のようです。
https://saisaibatake.ame-zaiku.com/gakki/gakki_jiten_dandai.html
ダン・ダイはかなり全長が長く、「ダイ」が長いという意味だそうですが、(南方のベトナムの楽器ではあるけれど)ハイポジション専用楽器として進化したのかもしれません。
さて、本筋に戻りますが、中国三弦琴にしてもベトナム系にしても、基本的には一般に90センチくらいの長さ、というのがこの楽器の特徴だといえますが、それと比較すると沖縄三線の76センチというのは
「めちゃくちゃ短い」
のが特徴ということになります。
おなじ源流を持つ本州三味線が100センチに拡大していることを考えれば、大三弦ほどではないにしろ90センチから100センチくらいがこの三弦子の基本形と言えそうですが、なぜ沖縄三線だけが短いのか、ということは
大きな謎
と言えるかもしれません。
以前に検証した私の記事にもありますが
https://note.com/sanshin_ism/n/n8c0483eb5e94
琉球王朝時代の尺がもう少し短ければ、もしかすると三線は75センチくらいだったかもしれず、それだと8割程度に「小さい」ことになります。
==========
以下はざっくりとした考え方ですが、基本は尺貫法で計算されるので、現代日本風に考えると
■ 日本 1尺=30.3センチ 1寸=3.03センチ
であり、本州三味線は3尺2寸、琉球三線は2尺5寸、小三弦は3尺と仮にみなすことができるでしょう。
余談ながら
■ 中国(唐) 1尺=29.6センチ程度(正倉院品より平均)
■ 中国(清滅亡後の造営尺・メートル法にちかづけた) 1尺=32センチ
■ 中国(現在)1尺=1/3m=33.3センチ
らしいので、メートル法と出会った時代のものは別としても、古代中国の尺は約30センチと考えてよさそうです。
その意味では、日本の尺貫法は意外と古代中国尺を律儀に守っているほうだと思われます(苦笑)
========
さて、尺貫法のことは別にしても、沖縄三線が「意図的に、明らかに」小さくなっているのはなぜなのでしょう。これは楽器のバリエーションとか数値的誤差を飛び越えて「確実に短い」と言えます。
長年、その明確な答えは見つからなかったのですが、今回とある文献資料を通じて、謎が全て解けました!!
画像は「明清楽之栞」という明治27年に発行された文書です。
明清楽というのは中国の音楽で、江戸時代から明治にかけて日本でも大流行したのですが、日清戦争で清が敵国になった関係で急速に廃れていったものです。
その明清楽では、月琴やら阮咸やら、いわゆる中国楽器が山ほど使われるのですが、当然三弦子も登場します。それを解説した部分ですね。
この2枚の画像をみると、沖縄三線が短い理由がしっかり載っています。
それは、まず、本来の三弦はおそらく弦の全長を使って弾くのだろうけれど、「明清楽」の音楽との関係では、カポタストを装着して弾いていたことが描かれているのです。
「竿の上部に微枕あり その所に手指をあてるなり」
とあります。つまり、本来の上駒から離れたところに、「微枕」=カポ をつけているらしいのです。当然弦長はそこから下に向かってしか作用しません。
二枚目の画像にも、興味深いことが描かれています。
■ 微枕から2寸くらいのところからポジションがはじまる。
■ そこから「人差し指」「中指」「紅指」「小指」の使用が確定される。
この弾き方は、沖縄三線との繋がりをイメージさせます。沖縄でも、指は固定で、薬指は使わないものの、ポジションとの関係はこの明清楽の図とほぼおなじです。
調弦は二上がり指定。このあたりの音符の関係はもっと精査する必要がありますが、沖縄音階がレラ抜き音階なので、その関係で薬指は使わない可能性もあります。
だとすれば明清楽のポジションと同一の可能性もあるわけですね。
========
では、このことを沖縄サイドから見るとどうでしょう。
工工四を発明したのは屋嘉比 朝寄(やかび ちょうき 1716年 - 1775年)で、当時の中国で使われていた工尺譜、唐伝日本十三弦箏譜、潮州の二四譜、 明清楽譜などの記譜法を参考に、足りないものを補って考案したと言われます。
当然、明清楽の影響を受けており、工尺譜をベースにしているので、画像でもわかるとおり、ポジションや楽譜の書き方は共通点が多いわけですね。
琉球の古典音楽(とくに宮廷音楽)」では、ふつうに中国の楽器が入ってきていますから、そこから沖縄三線が独自進化をしてゆく中で、
「どうせカポをつけるなら、そこから上は不要じゃね?」
という発想になるのは、ごくごく自然なことでしょう。
図を見ると、となりに描かれている阮咸では「ハイポジションまでびっしり勘所がある」のがわかると思います。なので、おなじような棹長さの楽器でも、こちらの阮咸は「指固定ではなく、どこまでも指をずらして弾いてOK」ということが判明します。
明清楽では、「ハイポジまで弾くのは阮咸」「指固定で弾くのは三弦」という棲み分けがあったのでしょう。
その影響を多分に受けているのが沖縄三線であり、それを現代でも「守っている」のが「工工四」の記載法であり、三線の演奏法、ということになるのでしょう。
そこで、結論です。
おそらく三線の原型は、中国三弦そのものですから棹が長かったと思います。
そして、初期には棹が長いままで弾いていたことでしょう。
しかし、途中で、三線は合理的に棹を短くしました。長い部分をどうせ使わない譜面であり、演奏法だったからです。
それは三弦に特徴的だった「指固定の演奏法」が根本的な理由だったと思われます。
今後の検討事項としては、三弦琴、三弦子が、「どの時代のどのジャンルにおいて指固定法だったのか」ということの分析が必要かもしれません。明清楽ではそうだった、ということがわかりましたが、それ以前の音楽や、三弦を使う別のジャンルの中国古典音楽でもそうなのか、というあたりがわからないからです。
(基礎知識として阮咸系の楽器が古く、三弦系の楽器は比較的新しいということもあります。また蛇皮を使うことからもわかるように、阮咸系が北方系で、三弦系は南方系という要素もあります)
今後の研究が進むと、たいへんおもしろいですね。
========
追記
https://www.colare.jp/classic/695/
この方の記事はとても参考になります。ベトナムの三弦についてホーチミンのものも、ハノイのものも「カポ」が実際についていることがわかります。
https://www.vietnam-sketch.com/archive/special/monthly/2004/11/003.html
こちらの画像もよく見るとカポがついています。
三弦が長いまま使われる地方と音楽ジャンル、短くして使う地方と音楽ジャンルが存在する、ということです。
(おしまい)
さてみなさんこんにちは
今年最初の依頼があって、サイレント三線S3を製作しました。
楽器製作は、依頼ごとに作っておりますので、基本的に在庫なしですが、連絡をいただければボチボチ作ってゆきます。
おかげさまで多くの方にご愛顧いただいており、プロやセミプロの方にも愛されているとかいないとか(笑)
youtubeなどでの演奏動画のアップも久しく停滞していますが、本業の仕事がバタバタしていて、そのうち再開します。
気長にお待ちくださいませ!
さてみなさんこんにちは
ちょっと過去の資料を漁っていたら、「手作り三味線講座」で使っていた作り方のマニュアルが出てきましたので、紹介しておきます。
この手作り三味線は、基本的にはホームセンターで売られている木材で作れるように設計しています。
講座では、沖縄三線サイズのものを作っていたのですが、棹を長くすれば長唄三味線サイズのものも作ることができます。
寸法が入っていないのは、キット化された材料を支給して、そこから製作するワークショップだったからです。
ご自分で三味線系の楽器を作ってみたいなあ!という方はぜひご参考になさってくださいね。
沖縄三線サイズで作るときのめやす
◆ 胴板 18センチ×6センチ×1センチの板が4枚、二枚には棹部分の切れ込みをいれる。
◆ 棹板 24ミリか25ミリの棒材、全長76センチ~80センチ程度。
◆ ベニア板 3ミリから4ミリ程度 20センチ×18センチ が二枚必要です。
◆ 糸巻き 10センチ~12センチ程度の丸棒3本。φ1.2センチ~1.5センチ程度
さてみなさん、こんにちは。
毎度おなじみ、サイレント三線SP3を製作しました。
毎回、依頼があると誠心誠意作らせていただいておりますが、次回分よりちょっとしたお知らせがあります。
というのも、自作糸巻きを使っている、ふつうの「S3」のほうは、自分で糸巻きを削るので何も問題はないのですが、SP3のほうは「ギアペグ」という金属製の部品を調達して使っています。
このギアペグが、なんでもない普通のペグのように見えて、実は絶妙にサイズや仕様が限定されるのですね。つまり、どんなペグでもいいかというと、そういうわけではない、という事情があります。
そこで、中国から用途にあったペグを仕入れて採用してきていたのですが、みなさんもお気づきの通り、爆裂するくらい発展してきていた「中国のモノ作り」にも、いよいよ陰りが見えてきたのと、昨今の円安もあって、
1) そもそもペグを作っている中国の工場が減っている。種類が減少している。
2) パーツ代金がめちゃくちゃ高額になってきている(約2倍くらい)
ということが起き始めています。すごいですね〜、世界情勢の話ですね。
そうした事情で、これまではおおむね「一定の仕様」で作ることができていたので、みなさんに紹介している楽器の形状はほとんど一定で変化がなかったのですが、次回分からは特にペグの部分が
「色や形状がこれまでの写真とは変わるかもしれない」
ということがあるかもしれません。あらかじめご了承くださいませ。
さてみなさんこんにちは
今年は例年より比較的、楽器製作依頼が多く、コンスタントに作っています。
サイレント三線SP3を二棹製作。
自分で設計しておいて言うのもなんですが、ほんとうに棒ですね~。
この棒が一本あるだけ、というシンプルさが面白いと思います。
ですが、棒のわりにはけっこういろんな仕掛けを取り入れているので、それなりに作るのには手間がかかります。
もうかなり前になりますが、某ミュージシャンの方がいたく「サイレント三線」シリーズを気にいってくださり、
「この仕組み・構造でで市販されている楽器があればいいのに!なんでないんだろう?」
とおっしゃってくださったこともありました。まさに同感。ないんですよ~。市販されているものが。
なので、相変わらず私だけが一人で作っています(笑)
ちなみに、そのミュージシャンの方は、「手作り楽器」と「市販の楽器」を比較して言ったのではなく、
『エレキ部分のこのしくみがよく出来ていて、ハウリングなども置きにくいのでライブで重宝しているのだけれど、おなじ構造の市販の楽器がないのはなんでだ?』
という意味で言ってました。ないんですよ~。(以下くりかえし)
というわけで、また依頼があるごとにいろいろ作ります。
さてみなさんこんにちは。
じわじわと製作しております楽器たちですが、今回は「ポケットロック(オリジナル)」と「サイレント三線SP3」です。
今年はサイレント三線SP3の依頼が多く、今後も製作がひかえております。順次作っておりますので、お時間をくださいませ。
今年になって、驚くのは、ポケットロックの上位モデルやSP3モデルに使っている「ギアペグ」の価格が暴騰していること!
なんでもかんでも値上げの時代ですが、こうしたパーツ類も例外ではありません。特に中国などから入ってくる基礎パーツは、以前に比べて倍以上の価格になっています。
国内卸、メーカーなどが間に入ったものは3倍近い値段になっているものも。本格的なインフレ時代が来ることを実感します。
ポケットロックについては、期間限定と称して「エコモデルにもギアペグをつける」というサービスをこれまで行っていたのですが、いよいよ厳しいです。
エコモデルについては、フリクションペグに戻りますので、ご了承ください。
さてみなさんこんにちは。
前回は手作り板張り三味線でしたが、今回はおなじみ「サイレント三線SP3」です。
このあともSP3の製作依頼は続いておりますが、今しばらく完成までお時間をくださいませ。
まだ、ポケットロックなどの依頼も抱えております。
なにとぞご理解くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
さてみなさんこんにちは
前回演奏した「燦燦」(三浦大知)の譜面付きバージョン動画を作成しました。
■ 半音12音 (SCS 三線コードシステム)
■ 工工四
のどちらのポジションでも弾けるようにコード表を提供していますが、動画でも両方のパターンで弾けるようにしてみました。
ちなみに今回の曲のコードはめちゃんこ難しいのですが、工工四オンリーの人でも時間をかければ押さえられるようになっています。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
チューニングキーはCFCからの半音2つ上げ、Dベースでオリジナル通りです。
コード表はいつもの通り、「相対コード型」で表記しています。
せっかく沖縄が舞台の朝ドラなので、盛りだくさんでお届けしました!
さてみなさんこんにちは
先日より、当左大文字流三線・三味線コード弾きの新企画「SCS(サンシン・コード・システム)の整備のために、コード表やらポジション表とにらめっこしているのですが、おもしろいことに気づきました。
というのも、私が使っている沖縄三線の勘所(ポジション)表のほかに、いくつか表記の違う
パターン違いの勘所図
がネットにいろいろ転がっているようなのです。
ふだん、みなさんが良く使う基本的な勘所の表記は、ほとんど一緒なのですが、特にハイポジションになると表記の乱れがすごいので、ここはいっちょ解説しておこう、ということになりました。
意外と誰も知らない話かもしれませんよ!
まずは私が使っている勘所図と、ネットにあった勘所図を比較してみましょう。
尺1・尺2という書き方は左大文字流。尺と尺一という書き方は元ネタのサイトの方の表記です。一般的にはどちらも「尺」で書くこともあります。
とりあえず「尺はふたつあるよ〜」と言ったりもします。
その理由については別途解説しています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、もとの比較に戻りましょう。上の図では「下八」のところが、下の図では「九」になっていたり、上の図では「イ乙」が、下の図では「ロ上」になっていたり、ぱっとみると
ハテナがいっぱい!
になると思います。 え?人によって勘所の表記が違うの?音が違ったりするの?と思ってしまうかもしれませんが、実は
この隠されたルールは、意外と簡単
だったりします。ご安心くださいね!
では、三線マニアの左大文字が解説してゆきます。
1) ”ロ”の関係を読み解く。
・・・まずは”ロ”のついたところだけ見ましょう。
左大文字式では、上の図でブルーになったところが「ロ」の登場する箇所です。下の図では、それに加えてピンクとオレンジの箇所にもあります。
これ、よーく見るとシンプルで、「ロ上」は「上」の一オクターブ低い音、「ロ五」は「五」の一オクターブ低い音なんですね。「ロ尺」は「尺(今回は尺一)」の一オクターブ低い音です。
だから簡単。「ロ」がついたら、「低い同じ音」と覚えましょう!
2) ”イ”の関係も読み解く。
・・・”ロ”が何者かわかれば、”イ”の方も簡単です。図では「乙」と「イ乙」の関係のみ、グリーンで示していますが、これは要するに「一オクターブ高い音」なんですね。
色分けはしていませんが、その他登場する「イ」がついた音も、おなじ関係性になっています。
これも簡単。 「イ」がついたら、「高い同じ音」と覚えます。
3) 「イ」「ロ」は漢字ではない。
・・・一見すると人偏と口偏に見えてしまいますが、「イロハ」の「イとロ」と覚えたほうが楽です。
さらに
「高い (ハイ) のイ」
「低い (ロー) のロ」
と覚えたら、絶対間違えません!
4) 「ロ五」と「イ乙」は、おなじ音。
・・・上記のような説明によって、「ロ五」と「イ乙」は書き方は違うけれど、同じ音とわかります。男弦を見て考えるか、女弦を見て考えるかの違いで、どちらも「レ」に変わりありません。
5) ”下”の使い方を読み解こう。
・・・今度は「下」の文字の使い方を見てゆきます。一般的に有名なのは「下老」ですね。この下は「音が下、つまりロー」という意味ではありません。実際には「下老」は「老よりも高い音」なので、西洋音階の考え方では5線譜で書くと「上」になってしまいます。
これはシンプルに「ある音の次の音を下と表現している」と理解してください。
ただ、ちょっと難しいのは「半音階」なのか「全音階」なのかという点で、図面の上ではわかりにくくなっていることがあります。
老と下老の音階の間は「半音」しかありません。西洋音階でも「ミとファ」の間は半音ですから、「老の次の音は下老」ということになるわけです。
一方「尺」のほうは1なのか2なのかはややこしいものの「シとド」の意味で「尺と下尺」が設定されているように思えます。
「八と下八」は最近ではあまり表記しないようです。古いスタイルかもしれません。現状では「九」を使うことが多いと思います。
ルールとしては「下がついたら次の音」ということですね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「イ」「ロ」「下」の使い方がわかると、工工四の勘所表や勘所図が、サイトの著者によってちょっとずつ違っても困らないと思います。
書き方がバラバラのようで、実は「同じ意味」ということなんです。
ただそれでも「尺」はどっちの尺を意図しているかという問題がちょこっとだけ残るので、それだけは記述した人の考え方を優先してくださいね!
以上、解説でした。
さてみなさんこんにちは。
現在放映中のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)「ちむどんどん」は、久しぶりに沖縄が舞台なので、ここはぜひ三線コード弾きで演奏しておかないと!というわけです。
さっそくお手本動画のほうはアップしております。
チューニングはオリジナルにあわせてあります。CFCからの半音2段階上げ、つまりDGDでセッティング。
実はGWごろに演奏してアップしようと思っていたのですが、季節の変わり目なのか
喘息(ぜんそく)?
みたいにノド・気管支の調子が悪く、ずっとゲホゲホ言っておりました。ご安心ください。コロナではありません!!
というわけで、まだまだ音声のほうに不安が残る収録ですが、いつもより歌声が怪しいですがお許しください。
さて、コードです。
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<前奏>
C C'
<Aメロ>
C G Am C F Dm G
C G Am C Dm C
<Bメロ>
F C
Dm G
<Cメロ>
A D F#m G D F#m G
Bm A D G Em
A D F#m G D F#m G
Bm A D G Em A D
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やたらめったらややこしいコードが並びます。切り口も難しいです。
また、声のキーも三浦くんですからかなりのハイトーンで、難易度高いと思います。
ぜひ挑戦してみてね。
さて余談ですが、レキシシリーズ、3曲増やしています。
「最後の将軍」
「キャッチミー岡っ引きさん」
「ギガアイシテル」
の3本です。
さてみなさんこんにちは。
ここのところ、家族全員でレキシにハマっているので、新しく追加です。
レキシこと池田貴史さんの歌うキーはけっこう高いのですが、この曲の場合は、オリジナルのCD音源の時は、椎名林檎さんの声に合わせてさらに高いキーになっています。
なので、CD版に合わせる場合は、CFCのチューニングにしてください。
けれど、ライブ版だと池田さんはちょっとキーを下げています。今回の演奏はそちらに合わせています(それでもしんどい)
その場合はCFCから半音2つ分下げてください。本調子は変わりません。
<きらきら武士>
Dm G Em Am
くりかえし
この曲がすごいのは、最初から最後までこのコード進行しか使っていないところです。
このシンプルな繰り返しで、Aメロもサビもコーラスもできてしまっているので、逆に凄すぎる!!
三線コード弾きのコードとしても基本的なものばかりなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
さてみなさんこんにちは
ずーっと昔に「ゴッタン」という南九州(鹿児島・宮崎)の楽器を紹介していて、何度かYouTubeでも弾いていたのですが、久しぶりに復活させてみました。
題して、「ゴッタンでジブリ」というシリーズです。今回は第4弾で「いつも何度でも」を弾きました。
今回は、三線や三味線のコード弾きでも移植できるようにSCS(サンシン・コード・システム)での楽譜も字幕にしています。
SCSについては、
の記事をご参照ください。
さて、ゴッタンでジブリ、のシリーズもずいぶん昔の演奏なので、再び掲載しておきますね。
(ゴッタンでジブリ 3 「時には昔の話を」)
(ゴッタンでジブリ 2 「カントリーロード」)
(ゴッタンでジブリ 1 「となりのトトロ」)
さてみなさんこんにちは。
最近は、暇があれば三線コード弾き関係の動画をアップするようにしていますが、数年更新頻度が下がっていたので、なんとか盛り返そうと頑張っているところです。
さて、今回は「弦長」のお話。
三線をふだん弾いている人も、実は知らなかったりする「弦長」の全てをお伝えする動画を作成しました。
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まず、三線の場合、弦長の基本は「2尺」ということになっています。1尺は30.3センチなので、2尺は60.6センチです。
なので「ウマ」を立てる位地は、上コマ(すなわち唄口)から60.6センチのところに立てるのが、標準ということになります。
それを、ざっくり「約60センチ」と表現している本やサイトもあるし、「約61センチ」としているところもあります。
これらは言わば「誤差」みたいなものなので、どれが完全なる正解か!というものではありません。
というのも実は、明治維新以前の、琉球王朝時代の尺はどうも今より短かったらしく、1尺が29.78センチだったようなのです。
そうすると2尺も59.56センチということになり「ほぼ60センチ」とも言えます。
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結論としては、手の大きさなどによって「60センチ近辺」でもいいし、「61センチ近辺」でも問題ない、ということになるかもしれません。
さて、動画ではそれ以上説明していませんでしたが、最終的には「三線・三味線系楽器」というのは、
どこにポジションがあるのか、どの位置にツボがあるのか
ということは、実は二次的な話で、本質ではないのですね。
どういうことかというと、そりゃあ当然「唄口からの距離」でポジションは決まってくるのだけれど、それを貼り付けたシールの位置を見て演奏するのは、一部の初心者が行う練習期間だけだからです。
三味線弾きというのは、最終的には「音」を聴いて、その「ツボ」を正確に押さえられるようになるので、棹のシールを見る必要はありませんし、最終的には棹には何も書かれていない状態で演奏します。
この時、演奏者は「棹のポジションの位置を暗記している」わけではなく、「音」の正確さを暗記しているのであって、演奏中に微妙に間違ったポジションを都度、音で修正しながら弾いているわけです。
ということは、ウマの位置、下コマの位置が多少ずれていても、耳で修正するわけですから、手は必然的に正しい位置を探りながら演奏するようになります。
つまり、シールの位置など「見ない」わけです。
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私は本州の三味線からスタートしたので、地唄というジャンルでしたが、最初から譜尺もシールも使っていませんでした。つまり、「音」を中心に弾いていたので、棹には何も書いたり貼り付けたりしない状態で初心者でも練習させられていたのです。
逆に、音感のない仲間などは、最初のチューニングから相当苦労していました。(耳が慣れていないので)
私は、幼少期にエレクトーンをやっていたので、音中心に演奏を再現するのは、全然問題なく弾けたため、西洋音楽の教育を受けたことにも感謝しています。