2007年6月30日土曜日

三味線弾き ~コード弾きよもっと広まれ~



 さてみなさんこんにちは

 明日はせっかくの日曜日なのですが、趣味のほうでも「本業?!」の映像系セミナーに出没するため、大阪へ行かねばなりません。ソニーの新製品ビデオカメラをいじって参ります。

 映像は去年は年間十数本作っていて、そのうち入賞等で半分くらい評価されたのですが、今年は三味線に夢中で、まだ2、3本しか撮っていません。


 というわけで、三味線づくりはまた一時停止なのです。でも、嬉しいことに、合成ウルシの塗料をカシュ-からワシンに変えたら、これがとてもよい感じで、「いままで数ヶ月塗装に悩んでいたのはなんだったのだ!」というくらいの仰天をしています。

 これもそのうち完成品を披露しますので、ご期待おきください。きっと三線弾きのみなさまを満足させる作品ができるはずです。


 さて、ネットで三味線のコード弾きについて調べていたら、他にもやっている人がいるようですね。

「世界で私一人・・・」だと思っていましたが、今のところ「世界で3人くらい」になってます(笑)

これが「世界で十数億人が三味線をコードで弾ける」ようになるのが、夢です(^^

 で、どういった方々がコード弾き奏法をやっておられるかと言うと、

 有名どころでは

 「国本武春」さんですね。この方は浪曲の出の方なのですが、(本業は浪曲師です)、三味線をブルースと融合させたり、ロックにアレンジしたりしておられます。
 
 国本さんのホームページ 
 http://takeharudo.music.coocan.jp/index.htm

 国本さんは三味線のコード弾きの講習もやっておられるようなのですが、その演奏法は、私とは違うようです。

 国本武春 コード弾き講習会
 http://takeharudo.music.coocan.jp/news/main29.html

 このサイトの写真を見ると、楽譜に「0ゼロ」があるので、文化譜を使用していることがわかります。また、彼のチューニングは「B♭・F・B♭」の本調子らしいので、おそらくここでいう「コード」とは、

「三本の弦を、各ポジションごとに、同時にセーハして弾く」演奏法だろうと思います。
「B♭・F・B♭」と同じ音程のまま、スライドさせて押さえることで、音階を上げるものでしょう。

 左大文字流では、この演奏法はボトルネックを使って演奏するときに使いますが、基本的には内容が異なりますね。



 さて、もう一人、こんな方のブログで見つけました。
 http://blogs.yahoo.co.jp/batony0327/48442369.html

 ブログの記事の中で、津軽三味線のコード弾き「聖者の行進」を見た、というものですが、この演奏者の詳細はわかりません!

 誰か知っている、という人はぜひ教えてくださいm(_ _)m

 ただ、津軽三味線ということですから、左大文字流とおなじ演奏法ではないと思います。でも、共通点はあるかな?

 というのも、私がコード弾きをはじめた時に、最初にコードを組んだのは「二下がり」調弦だったのですが、津軽三味線は基本が「二下がり」なので、たしかにコードで弾けるのです。

 ニ下がりチューニングのよいところは、棹の長い普通の三味線でもコードができるところで、そのため、私も最初はこのチューニングでスタートしました。

 しかし、研究してゆくとわかるのですが、二下がりでは「限定されたコード」しか押さえられないのです。もちろん本調子チューニングの「左大文字流」でも、すべてのコードが押さえられるわけではありませんが、「ニ下がり」の場合より多くのコードを演奏できる利点があるのです。
(その代わり、普通の三味線の長さではきつくなります)

 聖者の行進は、メジャーコード中心で、基本となるコード数が少ないので、おそらく「二下がり」でもいけると思います。

 左大文字流で「聖者の行進」ももちろん弾けますよ~。





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