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2007年6月18日月曜日
【三線ism】 手作り楽器つくりませんか? シャミレレ製作のイロハのイ
さてみなさんこんにちは
シャミレレ製作についてのご質問がありましたので、今回は作り方についてざっと概略を・・・。
現在私は、主に板張りが主ですが
① 本格的な沖縄三線のデザインを基本にした手作り三味線
② 本格的な沖縄三線のデザインを基本にしたシャミレレ
③ 簡易版デザインの手作り三味線
④ 簡易版デザインのシャミレレ
⑤ その他、オリジナルデザインの三絃楽器(ゴーフル三味線とか開発ネーム「フジヤマ」とか)
などをいろいろ平行して製作しています。
さて、みなさんが自作しやすいものとしては、③・④だと思います。これまでのブログのあちこちに写真を載せている「なんか簡単にできそうだな」というやつですね。
これは、基本的にどこのホームセンターでも売っている材料で作っています。
24×24×910の角棒材(基本はラワン・杉・SPFなど。上等に作りたければ堅い木を)
45~60×10×910の板材(これもラワン・杉・松などで可)
直径15×910の丸棒材(ラミン材がよいが、なければビライ材でも可。堅いほうがよい)
厚さ2、3ミリのベニヤ板(ふつうのベニヤでも塗装すればよく鳴る。シナベニヤは音が丸くなる)
太目の組みひも(根緒をつくるため)
三味線弦1組
のこれだけあれば、まあ板張り三線はすぐにできます。
注意事項としては、普通の津軽三味線とか長唄三味線の長さは全長が1メートル越えるので、910の長さでは足りないことですね。
三線サイズは全長76センチ前後なので足ります。シャミレレも60センチ弱なので十分です。
あとは、棹の長さと胴の形のバランス、そして胴の厚みによって変化する音の違いがわかれば、作り方は好き好きです。
しかし、たいてい自作する人は、胴と棹のバランスがうまくいかず、(形はどんなふうに作ってもほとんど変わらないのですが、)音がモゴモゴしたり、ほわんほわんすることになるようです。
カン!と三味線らしいアタックの効いた弾き出しと、心地よい残響(サスティン)を残す胴の形というのは、難しいです。わたしも最初につくった10棹くらいは、音響的にボツでした。
基本的な作り方はどうしても同じになるので、わたしのページではありませんが、
http://sound.jp/sansin/sansin_1.html
を参考にしてください。なんとなくわかると思います。(他人のページを勝手に使ってごめんなさい!)
☆ リンク先レシピの場合、起こりうる問題点
① 棹が30×24なので、横に太いのではなく、縦に太いです。ちょっと持ちづらい
② ラミン丸棒直径20パイは長唄系では太いですが、津軽三味線には馴染みの太さです。
③ 側板90の高さは、大きすぎると思います。音がこもってモゴモゴなるかも。
④ 写真を見ると、糸巻きの感覚が狭いかな。まわしづらい可能性ありです。
あとは道具の問題ですね。
ノコギリ、ドリル、リーマー、木工ボンド、サンドペーパー、彫刻刀(ノミ)、切り出し小刀
は最低限必要です。
ディスクグラインダと木工用ディスク、糸ノコ盤、角のみ盤
などがあれば、スピードが格段に速くなります。
わたしの作り方のレシピは、時間を見つけながらアップしたいと思います。こうご期待!
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