2008年9月18日木曜日

【三線ism】 小は大を兼ねない? 華額(はながく)つづき



さてみなさんこんにちは

 ここのところ工房でも三味線づくりは休憩して、生け花教室で使われる予定の華額づくりにいそしんでいます。

 うちの身内からも「作ってほしい」という声がかかっていて、そこそこの数を作らなくてはなりません。(家の外壁にかけて、道行く人からも見えるようにしたいそうです。アルミサッシに掛けられるように壁掛け型に作る必要があります)

 屋外型は、塗料を変えたり、排水機能をつけたりと工夫しているのですが、場所によっては風で飛ばないようにとかいろいろ機構をプラスします。


 さて、今日は華額設計の難しさについて。

 華額は大・中・小の3タイプあるのですが、その他に「一輪挿し仕様」というオプションを設計しています。これは、小さいタイプの華額なのですが、小さいからといってけして「お手軽」ではありません。

 というのも、小さい箱の中に花を生けるというのは、なかなか難しい作業で、たとえばドライフラワーを箱のなかにアレンジするとかならまだ「つっこんでいけばいい」のですが、花をちゃんと生けながら小さい空間に入れるというのは難易度が高いのです(^^;

 入る器が数少なかったりするので、フラワースポンジをうまく敷き詰めるなどの「ちょっとした工夫」が必要になります。

 こういう微妙なポイントは、設計段階ではわからないもので、実際に友人に「生けて」もらいながらいろんな発見が生まれる次第で・・・。

 というわけで、写真は小さい額ならではのオシャレな生け方の例です(^^

「なるほど!そういう方法もあるのか~!」

と目からうろこな感じです。


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