2007年7月25日水曜日

【三線ism】 左大文字流 入門⑥ ちょっとだけ応用 三線・三味線コード弾き





 さてみなさんこんにちは

 前回の入門⑤では、基本コードの「C・F・G」について紹介しました。しかし、ちょっと知識のある方は、「基本コードはC・F・G7だよ~」とさらなるつっこみを入れてくれることでしょう。

 そこで、ちょっと難しいG7について今日は説明しましょう。

 コードに7とかがつくと、三和音から四和音になります。ということは、三味線は3本しか弦がありませんから物理的に4つの音は出せません。

 そこで、音をひとつカットする、という大胆な演奏をする必要があるわけですが、7がつくコードは、まだわかりやすい構造になっています。


 まず、Cコードは「C・E・G」です。そして、C7になると「C・E・G・A#」の4つになるわけです。

 ということは、三本の弦でC7を演奏しようと思ったら、まず基音である「C」は必要ですね。そして、C7の音を決定付けているのが「A#」ですからこれは外せません。残りの二つは、あってもなくてもとりあえずCかC7には聞こえてくれるわけですから、どちらかを鳴らせばよいわけです。


 というわけで、冒頭に出しておいた図は、「G7」の押さえ方です。(入門編⑤補足を読まれた方へ→CFC調弦における「C7」です。)

 ●は絶対に押さえなくてはいけない勘所で、■はどちらかひとつを選択して押さえる所です。

 実際には、演奏する曲に応じて、どちらを押さえるか調整しながら演奏することになります。


 三味線・三線でのコード弾きは、こういう工夫と奥深さがあるのです。

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