2016年12月28日水曜日

エレアコPocketRockとサイレント三線スペシャルを製作中です。



 さてみなさんこんにちは


 年末押し迫っておりますが、特注の楽器をいろいろと作っている真っ最中。年内に出来るかどうかは微妙ですが、頑張って製作しております。



 さて、カスタマイズの依頼があれば、基本的には出来る限り対応するのが左大文字のモットーですが、ひとつめは


 エレアコポケットロック



を作っています。


 ふつうのポケットロックは、もちろんエレキは仕込んでありませんが、今回の楽器はエレキ仕様になっています。ソリッドではなく、エレアコタイプなので、ふつうの楽器としても演奏可能です。




 製作途中のチラみせ(笑)


 胴うしろからジャックが出てます。



 これもふだんはほとんど見せない内部構造ですが!電線が延びてますよ~。エレキです。


 ベースはポケットロックのプレミアムなのですが、プレミアムは材がもともと薄いので、ブロックを中に入れて隅部分を強化してあります(^^



 完成まであと少し、ということで!




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 もうひとつのネタ・・・いや、楽器は「サイレント三線スペシャル?」です。


 こちらは全貌をまだおみせできませんが、






 おしりは、なんとかいつもどおりのサイレント三線です、たぶん(笑)



 これも、回路の試験が終わったくらいでまだ作業中・・・。



 完成をお楽しみに!!


 






2016年11月30日水曜日

和楽器や邦楽を盛り上げるには 〜邦楽を取り巻く、不都合な真実?!〜

(写真は、拙作・紙三線のヘッド)


 さてみなさんこんにちは


 ワタクシ左大文字も、邦楽やら和楽器やらに関わって、早いもので25年近くが経とうとしているのですが、このマイナーな業界は、毎度まいどのことながら、



 衰退



という危機に直面しています(爆)


 まあ、私が三味線を弾き始めた18歳の頃から、すでに、和楽器に興味を持つなんて


「なんて変わった子だろう」


ということで、実家のおばあちゃんやら親戚がこぞって


「うちの蔵で埋没している三味線をあげるわ」


とこぞってプレゼントしてくれたくらい、すでに邦楽に親しむ人は、激減していたのでありますから、近年になるといっそうひどい状態になっていることは察しがつくというもの。


 
 最近でこそ、ちょっとだけ「和楽器バンド」が注目されたりして、和楽器や邦楽に対して、ほんの少しだけ機運が盛り上がったりもするのですが、


 おそらく大勢には影響がない


といっても過言ではないでしょう(笑)




 そうかと言って、じゃあ日本の方々は邦楽やら和楽器に興味がないのかといえば、そんなことはなく、沖縄の三線がブームになったり最盛期には


年間3万棹の三線が売れ


 たりしたわけで、そりゃ毎年3万人が新たに流入するジャンルだというのなら、それは見過ごせないぞ!捨てたもんじゃない!となりそうなものなのですが、実態はそうはいきません。





 で、ここで邦楽を取り巻く不都合な真実をちょっと述べちゃったりすると、この業界が抱えている根源的な問題が、なんとなく見えてくるわけです。


 それは、どういうことか、と言えば、私はどちらかといえば既に邦楽三味線より沖縄三味線のほうが主軸になっているので、そちらで説明すると



<真実1>


 三線が売れるのは夏である。





<真実2>


 涙そうそうがヒットしたら、三線が売れる。


 その後、右肩下がりで衰退。


 海の声がヒットしたら、三線がまた売れ始める。


みたいなことが事実だったりするわけです。



 これは、和楽器や邦楽器や、伝統文化を守っておられる方々にとっては、



 大変に不都合な真実



で、 



『沖縄三線は、夏というイメージや季節商売であり、ヒット曲があるから楽器が売れているだけなんだ』


という



 実は、和とか邦楽とか伝統とか、文化とか、そういうのじゃない



ということが如実になると、関係者一同



ガクッ



とうなだれざるを得ないわけだったりするのです。





 面白いエピソードがあって、うちの会社の40代の社長はお父さんが豪快な人だったので、一時期


「お前も三味線ぐらい習っとけ」


と言われて、かじったことがあるそうなんですが、その理由というのが凄くて



「三味線が弾けたら芸者にモテるから」


ということだったらしいのです。なんという帝王学(笑)



 そりゃ、お父さんの時代には、そこらへんの温泉に行ってもまだ芸者文化が残っていたかもしれませんが、息子の代にはとうに消えてますがな。



 女性の場合もこれを笑っていられなくて、私の知り合いに大学で箏曲を教えておられる方がいるのですが、彼女曰く、



「女の子は嫁入り前のたしなみとしてお花とお琴(というわけで三曲なので、三味線も習う)ぐらいは、というのが昔は当たり前だったけど、今は完全に廃れたわ」


ということなのです。



 芸者と嫁入り道具、言ってることはおなじですね。



(紙三線の胴からおしりにかけて)



 というわけで、和楽器・邦楽業界がえらいことになるのも当然なのですが、起死回生の一発は



 私はある!



と思っています。



 ハードについては、特に三味線なんかは面白い簡易三味線が出てきたり、沖縄のASOVIVAさんなんかが革新的なモデルもどんどん出しているし、ここ近年で



「やっと面白くなってきたな〜」



と思ってるんですが、 お琴はなかなかいいのが出ませんが、プラ尺八とか、めっちゃ面白いんです。



 足りないのは、さっきの「涙そうそう」と「海の声」じゃないですが、もうズバリ答えは出ているんです。



 ソフト、ソフトがあれば、あとはいける!!!



はず。



 三味線を弾きたい!箏を弾いてみたい!尺八を吹きたい!月琴を弾いてみたい!




 そう思えるようなソフト(楽曲)が出てくることが、業界を支えるマストなんですね。



 で、そういうのは誰かが出してくれるのを待っていても絶対に出てきません。



 こっちから討ち死に覚悟でもいいから仕掛けないとだめだと思います。



  まあ、左大文字は、すでに伝統文化から流浪して、こんなことになっているのですが、ソフトウエアとしてのコード弾きには、まだまだ隠れたパワーがあるのではないかな、と思っています。



 邦楽・和楽器関係者のみなさま。ぜひそんなこんなで、今度はソフトの領域を盛り上げていきましょー!!!


















2016年11月21日月曜日

手作り三味線「シャミレレ」講座と、江戸の三味線キットのお話!



 さてみなさんこんにちは!


 11月20日(日)は久しぶりの開催となった兵庫県立丹波並木道中央公園さんでの



 「帰って来た手作り三味線講座」



の実施でした。



 今回は和歌山やら滋賀やら、関西一円から参加者が来てくださった15組満員御礼の会になったのですが、三味線や三線を弾いておられる大人の方が多く、製作も演奏も盛り上がりました。



 
(ヒノキ三味線を木工作業で手作り!)




 この三味線製作講座も、早くも10年目くらいになっているのですが、たくさんの方に喜んでもらっており、私も嬉しい限りです。


(猫のサウンドホールが開いた三味線などなど)



 さてさて、私も知らなかったのですが、なんとほぼ同時期!こちらが20日なら、関東では19日に「手作り三味線講座」をやっておられたところがあると知りました(^^



http://www.dentosangyokan.com/page/2016/11/19/1119%e5%9c%9f%e9%8a%80%e5%ba%a7-hands-expo-%e4%b8%89%e5%91%b3%e7%b7%9a%e3%81%a5%e3%81%8f%e3%82%8a%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%97%e3%80%80%e6%9d%b1%e4%ba%ac%e4%b8%89/




 それも銀座で!



 こっちは銀座と比べたら篠山の田舎でごめんなさいね(笑)



 東京の三味線講座は、三絃司きくおかさんというところの簡易三味線キットのようです。



 
(塗装をすればこんな感じ!かっこいい! 画像は、三絃司きくおかさんのところの楽器です)

 根緒が本物、っぽいのでいいの使ってるね~。



 実はこのキット、通販もされているようなので、ご興味のある方はぜひどうぞ!




 三絃司きくおかさんの 手作り三味線キット
 http://www.syokuninkai.com/products/detail.php?product_id=463



 4860円なり。



 丹波並木道中央公園さんの手作り三味線キットは4500円なので、まあ似たようなもんです。








↓下の記事はマニア向け。


<技術的・専門的な解説>

 せっかくなので、きくおかさんのところのキット「チントン」と並木道公園のキット「シャミレレ」の構造等について解説しておきます。


■ 全長  「チントン」700ミリ

       「シャミレレ」760~780ミリ

 チントンのほうが小ぶりです。元々邦楽三味線を作っておられるところなので、思い切って小さくなさったのだと思います。左大文字の設計は、760ミリを基本にヘッドの糸蔵を大きくしていますが、弦長が沖縄三線とまったく同じになるように作っているので、三線の代用ができるようにしています。

 チントンも760ミリベース(弦長600ミリジャスト)にすればいいのになあ、とちらりと思ったりして。これはマーケティング的問題(笑)三線弾きを取り込めます。

 まあ、三味線業界的には、できれば純邦楽に寄せていきたいところなのは、地歌出身の左大文字としてもわかる(^^;



■ 皮を何にするか 「チントン」 紙

             「シャミレレ」 薄い板

 
 チントンのほうは紙ベースで「張って」いるとのこと。そのため胴枠は最初から組みあがっています。張るのはとてもややこしい作業なのです。

 シャミレレは板材を表と裏に張りますが、板を張るだけだと音量が小さくなるので、「糸鋸でサウンドホールを開ける」という作業を必須としています。

 手作り楽器講座としては、糸鋸作業がないのは早くて楽でいいなあ!と講師目線では思う(笑)

 ただ、当方では好きなデザインに切り抜けるという「作業のたのしさ」の部分とあわせ技で実施しているところはあります。




■ 楽器の構造  「チントン」  中子継ぎ&裏板なし

            「シャミレレ」 貫通&裏板あり

 チントンは、本物の三味線とおなじように「棹」と胴の中にある「中子」を継ぐ作業が入ります。これはなかなか渋い設計で、左大文字は”こういうの好き”な部分です。(依頼の楽器を作る場合は、よくこの継ぎ方をやってます)



 どちらの楽器も貫通型であること同じなのですが、「チントン」のほうは裏から棹をはめて接着すればそれで終了、になっているみたいですね。

 左大文字が作っている紙三線と似た構造です。(裏板なし)



 (紙三線はこんなの)



■ 根緒はどうなってるの? 「チントン」 根緒なし 

                  「シャミレレ」 手作り根緒つき


 そのほか、チントンの糸は、間違えにくいように3色で色分けされていたり、よく考えられていると思います。写真だけではわかりませんが、「チントン」のキットは、根緒が省略されているような気がします。

(上の白黒の写真のヤツは根緒がついていますが、根緒だけで4000円くらい平気でするので、キットにはついていないのだと思います)

 うちの根緒はすごいよ~。三味線の演奏者が「目からうろこが落ちた!」とビックリ賞賛なさるほどの変態チックな手作り根緒ですwww





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 まあ、みなさんいろいろ工夫しておられるみたいで、楽しいです。あくまでも簡易三味線なので、


「いかに簡素化するか。でも楽器の楽しさを失わないように」


ということで、アイデアが満載になりますね!


 私も昔、三味線屋になりたかった時期があるので、三絃司きくおかさんを陰ながら応援しております!











2016年11月3日木曜日

「ロックは飽きない」いい言葉だ! 〜甲本ヒロトインタビューから〜



 さてみなさんこんにちは。


 ロックと言えば内田裕也か甲本ヒロトかというほどですが(笑)


 甲本ヒロトさんのインタビューが胸に突き刺さりましたのでご紹介。




オリコンのサイトから
「ザ・クロマニヨンズ・インタビュー」
http://www.oricon.co.jp/special/49488/

 

 もう長年ロックしているヒロト・マーシーのお二人ですが、さすがに「シンプルで含蓄のあることば」が出てきます。


 左大文字の胸に刺さったことばを列挙!




”「いいんだよ、ガキが盛り上がれば。子供のオモチャでいい。ロックンロールは、渋くなくていいんだ」”



”『ブレる』ってことがどういうことなのかわかんない。ハンバーグ好きな子が、ずーっとハンバーグ食ってて、「お前、ブレないな!」って褒められてもね(笑)。「だって好きなんだもん!」”


 
 ”ロックンロールは全然飽きないんですよ。飽きたら、やめます。”




 左大文字はロッカーか?と問われれば、ロックにめちゃくちゃ傾倒しているわけではないんだけれど、音楽というくくりで言えば、彼らの言っていることが、きゅんきゅん入ってきます(笑)



 左大文字は、本年42歳。もう、三線や三味線のコード弾きも、世に出して来年でまる10年になるわけですが、


 子供の遊び


みたいなことをずっと続けているし、提供しているわけで(^^;


 ましてや私は、これでご飯を食べているわけではないので、本当に活動は余暇の時間になってしまいます。



でも、楽しい!飽きない。三味線も三線も、楽器作りも全然飽きない!



これは本当に実感できます。



 演奏家でもないのに楽器はいつも触っているし、リビングにも数棹三味線やらポケットロックやらが転がっているし、仕事が終わってからまだ楽器づくりもやってます。


 左大文字にとっては、楽器作りやコード弾きは生活の一部みたいなもので、あるいは私の一部なのかもしれません(笑)



 11月に入りました。11月20日には、またまた


手作り三味線講座(満員御礼)


をやります! これも、「森のギター講座」を含めてすでに数十回も実施してます。


こちらも来年は10年になるわけで。




飽きんな〜



とあらためて実感!



 あ、楽器製作の依頼は、今ならちょっと空いてます。ご希望があればぜひ今のうちに〜。




2016年10月23日日曜日

手作り三味線講座の準備をしてきました!


 さてみなさんこんにちは。

 来る11月20日(日)に開催される


 手作り三味線講座!


のイベントの準備で、 今日は、ヒノキの三味線の棹を作ったり、糸巻きの加工をしてきました。


 今回のイベントでも、ヒノキのいい木材が入手できているので、なかなか味わいのある楽器ができそうです。


 今日は切削などの加工をしまくっていたのですが、香りが良すぎて完全に



 ヒノキ風呂状態



の中で作業していました(笑)



 11月20日の講座は、おかげさまで



 予約満員御礼



だそうです。この記事をみて気になった方もおられると思いますが、おそらく今年の開催は、11月分がラストになると思うので、また来年以降の開催をお楽しみに。



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 それとはまったく別ですが、

 ポケットロックのほうも、順次製作しています。

 こちらはイベント無関係で製作していますので、ご希望の方はとりあえずメールくださいね!







2016年10月12日水曜日

【PocketRockコピーマラソン11】 結果にコミットする楽器、ポケットロックです。

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PocketRockコピーマラソン 11 










弾ける!にコミットする。世界で一番簡単なポケットロック”  

・・・あー!!!!コピーで絶対やったらあかんやつ。


 パクリ


をやってしまいましたよ!


 でも元ネタのライザップのCMはすばらしいですね!


「結果にコミットする」


という言葉は、一見するとなんのこっちゃわからんのですが「コミット=関係する・関わる」ですから、なんとなく


「結果が出そう」


ということは存分に伝わります。 ということで、挫折しない楽器ポケットロックは


「弾ける!」


ということを打ち出してみました(笑)





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 10月は、ポケットロックのプレミアムモデルの受注が立て込んでいて、頑張って作っています。

 数棹製作待ちが出ているので、欲しい方はお早めにどうぞ。


 即納モデルが欲しい方は、もう少ししたらヒノキモデルとオリジナルが完成しますので、案内します。




2016年10月5日水曜日

【PocketRockコピーマラソン10】 芸術、音楽の秋にPocketRock、いかがですか?

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PocketRockコピーマラソン 10 









ポケットには入らないけど、型にはまらないのがロケンロールだろ?”  

・・・内田裕也さん、東京都議会の傍聴席とかに現れるそうです。ロケンロールですね。

 ポケットロックもその名に反して、ポケットには絶対に入りませんが、ロケンロールです。





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 さてみなさんこんにちは。


 ポケットロックのコピーマラソンも、序盤の9キロで死んでましたが復活です。今日は10キロ目で走行再開!



 秋になりまして、PocketRockの製作依頼がまた増えております。現在もまだ別のポケロクを製作中ですが、先に仕上がった


PocketRock エコモデル


を早々に嫁に出しました。



 
 現在、とりあえず無期限のキャンペーンで、




 エコモデルでも、ギアペグついてるよ!企画



を続けています。



 3000円のエコモデルでも、本格仕様なので、気になっている人は左大文字までメールください。



 これまた今だけなのですが、「ヒノキ製ポケットロック(オリジナル)」が3本くらい完成しますので、そっちがほしい方もどうぞ。





 

2016年9月15日木曜日

近未来 三味線はカンガルー皮張りになる?! ~カンガルー三味線の音色は?!~

さてみなさんこんにちは


今日はとっても、興味深いニュースがあったので、取り上げてみました。


東北宮城の「河北新報」さんの記事なのですが・・・

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160914_73006.html



なんと!



 カンガルー三味線!!!




なるものが開発中だとか。



 その理由は、三味線の皮となる「犬や猫の皮が入手しにくくなっているから」とのこと。


 一方のカンガルーは、頭数制限のために数がコントロールされ、皮が輸出されているそうです。



 沖縄三線用のニシキヘビの皮も、ワシントン条約に引っかかったりするので、輸出ができる国と契約して養殖で育てているのですが、生き物を扱うのは難しいものです。



 私は邦楽三味線をかじっていたことがあり、その際はけっこうな頻度で皮の張替えもしたのですが、その頃から純粋な「猫皮」は高価な素材になっており、僕らのような初学者は、もっぱら犬皮をチョイスしていました。


 
 今この記事を読んで、嫌悪感を抱く方もおられると思いますが、それくらい犬や猫はペットとして日本人の生活に馴染んでおり、 これからは伝統楽器のあり方も見直される風潮になると思います。




 ちなみに左大文字は、本皮の楽器は、



 全部破れてしまい



なんだかんだと人工皮ばかりになってしまいました!(あと、三線は二重張りがいくつか)






 

2016年9月14日水曜日

【三線ism】  LOVE TRIP (AKB48)を演奏しました。



LOVE TRIP 三線バージョン AKB48


 さてみなさんこんにちは

 YouTubeでの演奏時間がなかなかとれず、ボチボチの更新で申し訳ないのですが、新曲アップしました。

 ドラマ版「時をかける少女」の主題歌にもなっていた「LOVE TRIP」です。


 キーはCFCでチューニングすると、オリジナルとぴったり合います。


 珍しいFスタートの曲ですので、ちょっと最初は戸惑うかもしれませんが、基本的なコード進行がベースなので、大丈夫!

 リズムを取る方が難しいかもしれません(^^; 

2016年9月13日火曜日

期間限定! fanta 真っ赤なオレンジ を飲んでみました。



 さてみなさんこんにちは



 期間限定!だというあのファンタの「真っ赤なオレンジ」が登場していたのでさっそく飲んでみました。


 ごらんのとおりの「真っ赤な飲料」で、たしかに



 ブラッドオレンジ


を彷彿とさせる、味わい。


 しかし、このファンタ、実はツッコミどころ満載なの、気づきましたか?



 まず、ファンタと言えば泣く子も黙る”無果汁”


 なので、味わいがブラッドオレンジだとしても



 ブラッドオレンジは一滴も入っていない


のがお約束です(笑)



 そこで、よく見ると、こんな文言が・・・



「ブラッドオレンジの香り」



香りだけ?!芳香剤じゃないんだから!!!!



 でも、香りはたしかにブラッドオレンジでした。



 そしてそもそも、ブラッドオレンジが一滴も入っていないので、



「ファンタ ブラッドオレンジ」


じゃないんですね。「真っ赤なオレンジ」というファンタ始まって以来の



抽象的な表現



が刺さります(笑)




 でも、おいしかったので、ジャンクなドリンクが好きなあなたはお試しあれ。



2016年9月12日月曜日

AKB48  LOVE TRIP を弾いてみました! 


 さてみなさんこんにちは


 作ったものの記録がしばらく続いたので、演奏のほうを少し。


 今回は、AKB48の新曲 「LOVE TRIP」を弾いてみました。


 この曲はドラマ「時をかける少女」のテーマにもなっていたので、なじみかもしれません。


(LOVE TRIP)



 キーはCFCのまま相対コードで弾くとオリジナルにぴったり合います。


 この曲は、珍しい「Fから始まる楽曲」なので、左大文字流のテキスト「練習帳」を持っている方は、Fから始まる曲を参照しながら弾いてみてください。


 オーソドックスな展開なのですが、ちょっとだけ「装飾的なコード」が使われている箇所があり、そこの処理が難しいです。


 希望が多いようでしたら楽譜も挙げます。



2016年9月10日土曜日

特注なのにベーシックな ペグ三線 (ペグ三味線板張り)を製作しました!


 さてみなさんこんにちは



 ありそうでなかった、作ってそうで作ってなかったひと棹を、今回依頼があって特注で製作したのでご紹介。



 その名も



 「ペグ三線・ペグ三味線」


です。





 ね?


  ありそうでなかったでしょ?



 下半身は、通常の板張り手作り三味線なのですが、なんとヘッドがペグになっています。


 サイレント三線SP4で設計したヘッドと、通常のベーシックな手作り三味線の胴が合体した作品ですが、ある種


「シガーボックスギターの亜種」


みたいになってます(笑)フレットレスだし。







 細かい部分は↑こんな感じです。


 こちらも製作希望があれば、作ります。


 参考価格 6500円+送料


 

2016年9月9日金曜日

【手作り楽器総まとめ】 2014年  これぞ究極の 「世界一簡単な楽器」 PocketRock ポケットロック


【2014年~】

 2弦で超コンパクトなのに、驚くほどコードも単音も弾けちゃう楽器、それが


「世界一簡単な弦楽器 ポケットロック」


です。


 どんぶらこ → 森のギター と進化して、ついに PocketRock


で完成形を迎えました。



 緻密に計算されたサイズと構造で、豊かな音楽表現を可能にした楽器です。


 Fコードで挫折しない、コード少年、コードおやじのための楽器!!

【手作り楽器総まとめ】 2014年  森のギター/Forestar 





【2014年~】


 この楽器は依頼で製作したり、販売はしていません。


 兵庫県立丹波並木道中央公園さんでの手作り楽器製作イベント用に開発したので、公園でキットを自分で作らないと手に入りません(^^


 2弦楽器で、どんぶらこの糸巻きが「ペグ」になっているもの、と思えばOKです。


 これまでにたくさんの方が来場されたので、数十台出回っているはず。


 イベントはいつでもやっているわけではないので、夏休みのとある日曜日に開催されることが多いです。



 

【手作り楽器総まとめ】 2013年  特注「トプシュール(風)2弦楽器」


【2013年】


 モンゴルに2弦の「トプシュール」という楽器があり、その代用になりそうなものを作ってほしいということで製作しました。


 長い弦長の2弦棹で、かつ鳴りが深くなるように一定面積の胴がついています。


 デザインはオリジナルで、ちょっと不思議な民族風模様を入れてみました。


【手作り楽器総まとめ】 2013年  特注シャミレレ

【2013年】


 短い棹のシャミレレですが、顔が「どんぶらこ風」になっています。


 依頼があって製作したものです。


【手作り楽器総まとめ】 2012年  これあかんやつや! けいおん!ファンの三味線弾きのために作ったサイレント三線S4 (完成版)


【2012年~】


 全国のけいおん部のみなさんにお届けしようとした(失敗した)サイレント三線S4の


「けいおん部モデル」


です(笑)


 試作品に比べてコマ位置が改良され、ヘッドが付きました。


 白地のままでは意味わかりませんが、絵を描くと一気にかっこよく(悪く?)なるこのモデル。


 お届け時には、何も描かれていませんので、あなた好みの楽器に仕上げてください。



【手作り楽器総まとめ】 2012年 特注 ゴッタン三線


【2012】


 特注モデルです。


 ゴッタンなのに、三線サイズ。かつサウンドホールつき。

 さらにしっかりとした天部分がついて、それらしいカッコウに仕上がっています。


 どこにも売っていない代物なので、現物を見たら


「それ何?どこで売ってるの?」


となること必至のマニアックなモデルでした(笑)

【手作り楽器総まとめ】 2011年 謎の楽器!サイレント三線S4 (試作品)






【2011年】


 サイレント三線の変形版。


 まだ、試作段階なのでその全容が明らかになっていませんが、サイレント三線のフロート部分を


でっかく、かつデザインに工夫


を重ねたのがS4でした。


 左大文字は気に入っているのですが、不人気モデルです(苦笑)

2016年9月4日日曜日

【手作り楽器総まとめ】 2011年 三線界のスティーブ・ジョブズ! いよいよ登場「サイレント三線S3」


【2011年~】


 世界があっと驚いた三味線・三線界の超絶異端児こと「サイレント三線S3」が登場したのは2011年のことでした。


 三線界のスティーブ・ジョブズと呼ばれた(自称) 左大文字が、満を持して発表した次世紀に残したい逸品です。




 現在でも製作依頼人気No1の楽器で、


 めちゃくちゃお待たせ


しております。


 欲しい方はとにかく気長にお待ちください。


 棹しかない!というデザイン面が着目されていますが、実はサウンドについても「ハウリングがほとんど起きない」とプロに絶賛されており、その構造を真似して自分の三味線を改造なさる方も後を絶たないとか。


 ソリッドピックアップで培われたダイレクトサウンド技術がふんだんに投入され、おしりからプラグを刺すという「あ、なーるほど」な構造でシンプルで大胆な演奏を実現します。


 アンプにつながないと全く音がでませんので、そこんとこよろしく。


【手作り楽器総まとめ】 2011年 ごったん(フルサイズ三味線スケール)





【2011年】


 伯母のために製作してプレゼントしたゴッタンですが、通常のゴッタンは少し小さめに作られるのに対して、これは普通の三味線のスケールに合わせて製作したので、


「ゴッタンとしてはやや大きめ」


に作っています。


 また、ゴッタンなのでサウンドホールはありません。


 三味線を弾く人向けに作っているので、細部が少しずつ通常とは異なります。


 結果として太棹に近い仕上がりになりましたが・・・。

【手作り楽器総まとめ】 2011年 四線(ひのき製)




【2011年】


 依頼があって特注で作った「四線」です。

 棹を少し太くしたような記憶が・・・。

  弦が4つあるので、チューニングが悩ましいところですが、一五一会を参考にしたら良いと思います。


 ヒノキ材があったので、総ひのきで作りました。

【手作り楽器総まとめ】 2010年 紙三線


【2010年製】


 紙のように薄い!というつもりで命名した「紙三線」ですが紙は一切使っていません(^^;


 現在はダンボールでできた三味線を販売しておられるところもあるので、そちらの方が正式に紙三味線だと思います(笑)



 ただ、この紙三線は、スピーカーキャビネットの設計理論を応用して、「箱」そのものを無くしてもどこまでサウンドが出せるのか、ということをきちんと意識して設計しているので、ちゃんと鳴ります。


 裏板もなく、うしろはスケスケなのですが、みなさんが思っているよりもしっかりした音が鳴るという変な楽器です。


 これも数台依頼があって製作しました。持っている人はかなりレアです。

【手作り楽器総まとめ】 2010年製 トンコリン


【2010年製】


 テレビにも映っていましたが、北海道のトンコリと三味線が合体したような変な楽器、「トンコリン」です。

 トンコリには魂の代わりにガラス玉などが入っているのですが、トンコリンにももちろん入っているので振ると「カランコロン」と音が鳴ります。


 デザインのベースはアイヌ文様です。

【手作り楽器総まとめ】 2009年製 ごみせん (ゴミから作った三味線)




【2009年製】


 仲間ゆきえさんとは何の関係もありません(笑)



 廃材ばかりで作った楽器なので「ごみせん」と名づけました。


 棹に使っている材料が面白くて通常の三線・三味線のように棒状ではなく


「薄い板」


に近いものを使用しているので、ギターのネックを握ったような感覚になる不思議な三味線です。


 持つと、「ん?ギターを持ってる?」と体が思ってしまうので、ギター経験者は意外と弾き易いです。


【手作り楽器総まとめ】 2009年製 ボンゴカホン (フローリング材製)


【2009年製】


 依頼があって作ったボンゴカホンです。高音と低音の2つの音が出ます。


 ひざに挟むように座って演奏します。


 依頼品なので手元にはありませんが、床材のフローリングを切って作ってある面白い作品です。


【手作り楽器総まとめ】 2009年製 新楽器 どんぶらこ (完成版・頒布版)


【2009年製】


 新楽器 どんぶらこ の完成版です。2弦の小さな楽器です。


 プロトタイプより、胴の厚みが増して「まろやかで豊かな音」になっています。


 基本的な構造は、同じですが各材料の吟味や細部が、量産を意識したものに変わっています。


 この楽器を作るイベントも2~3回実施しました。


 50棹くらい、手作りイベントで出て行きました。

【手作り楽器総まとめ】 2009年製 (宮崎の)ゴッタン レプリカ(サウンドホールつき)



【2009年製】


 宮崎県の「えびの市」というところで作られているゴッタンを逆アセンブルして解析(笑)


 レプリカを作りました。


 サウンドホールを開けたので音質はオリジナルとはまったく違う別物です。


 チップ合板や張りあわせ材を使うなど、かなり意欲的に実験的なことをしている作品です。





2016年9月3日土曜日

【手作り楽器総まとめ】 2008年製 「三線ソリッドピックアップ」


【2008年製】


 これは凄い製品(笑)で、試作が即製品として数台お嫁に行きました。


 まず、木製の下コマなのですが、この中にピエゾピックアップと、標準ジャックが内臓されています。

 そしてコマそのものは消音コマになっているので、皮からは音が出ず、拾った音はすべてピックアップの方に行って本体からは音が出ないのです。




 なので通常の三線コマと置き換えるだけで、エレキ三線ができあがる、という仕組み。


 なかなかのサウンドを出す優れもので、限界までコンパクトなため演奏時もあまり違和感がありません。



 これを作った時から「三線界のスティーブ・ジョブズ」と言われ自称するようになりました(笑)