さてみなさんこんにちは
今日はとっても、興味深いニュースがあったので、取り上げてみました。
東北宮城の「河北新報」さんの記事なのですが・・・
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201609/20160914_73006.html
なんと!
カンガルー三味線!!!
なるものが開発中だとか。
その理由は、三味線の皮となる「犬や猫の皮が入手しにくくなっているから」とのこと。
一方のカンガルーは、頭数制限のために数がコントロールされ、皮が輸出されているそうです。
沖縄三線用のニシキヘビの皮も、ワシントン条約に引っかかったりするので、輸出ができる国と契約して養殖で育てているのですが、生き物を扱うのは難しいものです。
私は邦楽三味線をかじっていたことがあり、その際はけっこうな頻度で皮の張替えもしたのですが、その頃から純粋な「猫皮」は高価な素材になっており、僕らのような初学者は、もっぱら犬皮をチョイスしていました。
今この記事を読んで、嫌悪感を抱く方もおられると思いますが、それくらい犬や猫はペットとして日本人の生活に馴染んでおり、 これからは伝統楽器のあり方も見直される風潮になると思います。
ちなみに左大文字は、本皮の楽器は、
全部破れてしまい
なんだかんだと人工皮ばかりになってしまいました!(あと、三線は二重張りがいくつか)
沖縄三線や邦楽三味線をコードで演奏するプロジェクトです。 ユーザー1800名突破! コード弾きテキストも頒布しています。
2016年9月15日木曜日
2016年9月14日水曜日
【三線ism】 LOVE TRIP (AKB48)を演奏しました。
さてみなさんこんにちは
YouTubeでの演奏時間がなかなかとれず、ボチボチの更新で申し訳ないのですが、新曲アップしました。
ドラマ版「時をかける少女」の主題歌にもなっていた「LOVE TRIP」です。
キーはCFCでチューニングすると、オリジナルとぴったり合います。
珍しいFスタートの曲ですので、ちょっと最初は戸惑うかもしれませんが、基本的なコード進行がベースなので、大丈夫!
リズムを取る方が難しいかもしれません(^^;
2016年9月13日火曜日
期間限定! fanta 真っ赤なオレンジ を飲んでみました。
さてみなさんこんにちは
期間限定!だというあのファンタの「真っ赤なオレンジ」が登場していたのでさっそく飲んでみました。
ごらんのとおりの「真っ赤な飲料」で、たしかに
ブラッドオレンジ
を彷彿とさせる、味わい。
しかし、このファンタ、実はツッコミどころ満載なの、気づきましたか?
まず、ファンタと言えば泣く子も黙る”無果汁”
なので、味わいがブラッドオレンジだとしても
ブラッドオレンジは一滴も入っていない
のがお約束です(笑)
そこで、よく見ると、こんな文言が・・・
「ブラッドオレンジの香り」
香りだけ?!芳香剤じゃないんだから!!!!
でも、香りはたしかにブラッドオレンジでした。
そしてそもそも、ブラッドオレンジが一滴も入っていないので、
「ファンタ ブラッドオレンジ」
じゃないんですね。「真っ赤なオレンジ」というファンタ始まって以来の
抽象的な表現
が刺さります(笑)
でも、おいしかったので、ジャンクなドリンクが好きなあなたはお試しあれ。
2016年9月12日月曜日
AKB48 LOVE TRIP を弾いてみました!
さてみなさんこんにちは
作ったものの記録がしばらく続いたので、演奏のほうを少し。
今回は、AKB48の新曲 「LOVE TRIP」を弾いてみました。
この曲はドラマ「時をかける少女」のテーマにもなっていたので、なじみかもしれません。
キーはCFCのまま相対コードで弾くとオリジナルにぴったり合います。
この曲は、珍しい「Fから始まる楽曲」なので、左大文字流のテキスト「練習帳」を持っている方は、Fから始まる曲を参照しながら弾いてみてください。
オーソドックスな展開なのですが、ちょっとだけ「装飾的なコード」が使われている箇所があり、そこの処理が難しいです。
希望が多いようでしたら楽譜も挙げます。
2016年9月10日土曜日
特注なのにベーシックな ペグ三線 (ペグ三味線板張り)を製作しました!
さてみなさんこんにちは
ありそうでなかった、作ってそうで作ってなかったひと棹を、今回依頼があって特注で製作したのでご紹介。
その名も
「ペグ三線・ペグ三味線」
です。
ね?
ありそうでなかったでしょ?
下半身は、通常の板張り手作り三味線なのですが、なんとヘッドがペグになっています。
サイレント三線SP4で設計したヘッドと、通常のベーシックな手作り三味線の胴が合体した作品ですが、ある種
「シガーボックスギターの亜種」
みたいになってます(笑)フレットレスだし。
細かい部分は↑こんな感じです。
こちらも製作希望があれば、作ります。
参考価格 6500円+送料
2016年9月9日金曜日
【手作り楽器総まとめ】 2014年 これぞ究極の 「世界一簡単な楽器」 PocketRock ポケットロック
【2014年~】
2弦で超コンパクトなのに、驚くほどコードも単音も弾けちゃう楽器、それが
「世界一簡単な弦楽器 ポケットロック」
です。
どんぶらこ → 森のギター と進化して、ついに PocketRock
で完成形を迎えました。
緻密に計算されたサイズと構造で、豊かな音楽表現を可能にした楽器です。
Fコードで挫折しない、コード少年、コードおやじのための楽器!!
ラベル:
PocketRock,
ポケットロック
【手作り楽器総まとめ】 2014年 森のギター/Forestar
【2014年~】
この楽器は依頼で製作したり、販売はしていません。
兵庫県立丹波並木道中央公園さんでの手作り楽器製作イベント用に開発したので、公園でキットを自分で作らないと手に入りません(^^
2弦楽器で、どんぶらこの糸巻きが「ペグ」になっているもの、と思えばOKです。
これまでにたくさんの方が来場されたので、数十台出回っているはず。
イベントはいつでもやっているわけではないので、夏休みのとある日曜日に開催されることが多いです。
【手作り楽器総まとめ】 2013年 特注「トプシュール(風)2弦楽器」
【2013年】
モンゴルに2弦の「トプシュール」という楽器があり、その代用になりそうなものを作ってほしいということで製作しました。
長い弦長の2弦棹で、かつ鳴りが深くなるように一定面積の胴がついています。
デザインはオリジナルで、ちょっと不思議な民族風模様を入れてみました。
【手作り楽器総まとめ】 2012年 これあかんやつや! けいおん!ファンの三味線弾きのために作ったサイレント三線S4 (完成版)
【2012年~】
全国のけいおん部のみなさんにお届けしようとした(失敗した)サイレント三線S4の
「けいおん部モデル」
です(笑)
試作品に比べてコマ位置が改良され、ヘッドが付きました。
白地のままでは意味わかりませんが、絵を描くと一気にかっこよく(悪く?)なるこのモデル。
お届け時には、何も描かれていませんので、あなた好みの楽器に仕上げてください。
【手作り楽器総まとめ】 2012年 特注 ゴッタン三線
【2012】
特注モデルです。
ゴッタンなのに、三線サイズ。かつサウンドホールつき。
さらにしっかりとした天部分がついて、それらしいカッコウに仕上がっています。
どこにも売っていない代物なので、現物を見たら
「それ何?どこで売ってるの?」
となること必至のマニアックなモデルでした(笑)
【手作り楽器総まとめ】 2011年 謎の楽器!サイレント三線S4 (試作品)
【2011年】
サイレント三線の変形版。
まだ、試作段階なのでその全容が明らかになっていませんが、サイレント三線のフロート部分を
でっかく、かつデザインに工夫
を重ねたのがS4でした。
左大文字は気に入っているのですが、不人気モデルです(苦笑)
2016年9月4日日曜日
【手作り楽器総まとめ】 2011年 三線界のスティーブ・ジョブズ! いよいよ登場「サイレント三線S3」
【2011年~】
世界があっと驚いた三味線・三線界の超絶異端児こと「サイレント三線S3」が登場したのは2011年のことでした。
三線界のスティーブ・ジョブズと
現在でも製作依頼人気No1の楽器で、
めちゃくちゃお待たせ
しております。
欲しい方はとにかく気長にお待ちください。
棹しかない!というデザイン面が着目されていますが、実はサウンドについても「ハウリングがほとんど起きない」とプロに絶賛されており、その構造を真似して自分の三味線を改造なさる方も後を絶たないとか。
ソリッドピックアップで培われたダイレクトサウンド技術がふんだんに投入され、おしりからプラグを刺すという「あ、なーるほど」な構造でシンプルで大胆な演奏を実現します。
アンプにつながないと全く音がでませんので、そこんとこよろしく。
ラベル:
サイレント三線S3,
スティーブ・ジョブズ
【手作り楽器総まとめ】 2011年 ごったん(フルサイズ三味線スケール)
【2011年】
伯母のために製作してプレゼントしたゴッタンですが、通常のゴッタンは少し小さめに作られるのに対して、これは普通の三味線のスケールに合わせて製作したので、
「ゴッタンとしてはやや大きめ」
に作っています。
また、ゴッタンなのでサウンドホールはありません。
三味線を弾く人向けに作っているので、細部が少しずつ通常とは異なります。
結果として太棹に近い仕上がりになりましたが・・・。
【手作り楽器総まとめ】 2011年 四線(ひのき製)
【2011年】
依頼があって特注で作った「四線」です。
棹を少し太くしたような記憶が・・・。
弦が4つあるので、チューニングが悩ましいところですが、一五一会を参考にしたら良いと思います。
ヒノキ材があったので、総ひのきで作りました。
【手作り楽器総まとめ】 2010年 紙三線
【2010年製】
紙のように薄い!というつもりで命名した「紙三線」ですが紙は一切使っていません(^^;
現在はダンボールでできた三味線を販売しておられるところもあるので、そちらの方が正式に紙三味線だと思います(笑)
ただ、この紙三線は、スピーカーキャビネットの設計理論を応用して、「箱」そのものを無くしてもどこまでサウンドが出せるのか、ということをきちんと意識して設計しているので、ちゃんと鳴ります。
裏板もなく、うしろはスケスケなのですが、みなさんが思っているよりもしっかりした音が鳴るという変な楽器です。
これも数台依頼があって製作しました。持っている人はかなりレアです。
【手作り楽器総まとめ】 2010年製 トンコリン
【2010年製】
テレビにも映っていましたが、北海道のトンコリと三味線が合体したような変な楽器、「トンコリン」です。
トンコリには魂の代わりにガラス玉などが入っているのですが、トンコリンにももちろん入っているので振ると「カランコロン」と音が鳴ります。
デザインのベースはアイヌ文様です。
【手作り楽器総まとめ】 2009年製 ごみせん (ゴミから作った三味線)
【2009年製】
仲間ゆきえさんとは何の関係もありません(笑)
廃材ばかりで作った楽器なので「ごみせん」と名づけました。
棹に使っている材料が面白くて通常の三線・三味線のように棒状ではなく
「薄い板」
に近いものを使用しているので、ギターのネックを握ったような感覚になる不思議な三味線です。
持つと、「ん?ギターを持ってる?」と体が思ってしまうので、ギター経験者は意外と弾き易いです。
【手作り楽器総まとめ】 2009年製 ボンゴカホン (フローリング材製)
【2009年製】
依頼があって作ったボンゴカホンです。高音と低音の2つの音が出ます。
ひざに挟むように座って演奏します。
依頼品なので手元にはありませんが、床材のフローリングを切って作ってある面白い作品です。
【手作り楽器総まとめ】 2009年製 新楽器 どんぶらこ (完成版・頒布版)
【2009年製】
新楽器 どんぶらこ の完成版です。2弦の小さな楽器です。
プロトタイプより、胴の厚みが増して「まろやかで豊かな音」になっています。
基本的な構造は、同じですが各材料の吟味や細部が、量産を意識したものに変わっています。
この楽器を作るイベントも2~3回実施しました。
50棹くらい、手作りイベントで出て行きました。
【手作り楽器総まとめ】 2009年製 (宮崎の)ゴッタン レプリカ(サウンドホールつき)
宮崎県の「えびの市」というところで作られているゴッタンを逆アセンブルして解析(笑)
レプリカを作りました。
サウンドホールを開けたので音質はオリジナルとはまったく違う別物です。
チップ合板や張りあわせ材を使うなど、かなり意欲的に実験的なことをしている作品です。
2016年9月3日土曜日
【手作り楽器総まとめ】 2008年製 「三線ソリッドピックアップ」
【2008年製】
これは凄い製品(笑)で、試作が即製品として数台お嫁に行きました。
まず、木製の下コマなのですが、この中にピエゾピックアップと、標準ジャックが内臓されています。
そしてコマそのものは消音コマになっているので、皮からは音が出ず、拾った音はすべてピックアップの方に行って本体からは音が出ないのです。
なので通常の三線コマと置き換えるだけで、エレキ三線ができあがる、という仕組み。
なかなかのサウンドを出す優れもので、限界までコンパクトなため演奏時もあまり違和感がありません。
これを作った時から「三線界のスティーブ・ジョブズ」と
ラベル:
スティーブ・ジョブズ,
ソリッドピックアップ,
ピエゾ
【手作り楽器総まとめ】 2008年製 2弦楽器 新楽器「どんぶらこ」 プロトタイプ
【2008年製】
右側は三弦になっていますが、左がメインです。
カザフスタンの2弦楽器、ドンブラを小さくしたので「どんぶらこ」という名前。
もともと子供向け楽器として開発したので顔がついています。
この楽器が進化して「森のギターForestar」とか「PocketRock」が作られることになりました。
まだ三味線風糸巻きがついていますが、のちに進化してペグになってゆくわけです。
【手作り楽器総まとめ】 2008年~ (現在は仕様変更) 手作り三味線キット
【2008年~】
兵庫県立丹波並木道中央公園での「手作り三味線講座」用に開発されたキットで、写真に写っている部材が配布されて、製作講座をやっていました。
すべてヒノキ製です。
表板、裏板に使っているヒノキ板は3ミリ厚で、高度な技術と大掛かりな機械がないと作れません。
公園には製材所があって、そうした難度の高い部材を製作できたので、キット化が可能になりました。
このキットはとても高度なワザで出来ていて、
■ 糸蔵は角ノミ仕上げ
■ 胴は45度カットの4面張り合わせ
■ 上コマは樫の木部材の埋め込み仕上げ(下コマも樫材)
■ 表裏とも特注ヒノキ一枚板
という本格派でした。
製作者はYさんという方で、彼の手になるキットは200棹弱出ています。
【手作り楽器総まとめ】 2008年製 手作り三味線(総ひのき仕様)
【2008年製】
総ヒノキで作った「手作り三味線」三線サイズです。
糸巻きは、おそらく兵庫県立丹波並木道中央公園のスタッフ、Yさんが作ったものをまねて、私が大きめに製作したものだと思います。
棹は、左大文字作です。
ヒノキの一枚板は、4ミリ前後に薄く仕上げてあり、大型の電動カンナ設備がないと作れません。
そのため、この板は公園の製材所で仕上げたものを分けてもらいました。
2008年ごろのシャミレレ製作講座は、このヒノキの薄い板が取れたので、とても贅沢なキットが作られていました。
その後は、この部分はベニア板に仕様変更になっています。
【手作り楽器総まとめ】 2008年製 シャミレレ(総ヒノキ仕様)
これは左大文字が製作したものではなく、兵庫県立丹波並木道中央公園さんのスタッフだったYさんが、左大文字の設計図を元に作った量産型です。
糸巻きが太く、ちょっと義太夫三味線風いなっているのが特徴。
総ヒノキ製(表板・裏板とも)なので、とても質感がいいのと、よい音がします。
(根緒・弦などは未組み立て)
ラベル:
シャミレレ,
ヒノキ,
兵庫県立丹波並木道中央公園
【手作り楽器総まとめ】 2000年ごろ製 二胡(三味線皮の京胡レプリカ)
【2000年ごろ製作】
少し小さいサイズの「京胡」という種類の二胡のレプリカです。
当時は、まだラワン材がたくさん入りましたので、棹と胴はラワン製です。皮はそこらへんにあった壊れた三味線の皮から移植しましたので、「犬皮」だと思います。蛇皮は堅いのでジャッキがないと扱いにくいのですが、犬とか猫の皮は、簡単な装置でもかなりちゃんと張れます。
弓も自作したのですが、馬の毛が手にはいらないので、極細のテグス(つり糸)をものすごい数で束にして張っています。
弦はスチールなので、ギター弦の径を吟味して選びました。
残念ながら二胡は、ちょっとかじっただけであまり上達していませんが、面白い楽器です。
【手作り楽器総まとめ】 2008年製 シャミレレ(和クレレ仕様)
【2008年製】
弦長430ミリ、テナーウクレレとおなじサイズで製作されている「シャミレレ」です。
ポジション間が狭く、弾きこなすのにはちょっとコツがいりますが、軽やかでポップなサウンドがします。
兵庫県立丹波並木道中央公園さんのイベントでは、この小さいサイズの三味線「シャミレレ」をチョイスして作られる方も多かったです。
これは和柄の胴巻きを巻いた「和クレレ」仕様になっています。
【手作り楽器総まとめ】 2008年製 板張り三味線、基本モデル
【2008年製】
もっとも基本的な手作り・板張り三味線(三線サイズ)
沖縄三線のサイズに合わせてあります。弦長60センチ。
当時は、ラワン材がまだ市中に出回っていたので、ラワン棹・ラワンベニアで作っています。
初期型は、ベニアの板目を横にしていたのですね。(最近は縦)
登録:
投稿 (Atom)