新楽器の開発を続けている左大文字ですが、いろいろと試行錯誤するなかで、今ホットな「テーマ」になっていることがあります。
それが「フリクション・ペグ」を使うか、「ギア・ペグ」を使うか、ということ!
ちなみに、おさらいですが、
◇「フリクションペグ」
・・・いわゆる楽器の糸巻きが、摩擦によって静止するタイプのペグ。
例)バイオリン・三味線、三線・二胡・古典的もしくは安価なウクレレなど。
メリット) 直接弦を巻くので、チューニングが早い。ギア比がなく1:1と呼ばれたりする。
デメリット) 木などの摩擦だけで止まっているので、弦の張力に負けるとキュルルと巻き戻る。
◇「ギアペグ」
・・・ギアがかみ合うことで、静止するタイプのペグ。
例)ギター・ベースやコントラバス・近代的もしくは高価なウクレレなど。
メリット) ギア比が14:1などであり、細かいチューニングができ、かつ構造上巻き戻らない。
デメリット) チューニングを変化させるとき、14倍の時間がかかる。ペグが重くヘッドが下がる。
というのが基本的な情報。
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もちろん、私はもともとが三味線弾きですので、『糸巻き・カラクイ』つまり、フリクションペグを使っています。
バイオリンもかじったことがあるので、バイオリン型のフリクションペグも使っていました。
所有しているウクレレも、基本形のフリクションタイプです。
一方、ギターも弾きますのでギアペグも当然触ったことがあります。これまで「テレキャスター」「レスポール」「クラシック」「アコースティック」の4棹を持っていましたので、おなじギアペグでも色々なタイプの物を使ってきました。
というわけで、ペグに関してはほぼ全ての情報が出揃った段階で、さあ、悩むぞ!
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これまでの手作り三味線講座では、当然手作りの「フリクション糸巻き」を製作して装着してきました。
どんぶらこも「フリクション糸巻き」タイプです。
森のギターになってはじめて、ギアペグを装着しました。これは一種のポリシー違反(笑)で、ギアペグだけは
「購入しないといけない」
(つまり、自分で作れない)
ので、ちょっとだけ心が痛いです(苦笑)
それはともかく、今回の新楽器でどんなペグを仕様にするか、悩んでおります。
新プロジェクトのベースになっている思想は、『シンプル&コンパクト』です。
さすがに「三味線の糸巻きタイプ」は採用しないつもりですが、なるべく軽量で簡素なペグを使いたいなあ、というのが希望です。
本音を言えば!
GOTOHのステルスキー
(写真はGOTOHさんからの転載です)
http://www.g-gotoh.com/domestic/?make=stealth&sortby=title_asc
を使いたい!!
すごいでしょ!このめっちゃ小さいギアペグ!!
しかし、値段も最強で、ギター用6個で約2万円、ウクレレ用4個で約1万五千円します。
あかん、左大文字工房の楽器の価格帯をすでに越えている!!!
というわけで、ステルス搭載はちょっとだけお預けにして、ペグ選びに悩みたいと思います。
研究用をかねて、すでにいくつかのメーカーのペグを取り寄せておりますので、いずれ詳細があきらかに!
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