2014年9月1日月曜日

【三線ism】 新曲アップ 「君じゃなきゃダメみたい」 スラップ三線超絶技法?!




 さてみなさんこんにちは

 個人的にはもう7年ぐらい前からやっているのですが、youtubeでは披露していなかった


 スラップ三線


という技法がありまして、今回はじめて載せてみました。
 
 
 
(君じゃなきゃダメみたい)
 

 これは普通の三線、三味線の弾き方には「まったく存在しない」技法で、


 スラップベース、スラップギター


のように、スラップ音を発生させながら弾くという裏ワザです(笑)

 で、なんでこのワザをyoutubeに載せてこなかったというと、既にお気づきのとおり、左大文字のポリシーとして、


コード演奏の際には、バックミュージックを使わない(三線一本で演奏する)


というお約束があるので、基本的に単音で何かを弾くという演奏をしてこなかったせいです。

 で、今回、その約束をちょっとだけ破って、


○スラップ三線部分

○コード部分

○ベース部分

+ボーカル



の3つのパートを多重録音する、というこれまた「めったにやらないこと」を実演してみました。


 それも全部、スラップ技法とはこういうもんですよ~ということを実演するためです。


 単独ではあんまり役に立ちませんが、他のパートと組み合わさると、効果を発揮します。



==========

 ワタクシ本来は、三味線弾きでございまして、いつもは三線ばかり弾いているので、よもや邦楽奏者の切れ端だとは思われていないかもしれませんが、


親指で弦を叩く


のは得意です。(ここ、三味線弾きは笑うとこ。ベーシストは変に納得するところです)

 ところが、スラップ三線では、今現代においてエレキベースで主流になっている


「叩く系スラップ」


技法を使っていません。


 なぜかというと、三線はエレキ楽器ではなく生音楽器なので、生音でスラップできる技法が必要になるからです。


 そこで、三線のスラップ奏法は、エレキベースではなく、むしろ生音のウッドベースのスラップである


「引っ張る系スラップ」


で音を出しています。


 この説明で、ベーシストのみなさんは「なるほど、そういうことか!」と納得してもらえるはず(笑)


 というわけで、世界でも類をみない、「三線スラップ奏法」をぜひ試してみてね!




追伸)

 ちなみに、今回のコード部分、ストロークでカッティング風に弾いていますが、打弦位置を変えてまろやかにしているのがわかりますか?


 通常の位置で弾くと、スラップ音の硬さとかぶりがちになるので、コード部分はイメージを変えて弾いています。


 さらに、三線でおまけ程度にベース音をしのばせています。こちらは音量を下げ気味で、主張しないように隠してます(笑)




 

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