さてみなさんこんにちは
2013年末から2014年にかけて「オープンソース志向弦楽器"Forestar"(森のギター)」なるものを開発してきた左大文字工房ですが、まだ、その企画も進行真っ最中なのに
さらに新しい楽器プロジェクト
を始めようとしている今日この頃(笑)。
よく考えれば、Bloggerのこちらのブログは、新楽器プロジェクトをメインコンテンツに据えていたのに、いつのまにか元のYahoo!ブログと似たような内容も交えております。
いかんいかん。
というわけで、新楽器製作プロジェクトは、当分、こちらのブログで連載しようと思います。
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これまで、私が手掛けてきた手作り楽器達には、いちおうそれぞれコンセプトがありました。
◇ シャミレレ・手作り三味線
・・・丹波並木道中央公園さんという「製材所のある県立公園」ならではのイベントづくり、ということで総ヒノキ製の三味線(三線レプリカ)を作ろう、というコンセプトでした。
・・・手作りで簡易的であっても、三味線楽器として成立していることを念頭に、かつ、容易に作れて、いい音の楽器を完成させる、というのも目標でした。
・・・180ミリ幅のヒノキ一枚板を削り出す、という技術的にもハイレベルな仕様で、他では入手できない「コアなファンにはたまらない」つくりになっていました。
◇ どんぶらこ
・・・チルドレンズミュージアムさんとのコラボではじまった「こどもでも簡単に弾ける弦楽器」をコンセプトに開発が進みました。
・・・2弦に弦の数を減らし、それでも単音とコードが弾ける楽器に仕上げました。
・・・サイズや演奏感の面で、こどもから大人まで楽しめる構造を意識しました。
◇ 森のギター(Forestar)
・・・構造的には、「どんぶらこ」のブラッシュアップ版で、今度は「製作しやすい」というところに主眼を置きました。
・・・材料から仕上げに至るまで、「低い技術レベルでも作れる」というところが最大の特徴。
・・・特に製作方法においては「オープンソース」志向をめざし、情報を全て公開しています。
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他にも製作した楽器はあるのですが、特にこれらの3タイプについては「量産する」ということを最初から頭において設計しています。
よく個人で手作り楽器をお作りになる方はたくさんおられると思いますが、それらは、基本
「手作りの一点もの」
であることが多いです。左大文字流では、基本的に数十台、数百台規模の量産に耐えうることをベースに材料の選択から製作の段取りを考えていますので、
「一定数の供給を実現する」
ことに成功しています。
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このほか、左大文字が個人的に受注生産をしているものに「サイレント三線S3」がありますが、こちらはメールをいただいてからはじめて作る、ということを基本にしており、在庫はありません。
この楽器については、三線が弾ける方で、最低限度の知識と技量がないと弾きこなせないと考えていますので、一般頒布・常時販売は今後もしないと思います。
「どうしても欲しい!」という熱にうなされた方のみ、メールを下さっているのが現状です(笑)
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というわけで、じゃあ、今度は一体何を作るのか?ということですが、
「左大文字が、いよいよ真に欲しい物だけを作る」
という究極のわがままが始まる予定です(笑)
これまで、好き勝手に楽器を作ってきた私ですが、その私がさらに好き勝手するんですから、これは面白いことになりそうです。(←わたしだけが)
もう既に開発がはじまっていますが、コンセプトや設計思想はこれまでのものを踏襲していますので、それほどメチャクチャ目新しいものが出てくるわけではありません(笑)
ただ、左大文字がずっと手元に置きたいような、そんな楽器が出てくるはず。
プロジェクトが進行すればまたご紹介します~。
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