2026年7月20日月曜日

タンバトーン(ロングトーンカズー)を製作しました!

 

 さてみなさんこんにちは。


 今回はロングトーンカズー/タンバトーンの製作です。


 実は先月にもタンバトーンの製作依頼があって、お作りして送ったのですが、写真を撮るのをすっかり忘れてしまい、今回はちゃんと写真もアップします。


 今月も依頼分です。2ピース版と3ピース版の製作依頼でした。



 ぱっと見るだけだと違いがわからないかもしれませんが、



 吹き口側などから見るとよくわかります。


 2ピース版は、中の管が楕円型、3ピース版は長方形になっています。


 原理的には「声の成分」をできるだけ殺してしまい、純振動だけを音の成分として出してゆくので、「音が潰れている」ことはじゅうぶん「アリ」なのですが、楕円形の2ピース版は、それに多少の「倍音」が含まれる感じになり、ニュアンスが変わります。


 どちらの音が好みかは好き好きだと思います。



 2ピース版のほうは、直管の内部を削り出しで彫ってゆきます。この彫り具合がポイントです。


 手作業で彫ってゆくので、完全な平面ではないことも、中で振動の空気の渦を起こすのに役立っているようです(たぶんww)


 タンバトーンはヒノキの一枚板から作るので、演奏する時はヒノキの良い香りがします。


 ぜひご興味のある方は入手してみてください。





2026年7月11日土曜日

三味線用 シンプル撥を作りました

 

 さてみなさんこんにちは。


 ・・・と、このブログでは毎回「さてみなさん」の出だしから始まったわけですが、これは、浜村淳さんのモノマネです。


 浜村淳さんといえば毎日放送ラジオの「ありがとう浜村淳です」という番組が長年続いてきましたが、なんと私の生まれた頃からやってます。


 かくいう私もずっと「ありがとう浜村淳です」を聞きながら育ったわけで、大人になって、関西に戻ってきてからも車の運転中などは、ずっと「ありがとう」を聞いておりました。


 その番組も、いよいよ2026年9月をもって、レギュラー放送が終了するとのこと。さみしいような気もしますが、浜村さんがそれだけ第一線で活躍してくださったことに大いに「ありがとう」と言いたい気もします。


 これ以上続けると、本番中に亡くなってしまうという、究極の大往生なのか究極の放送事故なのか、という伝説になってしまいそうなので(苦笑)ほんとうにお疲れ様でした。


 さて、今日の本題です。



 今回は依頼があって、三味線用の「シンプル撥」を作成しました。ずいぶん前に発表した撥ですが、シンプルかつ価格も安く、取り扱い易いものをめざして作っています。




 通常の長唄撥などよりも、わずかに小さいので、入門者や子どもさん向けにはぴったりだと思います。


 価格は送料込み1000円お願いしております。


 本式の撥の作り方とは変えているため、微細な寸法の調整などカスタマイズも可能です。


 もしご希望があれば、どうぞ。






2026年6月22日月曜日

タンバトーン(ロングトーンカズー)のメンテナンス方法

 

 さてみなさんこんにちは。


 今回はロングトーンカズー(タンバトーン)を入手したあとの「アフターケア」「メンテナンス」に関しての解説をアップします。



(ロングトーンカズーのメンテナンス方法)


 カズー系の楽器には、薄い「膜」が使われていて、使っている間にこの膜が傷んだり、おもったように振動してくれないことが起きます。


 その際に、膜の状態を新品のようにリセットする方法を紹介します。


 これは通常のカズーでもおなじ方法が使えますので、あわてて交換用の膜を買わなくても大丈夫。しばらくは最初の膜でじゅうぶん使えます。


 その方法は、動画の中でも解説していますが、


「ドライヤーの温風で、膜を縮ませる」


というものです。 膜は薄いプラスティック製なので、熱を加えると縮みます。つまり、最初のように膜が「ピンと張った状態」まで戻るのです。


 その上であらためて、振動しやすいように膜を緩めてゆく(指でこすって、ほんのわずかに伸ばす)と、好みの音に調整できるようになるのです。


 

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 また動画の後半では、タンバトーンやロングトーンカズーの分解メンテナンス方法を解説しています。完全に膜を交換したい場合などに参考になります。


 実はシンプルな構造になっているので、思っているよりも簡単にメンテナンスができる楽器です。


 ぜひご活用ください。








 

2026年5月21日木曜日

特注Pocket Rockを製作しました

 

 さてみなさんこんにちは。


 久しぶりの弦楽器製作ですが、特注モデルのPocket Rockを製作しました。


 


 このモデルは以前におなじ形で製作依頼されていたもので、その複製です。


 横幅がものすごく狭いというか、小さいタイプの独自の寸法になっています。



 構造などは通常のポケットロックと同じで、弦の長さやスケールも通常通りです。



 ここから先は余談ですが、中東情勢や物資の不足なども相まって、木材などの値段が跳ね上がっていることに気づきました。

 一見すると関係ないようなものでも、どこでいわゆる「目詰まり」が起きてくるかわからないなあ、とすこし驚いています。


 こういう楽器などに使う木材というのは、これまで南洋材が多かったのですが、そうしたものを「運んでくる」時点で、国産の木材との価格の逆転が起き始めているのかもしれません。


 世界情勢と日常が、ものすごく深く関係していることを学ばされました。



2026年2月25日水曜日

学校吹奏楽の衰退を止める方法!

 

 学校教育における「吹奏楽」の衰退が危機感を持って叫ばれるようになってきましたが、今日も関連の記事がありました。


「吹奏楽部」が部活の地域展開で継続が困難に?https://dot.asahi.com/aerakids/articles/-/275921


 少子化や経済が厳しくなってきたことで、学校における「部活動」としての吹奏楽が崩壊に近い状況になってきている、というお話。


 私もその昔高校に勤めていたので、部活動における吹奏楽というものの立ち位置は十分に理解しているつもりです。


 吹奏楽部というのは、文化系の部活動の中でも「ほぼ体育会系」のように言われることがあるように、チームでの膨大な練習が欠かせなかったり、高い楽器をなんらかの形で入手、維持しなくてはならなかったりと、なかなか大変な部活動であることは事実です。


 そして、野球の応援やら課外・外部での活動もあり、「人数とお金」のコストが非常に高い部活動である、という特徴があるのです。


 そりゃあ、少子化が進んだり、昨今のようにインフレが進んだ状況では、衰退してゆくのもやむなし、という気がします。


 このブログや記事でも書いていますが、「三味線」「和楽器」界隈では一足先に邦楽文化の衰退を実感してきました。それがいよいよ、学校部活動としての吹奏楽にまで降りてきたという感じもしますね。


(そもそも海外ではギブソンが倒産するなど、ギター文化も衰退気味なのです。さもありなん)


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 さて、学校文化としての「吹奏楽の衰退」を止める方法はあります。


 ただ、実際には音楽教師たちの「ものすごい意識改革」を伴いますので、それを実現に移せる力量のある指導者がどれだけいるか?ということは疑問符がつくでしょう。


 でも、「方法論としてはある」ので、その話を書いておきましょう。


 それは、「ゾボーバンド」の復活です。


 1800年代のアメリカでは、現代の吹奏楽が発展する黎明期に「ゾボーバンド」が盛んに活動していました。そこから経済が発展して、文化も広がっていわゆる「管楽器による吹奏楽」が本格的に広がっていったのです。


 ということは、逆に衰退してゆくわけですから「ゾボーバンド」を活用すれば、ハードランディングではなくソフトランディングが可能になる、というわけ。



 そして、このゾボーを活用する際に、「学校教育としての吹奏楽」との連携を再度プログラムし直すことです。


 というのは、現在の学校では


■ 学校教育としてのリコーダー管楽器授業や、鍵盤ハーモニカ授業


と


■ 学校部活動としての吹奏楽のレッスンレクチャー


がまったく連動していません。別々の楽器、別々の内容を教えていて、シームレスなつながりがまったくないのです。


 そのため学校教育で学んだリコーダーは、その後「どこでも吹く機会がない」まま、かつての児童生徒は大人になってゆきます。


 片やもう一方では、「吹奏楽部のメンバーや担い手がいない」ということが起きています。


 そりゃあ、全然違う内容をそれぞれでやっているのですから、人材と能力が無駄に垂れ流れているわけですね。


 その中間、ミッシング・リンクを埋めるのが「ゾボー」です。


 つまり、学校教育で「ゾボー」を取り入れていれば、それはそのまま吹奏楽へ持ち込めますから、吹奏楽部としての活動や、あるいは対外的に「ある程度の人数が必要な場合」には、授業と連動させて


■ 吹奏楽楽器+ゾボー構成


にすればいいわけです。そして吹奏楽の楽器は、「部活動の部員」を配置して、ゾボーのほうは、「授業の生徒」を配置すれば、ビッグバンドがそのまま成立する、ということになります。


 なんなら、野球部の応援に駆り出される場合、「吹奏楽+ゾボー構成」であれば、吹奏楽部の部員が少なくても、ちゃんと大音量の音楽が成り立つでしょう。


(どうせ一般生徒も駆り出されるのであれば、現地にはどちらの生徒も行くわけですから)


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 とまあ、現役の音楽教師であれば


「なんていう無茶な凄いことを言うんだ!」


という話ですが、吹奏楽とゾボーをシームレスに「認めることができるかどうか」だけで、全然違った結果が生じるわけです。


 ゾボーなんて楽器じゃない!


という意見もありそうですが、それなら音楽教師はなぜ「合唱」の指導をしているのでしょうか?


 合唱の指導が大切で、ゾボーはまがいものだからダメだ、というのであれば、それこそ吹奏楽は単なる権威主義の塊だとバレてしまいますから、そりゃあ、滅びるのは自然の流れ、ということになってしまうでしょう。


 もちろん、現状では「ゾボー」が市販されていませんが、このスタイルを「やる」と決意すれば、ヤマハですら


Trova

https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/casual_wind_instruments/trova/index.html

のような楽器を開発できるわけですから、安価で学校教育向けのゾボーは、比較的早く用意できると思います。


YAMAHA Trova


 まあ、そんなわけで、ゾボーの現代版である「タンバトーン(ロングトーンカズー)」は、吹奏楽関係者にこそ試してほしいなあ!と思っています。


 これは私が学校関係者だったからこそ、そして衰退する和楽器(三味線)愛好家だからこその提案なのです。


 黙って滅びを待つのは、哀しいじゃありませんか!



タンバトーン(ロングトーンカズー)





 

2026年2月23日月曜日

タンバトーン(新型)のサウンドデモができました!

 

 さてみなさんこんにちは。


 試作段階でのロングトーンカズーは合板で作っていましたが、ヒノキの無垢板を使った改良版に切り替え中です。


 ちょうど丹波産のヒノキのよい板があり、それを使って開発しているので愛称を「タンバトーン」と名付けました。



 構造は同じで、寸法などが異なるバリエーションがたくさんあるのですが、↑の写真のような形がベースです。


 全長27センチの2ピース仕様が基準になります。



 2ピース仕様というのは、上の写真のように、2枚の板を彫り込んで楕円形の管を作ったものです。


 これがいまのところ、最も豊かな音がします。


 3枚の板を合わせた3ピース構造のものも作っていますが、3ピースのほうは、やや音のつぶれが強く出ます。このあたりはお好みでチョイスできます。


 音潰れが激しいほうがサックスっぽく聞こえますし、音潰れが少ないとクラリネットに寄ってゆきます。


 というわけでサウンドデモ。


その1 2ピース版



その2 3ピース版



その3 2ピース版



その4 3ピース版




 初期型よりは、ずいぶん音質がまろやか、かつ豊かになってきたのがわかると思います。

 ペラいベニヤよりは、かなり音に厚みも出てきました。


 ちなみに初期型は




 こんな感じでした。


 よいサウンドになるように、標準とする「持ち方」も変えています。



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 ■ 製作価格は、2ピース版1500円 3ピース版1000円

   いずれも+送料


 です。ご希望の方はメールくださいませ。


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2026年2月2日月曜日

ロングトーンカズー 頒布品 完成! 愛称は”タンバトーン”

 

 さてみなさんこんにちは。


 ずっと開発研究中の「ロングトーンカズー」ですが、いよいよ頒布用の楽器が完成しました!



 試作段階では合板だったものを、


「ヒノキの無垢板」


に変更しています。こちらのほうが、やはりはるかに良い音がします!


寸法は 3センチ✕1.5センチ✕27センチ のものを基準にしています。


 この長さも、試作を重ねてもっともバランスが良い音になるように工夫しました。これより短いとカラッとした音になり、これより長いとまろやかでフワッとした音に変わります。


(長すぎると音の抜けが悪くなってしまいます)




 合板時代よりかは、すこし厚みが出てきましたが、これも音に重厚感を与える結果になりました。試作段階のものは、音質が多少「ペラっちい」感じになりますが、頒布版はしっとりとまろやかな音に変わっています。


 無垢板とはいえ、構造上張り合わせを行わないといけないので、そこは接着していますが、安全性の高い接着剤を採用することで、口に触れても大丈夫なようになっています。(玩具・食器レベル)


 


 構造は2種類あり、3つ(4つ)の部材を接着するタイプと、2つの部材を接着するタイプがあります。

 層が2ピースと3ピースのものがあるということです。


 3ピースのほうは、木材を組み合わせて管を構成しますが、2ピースのほうは木の内部を削り出します。


 わずかに2ピース版のほうが、音の抜けや広がりが豊かな感じがしますが、それほど音質に変化があるわけではないので、好みの問題だと思います。


 愛称は「タンバトーン」とすることにしました。


 現在、丹波地域で採れているヒノキの木材を中心に製作していることと、丹波で発明・開発された楽器だからです。


 このあと「竹」素材のものも展開してゆきますので、そちらは今後アナウンスをいたします。



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■ タンバトーン (Wood)

 ◯ 2ピース版 1500円

 ◯ 3ピース版 1000円

 ◯ 発送はレターパックライトで行います。送料加算して下さい。

*今後発表する タンバトーン(Banboo)は、レターパックライトのサイズを超えてしまうので、レターパックプラスでお送りする予定です。


■ そのほか タンバトーン(廉価版) を製作中です。こちらはタンバトーンをできるだけ広く知ってもらうために安価に設定しているものです。またプレミアムタイプも開発中。

■ 廉価版等のバリエーションについては、随時投入してゆきます。バラエティバージョン。


 製作・頒布をご希望の方はいつものように左大文字までメールをください。


2026年1月23日金曜日

ヤマハの新楽器とロングトーンカズーの関係 TROVA

 

 さてみなさんこんにちは。


 新年早々、とても興味深いニュースが入ってきて驚いています。


 それはヤマハさんが子供向けの新楽器「TROVA」を発表したということ。


https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/casual_wind_instruments/trova/index.html



(写真は、ヤマハさんのサイトからの引用です)


 これはどういう楽器かといえば、トランペットの一種ですが、音階を変えるためのバルブを搭載しておらず、直管のみで構成されているもの、ということになります。


 画期的なのは「バルブがなく、そのため運指が存在しない」という点ですが、言い方を変えれば、楽器としてはトランペットから退化しているんですね。


 実は原理的には「軍隊ラッパ」と呼ばれるものに近く、


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB


 管は一本のホーンに過ぎませんが、いくつかの決まった倍音を出せるため、複数の音階が「鳴る」楽器です。


 (しかし、周波数的に決まった倍音しか出ないため、ドレミファの西洋音階に沿っているわけではありません)



 さて、興味深いのは「なぜ天下のヤマハが、いまごろこういう楽器を出してきたのか」という点です。

 それは、おそらく社会の衰退と大きく関係していて、


■ 少子化などで学校教育における吹奏楽が衰退している

■ 吹奏楽につかう楽器のコスト高が、無視できないほどになってきている

■ ヤマハの顧客である「音楽の担い手」が減ってきている


ということが理由だと考えられます。


 少子化による学校の児童生徒減で、体育系の部活動も、その学校だけでは人数や体制が維持できない状況が生まれてきており、部活動の地域移行なども進んでいる最中ですが、学校教育と密接に関係している吹奏楽についても、まったく同様の事態が起きています。


 なおかつ、楽器の値段が高くなり、さらに児童生徒学校の経済状況が悪くなってきて、1つあたり20万も30万もするような楽器が購入維持できなくなってきているのが現状ですから、ヤマハとしても


■ 吹奏楽の裾野を広げ、なおかつ低コストのものを導入したい


と必死で考えているのでしょう。それが、楽器としては「退化」している軍隊ラッパの現代化を生んだ理由のひとつだと思います。


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 奇しくも、ロングトーンカズー(ZOBO)もまったくおなじ時流の上で登場してきています。

 わたしがこの楽器を開発した時期は偶然でしたが、結果としてロングトーンカズーやZOBOは、衰退する吹奏楽のゲームチェンジャーになる可能性を大いに秘めています。



 実はアメリカにおいてZOBOが流行したのは、1890年代からの社会の「発展期」でした。この時期、まだまだ本格的な吹奏楽器は一般の人が安価に入手できるものではなく、そのために構造が簡単なZOBOが大流行した、ということのようです。


 つまり、社会が上向きになっている時期と、下向きになってきている時期という意味で、1800年代と現代は、反対の相関がある、ということです。


 そうした時期だからこそ、ヤマハが先祖返りしたような楽器を出してきて、わたしがZOBOの復活に取り組んでいるのは、実は時代の必然だというわけです。


 さて、実はゾボーバンド、アメリカから日本にも入ってきていて、かの山田耕筰が少年時代に、外国人の恩師のつくった「ゾボーバンド」に入っていた、という話があるそうです。


http://blog.livedoor.jp/sanyojoshi/archives/50567325.html


 そうした意味でも、日本におけるゾボーの復活は、まさに「西洋音楽の先祖返り」でもある、ということになるわけですね。


 まさかヤマハさんと、コンセプトが同じような楽器を開発することになるとは、夢にも思わなかった次第・・・。


 偶然とはいえ、不思議なものです。






2026年1月14日水曜日

新楽器 「バンブー・カズーボー」の構成がおおむね決まりました。

 

 さてみなさんこんにちは。


 前回発表した「バンブー・カズーボー」ですが、いろいろ実験を重ねて、おおむね構成が決まりました。



 まあ、構成や構造をちょっといじったところで、音色にはそれほど大きな違いはないのですが、強度やらいろいろな要素を加味して、「こういう風に作ろう」ということを決めていっています。


 基本構造はロングトーンカズーと同じなので、あとは竹という素材との組み合わせ方、相性みたいなものですね。


 音色の面白さ、音の抜けはバンブーカズーボーのほうに軍配が上がりますが、そもそもの音の出し方や、音色を形作る要素は、ロングトーンカズーのほうが優れていたりします。


 このあたりは、好き好き、といったところでしょうか。


 音の違いやニュアンスがどのように変化するのか、音がどう変わってくるのか、あるいは「最適な構成はどれか」という細かい部分をシュミレーションするのに、今回はなんと


”人工知能”


を採用しています。楽器作りにもAIが活用される時代ですね(笑)


 人工知能とすり合わせをしながら作ってゆくわけですが、やっぱり基本となる「ロングトーンカズー」はよくできているのです。


 これまでの「楽器作り」とか「楽器とは」ということの「王道」では思いつかないようなイレギュラーなことをやっているので、人工知能的には、


「それじゃあ、いい音は出ないよ!」


と言いだしたりするのですが、ロングトーンカズーは、あえて周波数帯域を殺したり、成分をカットしたりしていますので、人工知能にそのことを伝えると


「なるほど、それはアリだ」


と回答し始める、というおもしろさ。


 人類がこれまで楽器づくりでやってきたことと、真逆の発想で作っているので、かなり変な楽器だということになります。自分でもよくわかりませんww



 それでも、びっくりするようないい音がします。


 こいつはあなどれない楽器です!



*ちなみに「ロングトーンカズー」と「バンブーカズーボー」は


 2オクターブ以上の連続音階発音ができる管楽器


です。すごくない?ww



<追記>

Kazoboという名称。カズービーという会社がオリジナルの楽器に使っている名称のようにも思える。

うーん。もしそうだったら、ちょっと名乗りにくいなあ。


本来的には金管の大きなカズーはZoboだし、ちっちゃいのはKazoo。

その両方の要素があるからKazoboと名付けたのだろうけれど、一般語に近いのか、固有名詞に近いのか、あまりにも「事例」が少なすぎて判別がつかない。


Kazoo/Zobo なのでKazoboという一般語に「近い」造語であれば、とくに問題はないが、もし商標などを主張されたら、ちょっと困るww


あるいは「Banboo Zobo」としても、こっちはちっとも困らないので、そうしたほうがいいかもしれない。


それとは別に「タンバトーン」という愛称も考え中。


なんせ新しい楽器なので、アイデアが尽きません。





2026年1月13日火曜日

新楽器 Banboo Kazobo の開発中! バンブー・カズーボー

 

 さてみなさんこんにちは


 2025年末から開発中の「ロングトーンカズー」ですが、兄弟楽器の


 Banboo Kazobo (バンブーカズーボー)


のプロトタイプができました。



  バンブー、と名前がついているのでわかるように、竹製の楽器です。


 Kazobo は大型のカズーで、本来は金管製のラッパのついたカズーなのですが、バンブーとカズーボーの韻がちょうどいいので、


 バンブー・カズーボー


という名前にしています。


 


 原型や構造は、これまでにおなじみの「ロングトーンカズーに準じていますが、基本となるメインの管を竹にしています。

 発音部・リゾネーター部は共通の機構ですが、多少、竹管に合うように改変しています。


 


(原型のロングトーンカズー)


 


 竹管はカーブになっているため、そのままではリゾネーターを張りにくいです。

 そこで、トッププレートを2重にして、そこにリゾネーターを挟み込むようにしました。


 このため、本来のロングトーンカズーでは可能だった「音色のチェンジ」ができなくなりました。


 ただ、竹管らしいまろやかでのびやかな音がしますので、ロングトーンカズーとは音色で使い分けするのが望ましいと思います。


 また、あくまでも基本はロングトーン奏法なので、できればロングトーンカズーをマスターしてから、バンブーカズーボーに移行するのがよいでしょう。


 まだ、こちらは完成形ではないので、もう少しチューニングしてゆきます。


 おたのしみに。



* Zoboの発音は、「ゾボ」あるいは「ゾボー」のようなニュアンスになります。

 アメリカではKazoboというカズーの亜種を「カゾボ」とも呼んでいるようですが、当方ではバンブーとの韻を考慮して、またカズーという楽器であることが伝わるように

”カズーボー”

と称しています。

2026年1月8日木曜日

サイレント三線SP3を製作しました!

 

 さてみなさんこんにちは。


 年またぎで製作していたサイレント三線SP3が完成しました。


 



 前回にお知らせしましたとおり、しばらく「弦楽器の製作を休止」することになりましたので、再開するまではこれが「最後の作品」ということになります。


 累計でサイレント三線シリーズが約100棹、ポケットロックシリーズも約100棹製作しているのと、そのほかに森のギターやらシャミレレシリーズなどが100〜200棹(監修分含む)出ているので、あれこれ合わせると500棹弱は製作してきたことになります。




 とくに「楽器が作れない」というわけではなく、


■ 中国で作られているギアペグの入手性が非常に悪くなってきた


のと


■ 三線ブームが終息して、奄美三線弦の入手性も悪くなってきた


のが、大きな原因です。


 ですので、弦のチョイスにこだわらなければ、通常の板張り三味線系はふつうに作れますし、どちらの材料も「まったく存在しない」というところまでは行き着いていませんが、ある程度補修用の部品などを確保できた段階で


 いったんお休みする


という決断をいたしました。


 また、材料が確保できても、「ものすごく値段が上がっている」のも事実です。


 いまや100円の板チョコが200円になっている時代ですので(マジです)、木材はじめ、あらゆるものが高くなっているのを実感します。


 左大文字工房的には、できるだけ安価に作る、チープでも面白いものを作る、というのがモットーだったので、


「そもそも値段が高くなる」


のは、あまり本意ではない気もします。高級品を製作しているわけではないので・・・。


 というわけで、精魂込めて製作してきた弦楽器づくりも、一段落しますが、また状況が許せば、製作再開することもあろうかと思います。


 気長にこのブログを楽しんでいただければ幸いです。









2025年12月17日水曜日

【重要】 弦楽器の製作を休止いたします

 

 今回は大切なお知らせです。


 これまで三線・三味線関連の楽器製作等を多数行って参りましたが、


 ■ パーツ類で入手困難になっているものが出てきている


関係で、当方で製作している弦楽器について「製作休止」とさせてくださいませ。


 なお、すでに製作承っている分については、材料は確保されておりますので、順次製作してお届けしてゆきます。


 新規ご依頼分については、「受付を休止」させてくださいませ。


 またパーツが入手でき次第、製作を再開する予定はあります。


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■ 製作休止に該当する楽器は以下の通りです。


 ◯ サイレント三線S3

 ◯ サイレント三線SP3

 ◯ サイレント三線S4

 ◯ その他木製三味線類


 ◯ PocketRock オリジナル

 ◯ PocketRock プレミアム


 ◯ その他 通常添付している弦を使うものとギアペグを採用しているものは、休止とさせてくださいませ。



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 製作が続行できるもの


 ◯ PocketRock エコ

 ◯ サイレント三線S3のうち、弦を添付しない場合

 ◯ その他木製三味線類のうち、弦を添付しない場合


 *弦を添付せず、なおかつギアペグを使わないものは製作可能です。


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 以上、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。



 左大文字堯司



 



 

2025年12月16日火曜日

ロングトーン奏法とはなにか?

 

 さてみなさんこんにちは。


 連日のように「ロングトーンカズー」についての情報をお届けしていますが、それほどまでにこの楽器は「面白い」「すごい」「めっちゃ楽しい」ので、ワクワクが止まりません(笑)


 このロングトーンカズーを吹きこなしたり、普通のカズーの音色をよりよいものにするには


「ロングトーン奏法」


という技術を推奨しているわけですが、あらためてこの演奏法について解説しておきましょう。


 ロングトーン奏法の簡単な解説は、すでにYoutubeでも語っているので、ぜひそちらもご参照ください。




 

 

 まず「ロングトーン」とは、歌などを歌うときに「長く」発声を持続させることを意味します。

 

”一つの音程を一定の音量と高さで長く伸ばし続ける発声(または演奏)技術のことです。”

 

 この時、初学者は8秒くらいは持続できるように練習するそうです。

 

  次に、なぜカズーの演奏で「ロングトーン」が必要かというと、

 

『カズーは普通の声でも鳴らせるが、息の流入量を細くしてコントロールしながら、その状態で声を出すことで、とても良いカズー音に変化する』

 

からです。

 

 動画の中でも説明していますが

 

■ 人間の声の成分にビリビリ音を付加するのが、カズーという楽器

 

であるのに対して

 

■ 人間の声の成分がのこっているほど、可笑しくてファニーな音になる

 

という結果が伴います。そこで

 

■ 息の流入量を細くすることで、 人間の声の成分を減衰してやると


■ 純粋な音程の成分とビリビリ音だけが出てきて、サックスやクラリネットのような音になる


ということなのです。

 

 そして

 

■ 息の流入量を細く長くするには、口の形を細くしてやればよい

 

ということでもあります。

 

 

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 さて、「口の形を細くして、息の流入量をコントロールする」というのは、実はすべての管楽器に共通するしくみでもあります。

 

 リコーダーを小学生のときに吹いたことがあると思いますが、思い出してみてください。

 

 息を強く吹き込んでしまうと「ピー!!」と甲高い音がして、楽器としてきちんとした音色になりません。

 

 そこで、息を細くして、流入量をコントロールする必要があります。

 

 また、リコーダーの吹き口は、とてもわずかな隙間でできており、もともと流入量をできるだけ制限するようになっていますね。

 

 フルートを吹く女性を想像してもらってもよいですが、口元を尖らせて「できるだけ細く息を吹き込むように」していると思います。

 

 尺八を吹く男性もそうですね。

 

 サックスやクラリネットなどは「大きくマウスピースを加えている」けれど、サックスのリードそのものがついている箇所は、ごくごくわずかな隙間をつくって振動させます。

 

 トランペットやホルンも、唇を押し付けて細く息を吹き込むことで、唇と吹き口の間にわずかな隙間を作って振動させます。

 

 つまり、

 

■ すべての管楽器は、わずかな隙間、細い吹き口に細く長く息を吹き込むことで鳴らす

 

ものだといえるわけです。


 もちろん、迫力ある演奏のためには、息の流入量を増やす場面もありますが、基本はおなじなので、音が破綻しないギリギリのところでコントロールしているわけです。

 

 これらの管楽器の奏法は「ロングブレス」と呼ばれたりします。 


 ロングブレスは「息を長く吐く」ことで、楽器の持続音を長くすることでもありますが、カズーの場合は、息を細く長くしなくても音が破綻せず、むしろそっちのほうがおもしろい音がするので、誰も気づかなかったのでしょう。


 そうです!


 カズーも管楽器である以上、「ロングブレス」的な吹き方をすれば、「良いサウンド」が鳴るのは当然なのです!


 ちなみに、カズーの場合は「ブレス」だけだと音がまったく鳴りませんので(笑)、声を発しないといけないため「ロングトーン」奏法、という呼び方にしております。


 というわけで、カズーやロングトーンカズーも


「良い音色を出すには、ほかの管楽器と共通の原理になっている」


ということがわかったと思います。


 ぜひ、マスターしてみてください。

 

 

 



 



2025年12月11日木曜日

失われた「幻の楽器 ゾボー」を求めて サウンド編

 

 さてみなさんこんにちは。


 前回は「ロングトーンカズー」が属すると思われる「カズーのでっかい版」な楽器「Zobo(ゾボー)」について紹介しました。今回はその続きです。



 1800年代から1900年代のはじめにかけて流行した楽器なので、失われた謎の楽器といっても過言ではありませんが、では


「その音、サウンドはどんなものだったのか?」


が大変気になります。


 ゾボーはカズーの「きょうだい」みたいな楽器なので、カズーの金管部分が拡大されたもの、と考えればおおよそのサウンドの想像はできるのですが、やはり音を聴いてみたい!というのは誰もが思うところですね。


 というわけで、現代に残る「ゾボー」の痕跡を調べてみました。


 当時物ではなさそうですが、現代でもわずかに「ゾボー」の痕跡を残した楽器が販売されたりしています。おそらく当時のゾボーも、似たような感じだったのではないでしょうか?



1)Kazobo カズーボー


 「カズービー?」「カズーボー?」みたいなふざけた名前がついていますが、Zoboらしさを残した現代版の「カズー・ゾボー」だと思います。


 カズー構造にラッパがついているので、ちゃんと「Zobo」として成り立っています。


 こちらのモデルはT型になっていて、レゾネーター(膜)が2つ搭載されているのが特徴です。



 ちなみにこちらも同じモデル。カラーバリエーションがたくさんあるようです。いちおうアマゾンでも買えますが、けっこう高いです。(1万円弱)



2)トランペットカズー


 


 さて、つぎは「トランペット型カズー」です。これはZoboの雰囲気をまとっていますが、どちらかというと玩具性が強く、まさに「トランペットの形に似せたカズー」です。おなじ会社が「トロンボーン型」も販売しているようです。


 構造的にZoboとして洗練されているわけではありませんが、ラッパがちゃんとついているので、通常のカズーよりはZoboとしての遺伝子がわずかに感じられます。



3) Kazoobie Wazoo (カズービー ワズー)



 「カズービー」とか「ワズー」とか、いろいろ違った名前がついていますが、雰囲気だけで「わかる」のが面白いですねww


 こちらはカズーのレゾネーターからラッパが伸びているパターンです。



 この動画では「カズー」と「ワズー(レゾネーターラッパ)」と「カズーボー」の音色の比較が紹介されています。



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 これらの動画を検証すると現代版のZoboは「Zobo(ゾボー)」という名では残っておらず、カズーと合体して「Kazobo(カズーボー)」という名前でわずかに知られているように思えます。


 また、サウンド的にも、ラッパが長くて大きければ、ホーンの効果が増大しているようには聞こえますが、


 根本的なサウンドはカズーのまま(笑)


であるようにも聞こえます。


 まあ、このへんが、Zoboが現代にきちんと残ったり広まったりしていない根本原因ではないでしょうか?


「あまり、カズーと変わらんww」


というのがオチになっているようです。


 ただし、このオチには左大文字さん的にはかなり異論があって、


「ロングトーン奏法を取り入れていなかったから、Zoboは廃れた」


のではないか?と疑っています。


 それがどういうことなのかは、まだまだ今後も説明してゆきますね!





 

2025年12月10日水曜日

失われた「幻の楽器 ゾボー」を求めて Zobo 

 

 さてみなさんこんにちは。


 最近は連日「ロングトーンカズー」の開発に勤しんでいる最中ですが、試作品はかなりよい音(好成績)を残しているので、いよいよ頒布用の製品を作っていこうかな、と思案しているところです。


 これまで木製の弦楽器(三味線やポケットロックなど)はたくさん作ってきましたが、管楽器は初めてなので、やはり


「口をつける」


という点には気配りしようと思います。


 幸い「食品衛生法対応の接着剤や、塗料」などもあるので、それらを使って組み上げれば、口が触れても安全なものをつくることができます。


 また合板を使うと、そこに使われている接着剤の素性もわからないので、木材は無垢板を使用する予定です。


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 さて、今回はこの「ロングトーンカズー」をめぐる不思議なお話!!


 実はこの楽器「めちゃくちゃ性能がよくて、良く鳴る」のですが、なぜか元になった楽器である「カズー」は、おもちゃのままであまりパッとしません。




 カズーの原理は十分能力が高いのに、「カズー」そのものは、玩具ジャンルから大きく発展することはなく、いまに至ります。


 で、ロングトーンカズーを作っているうちに


「この楽器は、ある意味わたしの発明のようなものなんだけれど、はてさてこれまでにこんな楽器を誰も思いつかなかったのだろうか?」


という疑問が生じてきたのです。


 カズーがおもちゃのままでずっと存在するということは、大変に不思議です。

 ちょっと改良すれば「ロングトーンカズー」のように、とてつもなく能力が跳ね上がるのに、どうして誰もそこに手をつけてこなかったのでしょうか?


 それを調べていると、なんとすごいことがわかりました。


 それは、


「実はカズー(KAZOO)にはゾボー(ZOBO)という兄弟のような楽器があって、それが1800年代から1900年代初頭にかけて、アメリカで大流行した」


というお話でした。


 カズーのほうは、なんとなく多くの人が聞いたことがあると思いますが、ゾボーのほうは、誰も知らないと思います。


 そしてなんと、当時ZOBOは、50万台以上も売れて普及していたらしいのです。


(それはロングトーンカズーの性能を知っていると、よくわかります。この楽器は、それくらい普及してもおかしくない性能を持っているからです)


 ゾボーというのは、カズーがもともと金属板でできていることを発展させて、金管楽器に仕上げたものです。




 形状はいろいろありますが、簡単に言えば「カズーにラッパがついたもの」ということになります。

 そしてごくわずかに「音程を調整できる機構」がついたものもありますが、大半はそのままの直管です。


 ゾボーが1800年代にどんな感じで吹かれていたのか、AIに描かせてみましたが



↑イメージはこんな感じ(笑) ただしこの画像は生成AIによるものなので、多少の誇張はあります。


 実際のゾボーがどういう楽器だったかは、海外のサイトに詳細がありますので、興味がある方は覗いてみてください。


https://brasspedia.com/index.php?title=Zobo_and_Songophone


https://marge.home.xs4all.nl/Zobo.htm#.U9JAiOnlqUk

 

いずれも、マニアックなサイトで、実際にはこの楽器は「アメリカにおいてもすでにほとんど失われた、幻の楽器」であることがよくわかると思います。



なかには、このゾボーを復活させようとしているナイスなアメリカ野郎もいるようで(笑)


https://fabacademy.org/2022/labs/aalto/students/arthur-tollet/projects/Zobo.html


こちらは3Dプリンタでの作例ですね。左大文字みたいなおっさんが海外にもいるということで、心強いです。


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 さてゾボーとはなんぞや?


ということをまとめると、上の海外サイトにもありますが


「ホーンカズー」「ソングフォン」


ということになるでしょう。まさにホーンがついたカズーで、なおかつ歌で演奏するフォンです。


 ところが私が作っているのは、金管ブラスではなく「木管」です。もともと左大文字は木工系しかやっていないので、金管は未経験。


 そのため、ロングトーンカズーは「ゾボーの一種」とも言えますが、実はゾボーには木管系のものもわずかに存在したようです。



 それはこういう感じのもので、今で言う「ウッドカズー」と「リコーダーやクラリネットなどの木管楽器」との中間仕様みたいな感じになっています。


 というわけで


「ロングトーンカズーは、ゾボーの2025年版」


と言っても過言ではないでしょう(笑)



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*専門的な注釈*


 ゾボーやホーンカズーは、構造を見る限り「カズーにホーンをつけたもの」です。ということは、当然「人間の声の成分をそのまま発する」仕様であることは変わりません。


 なので、カズーのように「人間の声っぽさ」は残ったままで音が出てくるので、多少の「おかしさ」は残っていたかもしれません。


 しかし、ホーンがついていることで、拡大・拡散されるため、(実際の音がどんな感じだったかは想像するしかないですが、)「意外と楽器らしく聞こえた?」可能性もあります。


 現在のカズーでは本体があまりにも短いため、管楽器としての性能が発揮できていない可能性もありますね。


 それに対してロングトーンカズーでは、「人間の声らしさを減衰させる」ことに主眼を置いていますから、「木管ゾボー」と似た音がするものの、わずかに雰囲気は異なると思っています。


 もちろん、このあたりの音のニュアンスの違いは、「ロングトーン奏法」を用いるか否かで大きく変わってくるため、とても興味深いナゾと言えるかもしれません。


 あるいは本来の昔のゾボーを持ってきて、ロングトーン奏法で吹けば、さらに金管楽器らしさがアップすると思います。




 

2025年12月9日火曜日

「普通のカズー」でサックスの音を出す方法

 

 さてみなさんこんにちは。


 先日からずっと「ロングトーンカズー」のお話を書いていますが、今回はそれに関連して


 普通のカズーでサックスの音を出す方法


というのをご紹介します。


 


 ロングトーンカズーでは、「人間の声の成分」を減衰させて


 「音程」と「ビリビリ音」


のみを発してゆくのですが、普通のカズーでも、吹き方を工夫すればおなじようなことができるのです。


 そのコツは、「吹き込む空気の流量を調整する」という技!


 詳しくは動画を参照くださいね!


 今回は


 ■ 唇の使い方を工夫する方法=ロングトーン奏法


と


 ■ とある道具を使って簡単に実現する方法


の二種類を紹介しています!


 みてね!






2025年12月8日月曜日

新楽器 ロングトーンカズー と 普通のカズーの音の違いをアップしました。

 

 さてみなさんこんにちは。

 

 ロングトーンカズーに夢中な左大文字ですが、今日は、「普通のカズーと音がどう違うのか」という点を動画でアップしました。


 


 音の雰囲気の違いは、動画をみていただければわかるのですが、その最大の違いは


『ロングトーンカズーでは、人間の声っぽさを減衰させて、純粋に音程だけを取り出すような構造になっている』


ということです。


 従って、普通のカズーでは「人間の声っぽさ」が残っているがゆえに、最終的に出てきたカズーの音が「おかしな音、面白い音」に聞こえるのですが、ロングトーンカズーでは、


「おもちゃよりも、楽器に近い音質になる」


ということなのです!


 もちろん、おもちゃとしてのカズーの良さもあるのですが、本物の「木管楽器」などにより近づいたサウンドになっているロングトーンカズーは、楽曲づくりの上で、かなり有能な相棒になってくれるはずです(^^


 なんといっても、ほとんど練習しなくても「サックスの音」や「クラリネットの音」が出るのが、すごいのです!



 さて、二本めの動画では、ロングトーンカズーの演奏方法のバリエーションで


「3タイプの音」


が出せることを示しています。



 ■ ノーマルの音

 ■ ハイキーでピーキーな「ビリビリマックス」なサウンド

 ■ 木管楽器のような「マイルドサウンド」


の3つのニュアンスが選べるので、演奏の幅が広がりますね!






2025年12月7日日曜日

新楽器 「ロングトーン・カズー」の音を出しました!

 

 さてみなさんこんにちは。


 前回から情報を小出しにしている「ロングトーン・カズー」ですが、いよいよ正式に音出ししました。


 



 まずは、ショート版の「ロングトーンカズー」デモです。 特に決まった曲ではないものの、「サウンドの雰囲気」はわかると思います。


 それから短い動画を2本アップしました。


 



 



 「マイ・ウェイ」と「名探偵コナン」の一部です。


 こちらも、さらっと吹いただけなので、簡便なデモですが、この楽器のサウンドをまず聴いてもらおうと録音しました。



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 端的に言えば、ロングトーンカズーとは「サックスのような音が出せるカズー」です。


 ふつうのカズーは、玩具性が高く、「人間の声の成分」がかなり残っているので、「人間の声の成分」+「膜のビリビリ音」が合わさって出てくることで


 おかしな音、ファニーな音、面白い音


に聞こえるのですが、ロングトーンカズーの場合は「人間の声の成分」をできるだけ減衰させて、


「音程だけを限りなく残す」+「膜のビリビリ音」


を出力するようになっています。


 そのために


何度も何度も試作を繰り返しながら


■ 管内を通る空気の流量を調整している

■ 管の長さを調整している


わけですね。


 膜に対して息として入ってくる空気の流量や速度と、ある程度の管の長さのバランスで


「人間の声として聞こえる成分」


が抑えられるようになっています。


 そう思いながら、もう一度デモを聴いてもらうと、「いかにもカズーを歌っているなあ」という「声の成分っぽさ」が隠れているのがわかると思います。


 この効果によって、「おもちゃのカズー」が、より「楽器」としてレベルアップした音に変わる、という仕掛けです(^^


 楽器の特徴としては、もともとカズーの場合「高い声で歌うと、綺麗に通る」という能力があるのですが、ロングトーンカズーでは、「ある程度低い声でも響く」という長所もあります。

 もちろん、高音も伸びやかに通ります。


 実際に手にとって頂いて、吹いてもらえれば、このロングトーンカズーのポテンシャルに気づいてもらえると思いますが、これまでの楽器同様、頒布体制を整えてゆきますので、お楽しみに!






2025年12月5日金曜日

新楽器「ロングトーン・カズー」を発表します!!

 

 さてみなさんこんにちは!


 2025年もあと少しですが、来年は「新しいプロジェクト」をゴリゴリに推してゆきます!


  これまで左大文字流は「弦楽器(とくに三味線・三線)」を推しておりましたが、はじめての「管楽器」でございます(^^)


 まだ、今日の記事では「プレ発表」段階なので、詳しいことは今後のお楽しみですが、


■ ロングトーン・カズー


という名前だけでも覚えて帰ってくださいね。


 そのビジュアルは、



 ↑こんな感じ!!!

 まだ試作・調整段階なので、最終版は予告なく改良する場合がありますので、ご了解ください。

 ただ、おおむね全体的には「この形状」はかなり計算して練られていますので、大きく変動することはないと思います。


 さて、カズーというのは、



 こういう楽器、というか「おもちゃ」です。


 


 全長が10センチとか12センチくらいで、うすい膜が張ってある箇所があり、そこがビリビリ振動することで、「へんてこな音」がする玩具ですね。


 上のようなデザインは「潜水艦型」と呼ばれたりしますが、基本的にむかーしから、こういう形はあまり変化していません。


 カズーはアフリカ発祥のようですが謎が多い楽器です。


■ アメリカ・ジョージア州メイコンのアフリカ系アメリカ人アラバマ・ベストが1840年に発明した


という説があるようですが、裏付ける資料がないそうです。


(カズーの演奏集団が後付で作った話かも?という説があります)


■ 現代カズーの特許は1902年に出願され、また1916年にはニューヨーク州イーデンで、金属カズーの量産が始まった


とのこと。


 さて、このカズーですが、最低でも100年とか150年とか、あまり進化していません(笑)


 進化していないのは、原理が簡単であることと、なおかつこの楽器が「玩具」の範疇をあまり出ていないからだと思います。


 カズーは人間が発する声に「ビリビリ音(膜の振動音)」を付加するものですが、「変な音」「おかしな音」「笑ってしまう音」「チープでふざけた音」のにように聞こえるために、どうしても玩具性が高くなってしまうようです。


 もちろん、プロの「ジャグ・バンド」や「フォーク」などの分野で用いられることもありますが、「貧乏人のサックス」なんてあだ名がつくくらいには、「本格的ではないもの」というイメージがあるわけですね。



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 そうした「カズー」への評価を、大きく一変させる可能性があるのが、今回発明した新楽器


「ロングトーン・カズー」


です! ヤバい!ガチでヤバい(笑)


 はい。そこで「ロングトーン」のお話。


 ロングトーンというのは、「一定の音程で長く息を吐きながら音を出す」という歌唱スキルですが、カズーは「歌いながら音程を出す」楽器なので、このロングトーンを使いこなすと



 化けます!!! カズーがサックスに化けるのです!!


 もちろん、カズーはロングトーンを使わなくても普通に音が出るため、このことに気づいている人はとても少なかったように思います。


 なおかつ、「ロングトーン専用のカズー」を開発した人も、いなかったのではないでしょうか?


 というわけで、左大文字工房が2026年にむけて激推しする「ロングトーンカズー」は、あと少しで正式発表ですので、



 お楽しみに!!!



 


 

 

2025年12月3日水曜日

サイレント三線SP3を製作しました!

 

 さてみなさんこんにちは。

 

 おそらく今年最後になるだろう楽器は「サイレント三線SP3」でした。


 いろいろ3棹同時製作していたので、たいへんでしたがなんとか完成です。



 サイレント三線シリーズは、このブログの読者の方には、もうおなじみですね!




 このあと、年末から来年にかけては、ちょっと別のプロジェクトもあるので、しばらくそっちのほうにかかりっきりになるかもしれません。


 また近い内に記事に上げますね。