さてみなさんこんにちは。
前回から情報を小出しにしている「ロングトーン・カズー」ですが、いよいよ正式に音出ししました。
まずは、ショート版の「ロングトーンカズー」デモです。 特に決まった曲ではないものの、「サウンドの雰囲気」はわかると思います。
それから短い動画を2本アップしました。
「マイ・ウェイ」と「名探偵コナン」の一部です。
こちらも、さらっと吹いただけなので、簡便なデモですが、この楽器のサウンドをまず聴いてもらおうと録音しました。
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端的に言えば、ロングトーンカズーとは「サックスのような音が出せるカズー」です。
ふつうのカズーは、玩具性が高く、「人間の声の成分」がかなり残っているので、「人間の声の成分」+「膜のビリビリ音」が合わさって出てくることで
おかしな音、ファニーな音、面白い音
に聞こえるのですが、ロングトーンカズーの場合は「人間の声の成分」をできるだけ減衰させて、
「音程だけを限りなく残す」+「膜のビリビリ音」
を出力するようになっています。
そのために
何度も何度も試作を繰り返しながら
■ 管内を通る空気の流量を調整している
■ 管の長さを調整している
わけですね。
膜に対して息として入ってくる空気の流量や速度と、ある程度の管の長さのバランスで
「人間の声として聞こえる成分」
が抑えられるようになっています。
そう思いながら、もう一度デモを聴いてもらうと、「いかにもカズーを歌っているなあ」という「声の成分っぽさ」が隠れているのがわかると思います。
この効果によって、「おもちゃのカズー」が、より「楽器」としてレベルアップした音に変わる、という仕掛けです(^^
楽器の特徴としては、もともとカズーの場合「高い声で歌うと、綺麗に通る」という能力があるのですが、ロングトーンカズーでは、「ある程度低い声でも響く」という長所もあります。
もちろん、高音も伸びやかに通ります。
実際に手にとって頂いて、吹いてもらえれば、このロングトーンカズーのポテンシャルに気づいてもらえると思いますが、これまでの楽器同様、頒布体制を整えてゆきますので、お楽しみに!
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