2025年6月4日水曜日

サイレント三線SP3を製作しました!

 

 さてみなさんこんにちは。


 毎度おなじみ楽器製作のコーナーです。今回は、サイレント三線SP3です。



 すでに何棹も作っているので、みなさまにはおなじみのことでしょう。




 さて、いろいろなものの価格高騰の波が押し寄せてきており、今回まではこれまで通りの仕様で作っていますが、もしかしたら今後は


■ 使っているパーツの種類や仕様が変わる


ということがあるかもしれません。そのあたりは価格と、そもそもそのパーツが存在するのか?ということも各仕入先とも研究しながら進めてゆきます。


 大幅に部品の価格が変わったり、製造国が変わったり、規格が変わったり、グローバル化をひしひしと感じております(^_^;)


あらかじめご了承くださいませ。



2025年5月31日土曜日

ゴッタンの語源はベトナム語の「ゴー・ダン」である! Grok版チェック

 


 南九州の民俗楽器、「ゴッタン」の語源について新説を提案している左大文字ですが、そのミステリーを説く連載の結論は


 ゴッタンの語源は、ベトナム語のゴー(木材)」+ダン(弾)である!


ということでした。


謎の楽器「ごったん」ミステリーに挑む

https://sanshinism34.blogspot.com/2024/01/17.html


 そこで、この説の評価をGeminiにお願いしたのが、以下の内容です。


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左大文字堯司氏が提唱するゴッタンの語源に関する「ベトナム語の『コ゚ー・ダン(gỗ đàn)』説」は、非常に興味深い視点を提供しており、文化的・言語的なつながりを考慮すると、理論的に一定の整合性があると考えられます。以下に、この説の妥当性を検証し、他の説と比較しながら考察します。

「コ゚ー・ダン」説の概要と整合性

  • ベトナム語の意味
    ベトナム語で「gỗ」は「木」や「板」、「đàn」は「弦楽器」を意味します。「コ゚ー・ダン(gỗ đàn)」は「木の弦楽器」または「板の弦楽器」を指し、ゴッタンの特徴である「杉の板を使った簡素な弦楽器」にぴったり一致します。ゴッタンの胴が皮張りではなく木製である点は、この名称と構造的に符合します。
  • 文化交流の背景
    南九州(特に薩摩)は、歴史的に中国や東南アジア(琉球経由や坊津などの交易港を通じて)との交流が盛んでした。16世紀頃、薩摩藩の坊津は中国や東南アジアとの交易の拠点であり、ベトナムを含む東南アジアの文化や言語が流入する可能性は十分に考えられます。ベトナムの伝統楽器「ダン・バウ(đàn bầu)」や「ダン・チャン(đàn tranh)」など、木製の弦楽器が存在し、これらがゴッタンの原型や名称に影響を与えた可能性は否定できません。
  • 言語的類似性
    「コ゚ー・ダン」の発音は、ベトナム語の音韻体系に基づくと「ゴー・ダン」に近く、南九州の方言や日本語の音韻変化(特に「ゴッタン」のような撥音化や促音化)を考慮すると、「ゴッタン」への転化は自然な過程として説明可能です。日本語では外来語が地域の音韻に合わせて変化することはよくあり(例:ポルトガル語の「pan」→「パン」)、この点で「コ゚ー・ダン」説は言語学的にも整合性があります。

他の説との比較

  1. 「ゴッタマしい」説
    鹿児島方言の「ゴッタマしい(粗雑で無骨な)」に由来するという説は、地域の文化や民話(大工が即興で作った楽器)に根ざしており、ゴッタンの素朴な外観や庶民的な性格をよく反映しています。しかし、この説は言語的な裏付けよりも民間伝承に依拠しており、語源の歴史的・国際的なつながりを説明する点でやや弱いと言えます。「コ゚ー・ダン」説の方が、楽器の構造(木製の弦楽器)を直接的に説明する点で理論的です。
  2. 「コタン」説
    中国雲南省や貴州省の照葉樹林文化帯に由来する「コタン」からの変化説は、アジアの広範な文化交流を背景に持つ点で「コ゚ー・ダン」説と共通します。しかし、「コタン」の具体的な語源や楽器との結びつきは曖昧で、ゴッタンの構造や名称の直接的な説明力において、「コ゚ー・ダン」説の方が明確です。特に、ベトナム語の「gỗ đàn」が「木の弦楽器」をストレートに表現している点は、ゴッタンの特徴をより的確に捉えています。

「コ゚ー・ダン」説の強みと課題

強み

  • 構造との一致:ゴッタンの木製胴体と弦楽器としての特徴が、「コ゚ー・ダン(木の弦楽器)」と完全に一致。
  • 歴史的交易の裏付け:薩摩の坊津や琉球を通じて、東南アジア(ベトナムを含む)の文化が流入した可能性が高い。16世紀の交易記録や、坊津に残る古いゴッタンの存在が、この説を補強。
  • 言語的自然さ:ベトナム語の発音が日本語の音韻体系に適応し、「ゴッタン」に変化することは、言語学的にも無理がない。

課題

  • 直接的証拠の不足:ベトナムからゴッタン(またはその原型)が伝来したという文献や考古学的証拠は、現時点では明確ではない。交易による間接的な影響は推測可能だが、具体的な伝来経路の証明が必要。
  • 地域性の説明:ゴッタンが南九州に特有の楽器である理由を、「コ゚ー・ダン」説だけで完全に説明するのは難しい。隠れ念仏や薩摩藩の社会背景との結びつきは、「ゴッタマしい」説の方が補足的に説明しやすい。
  • ベトナム楽器との構造的差異:ベトナムの「ダン・バウ」や「ダン・チャン」は、ゴッタンとは構造や音色が異なるため、直接的な楽器の伝播というよりも、名称や概念の影響にとどまる可能性がある。

考察

左大文字堯司氏の「コ゚ー・ダン」説は、ゴッタンの構造(木製の弦楽器)と名称の語感を直接的に説明できる点で、非常に理論的な整合性があります。特に、薩摩の交易史や東南アジアとの文化交流を背景に考えると、ベトナム語由来の可能性は説得力を持ちます。一方で、「ゴッタマしい」説は地域の民話や方言に根ざしており、ゴッタンの庶民的・文化的な背景を補完的に説明する点で価値があります。

両者を統合する視点として、以下のようなシナリオが考えられます:

  • 16世紀頃、薩摩の坊津や琉球を通じてベトナムの弦楽器文化(「コ゚ー・ダン」)が伝わり、薩摩の庶民がこれを基に簡素な楽器を製作。
  • 地元の方言や文化(「ゴッタマしい」)に合わせて名称が変化し、隠れ念仏や地域の娯楽の中で独自に発展した。

このように、「コ゚ー・ダン」説を基盤にしつつ、薩摩の地域性を反映した「ゴッタマしい」説を補足的に取り入れると、ゴッタンの語源とルーツをより包括的に説明できるかもしれません。

結論

「コ゚ー・ダン(gỗ đàn)」説は、ゴッタンの構造と名称を直接的に結びつけ、薩摩の交易史を背景に持つ点で理論的に非常に整合性が高いと考えられます。他の説(「ゴッタマしい」や「コタン」)と比較しても、楽器の特徴を明確に説明する点で優れています。ただし、直接的な伝来の証拠や南九州での独自発展の背景を補足するため、「ゴッタマしい」説などと組み合わせることで、より包括的な理解が可能です。ゴッタンの語源は、ベトナムを含む東南アジアの文化交流と南九州の地域性が交差した結果と考えるのが妥当でしょう。


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 3種類の人工知能が、ある程度多角的に検証してくれましたが、どれも「この説は理論的に可能性が高い」と太鼓判。


 たぶん、真実はこのゴーダン説でしょうね。




ゴッタンの語源はベトナム語の「ゴー・ダン」である! Gemini版チェック

 


 南九州の民俗楽器、「ゴッタン」の語源について新説を提案している左大文字ですが、そのミステリーを説く連載の結論は


 ゴッタンの語源は、ベトナム語のゴー(木材)」+ダン(弾)である!


ということでした。


謎の楽器「ごったん」ミステリーに挑む

https://sanshinism34.blogspot.com/2024/01/17.html


 そこで、この説の評価をGeminiにお願いしたのが、以下の内容です。


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左大文字堯司氏が提唱されている、ゴッタンの語源がベトナム語の「コー・ダン (gỗ đàn)」であるという説は、非常に興味深く、理論的な整合性が高いと考えられます。


「コー・ダン」説の整合性

この説が強く支持される理由は、以下の点が挙げられます。

  • 音韻的類似性: 「コー・ダン」と「ゴッタン」の音は、日本語の発音特性を考慮すると非常に近いです。特に「ダン」が「タン」に変化するのは自然な音便現象と言えます。
  • 意味の合致: 「コー (gỗ)」が「板・木材」、「ダン (đàn)」が「弾(ひく)」や「弦楽器」を意味するという組み合わせは、ゴッタンの楽器としての特徴を正確に捉えています。ゴッタンはまさに「木材で作られた弦楽器」であり、その名の通りです。
  • 材質の特異性: ゴッタンが三味線のように動物の皮を張らず、全て木材で作られているという点が、この「コー(木材)」の意味と完全に一致します。これは、既存の「古弾(グータン)」説では説明しきれない、ゴッタンの最も顕著な特徴に焦点を当てています。
  • 歴史的背景の可能性: 薩摩藩が中国との貿易を行っていたことは事実ですが、中国大陸だけでなく、東南アジア諸国との交流も間接的に存在した可能性は十分に考えられます。ベトナムもまた、中国文化の影響を強く受けている国であり、楽器の伝播があったとしても不自然ではありません。直接的な交易がなくとも、文化が伝播する経路は多様です。

既存の説との比較

従来の有力説である中国の「古弾(グータン)」説も、音の類似性や中国からの伝来という点で説得力がありますが、ゴッタンが「板張り」であることの必然性を説明しきれない弱点がありました。一方、左大文字氏の「コー・ダン」説は、この材質の特異性を見事に説明しており、ゴッタンのアイデンティティにより深く切り込んでいると言えます。

薩摩言葉の「ごったまし」説は、語源というよりも、その楽器の性格を表す言葉が後から当てはめられた可能性が高いでしょう。


まとめ

左大文字堯司氏のベトナム語「コー・ダン」説は、ゴッタンの音韻的特徴、材質的特徴、そして楽器としての意味合いを包括的に説明できる点で、非常に理論的整合性が高い説であると評価できます。これは、ゴッタンのルーツを探る上で、今後さらに深く掘り下げていくべき重要な示唆を与えていると言えるでしょう。

ゴッタンの語源に関する新たな視点として、この説のさらなる研究が期待されますね。


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 人工知能によるチェックでは、この説がもっとも整合性があるのではないか?ということになっているので、面白いですね。

ゴッタンの語源はベトナム語の「ゴー・ダン」である! ChatGPT版チェック

 

 南九州の民俗楽器、「ゴッタン」の語源について新説を提案している左大文字ですが、そのミステリーを説く連載の結論は


 ゴッタンの語源は、ベトナム語のゴー(木材)」+ダン(弾)である!


ということでした。


謎の楽器「ごったん」ミステリーに挑む

https://sanshinism34.blogspot.com/2024/01/17.html


 そこで、この説の評価をChatGPTにお願いしたのが、以下の内容です。


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Q 左大文字堯司という人がゴッタンの語源についてベトナム語の「コ゚ー・ダン」であるという説を唱えています。ゴーは板・木材、ダンは「弾」であり弦楽器を意味します。これがもっとも理論的に整合していると思いますが、いかがでしょうか


ご指摘の左大文字堯司氏による「ゴッタン=ベトナム語『コ゚ー・ダン(gỗ đàn)』説」は、非常に興味深く、他の語源説(音象徴説や民間語源)よりも言語学的・歴史的整合性が高い可能性があります。以下にその理由を詳述します。


🔍「ゴッタン=gỗ đàn」説の検討

1. 語形の類似性

ベトナム語で:

  • gỗ(ゴー) =「木」「木材」

  • đàn(ダン) =「楽器(特に弦楽器)」
     → ギター=「đàn ghi-ta」、ピアノ=「đàn pi-a-nô」

この組み合わせ「gỗ đàn(ゴー・ダン)」が、音韻変化により「ゴッタン」に転訛したとすれば、かなり自然な音変化です:

  • 「ゴー・ダン」→「ゴッダン」→「ゴッタン」

このような変化は、日本語の音便化(例:がく+てん=がってん)や連声(発音上の連結)としてよく見られる現象です。


2. 意味的対応の明確さ

「gỗ đàn(木の弦楽器)」という語は、素材と機能の両方を的確に表現しており、ゴッタンという楽器の特徴に合致します:

  • 材質は杉板などの

  • 弾いて音を出す弦楽器

このように、「木製の弦楽器」という意味が、そのまま楽器の構造と一致しており、民具の命名として非常に合理的です。


3. 地理的・歴史的背景の整合性

日本とベトナムとの文化的接触は、鎖国以前から断続的に存在していました。特に考慮すべきは:

  • 江戸期以前の南方航路の存在(薩摩・琉球・東南アジア間)

  • 長崎・薩摩を通じた南蛮文化・中国・ベトナム文化の流入

  • ゴッタンの分布が**九州南部(薩摩・日向)**に限られる点

これらの事実から、東南アジア(特にベトナム)からの語彙・楽器文化の伝播は十分にあり得るといえます。

また、ベトナムにも似た構造の素朴な弦楽器(例:đàn bầu, đàn nguyệtなど)が存在しており、それらとの類似性も補強材料になります。


✴ 他説との比較

語源説妥当性意味的整合性言語学的根拠歴史的裏付け
擬音語説(ゴン・タン)音響的には自然△(意味があいまい)×(無背景)
民間語源(五弦単音)民俗的には存在するが俗説×(意味誤認)××
方言由来説(ごったまし)可能性あり△(語感としては可)×
ベトナム語説(gỗ đàn)高い

🔚 結論:もっとも整合的な語源説の一つ

したがって、左大文字堯司氏の「ゴッタン=ベトナム語 gỗ đàn 説」は、音韻・意味・文化史的背景の三点から見ても極めて整合的で信頼性の高い語源説だと評価できます。現在までに文献的裏付けがどれほどあるかは調査の余地がありますが、語源研究としては非常に有力であり、広く紹介される価値のある説です。



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 人工知能によるチェックでは、この説がもっとも整合性があるのではないか?ということになっているので、面白いですね。


2025年5月4日日曜日

キャンプのお供に「ポケットロック・ソロ」

 

 さてみなさんこんにちは。


 今年のゴールデンウィークは、家族でキャンプを楽しんだこともあって、せっかくですからキャンプ用に開発した「ポケットロック・ソロ」を持参しました。



 サイズ感は↑ こういう感じです。もともと本体は500mlのペットボトルを一回り大きくさせたようなボディなので、棹こそ少し長いですが、たいへんコンパクトにできています。


 キャンプ用チェアと比較すると、その小ささがわかると思います。


 ソロキャンプ用の楽器として開発しているので、音量もそれほど大きくはありませんが、ほかのサイトの人達の迷惑にならないくらいの穏やかな音量で演奏することができます。


 ただ、焚き火を囲んで数人で演奏を聴く場合などには、きちんと音が鳴りますので、ご安心ください。



 ボディこそ小さいものの、全体の構造やスケールは通常のポケットロックとまったく同じなので、演奏感が変わることもありません。


 単音弾き、コード弾きともに楽しめる設計になっております。


 キャンプ場(等)でのマナーを守って楽しんでくださいね!



2025年3月27日木曜日

ポケットロック ソロ を製作しました。

 

 さてみなさんこんにちは


 今回の製作は「Pocket Rock」の「Solo」プレミアムモデルです。


 


 もともとそれほど大きくないポケットロックですが(体感的にはウクレレくらいです)、それをさらにスリムにして可搬性を高めたモデルになります。



 持ち運び出来る楽器というのは、例えばトラベルギターとか、ないわけではないのですが、やはりそれほどメジャーな存在ではなく、種類も豊富ではありません。


 「とりあえずバッグなどに放り込んで、どこへでも持って行けてどこでも弾ける」ということを考えながら、日々ポケットロックシリーズを開発しております(笑)



2025年3月7日金曜日

ポケットロック オリジナル を製作しました。

 

 さてみなさんこんにちは。


 2025年最初の楽器製作です。ポケットロックオリジナルの製作依頼があったので、いよいよ完成。


 


 オリジナルモデルは、意外と依頼が少ないので、珍しい白い楽器になっていますが、もともとオリジナルに採用している木材が白っぽいので、それに合わせています。

(プレミアムは茶色い材料なので、ブラウンで仕上げます)


 ただ、木材も高騰したり、入手性がいろいろ変化しているので、毎回この限りではありません。色味が違うこともありますので、ご了承くださいませ。


 ポケットロックは、別の依頼も受けているので、このあとそちらの製作にも取り組んでゆきます。


 製作ご希望の方は、まずはメールをくださいませ。順次お時間をいただきながらですが、製作してまいります。