2014年2月19日水曜日

<プロジェクト・製作編④>Forestarの胴と棹を接合する。

 今回は、いよいよ胴と棹を接合します。

 ギターやウクレレなどは、ネック(棹)がボディ(胴)に貫通せずに接着されています。

 各種ブロックなどを使って補強されていますが、原理的には、胴の横に棹がくっつけてあるだけ、ということになります。


<参考>

 ブルーグラス ギター ワークショップさんのサイト に説明がありました。
 http://bg-workshops.com/guitar/construction/index.html
 
 図を見るとわかりやすいと思います。


 アコースティックギタースギモト さんのサイトにジョイント部の説明がありました。
 http://www.guitar-shop.jp/blog/etc/neck.html

 こちらも写真が参考になります。

 

 
  それに対して、三味線や二胡などは、棹が胴のおしり部分まで貫通しています。

 つまり、真ん中に棹(というか、棒)が突っ込まれている形になっているわけです。


<参考>

 津軽三味線 高橋栄水さんのサイトに画像がありました。
 http://y-eisui.com/shami3.html

 三味線の種類なども載っているので、わかりやすいと思います。




 さて、Forestarの接合は、どちらかと言えば貫通型に近いものになっています。

 もともと、手作り三味線楽器を製作していたこともあって、Forestarの原型になった楽器は、全て貫通型だったのですが、Forestarでは、「より簡単に製作できる」ことと、楽器としての完成度を両方考慮した結果、次のようなスタイルになりました。




 
 Forestarは「前面貫通、後面ビス止め」になっています。写真右側が「前」部分になります。


 貫通、と書きましたが、より厳密には「切り込み」によって貫通させています。

 

 作り方は、上図を参考に。

 まず、胴前面部の中心を出して、そこから左右に2.5センチもしくは2.4センチ幅でノコ刃を入れて切り込みを作ります。

 切り込み深さも2.5センチもしくは2.4センチです。

縦に2本、ノコ刃を入れたら、次は横方向の切断ですが、ここはノコは使いません。



 切り取りたい線に沿って、カッターで深めに筋を入れてください。一回で深く筋が付かない場合は、何度か切り込みを入れます。

 


 筋を付けたら、折り取りたい木の角を、ハンマーで軽く叩くときれいに折れます。

 後は、各面を木工やすり、紙やすりなどで整えて、棹がきちんとはまるかどうかチェックしてください。


 実際に棹をはめこむと、下のようになります。




 棹の前の方は、切り込みにすっぽり入ります。後ろの端は、胴のおしりの裏側にドン付きで当てるだけですが、ここに木工ボンドを塗って接着します。

 ボンドだけでは弱いので、胴の外側からコースレッドビス長さ25ミリ~35ミリでビス止めします。


 前面の切り込みのほうにも木工ボンドを塗っておいて、こちらも接着されるようにしておきます。


 全体を通して、胴から棹までの上面が一直線になるように気をつけてください。


 これで、胴と棹の接合は完成です。
 
 

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