ここまで来ると、大きな山を越えた感じがします(^^
表板は、裏板同様現物合わせでケガキして、板を切り出します。表板の難しいところは、サウンドホールをあける必要がある点です。
サウンドホールは、厳密には位置や大きさと音色に相関関係があるのですが、どうせ他の部分も素人細工ですので、あまり気にしなくていいです。
ただ、より良い音を求めるには、
① 穴の数は、ウクレレサイズの場合は1箇所にする
② 穴の大きさはピンポン玉を目安に、それよりも小さいと音がこもりがちになる
という2点だけ気をつけたほうがいいと思います。
穴をあける位置ですが、まず周囲ぐるりに1センチの縁がありますから、ここにはかからないようにします。
そして、中心には棹が来ているので、ここにもかからないよう気をつけます。
縁や棹にかかって穴をあけると、見栄えが悪くなります。
それ以外の場所であれば、どこにあけてもそれほど音は変わりません。(違いは聞き分けられない程度です)
道具を簡単にしたければ、電動ドリルとホールソーを使えば簡単に大きな穴があきます。
糸鋸を使って、自由な形に切り抜いてもOKです。
表板ができれば、裏板同様に木工ボンドで接着してください。重石をのせる、仮留めするなどして、きれいに表板が付くようにします。
表板部分が完成すれば、あと少しだけパーツを作ります。
まず、テールピースは、高さ1~1.5センチ×長さ6センチ×幅1.5センチの小さな木片を作ります。上の図では、デザイン上、丸く角を落としていますが、簡単に作りたい場合は、角材のままでもOKです。
中心部分に弦を通す穴を1.5ミリ~2.5ミリ程度の小さなドリルで開けるのですが、弦の幅は、後で示しますので、とりあえずは、テールピース部材だけ作っておきましょう。
コマは、高さ1.2センチ程度×長さ5~6センチのものを作ります。巾は、8ミリ~1センチ程度のものを用意し、弦が乗る部分を三角形に削ります。
↑写真では、コマを尖らせているのがわかるでしょうか?
ちなみに、テールピースは、木工ボンドを塗ってからビス止めします。前回作った「受け部」に食い込ませますので、ビスの長さは25ミリのものを使いましょう。
コマのほうは、載せているだけで接着していません。
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