おひさしぶりです。
「誰にでも作れて、誰にでも弾ける」がコンセプトのオープンソース志向弦楽器「Forestar」ですが、いよいよ製作にとりかかりたいと思います。
これからしばらくは、設計図と製作アドバイスとともに、実際の楽器作りを試行してみてほしいと思います。
今年の1月1日の記事に、楽器の写真はアップしているのですが、今回からはまず「ちいさいほう」つまりウクレレ風の方を作ってみましょう。
前回記事はこちら
http://sanshinism34.blogspot.jp/2014/01/forestar.html
これらの楽器、製作にちょっとした手間はかかりますが、技術的には「中学校の技術家庭科レベル」で作れるように工夫してありますので、ぜひとも木工にあまりなじみがない人もチャレンジしてみてください。
まず、最初は「胴」から作ります。
図面はこちら。
厚みが1センチで、幅が4.5センチ~6センチくらいの板材を用意してください。
ホームセンターでは、おそらく4.5センチ×90センチ、6センチ×90センチくらいの材料が手に入るはずです。
4.5センチ幅を選ぶと軽やかな音になります。
6センチ幅では深みのあるまろやかな音です。
初めて作る場合のお勧めは
6センチ×90センチ×厚み1センチ
の板がベストです。ぜひ、この材料をチョイスしてくださいね。素人でもウクレレ風の音が鳴る楽器を作ることができます。
ノコギリで切る長さは、上記寸法の通りです。
18センチのものが2枚。これが胴の横部分。
14センチのものが上部分。16センチのものが下部分になります。
組み立ての図面は、上のようになります。
14センチのもの、16センチのものが上下の板になりますから、中心を合わせて「台形」になるように組みます。
接着は木工ボンドのみですが、固まるのに時間がかかって、胴枠がバラバラにならないように、ホットボンドも併用して固めてしまいます。
★注意事項★
胴の上のほうは、少し隙間が開いて接着することになりますので、木工ボンドをたっぷり塗りこみましょう。
逆に下のほうは、木工やすりか紙やすりを使って、斜めに当たる部分を削ったほうが綺麗に組みあがります。
削らずに板を組むこともできますが、胴の外側に少しだけ隙間ができてカッコ悪くなります。
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