前回に引き続いて、ヘッドとネックの構造について説明を続けます。
ヘッド部分の木材加工は、前回の説明でおおむねOKなのですが、いよいよ棹の長さを確定したいと思います。
棹の長さは、上図のように確定します。
ハイレベルバージョンの方は、ヘッドが完成したら、棹長さ58センチでカットしてください。
そののち、おしりの方から18センチについては、1センチ程度棹が薄くなるようにカットします。
このカット方法については、ノコギリでもノミでも、なんでもかまいません。荒やすりで削り落としてもいいです。
この部分は、楽器の表板と触れてしまうと音がでなくなるため、表板に触れないように削るものですので、カットではなく削る場合は5ミリ下がっているだけでもOKです。
ノコギリやノミで落とす場合は、5ミリだけ落とすほうが難しいので1センチくらいカットしましょう。
簡単バージョンで作る場合は、一本の全長が58センチで、もう一本が30センチになります。それをヘッド部分10センチずらして、木工ボンドで張り合わせます。
こちらの場合は、表板にもともと触れませんので、削る必要がありません。棒材1本分、つまり1.2センチもともと下がっていることになります。
これで棹がおおむね完成しました。
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