2007年10月5日金曜日

【三線ism】  ヤマハとピアノとバイエルと



 さてみなさんこんにちは

 いつもハードウエア寄りのことばかり考えているので、たまにはソフトウエアのことを考えてみます。

 楽器というのはあきらかにハードウエアで、パソコンと同じで「箱」に過ぎません。その楽器を、「演奏する」ことがソフトウエアに相当するわけで、

 ①どんな楽曲(ジャンルや曲目など広い意味で)を演奏するか
 ②どんな流派に属して活動するか
 ③どんな機会で演奏するか

などがソフトウエアの各論になってくると思います。

 あんまり、こういう考え方はしないかもしれませんが、この楽器と音楽=ハードとソフト、という仮定が面白いので、今日はずっと考えてました。

 特に上の②なんかはソフトの中でもOSっぽくて面白いです。

 おなじピアノでも「ヤマハ」の人「カワイ」の人「バイエル」の人なんかがいて、最終的には同じ曲が弾けたりするんだけど、その下地で動いているOSが違う、みたいな(笑)


 この考え方でみると、もっと面白いことが見えてきます。長い歴史の中で、

<A> いろんなソフトウエアが生まれてくる中で、ハードウエアは統一に向かうベクトル


<B> いろんなソフトウエアが生まれてくる中で、ハードウエアがそれぞれに分かれてゆくベクトル

があるということです。


 Aに当たるのはピアノとかバイオリンなどですね。ジャズでもクラシックでも、カントリーでも、同じ楽器を違うテクニックで演奏する楽器です。

 Bに当たるのはギターですね。エレキ、フォーク、クラシックそれぞれに適したギターがどんどん生まれています。

 三味線はBです。だから流派によって使う楽器が違うし、横のソフトが広がってハードの互換性がなくなるわけですね。

 汎用性という意味では、Aがいいですね。国民の多くが、とりあえず「猫踏んじゃった」が弾けるというのは、やっぱりピアノがいろんな機会に「触れることのできる」「汎用的な」楽器だということだと思います。


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