2008年6月5日木曜日

【三線ism】  手作り三味線キット











 さてみなさんこんにちは

 今日は丹波並木道公園で実施している「手作り三味線講座(シャミレレ講座)」から、実際にみなさんに製作していただいている素材を紹介します(^^

 完成品の写真は何度か掲載しているのですが、よく問い合わせがあるのが「どんな加工を実際にするのですか?」とか「対象年齢はどれくらいですか?」といったものです。

 まあ、今回の写真を見ていただければ概略がイメージできるのではないでしょうか?

 さて、このキット化された三味線の材料ですが、公園スタッフであるIさんが一人で加工なさっています。もともとは、公園の裏山で伐採された丸太ですから、そこから荒割りをして、乾燥させて、製材・加工といった手を経てみなさんのお手元に届きます(^^

 材料はすべてひのきですから、とてもいい香りがただよってきますよ!

 一枚目の写真は、キットの全体です。棹材、胴にする4枚の板材、表と裏板になるひのきの薄い板、糸巻きなどがわかると思います。


 素人には難しい糸巻き部分は、加工済みですので安心です(二枚目)


 三枚目・四枚目の写真はこの講座・キットで最大の見せ場である表板と裏板です!!
 この板はひのきの一枚ものなのですが、3ミリという薄さに仕上げてあり、ホームセンターでは手に入らない貴重品です!!
 公園のスタッフさんの間では、「この加工ができるかできないかで、キット化できるかどうかも決まる」というほどこだわったパーツです。
 

 三線のキットといえば沖縄県学校用品さんの三線キットが有名ですが、あそこまで三線っぽい形を追求するのはやっぱりコストがかかります(^^;

 ただ、こっちはオール国産で「ひのき」材!というところがアドバンテージでしょうかね?!

 ちなみに音に関して言えば、沖学さんの三線キットより三味線らしいいい音がします(^^ 音の価値観は難しいのですが、裏板があることとサウンドホールがあるので抜けがいいことなど、メリットがたくさんあると思います。
 そこらへんは、私がこだわって設計してますのでご安心ください!


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