2024年3月9日土曜日

【新作】 ゴッタンGTR の開発!

 

 さてみなさんこんにちは。


 今年は真面目にゴッタンに向き合う一年にしようと画策(笑)しているのですが、古ゴッタンの復元作業の合間に


新型ゴッタン


の開発にいそしんでいます。


 まだ、最終的な調整段階で、完成、量産するかは検討中なのですが、実験用試作が完成したのでお披露目です。


 題して、 ゴッタンGTR !!





 いつものように、試作は建築系廃材を利用して作っています。


 現代ゴッタンは全長が3尺なのですが、ちょうどいま復元中の古ゴッタンが全長2尺5寸の可能性が高いので、2尺5寸タイプにしています。


 このサイズは、実はいろいろと都合がよく、2尺5寸サイズで作ると、ちょうど弦長が600ミリくらいになります。


 そうするとGTRの語源にもつながりますが、レスポールなどのギブソンスケールが628ミリ、フェンダー・ムスタングが610ミリなので、かなりギターのフィーリングに近くなるのです。


 つまり、GTRとはGuitarでもあるわけ(笑)


 余談ですが、フェンダーのストラトなどは648ミリあるので、エレキギターの中では長めですね。



 GTRがギターである、もうひとつのポイントもあります。


 本来の三味線やゴッタンに対して、かなり棹を薄く仕上げており、1.5センチしかありません。普通の三味線系だと2.4〜2.5くらいの厚みがある(徐々に太くなってゆきます)ので、それよりはかなり薄いことがわかります。




 この薄さが、演奏時のフィーリングがギターを弾く感覚に近くなる要因です。


 ギターを触ったことがある人は、かなり弾きやすい楽器になっているのが「ゴッタンGTR」なのです。


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 もうひとつ、特殊なシステムを組み込んでいるのですが、それが




 この「穴」です。


 ゴッタンは木の板を胴に張り合わせるので、中が密閉空間になってしまい、空気の逃げ場がありません。

 その圧力が通常であれば、音に作用します。悪い言い方をすれば、音を減衰させる方向に、エアクッションの役目を果たしてしまうのです。

 そこで、その圧を逃がすために、見えないところに穴がついているのです。


 胴内の圧力は、棹のおしりの内部に開いた穴、つまり「管」を通って外に出るようになっています。


 名付けて


 AIRBASS (エアバス)


システム!


 上の写真は加工前なので、これから棹の一部が削られて、その後表板がフタされるのですが、ちゃんと胴内の圧力は逃げるようになります。



 完成版は↑みたいな感じです。



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 こうした新たな機構をいくつか取り入れているので、


 ゴッタン Rerorm / Revolution


なので「GoTTtanR = GTR」なのです。


 というわけで、今はできたばかりなので、これからゴッタンGTRのサウンドを調整していこうと思います。


乞うご期待!!




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