2008年12月27日土曜日

【三線ism】 「ごったん」をまだまだ追求してみました(^^ 






 さてみなさんこんにちは

 引き続いてゴッタンとの楽しいひと時レポートです(^^

 初期状態では、三味線として十二分に楽しめる「えびのゴッタン」ですが、当流で使うにはちょっとだけビフォーアフターが必要です。

 というわけで、アフターの画像を2つばかり。


 ①上駒の加工

 上駒なんですが、えびのゴッタンはデフォルトではかなり棹の両端側に弦が来るように溝が切ってあります。

 ちなみにさわりはなくて、三本ともストレートにミゾが作ってありますので、さわり山もありません。

 このままでも三味線としては弾けるのですが、多少弦が棹から外れそうになるのと、コードには不向きなので、改造しました。

 本来のミゾから1弦と3弦を内側に溝切りしたのですが、この感覚は弾き手の好きずきだと思います。

私の場合は、3本の弦が1.5センチくらいの間に納まるようにしていますが、これはやや狭めかもしれませんね(^^;

 下駒のほうは、加工なしでOKです。


 ②ポジション振り

 左大文字流では1オクターブを12分割しますので、マイタックラベル(丸)を使ってポジションを振ります。開放弦が0で①~⑫まではシールでフレットに相当する位置にシールを貼るわけです。

 三味線棹なので、テキストでも触れているとおりポジション間がとても広いです。

 2つめの写真では相対コードのFを押さえていますが、かなりがっつり指を広げているのがわかりますか??

 三味線棹でコード弾きをする場合はカポ推奨なのですが、カポなしでもこういう風に指を広げれば可能です(^^

(もちろん、一部押さえ切れないコードが出てきますので、その場合はコードの簡略化が必要になります)



 さて、コードで弾いてみた感想ですが、かなりいいかんじです!!

 音量が小さいのが本当に残念なのですが、オール木製ならではの余韻のあるやわらかな音で、まろやかです。

 ギターでいうと、私の手作り三味線がフォークギター(アコギ)だとしたら、えびのゴッタンは「クラシックギター」みたいな感じです(^^

 ただし、これは標準でついてくるナイロン弦のせいもかなりあると思います。

 しかし、もうちょっと響いてほしいなあ!早くサウンドホールをあけないとダメかもしれません。

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