さてみなさんこんにちは
youtubeで左大文字流の演奏法を公開しているので、「やってみたい!」という声がよくかかります(^^。
私は基本的にはテキストで言うところの「相対コード」で演奏しているので、いろんなポップスをやったりするとき「移調」している場合が多いです。
ところが、実際に三味線や三線でポップスを練習する方の中には、CDとあわせながら弾いてみる方がたくさんいるので、
「youtubeとCD(原曲)の音が合わないよう!」
という悩みが生まれます。
三味線楽器は、自分の歌いやすいように移調することが多いので、西洋で言う絶対音階みたいなことをあまり気にしません。とはいえ、アーチストさんの原曲と合わせて弾いてみたいのも人情ですね。
というわけで、今日はその対処法アドバイスを。
①絶対コードで弾く
テキストは三味線版も三線版もかならず絶対コードを載せています。ですので、市販のコードブックや歌詞とコードの載っているサイトなどを参照すれば、基本的には原曲で演奏できます。
ところが絶対コードは三味線楽器とは多少相性が悪いところがあり(三味線の構造とは無関係に割り振ったコードだからです)押さえづらかったり、どの音を選択して押さえようかと悩んだりする場面が多々あります。
②相対コード+カポで弾く
そこで、より三味線と相性がよく、かつ簡単な相対コードを使いながら、移調をカポで調整するというわざがあります。
これは、指使いが楽でありながら、それでいて原曲にあわせられるというメリットがありますが、デメリットは調整幅が大きいと音が高くなりすぎたり弦がきつく張られすぎたりするという問題もあります。
③相対コード+カポ+調弦
じゃあ、理想の弾き方はないのかというとないわけではありません。弦のテンションまで調整したい場合は、チューニングをいじってしまえばいいのです。チューニングはゆるく、カポは高い位置でテンションを稼いで、相対コードで弾く、みたいな究極の技ですね(^^
ここまですると、もはや原曲キーのためではなく、自分がいかに歌いやすく弾きやすくしたいか、という問題な気がしますが(笑)
ちなみに、カポを使っている様子は
↓
手紙 ~拝啓 十五の君へ~ 三線・三味線で
を参照ください。
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