2007年11月22日木曜日

【三線ism】 三味線人口というもの



 さてみなさんこんにちは

 ついこの間から、三味線や三線に関するブログやHPを持っておられる方のページをうろうろと検索しておりましたら、いろんなことが見えてきました。

 今の日本における三味線人口の分布図のようなものがうっすらと見えてきたのですが、(あくまでも感覚的なものですが)この三味線ワールドの2大巨頭がわかったのです。

 最大派閥になるのか2大政党制なのかはわかりませんが、

 北の雄「津軽三味線」軍団



 南の雄「沖縄三線」軍団

の二つの派閥が、日本の三味線界を治めているようです(笑)

 長唄とか地唄とか、小唄とか、浄瑠璃なんかに至っては、議席が1つぐらいしかないんじゃないの?という感じで、はなはだマイナーですね。

 あと、民謡系がもっと多いのかな?と思っていましたが、意外に少なく残念。

 それにしても、沖縄三線は地元に根付いていたりポップスへの影響が顕著だったりしてわかりやすいのですが、津軽三味線の怒涛の頑張りはたいしたものです。

 やはりあの力強い演奏や、そこに引き込まれる何かがあるのでしょうね。

 津軽三味線の体系そのものも高橋竹山さんで知られるように、他の様式にくらべて比較的近年のジャンルですから、現代に生きる邦楽の意味合いが強いのかもしれません。

 また、コンクールや組織的な活動ががっちりなされているのも津軽三味線系の特徴のようです。沖縄三線は裾野は広いのですが、独学や教本などから爪弾いて折られる方も多く、組織票はある程度絞られてくるのかもしれません。

 また、そのジャンルのスターの存在も、やはり影響力と関係してくると思います。津軽系では言わずと知れた吉田兄弟なんかもいますから。沖縄三線も、いろんなアーチストが扱っていますね。


 やはりスターを育てないと、そのジャンルは厳しい戦いを強いられるのでしょうか?残念ながら、わたしはスターになるには、外見とか年齢とかルックスとか諸問題が山積しておりますので、裏方に徹してゆきたいと思いますが(笑)

 どこかに左大文字流のアイドル的才能をもった教え子が見つからんものかと募集したいところです
(^^


 そういえば、最近はちょっとブームから遠のいておられますが「上々台風」というグループがおられまして、彼らもTVCMのからみもあって沖縄ブームのちょっとした火付け役にもなったのですが(「愛よりも青い海」とか何年前やねん)実は、あの方たちは楽曲的には津軽~民謡系なのです。

 あのグループの中核である紅龍さんは、バンジョーに三味線の弦を張って三本で弾きまくるというかなりトリッキーな演奏なのですが、わたしはそういうのも大好きです(笑)


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