さてみなさんこんにちは
カリンバ作りもいよいよ大詰めです。ボディが完成したら、必要なパーツを2本作っておきます。
(ただし、このパーツはなくてもOK。後で説明する部品キットに付属していることがあるからです)
カリンバのキーを支える棒が2本必要ですが、
① 幅10㎜、高さ9㎜の棒材 長さ107㎜
② 幅10㎜、高さ9㎜の棒材 長さ115㎜
となります。高さが9㎜と絶妙なので、1センチ×1センチの棒をわずかに削っても大丈夫です。また、幅は12㎜でもOK。
また、棒はなるべく硬い木がいいです。17本のキーの力を全部受けるのと、それをボディに伝達する役割があるので、柔らかい木だと、変形したり、音が減衰したりするからです。
(”杉”などが、やわらかい木です)
その棒は2本とも上になるところを丸く削っておきましょう。今回はたまたま持っていた「紫檀」系の堅い木材。
(片方がちょっとだけ短い。5㎜くらい)
両方上部を丸く削りますが、長い方は溝をつけておきます。これは彫刻等や細い丸棒やすりなどで、天部中央をへこましておいてください。
2本とも、高さは9㎜になりますが、溝がついたほうはここに鉄の棒が乗るので、最終高さが10㎜くらいになるように溝を切っておきます。
ですが、この2本の棒については、amazonなどで市販されているパーツセットに入っていることが多いので、作らなくても大丈夫です。
”カリンバ” ”手作り” ”キット”などで検索すると、上のような部品セットが500円台~1000円くらいで売っています。
キーは最初から手作りしてもいいですが、ぶっちゃけパーツを買ったほうが早いし、安いし、いい音がするので、利用しちゃいます。
amazonでは
◆ キー17本 鉄棒(サドル) 鉄フレーム
◆ キー17本 鉄棒(サドル) 鉄フレーム 木の棒2本
◆ キー17本 鉄棒(サドル) 鉄フレーム 木の棒2本 ネジ
◆ キー17本 鉄棒(サドル) 鉄フレーム 木の棒2本 ネジ 調律ハンマー
の4パターンのセットがあり、それぞれ価格が絶妙に違います。フルセットだと1000円に近いですが、最小構成だと500円台くらいからあります。
海外のサイトを見ていると、中国現地では、もともと200円くらいのパーツ代だとわかるのですが、送料無料やらの関係で、すこし上乗せされていることが多いです。
寸法写真です。上から1センチのところに線を引いて印をつけます。ここに短いほうの棒がきます。
上から6センチのところにも線を引いておきます。この線の下端にあわせて長いほうの棒がきます。
ちょうど、線と線の内側に、それぞれの棒がきます。
長いほうの棒(溝があるほう)の下端は上から6センチということです。
=====★こだわり部分★=====
この2本の棒の配置は、けっこうこだわって調整、変更してみるべき箇所です。実際に販売されている楽器では、今回のように6センチになっている楽器と5.5センチになっている楽器があります。
ただ、単純に幅の違いというわけではなく、棒の高さが低めであれば、感覚が狭くてもテンションが出せるし、棒の高さが高めであれば、感覚が広くないとテンションが高くなってしまうという差異があるようです。
また、下の棒の位置が「サドル」といって、実際に音が伝わる部分になるのですが、以前に表板に隠れるように配置している「受け板」が、ここまで来ているほうがいいのか、ここまで来ていないほうがいいのか、まだ私にもわかりません。
(というのも、ボディが箱になっていないソリッドカリンバもあるので、空洞(板の張り)を生かすほうがいいのか、ボディ全体に伝達するほうがいいのか、まだ私には結論が出ていないのです)
実際の楽器では「受け板がサドルの真下まで来ているもの」と「サドルの下まで来ておらず、そこから1センチ程度上で終わっているもの」の2種類がありました。
今回の私の作例では、「受け板が6センチの位置まで来ていて」かつ「サドルの下に受け板があり」かつ、サドル棒を6センチの位置に配置」しているパターンになっています。
さあ、音がどうなるでしょうか?!
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ここから先は、amazon中国製パーツを利用して組み立てます。
ブリッジ(金属の支え)をネジ止めして、サドル(鉄の棒)を置き、キーを差し込んでゆきます。
このあたりは動画でも説明しています。
(本格カリンバを作ろう!)
そして完成! おつかれさまでした!!!
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