2021年12月6日月曜日

本格カリンバを作る 自作・手作りカリンバの作り方 その1 ボディ作り

 


 

 さてみなさんこんにちは

 

 前回までの記事で、「カリンバ」という楽器がどうもコード弾きとかなり相性がいいらしい、という話を書きました。

 

 ただし、C調に限る、というお断りが付属するものの、Cコードベースの進行であれば、コード弾きがかなり面白くなる楽器、それがカリンバというわけです。

 

 

 というわけで、さっそくカリンバを弾きたいわけですが、そこは楽器作りばかりしている左大文字さんのことですから、

 

 カリンバを手作り

 

しちゃいます!

 

 市販のカリンバもそれほど高くなくて、ヒュー・トレイシーのコピーモデルが中国製を中心に2000~3000円台で買えるのですが、当然、それ以下の予算で

 

「作る」

 

こともできます(笑)

 

 

==========

 

 

<カリンバを作ろう!>

 

〇 ボディ作り


  ボディサイズは上が115㎜で、高さが185㎜、下幅が135㎜です。5㎜くらいは差があってもOKですが、上部は115㎜以下にならないほうがいいです。(金属パーツがあとでハマる余裕が必要なので)


 ボディ厚みは30㎜+板2枚厚くらいで考えています。市販のものは総厚み35㎜~45㎜くらいです。

  なので30㎜幅の棒材を切りました。

  板は3㎜もしくは4㎜厚をチョイス。5㎜以上はぶ厚すぎると思います。

 

 安いので「ラワンベニヤ板」を使っていますが、塗装段階でしっかり硬度を出せばシナベニヤでもいいと思います。

 

 本当はアガチスの一枚板がホームセンターでよく流通しているので、それを使いたいのですが、幅が120㎜くらいまでしかありません。150㎜幅を置いている店は少ないです。

 

 その場合は開き直って120㎜×185㎜の完全長方形なデザインを採用すればOK。

 


  ↑ ベースとなる基本材料です。




 寸法通りノコギリで切って、仮置き。

 

 横の部分が斜めになるので、棒材の下部をちょっとだけ斜めに加工してやると、きれいにおさまります。

 



 

 ↑ それぞれ内側にコケるように、テーパーをつけてやります。ヤスリなどでちょっと削ればOK。

 

  ボンドで接着してセロテープなどで仮止めしておきます。この時、きちんと平行を出したい場合は、

 


 

  上と下の材に中心位置をけがいておいて、曲尺で直角が出ているかどうかをチェックしながらテープ止めすれば完璧です。


 ホンモノのカリンバは「マホガニー」などの材が多いのですが、今回はラワンベニヤ。




 意外と裏面の木目のほうが、雰囲気が出ているような気も。このあたりはお好みでどうぞ。


 枠がきちんとくっついたら、板材もボンドで張るのですが、ちょっと事前の加工が必要です。


 裏板の穴を先に開けておきましょう。

 


 


 直径1センチ(10㎜)くらいの穴を2つ裏板にあけておきます。ここを中指でふさいだり、開いたりすると、トレモロ効果(ワウワウ)を生み出すことができます。


 穴が開いたらフレームと接着します。裏板を先につけてもいいですが、表板が完成してから最後に裏板をつける方法もあります。


お好みでどうぞ。

 

 

(次回へ続く)

 

 



 


 

 

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