沖縄三線や邦楽三味線をコードで演奏するプロジェクトです。 ユーザー1800名突破! コード弾きテキストも頒布しています。
2011年11月12日土曜日
【三線ism】 コード耳コピの極意
さてみなさんこんばんは
11月に入って、そろそろ気温のほうも下がってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今日もQアンドAやります。
Q、三線のコード弾きで、その曲のコードをどうやって判断していますか?コード耳コピ術があれば教えてください。
うーん、なかなかよい質問ですねえ。ふだん、僕がどうやってコードを組んでいるのかは、前にもちょっとやりましたが、実はいろんなポイントがあります。
A、いろんなやり方がありますが、一番の極意は「コードのパターンを身につけること」です。今日は、そのことをじっくり解説!
①耳コピのやりかたは、いろんなギターの本やらサイトやらにも載っているのですが、まずそういう本に書いてある一番最初のポイントは
その曲のキーを探しましょう。
ということですね。
これは、実際には、ギターでも三線でも、Fのコードを使って、その曲の出だしとかサビのスタートとか「核となる位置のコード」を探ることを指します。
Fのコードをいろいろずらして行きながら「あ、ここでこの曲の音と合った」というポイントを探るわけです。核となるコードがわかれば、そこでキーを合わせて、あらためてコードを探ってゆくことができる、という方法です。
Fのコードが、半音2つ分高い位置で合えば「ああ、ここはGコードだ」とかそういうふうにずらして合わすわけですね。
↑しかし、これはあくまでも教科書どおりの説明。
②ところが、僕の場合はそういう方法を使っていません。ぶっちゃけたことを言えば、曲を聴けば、なんとなくですが、コード進行が勝手に自動的に、頭の中でわかるようになっているのです。
これは、僕が「絶対音感がある」とか、そういう特殊技能の持ち主だからできるわけではないです(^^
もうすこし簡単なことですが、「コード進行の流れの一定のパターンがだいたい体に染み付いている」からできる技能です。
たとえば、C→G→Am→Em→F→C→F→Gみたいな「カノン進行」の流れがあれば、そこの箇所は瞬時にわかります。多少外れたコードがつかわれる場合でも、せいぜい1つ~3つ外れるだけなので、それはちょっとだけ手探りをすればたいてい見つかります。
大事なのは、そういうコード進行のパターンにたくさん慣れておくこと、なのです。
メジャーの曲はほとんどCからスタートできますので、C F G Am Em の5つのコードの組み合わせを覚えるだけで大丈夫です。
マイナーはAmからスタートで、上の5つに加えて、Dm とEだけマスターすればたいていOKです。
ほとんどのポップスのコード進行はとても似ています。おなじコード進行の曲もやまほどあります。さきほどのカノン進行を覚えれば、ポップス20曲は即弾けるのです(笑)
逆に、曲を聴いただけで、「あ、このコード進行はこんな感じだな」と見えてくるんようにもなるのですが、それにはいろんな曲を弾いている体験が必要になりますね(^^
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