さてみなさんこんにちは。
ちょうどたまたま、ポケットロックの「プレミアム」「オリジナル」「エコ」の3種同時に製作依頼があったので、それぞれ1つずつ製作することができました。
左から「エコモデル」「オリジナル」「プレミアム」です。
色がついていたり、ついていなかったりはその都度木材の調子や色合いを見ながら調整していますので、エコモデルでも白っぽいものが到着する場合もあるので、そこはあまり気にしないでください(^^;;
プレミアムは、大体濃いブラウンになっています。使う木材がこういう色をしていることもあって、毎回おおむねこんな感じの仕上がりに。
横から見ると、モデルの違いが多少わかります。
エコモデルは、胴厚みがやや薄いです。なので、カラッとした音になります。
オリジナルは、もともとエコモデルとおなじ薄さだったのですが、最近は安定しておなじ木材が手に入ることもあって、プレミアムとおなじ厚みにしています。
また、最近はグレードアップキャンペーン(笑)と称して、どのモデルでも
ギアペグ搭載
になっています。もともとは、エコモデルはギアペグではなく、フリクションペグでしたが、ちょっとだけゴージャスに。(2018年末まで)
となると、プレミアムとオリジナルは胴厚みもおんなじだし「どこが違うねん!」と思われるかもしれませんが、実は胴部分の木材そのものの薄さが全然違います。
オリジナルは厚さが6ミリくらいの材を使っているのですが、プレミアムは3ミリくらいのもので、その分薄くても強度があったり値段の高い木材を使っています。
なので、最終的には内部容積が全然変わってくる、響き具合も違う、というわけですね。
あとは、オリジナルの表板は合板ですが、プレミアムは一枚板で出来ているので、張り合わせも継ぎ目もありません。
まあ、そこらへんは微妙なるこだわり(笑)ということで。
音がどう違うのですか?という質問もよくいただくのですが、超簡単に言えば、
「プレミアムになるに従って、まろやかな響きの音になります」
ということです。
逆に言えば、「わしはパキッとした音がいいねん!」という人は、エコモデルでもOKです。
あるいは「チューニング速度が最速じゃないといやじゃ!」という人には、フリクションペグをつけることも、もちろんできます。
はたまた「わしは後藤のペグじゃないと許さん!」というコアなマニアの方には、もちろんGOTOのペグだってつけちゃいます。
先日はサウンドホールの特注品も作りました。
これは作るの大変だったぞー。
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