2016年8月30日火曜日

<雑感>プロミュージシャン・ハイアマチュアのための三線・三味線コード弾き



 さてみなさんこんにちは。


 先日も遠くから楽器の製作依頼などで、左大文字の元へ来てくださった方がいるのですが、ここ数年は、三線や三味線のコード弾き、コード奏法に興味がある方に、



 ある特徴



がはっきり現れるようになりました。



 それは、これまでは左大文字のブログやyoutubeを見て、アクセスしてくださる方は


「基本的に初心者さんや、独学で楽器を学ぼうとしておられる方」



が多かったのですが、昨今は


「プロのミュージシャンや、セミプロ・ハイアマチュアの方」


が何がしかのアクセスを下さることが増えているのです。



 もちろん、左大文字がやっていることは、沖縄三線界においても、本州の邦楽界においても


邪道



ですから(苦笑)


 沖縄でいうところの三線唄者・弾き手の方や民謡や古典音楽の大家が来られることはありません。


 しかし、三線や三味線を弾くことで、何がしかの「お金をいただいている方」や、ハイアマチュアなどで「慰問などの演奏を実際に各地で行っておられる方」から、切実な相談を受けることが多くなってきたのです。




 どういうことかと言えば、沖縄民謡にしても本州の邦楽にしても、


「世代交代が進みすぎて、純粋な民謡や、純邦楽を楽しんでくれる層が薄くなった」


というのです。


 プロかそうでないかに限らず、「演奏家が提供しようとしている楽曲」と「聴衆や顧客が求めている楽曲」の間に差があって、それを埋めるのに苦労する、ということが実態としてあるようです。



 もちろん、民謡や純邦楽が拒絶されているわけではありませんが、たとえば10曲の演奏のうち、



 10曲全部、コアな楽曲を演奏することはできない。



というのはもう当たり前です。



 じゃあ、それが半分ならいいのかとか、何曲なら「客が飽きずに聴くのか」とかそういう問題は個別の聴衆層やイベントの目的・内容などによっても違ってくるのですが、


 簡単にまとめてしまえば



「ポップスなき邦楽は、正直しんどい」


というのが弾き手の本音のようなのです。




 だからYouTubeで見たプロやセミプロの方々は、左大文字流の三線や三味線のコード弾きをみて



「これを、ライブ構成のエッセンスとして少し取り入れたら、すごく面白いものになるかもしれない」


とお考えになるとのこと。



 演奏家の方々は、「聞き手を楽しませるエンターテイナー」でもありますから、聴衆が盛り上がる演奏とは、どういうものなのか、満足される演奏とは何か、ということまで気配りされていることが伝わってきます。



 というわけで、できるかぎり左大文字もお手伝いさせていただきますので、このブログをみて「二の足」を踏んでいる方は、ぜひなんでもご相談ください。












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