2008年4月18日金曜日

【三線ism】 三線・三味線にフレットはいるのか?



 さてみなさんこんにちは

 今日は自他称ギタリスト(それなりに公の場でもちゃんと弾けるけど、最近はバンドもやってないし、今では家でたまーに弾く程度の昔ギター少年だったようなプロでもないくせにハイアマチュアなギタリスト)の弟と三味線のフレットについて議論を交わしておりました。

 実家に手作り三線を置いていたのですが、いつの間にか弟が持って帰ってしまい、爪楊枝でフレットをつけてしまいました(☆_☆)

 そりゃ、弟はギタリストなのでフレットがないと生理的に受け付けないようです(笑)

 で、こんな議論が!

 「初心者に三味線を教えるには絶対フレットがあったほうがいい!なければ、楽器をさわったこともないような人には難しくて「演奏の楽しさ」以前に挫折してしまう」

 というのが弟の意見。

 そりゃたしかに、楽器の難易度でいえば、フレットがあるほうがないよりも音階音程はとりやすいし簡単になるでしょう。しかし、それでは三味線・三線ではありません。

 それは・・・・

「ミンミン」

です!!!!

http://www.hosco.co.jp/japan/pages/minmin.html

 フレットつきの三味線というのは、すでにミンミンという楽器が開発され、市販されていて、この楽器も中部地方のいちお兄さんが独自に開発して販売までもっていったものです。

 どちらかというと、板張りでギター寄りの楽器なのですが、私の板張り三線とかシャミレレにフレットをつけたら、それこそ構造的にも原理的にもまったく同じになってしまいます(笑)

 かといって、三味線初心者にみんな「ミンミン」から入りましょう!というのはどんなものでしょう。たしかに弾きやすいし、コード弾きも簡単になるでしょう。

 しかしそれが「門戸を広げる」ことになるか、といえばこれは別の議論だと思うわけで。

 弟の主張は、
「よりやさしい楽器で、演奏の楽しさを伝えるほうがプレイヤーに優しい配慮だ。だから、たとえば手作り三味線講座を実施するならフレットつきを提案したほうがいい」

ということのようです。

 私の主張は
「それなら、私は最初からミンミン講座にするし、ウクレレ講座でもいいんです。みんなは「三味線」という文化を選択したいからフレットとか難易度はどうでもいいんだ」

というものです。

 すると弟は
「それじゃ三味線好きな人しか集まらない。たくさんの人に三味線を伝えるといいながら、その実最初か亜門戸を狭めてしまっている」

 で私は
「最初は門戸が狭いかもしれないが、そこは三味線の500年の歴史があれば、三味線好きな人たちからさらにほかの人たちにちゃんとひろがっていくから大丈夫。そもそも、最初に三味線に興味を持たない人は、ギターやウクレレをやるわけで、その人たちが三味線をやるやらないは二次的な問題だ」

 みたいな感じで。

 はい、みなさんのご意見をお待ちしています(^^

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