2008年1月11日金曜日

【三線ism】 三味線でーきた!





 さてみなさんこんにちは

 冬休みの間、ピアニカリサイタルのDVDを作るのと同時並行で、お弟子さんから頼まれていた三味線を作っておりました。

 やっすい三味線というのは、沖縄県学校用品というところが「三線キット」を出しているのですが、私の作るのも完成品で「安い!」ので有名です(笑)

 もうすでにかれこれ二十数棹は作ったかと思われる板張り三線ですが、今回から「ラワン材」が市場に出回らなくなったので、松系の材料になっています。木が軽くなる分音も軽やかになるのですが、塗装を変えたので、そこそこしっかりした音が出て気に入っています。

 左大文字流メインで弾きたい、という希望だったので、普通の三線とはいろいろと作りが違います。



 その左大文字版三線の特徴を列挙!

 ①棹の長さは三線とおなじ。全体の大きさ(長さ)も三線にあわせてあります。

 ②でも糸巻きへの弦の張り方は三味線と一緒で、三線とは逆になってます。(地唄のころのくせです)

 ③下コマ(ウマ)が固定です。三線のウマ位置である「胴の3分の1」よりちょい下になってます。

 ④フレアフラワー(表板のサウンドホール)はもちろん健在。私の作品には必ず入ります。

 ⑤弦は長唄三味線の弦を張ってあります。ものすごく余韻(サスティン)が効いて綺麗に鳴ります。

 ⑥ポジションマークをがっつり張りました。とりあえず1~12までは確定。(これは下コマを固定しているからできることですね)





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