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2007年9月24日月曜日
【三線ism】 沖縄レポート とりあえず戻ってきました~
さてみなさんこんにちは
あいかわらず更新遅滞気味の左大文字です。というのも先週末~日曜日は沖縄に行っていましたので、またまた放置が長引いておりました。
というわけで、久しぶりの沖縄をまとめたレポートです。
実は、前回沖縄に行ってから8年?くらい経っていますので、ほんとうに久しぶりの島めぐりでした。えらいいろんなところが変わっていてびっくりです。
① ゆいレール 乗ってきました!
那覇空港~首里を結ぶモノレール。うわさには聞いていましたが、実際はいろんな意味でおもしろかったです。施設設備はまあまあしっかりしているのですが、なんせ2両しかないもので、輸送可能人数が少ないのはコストパフォーマンス的にどうなのだ?といろいろ考えてしまいました。乗った限りでは、それほど満員になることもなく、まあ適正な感じ。ラッシュとかあるのだろうか??
しかし、まあ走ってる路線がビジネス・通学中心というより観光よりなので、地元の人はあまり乗らないのかな?
② 新都心ってなに?
こんなとこに街があったかいな、というところに新しい住宅地・ショッピングモール系ができてました。話を聞くと地元の人の足は国際通りにはもう向かなくて、そちらへ移動しているようです。分譲地もたくさんできてましたから、那覇の様子もずいぶん変わりました。
しかし、あの広大な一角はもともとなんだったのだろう。昔ってあのへん基地だったのか??
③ 三線あれこれ
沖縄にいったら一棹絶対買って買えるのですが、今回はかなり「製作者」よりの目線で見てました。
8年前までとくらべて、価格の話ですが、一番最初に沖縄に行った15,6年前とあまり変わっていません。
15年前も3万5千~5万くらいのが普及価格帯で多かったし、今回もそうです。ハードケース等込みで一式買って5万とか、ちょっといいので7万とかそんなところだから、価格そのものはあんまり変動がないようです。
ただ、価格幅がひろがっているというか、高級品から激安品までの幅が広がっていることはたしかですね。10万円クラスとか黒木を売りにしているものも一定の需要(それも沖縄の人以外に)があるようですし、昔は人工皮と本皮の差が5千円~1万円くらいしかなかったものが、かなり差がついていて、人工皮なら2万円を切り、本皮なら4万円くらいというラインナップが目立ちました。
もちろん激安品の仕上げを見ると、「やっぱり価格は価格やなア」という感じの荒くたさ(笑)
また、素地を見せた透明仕上げ(スンチー塗り)のものが増えましたね。これは8年前や15年前にはなかった現象です。そういう棹もあったことはあったのですが、本当の高級品で、逆に15万とか20万とかしてたのが、普及価格帯にも下りてきた感じです。
というわけで、今回は私もはじめての「スンチー塗り」三線を購入。高級品は買えないので紫檀製5万円なり。
☆<製作者の視点から見たスンチー塗り>
まず、透明うるしのきちんとした仕上げのものはやっぱり15万以上はすると思います。5万円などの普及価格帯は合成樹脂(ウレタン系?)が多いように見えました。一種のデザインブームみたいなもので「かっこよさげ」だからという理由で買うならよいですが、「スンチーだから高級なんだ」というわけではないです。特に初心者の方おまちがえなきよう。
また、わたしも今回スンチーを選ぶ中で10本くらい新品を見ましたが、まともなのは3本だけでした。透明だからこそ、「あ、これはここで木を接いでるな」とか「ここは埋めてある」とかそういう微妙な加工の修正がわかります。もともと黒漆塗りの三線でも埋めや継ぎはありうるので、そのこと自体をとやかく言うつもりはありません。黒木の材木とかみたらわかりますが、かならず木の内部に割れ(クラック)などが生じています。
ただ、スンチーだとそれがわかってしまうので、なるべく見えないもの、クラックの箇所が影響の少ないものを選びたいものです。
これが意外に難しい(笑)
あとは、皮を張ってある音とのバランスで、「これならまあ、いいか」と納得ポイントを探るしかないですね。
音はまあまあ好みだけど、「ここめっちゃ欠けて埋めてあるやん!」みたいなのは、やっぱりなんとなく嫌な感じ(笑)まあ、私は、ですけど。他の人はわかりませんが。
念のため言って置きますが、黒漆塗りは「見えないだけ」ですので誤解なきよう。見えないからこそ、気にならないこともあるだろうし、見えないからこそ「中がどうなってるかわからない」こともあります。
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