2022年9月30日金曜日

【副業に? 簡単スマホ・アプリ製作入門01】 お手軽・簡単にスマホアプリを開発しよう!

  さてみなさんこんにちは。

 

 ふだんは三線を弾いたり、作ったり、いろんなものづくりをしている左大文字ですが、今年の夏はうちの小学生の息子がプログラミングで「ゲーム作り」 に励んでいたので、そのお手伝いをしていました。


 その様子は、過去のブログ記事にまとめています。


【夏休み 小学生 自由研究】 プログラミングして、ゲーム機を作ろう!01

 https://sanshinism34.blogspot.com/2022/08/blog-post.html 



 うちの息子の場合はゲームを作っていたのですが、そのノウハウを流用すると、かなり簡単に

 

「アプリ製作体験」

 

ができるので、そのやり方をまとめてみようと思います。大人の自由研究ですね!

 

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 今回から実践するのは、iphoneやAndroid向けの「アプリ」を、かなーり敷居の低い感じで作っていこう!というものです。

 小学生でも使っているツールを使って作るので、まさしく小学生でもアプリ開発ができると思います。

 

 使うのは、スクラッチ (SCRATCH)

 


 https://scratch.mit.edu/ 


です。いわゆるコードを書かない「ノンコード」のプログラミング環境としては、こども向けながらものすごいポテンシャルを秘めているので、ぜひ活用したいところ。


 いろんなものが作れるので、実用的なアプリが製作できたら、「副業」でアプリ開発などに発展させてもよいと思いますよ~。


※ スクラッチは無料で利用できます。アカウントを取得する必要があるので、メールアドレスなどをご用意ください。


必要環境

デスクトップ

Chrome (バージョン63以上)

Edge (バージョン15以上)

Firefox (バージョン57以上)

Safari (バージョン11以上)

Internet Explorerはサポートされていません。

 

OS:

Windows 10 バージョン1709以上

MacOS 10.13以上

ChromeOS 

Android 6.0以上 (タブレットのみ)

 

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 さて、実際の製作に入る前に、ハードウエアがらみの選定をしておきましょう。いちおうスマホなどで動作するアプリを想定していますが、ハードによって多少の制約があります。

 


<iOSの場合>

 iPhone・iPadどちらでも動作させることができますが、iOSの仕様上、「インターネット上にあるプログラム」を動かす形になります。

 そのため、ネットに繋がっている状態、が必須になりますのでご注意ください。

 Safari11以降のブラウザで動作します。


<Androidの場合>

 Androidバージョンが5.0以降の機種が望ましく、スマホやタブレット内に保存したアプリを動作させることができます。開発はタブレットのみ。

 Android4.4でも動作実績がありますが、すべての機種とはいかないようです。実際にはHTML5とWebGLの動作環境によって、動くか動かないかが分かれるようです。

 Chrome63以降のブラウザで動作します。



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 それでは実際にアプリを開発してゆきましょう!


 Scratchのアカウントを取得したら(←簡単です)

 

◆ 上部の「作る」のボタンを押す

 

ことからはじめましょう。おなじく上部のメニューに

 

◆ チュートリアル

 

があるので、さらっとみておいても構いません。基本的な考え方としては

 

◆ 左の列(倉庫みたいなもの)から動作させる命令ブロックをもってくる

◆ 中央の空白のところでブロックを組み立てる

◆ 右の上部に実際の動作画面が表示されている

◆ 右の下部で動かせるスプライトを選ぶ・コントロールする

◆ 最右部で背景を選ぶ・コントロールする

 

という感じです。

 

 言葉で書いていてもわかりにくいので「世界で一番簡単な実用アプリ」を作ってみました。

 

 ラーメンタイマー

 

です。3分しか計れません。

 

3分タイマー

https://scratch.mit.edu/projects/735283905/ 

 



 緑の旗をクリックするとプラグラムが動き始めます。「押す」のボタンを押すと、3分後にアラームサウンドが鳴る、というプログラムを書いています。



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 スクラッチでは「中を見る」というボタンでプログラムの内部がどうなっているか見ることができます。また自分で改造することも可能です。


 ごく基本的なプログラムなので解説します。まず右から見てゆきます。



<ステージ>

 背景を設定しています。スクラッチのサンプルから選びました。

 動きはなにも設定していません。

 

<スプライト>

 実際に何か動作するものは「ボタン」ひとつです。ボタンのイラストをサンプルからもってきており、そのボタンが押されるとプログラムが動きます。


 このボタンはプログラムが動く前と後とでデザインが変わるようにしています。


 <コード>

 コード・コスチューム・音とタグが名らんでいますが、

 

 コード → 動き

 コスチューム → ボタンやキャラクターの形状

 音 → つけるサウンド

 

と思ってください。自由に組み立てることができます。

 

 コード、つまり本体のプログラムはとてもシンプルです。

 

1) 緑の旗が押されると準備に入る。つまり、ボタンが準備状態になる

2) ボタンが押されると180秒カウントする

3) 180秒後に、ボタンの表示を変更して音を鳴らす

 

というものです。



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 こうやって実際に作ってみると、たしかに「3分タイマー」はそのように動き、アプリとして使えるわけですが、3分のうち「どこまで時間が進んだか」などがまったくわからず、

 

「実用的じゃない」

 

ことも同時に見えてくると思います。そうなんです!世の中に出回っているアプリやソフトは、そういう部分、不親切な部分も極力無くして、「使いやすいように」作られているわけです。

 

 では、同じスクラッチで、かなり実用的な3分タイマーを作っておられる人がいるので、それも参考に動かしてみてください。

 

 カップヌードルを食べるためのタイマー

 https://scratch.mit.edu/projects/236511374/ 

 

 この方の作品は、きちんと秒数までカウントダウンするようになっています。中を見るとわかりますが、数字の各桁を毎秒書き換えるようにプログラムされており、とてもめんどくさいことをやっていることがわかると思います。

 

 その手間の分だけ、使う人にとってはやさしいアプリになる、ということですね。

 

 

(つづく)

 



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