2022年8月27日土曜日

【夏休み 小学生 自由研究】 プログラミングして、ゲーム機を作ろう!02 ハードの選定


 

 さてみなさんこんにちは。 


 前回から引き続いて、「夏休みの自由研究でゲームを作る」というネタをやったうちの息子ですが、学校でもなじみがある


 スクラッチ

https://scratch.mit.edu/

 

 

を使って開発したい!ということで、ご自由に作っていただきました。父はプログラムの作成についてはノータッチです。

 

 ソフトウエア設計は息子におまかせでしたが、ハードウエアとのすり合わせはいろいろと制約もあるので、お手伝いをしました。

 

 その細かなTipsを残しておきます。

 

 

<1 スクラッチをスマホやタブレットで動かす>

   スクラッチを動かす、スクラッチが動くとは2つの意味があります。

 

まず、「スクラッチ開発環境が動き、そのハードウエアの上でスクラッチでプログラムが組める」、という意味。

そして、 「開発はそのハード上ではできないけれど、作品は動作する」という意味です。


 スクラッチの公式見解では、基本はブラウザ上で動作しますから、


デスクトップ

Chrome (バージョン63以上)

Edge (バージョン15以上)

Firefox (バージョン57以上)

Safari (バージョン11以上)

Internet Explorerはサポートされていません。

 

ということになります。 これで、いわゆる通常のパソコン、PCやiPad上で開発ができる、ということになるでしょう。(キーボード必須)

 

 なおかつ、

 

OS:

Windows 10 バージョン1709以上

MacOS 10.13以上

ChromeOS 

Android 6.0以上 (タブレットのみ)

 

とあるので、これらのハードでも「開発」ができます。 


 うちの子の場合は、学校でChromeBookを使っているので、それに似たPCでのブラウザ環境で製作しました。


結局 「Linux mint」のノートパソコンと「iPad 第7世代+キーボード」を併用しながら作っていたようです。



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 今度は「動かす」場合です。これも考え方がいろいろあって、


◆ ネットに繋がっていて、ネット上の作品を動かす場合

◆ ネットから切り離れていて、オフラインで作品を動かす場合

 

の2つがあるでしょう。

 

 

 

<2 スクラッチをPC上で動かす>

 ゲームを作りました!という作品づくりにおいて、結局「PC」上で動かす場合は、あまり制約がありません。

  作品をスクラッチのサイトに公開しておいて、それをもって作品提出、とするのであれば、けっこう簡単に課題終了です。

 

 というのも、スクラッチのプログラミングは基本的にはキーボードがあり、そのキーボードを叩いてコントローラとするので、いわゆるふつうのパソコンで動かす場合は、簡単なのです。

 

 

 

<3 スクラッチをスマホやタブレットで動かす>

  基本動作がキーボード必須ということは、タブレットなどで動かす場合は

 

◆ タッチパネルを使う

◆ 外部コントローラを使う

 

かの選択が生まれます。

 

 タッチパネルを使う場合は、プログラム内のマウスの動き(位置)とボタン押下を判定して、それをタッチにみたてる仕組みを書き込みます。

 

(これは作例がいろいろ載っているので、ググってみてください)

 

 今回うちの子は、画面上に上・右・左ボタンを表示させて、そこのタップを入力としているようです。

 

※注意※ 

  設計ベースがマウスなので、「マルチタッチ」が効きません。これはスクラッチの仕様と思われます。

 なので、右ボタンを押し続けながらジャンプ!とかができないことになります。瞬時に右と上を切り替えながら押す必要があります。難易度高め。

 

  外部コントローラを使う場合はMicrobitが使えるので、マイクロビットが使える状態にしてプログラムを組んでやれば、無線コントローラになります。

 

 ニンテンドースイッチっぽいことができる、というわけです。

 

マイクロビットとの接続法

 https://scratch.mit.edu/microbit

 



<4 ネットのある・なしで動作法が異なる>


 できた作品を「Wifi環境があるおうちとか、学校で楽しんだり披露したりする」のであれば、

 

◆ スマホ タブレット iPhone iPad (ブラウザ経由)

 

などで動かすことができます。 いわゆる、スクラッチのサーバー上にある作品を、そのままブラウザで動かすという方法なので、シンプルです。

 Wifiにさえ繋がっていれば、スマホでもタブレットでもiPhoneでもiPadでも動かせます。


 しかし、提出する学校がWifi環境になく、また持ち込んだハードをWifiに繋げないなどの制約がある場合は、「ハードの内部に、ファイルとして作品を持っておく、記録しておく」必要があります。

 いわゆるオフライン動作、スタンドアロン動作をさせる、ということです。

 

 この場合は

 

◆ アンドロイドのスマホ・タブレット  WindosMobileの最終版スマホ(HTML経由)

 

でしか動かせません。

 

 どういうことかというとiOSでは、内部ファイルとして作品を保存し、持って置けないので、エラーが出るのです。実際にファイルとして保存しても、動きません。

 アンドロイドと、最終版Windows10Mobileのものでは動作確認しました。 もう、WindowsMobileは終了しているので、古いスマホがある場合は、ゲーム機として使えます。


 スクラッチの実行ファイルは、TurboWarp というスクラッチのファンである有志のサイトで変換できます。

 

【スクラッチで作品づくり】→【公開】→【ターボワープサイトで変換】→【HTMLファイルをダウンロード】


という流れです。


ターボワープ

https://turbowarp.org/

 

 


<5 古いスマホやタブレットでも動く>

 おうちにある古いスマホやタブレットを使う場合、考え方は以下のとおりです。


◆ iPhone系 → ネット環境があれば動く。ブラウザSafari11以上(iOS11)

◆ Android系 → アプリ版スクラッチを動作させるにはAndroid6以上

◆ Android系 → HTML化すればAndroid5以上(Chrome63以上が動くから)

◆ Windows10Mobile → OSが最終版であれば動く可能性大(1703・1709)


※Android4以下は動かないです。



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最終的にできた作品は

 

丹波篠山巡り

https://scratch.mit.edu/projects/723422409/

 

です。スクラッチのサイトにあります。

 

 

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