2020年9月22日火曜日

初心者のための「三線・三味線」上達 3つのポイント

  さてみなさん こんにちは

 

 わたくし左大文字は、三味線や三線に触れはじめてから、すでに30年近くが経とうとしている

「永遠の下手の横好き」

なのですが、 それでも楽器作りのイベントやらコード弾きの指南やらで、三線や三味線楽器の演奏を初心者の方に指導することが多々あります。

 

 その時に気付いたのですが、初心者の方がどうしてもやってしまいがちな

 

「弾きにくくなってしまう原因や、勘違い」

 

に気付きました。 

 

 


 今回はそのポイントを3つに絞って動画にまとめましたので、参考にしてくださればと思います。


(動画 三味線・三線上達のポイント 3点)



 最初のポイントは、棹の角度です。


 一般的に「ヘッド、天神を型の高さに合わせて」といった言われ方をしますが、細かい角度はともかく、ざっくりで言えば


45度


くらいに傾けることが大事です。


 初心者の場合は、どうしても、棹がコケるというか、どんどん角度が寝てきます。そうすると、手首をひねらなくてはならないので、さらに弾きにくくなるという悪循環が生まれます。

   なので、意識して「あ、45度にしないと」と思いなおすと、弾きやすさが維持されるというしくみ



 2つ目のポイントは、胴の前後の角度です。

 

 一番理想系はおなかに対して並行になること。あるいは、地面に対して垂直になっていることです。これも初心者の場合はどんどん表皮の面が上を向いてきて、ギタリストがのけぞったようなスタイルになってきます。

 

 これは「棹面を見たい。フレット面を見たい」という気持ちが働くからで、またバチが当たる表皮の面を見よう、見ようとするために起きる現象です。

 

 しかし、これをすると身体がまっすぐにならず、弾きづらさが増してしまいます。



  最後のポイントはバチや指の当て方です。


  初心者は「弦を弾かなきゃ!」と思います。そのためには、ツメやバチで弦をひっかけて、あちゃらの方向へ弾いて飛ばさないといけないと感じてしまうのですが、実は真逆です。


 弦は弾くのではなく、上から下(空中から、表皮面)に向かって叩き下ろすのが正解。


 それをわかりやすく言えば、


 「となりの弦に当てて止める」

 

ということになります。

 


 この3つのポイントは、初心者さんといっしょに練習しているとよく見られる光景ですから、指導者の方はこのあたりをちょっと助言すれば、見違えるほど上達スピードが上がります。

 

 ぜひ、ご活用くださいませ。

 

 

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