2011年3月9日水曜日

【三線ism】 zine的なものたち 青春と手作りの本と


さてみなさんこんにちは

BOOKS DANTALIONさんにおじゃました話の続きです。

Zineという自主制作の小冊子や雑誌が、ポップカルチャーとして注目を集めているというのは、面白いしなんだかアートっぽいのですが、実は「本を作りたい」って人間の文化的、原始的な衝動なのではないかな、と思います。

明治時代の文豪だって、同人誌を作っているし、昔々には「ガリ版刷り」なんてチープな印刷文化もあったし(^^

本、それも手作りの本というのは、お金もネットワークもない、ちいさないち人間が最初にできる文化的自立なのではないでしょうか(笑)

小学生の時の僕はそうだったし、中高生になってもそうでした。いや、いまでもそう(^^;;;

小学生の時、僕は小説家になりたくて、小さな文庫本くらいの紙をホチキスで止めて、手書きで物語を書いて友達と回し読みあっておりました。それはもう恥ずかしいようなショートショートでしたが。


高校生になると、もう少し分量のアップした物語を、ワープロでせっせと打っては、友達の工務店さんの事務所にあったコピー機を借りて印刷し、ハードカバーにしてこれまた友人達に売りつけていました。

当時の友達方、あんなものを売りつけてごめんなさいごめんなさい。

大学生になっても、社会人になっても、小さな本作りは続けていて、知り合いにあげたりしてました。

そんな青春時代の面影が、すこし出てきたのでちょっとだけ写真に↑

右より

○高校時代にはじめて売りつけた本(笑)800円くらいだったと思う。なんせコピー代も当時はバカにならなかったし、パソコンはまだなかったので、ワープロ専用機で作成していたと思います。1990年という文字が見えます。

○文庫本サイズのは、俳句集です。これは、けっこう人にあげたりして、ものすごく好評でした。わざわざファンレターを届けてくれた人もいた記憶があります。作りが凝っていて、ぱっとみると本物の文庫本に見えるように作成しています。

○装丁に凝らなかったころの小冊子。エッセイ集です。

○一番左は、評論集。めちゃくちゃまじめな話題について取り組んでいる一押しの一冊ですが、調子こいているので哲学的になってます。
新世紀エヴァンゲリオンの影響(みたことなかったけど)で、明朝体を回し書きするという装丁になっています。


今のヒダリダイモンジ流テキストもそうですが、基本的にあっさりした装丁ばっかりなので、ダメですね。もっと惹きつけるものでないと。





ちなみに、オフVIVAに参加してくださった方への私からの挨拶状は、Zineになってます。
書き下ろしの記事が4~5本載っているちっちゃな雑誌です。

次回は3月19日の名古屋かな。大阪会場へは、私も行けたら行く予定です。

しかし、直後に「奥さんの出産」が迫っているので、状況によってはごめんなさい。

 



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