ふだん、特にJ-POPについては「三線コード弾き」のからみもあって、広く浅くまんべんなく網羅するように心がけているので、誰か特定のミュージシャンについて取り上げることは少ないのですが、最近は珍しく1人のアーチストにはまっております(^^
その左大文字がLOVEな相手、というのは
「吉澤嘉代子」さん
とおっしゃる方で、ご存知の方はすでにチェック済みかもしれません。
吉澤嘉代子さんのサイト
つい先日、新譜のミニアルバム「幻倶楽部」が出たところなのですが、左大文字は、「これは!」と思った方のCDは全部買うのが趣味なので、たいていは、現存するCDを全部買いに走ります。
ちなみに、これまで「全部買い」に走った左大文字一押しのアーチスト群は以下の通り。
「嘉門達夫」さん
「ジプシーキングス」さん
「アストル・ピアソラ」さん
「上々台風」さん
「ミドリカワ書房」さん
「吉澤嘉代子」さん
・・・うーん。偏ってるなあ。偏りすぎてて、すでにわけわからん。基本ラテンとお笑い臭が漂う人が好きなようです。
もちろん、単発でも様々な方のCDは買ってきたのですが、ほぼ8~9割方のコレクションをしてるのは、上記の方々でしょうか。
ああいうCDを聴いていると、左大文字が出来上がるそうです(笑)
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というわけで、現在大ファンになっている吉澤さんに話を戻しましょう。
何がいいか?って、そりゃもう。コード進行の定番の塊みたいなヤマハサウンドです。
何を言ってるのかさっぱりわからないと思いますが、私幼少期からヤマハ音楽教室でエレクトーンを習っていた関係で、ベタで王道で、あまり横道にそれていないコードサウンドが体に染み付いているわけです。
80年代以降、すべてのミュージシャンはこれらの呪縛から逃れようと、ちょっと変わったコードを使ってみたり、コード進行をいかにカッコよく変化させられるか、みたいなことに命を懸けてきたわけですが、吉澤嘉代子さんの楽曲は、いわば原点に近い、というか。とにかくベタなんです。
それがあまりにも心地よいので、ファンになってしまいました。
というわけで、吉澤嘉代子入門には、もっとも初期のミニアルバム「魔女図鑑」(インディーズ)がお勧めなのですが、なんせ去年出たばかりなのにもう廃盤で
ネット中を探しまくってようやく1枚ゲット
した次第です。
たぶん、みなさんの力では、定価での新品購入は無理だと思います。アマゾンで中古が高く売られてたりしますが・・・・。
それくらい苦労して手に入れた「魔女図鑑」ですが、youtubeでほぼ全部聴けるのでコレクター以外はyoutubeで我慢しましょう(^^;;
というわけで、左大文字がお送りする吉澤嘉代子ベスト5はこちら。
<第一位> 左大文字が泣く曲。メロディがいい!
メジャーとマイナーの使い方が、ベーシックだけどくせになる名曲だと思います。歌詞については、私男性なので共感できる部分はあまりないのですが、メロディはドンぴしゃ。
<第二位> 吉澤サウンドがもっとも理解できる曲。
どノーマルなコード進行、という意味合いや、ヤマハ的楽曲という意味がよくわかってもらえる一曲だと思います。男子でいえば、ハイロウズ・クロマニヨンズあたりの「ど直球ノーマルコード」を女子が書くとこうなる、という感じでしょうか?
<第三位> 代表曲を知っておくのも悪くない!
たいていの人が吉澤さんを知るきっかけになる”迷曲”ですね。このジャンルを極めると嘉門達夫さんになってしまいます。(『哀愁の黒乳首』参照)
しかし、これが吉澤サウンドだと思ってはいけませんよ。
<第四位> 左大文字がツボな曲。これもメロディで選抜。
第一位とおなじく、左大文字が好きそうなメロディにてチョイス。そうです。左大文字はロマンチストなのです(笑)
<第五位> 吉澤サウンドがさらに理解できる曲。
個人的には、吉澤嘉代子さんの中で、一番の名曲だと思いますが、あえてトリに持ってきました。これに敵うサビはありません。歌詞ともピッタリあっています。
専門的なことをいえば、Aメロからサビ以外までは、クセがあるので好き嫌いが分かれると思います。
しかし、サビのみに関していえば、パンクロック級のストレートパンチで、たいへんすばらしい!
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<番外編> ミドリカワ書房さんと聞き比べてほしい。同じテーマで揃えてみました!
↑ こちらはミドリカワ書房の味付け。
↑ こちらは吉澤嘉代子版。
どちらも根っこで言いたいことはほぼ一緒なのですが、ミドリカワ解釈と吉澤解釈がそれぞれ、キテレツな方向に分離していて面白いです。
というわけで、左大文字一押しの吉澤嘉代子さんを、どうかみんなで応援してくださいね。
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