2016年2月11日木曜日

YAMAHA 電子ピアノ ARIUS YDP-S31 レビュー 超コンパクトピアノの使い心地は?

 さてみなさんこんにちは。



 左大文字家にありそうでなかったあるものが本日到着したので、さっそく設置してみました。




 じゃじゃじゃじゃーん。

 ピアノでございます。(いや、厳密にいえば電子ピアノですが)


 音楽家のはしくれ、というか切れっぱしのくせにピアノも持ってなかったんかい!とつっこまれそうですが、


 その通りです!持ってなかったんです!!




 まあ、もっと昔話をすれば、元々左大文字は、ヤマハ音楽教室育ちで、エレクトーン科の子でしたから、そのせいで


 異常なコード(和音)への執着(笑)


が生まれた、という歴史があります(^^

 なので、実家には古いエレクトーンがあり、また、鍵盤楽器はMIDI入力装置としてのミニキーボードは4台くらい持っている ←アホ のですが、いわゆる標準鍵盤とはもしかしたら10代以降ご無沙汰になっていたかもしれません。


 で、そのうちに興味が弦楽器に移り、ギターから三味線に移り、三味線から三線に移って現在に至るのですが、超久しぶりにフルサイズキーボードへ戻ってきたというわけ。


 もちろん、理由は「嫁はんが欲しがっている&子供がちょっと大きくなってきたのでピアノを習うかもしれない症候群」です。


 まあ、これが活用されるのかはどうかわかりませんが、いや、活用されるかどうかわからないからこそ!


 最もコンパクトで邪魔にならなさそうな機種


をあえて選んだのでございます。 そう!そこが選択のツボ。


 ホンマに音楽家な某友人は、グランドピアノを2台並べて家に置いていたりしますが、彼はプロなのでそれも当然というところ。

(過激なすみれの花園で専属で働いています)


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 はい、ではレビュー。組み立て方から。



 

 
 到着時はこんな感じでダンボール箱に入っています。イスは別売りなので、別梱包です。

 このダンボール、ピアノが入っている割には小さい方ですが、それでも宅配便のおじさんが1人で動かすには

「うっ」

と苦悶するサイズと重さなので、できれば2人で取り回したほうがいいです。


 組み立てはまず、ペダルを中央のバーにボルト2本で留めて、それから側板を右側と左側、それぞれボルト2本ずつで留めます。

  ダンボールを開けたときは、大変そうな印象を受けるのですが、実際に取り出して見ると意外なほど簡単に組み立てできました。


 


 はい、これで台座部分が完成。意外に簡単な構造。


 これに、本体の鍵盤部分を載せて、落ちないようにボルト4本で留めれば完成。超簡単。


  


 イスは別売りなので、純正を買ってもいいし、ありあわせのものでもいいですが、ピアノを習う予定があれば一応ピアノ用イスを買ったほうがよいと思います。


 うちが購入したセットは、高さ調節がついたイスだったので、梱包を開けてみると

 CASIO CB-30BN が同梱されていました。YAMAHA純正より安い。



(こどもが幼児なので、調整付きをチョイス)



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 さて、肝心な本体のレビューです。



YAMAHA YDP-S31 は2009年式モデルなので、機能的には最新ではありませんが、逆に言えば超ロングセラーモデルです。

 しかし、奥行きが30センチを切る(299mm)なのは、実際に置くとすばらしいコンパクトさです。 

 昔の巨大エレクトーンを知っている者としては、機能とジャンルが違うとはいえ感動的な小ささ。

 もう、バブル期の娘さんをもつお宅のようにアップライトピアノさえ不要な感もあります。


 音源は、型式が古いこともあって、古め定番のAWM音源ですが、まあこれは仕方ないところ。

(現行はRGE音源になっています)


 ちなみに、音源にはいろんな名前がついていますが、現行各社の音源はPCM音源という「本物の音を録音して再現したもの」が基本です。

 それに、強弱や余韻のあるなしなどの要素をどれだけバリエーションで盛り込めるかによって、各社特徴を出していますが、基本は全部


「録音した音を再生しているだけ」


だと思っていただいてOKです。原音そのままに近かったり、強弱まで正確に各音再現させようとするとメモリがたくさんいるので高くなり、余韻を圧縮してループさせたり、ある程度の範囲の音を同じ音で代用させてピッチ変換で音程を変えるだけだと、メモリが少なくて澄むので安く上がる、などの理論的な違いはたくさんありますが、


「どうせ下手くそが弾くんだから、ベーシックな音源で十分」


だというのが左大文字の持論(笑)


 上手くなったら、否が応でもグランドピアノが要るようになるんですから、最初なんて安いのでいいのじゃ!(あ、でもほんまに安いだけのはダメよ)


 で、今回この機種になったポイントを挙げておきますね。


① ペダルは必須なので、ポータブルタイプ+別売り脚は却下。

② とにかく小さいほうが良い。できるだけコンパクトなもの。

③ カラーは自宅のインテリアがブラウンベースなので、ブラウンがあればなお良い。

④ 予算10万円以内。


 というわけで、実際に買った価格はイス込みで6万1千円。カラーはブラウン。ペダルつきで最小のアリウスS31に決まり、というわけ。




 ちなみに、この機種の課題点も挙げておきます。


 ■ ペダルは内臓なのだけど、コードが出てて本体側に端子を差す仕様なので、コードをうしろに貼り付ける作業が必要。


 ↑これ、実際に買わないと意味がわかりにくいですが、要するに、ペダルは別付けを応用して一体化させているので、別にコードが垂れ下がるんです。

 そのコードを見えないように裏方さんが留めておくという!ああ、コストダウンを感じる。



  あと、肝心のタッチの感触ですが、こればっかりは個人の好き好きなので、できれば楽器屋さんで事前に各社の味付けの違いを触っておいたほうがいいです。


 タッチをどうこう言うなら、グラビノーバ買え、ちゅうねん(爆)


 まあ、YAMAHAはよくも悪くもYAMAHAです(笑) 悪い意味ではなく、ど普通。









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