2013年8月23日金曜日

【三線ism】 シャミレレやらどんぶらこやら



さてみなさんこんにちは

お盆休みの間に、新曲アップしたかったのですが、なかなか小忙しくて叶いませんでした。

ご期待に添えずもうしわけありません。え?別に期待してない?って(笑)

頑張ってそのうちyoutubeも更新します。


で、先週の日曜日は、新楽器どんぶらこのグループレッスンを実施しました。なんでも、みんなでどんぶらこをマスターして東北応援で現地へ行って演奏なさるそうで、みなさん真剣に練習なさっていました。

「どんぶらこ」はたぶん、ここいらあたり近隣以外では、まったく知られていない楽器なので、はじめて目になさる人は驚くかもしれません(^^ 

なんじゃこりゃ、と(笑)


そして、引き続きこんどの日曜日は非公開版シャミレレ講座が入っています。「非公開版」というのは、公園さんの正式なイベントプログラム外で実施する場合のことで、ちょくちょくあります。

公園で実施している「シャミレレ講座」は大まかに年間計画の中に入っていて、時節に合わせて外部への広報・呼びかけなんかも含めて開催されるのですが、これまた個別のグループ等で、「○人で行くのでシャミレレ講座実施してもらえませんか?」という問い合わせがあった場合、うまくいけば開催されるというもの。

これは、公園さんの都合やら、材料の都合によって状況が変わりますので、臨機応変に対応しています。

今回はなんと、材料が足りません!なので、キットの余りで作ってもらっている横で、ワタクシみずから足りない分の材料を加工しながら講師するという高度なワザを駆使する予定です。

というか、うまくいくのか不安です(笑)


ということで、日曜日は朝からシャミレレ講座をやってきます!

 
 
 

2013年8月8日木曜日

【三線ism】 驚き!ギターと三線・三味線のチューニングは実はおんなじ?!2



さてみなさんこんばんは

 いよいよ昨日の続き、「ギターと三味線のチューニングの共通点」の回答編です。

 まず、宿題が残っていました。

 それはなぜギターの弦は半音5音ずつずれているのに、一箇所だけ4音になっているのか、ということです。

 この理由は、どうやら1弦と6弦をオクターブ違いの同音に揃えたかったらしい、ということが一般に述べられているところ。

 ギターの場合は6本も弦があるので、開放弦だけで2オクターブがとれます。

 三線や三味線は、弦の数が半分で、1オクターブがとれるようになっています。

 ん?1オクターブが取れる?!

 そうですね。このあたりで正解に近づいてきました。

 本調子で考えればわかりますが、たとえばCFCで、ギターとおなじように端っこの弦同士でオクターブが取れるようになっているのです。

 そして、本調子の最初の弦間の音のずれは「5音」ですから、ギターと三味線の共通点は

 各弦半音5音のズレで調弦するが、そのとき両端の音をオクターブ違いの同音に調弦する。

という公式に従っていることが見えてくるのです。
 
 
 
 
そのため、後半は半音7音で調弦することで、両端のオクターブ違い同音を実現しているわけですね。

 2上がりの調弦は、ズレ7音を先に持ってきたパターンで、後半に半音5音を残しています。

 三味線がギターとおなじ半音5音ベースの楽器だということは「三下がり」チューニングが存在することでわかります。

 三下がりだと、ギターの低い弦たちと同じチューニングになるわけです。


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 さて、ギターや三味線が半音5音ズレの楽器であることがわかりました。これを専門的には「4度でチューニングする楽器」という言い方をします。

 他の楽器も参考にすると面白いのですが、バイオリンやマンドリンは5音ではなく7音でチューニングするので、
「5度の楽器」なんて言われます。

・・・・なんで半音5つで「4度」で、半音7つで「5度」なのかは音楽の先生に聞いてください。ややこしいわ!




 
 
ちなみに、二胡や馬頭琴は2弦楽器ですが、どちらも「4度」の楽器です。つまり、ギターの仲間。



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おさらい。チューニングから読み解くと、


ギター・ウクレレ・三味線・二胡・馬頭琴 などは友達関係。

バイオリンとマンドリンは、違う仲間たち。

ということになります。
 
 
 

2013年8月7日水曜日

【三線ism】 驚き!ギターと三線・三味線のチューニングは実はおんなじ?!



さてみなさんこんばんは

先日よりずっと研究していることがあるのですが、面白いことがわかったのでご紹介します。

それは「なんと!驚愕の事実!ギターのチューニングと三線のチューニングが同じ(理屈)だった!」という面白おかしい話です(^^

一体全体どういうことなのか。

ギターを触ったことのある三線弾きの方は

 ナニをいってるんだか!

と一笑に付すところだと思いますが、そこはまあ、ゆっくり話を聞いてください。

まずは、ギターのチューニング方法を図で示します。






ついでにウクレレのチューニングも横にくっついていますので、こちらは後で説明します。

まず、ギターは「ミラレソシミ」という形でチューニングするのが一般的です。

そこで、各弦がとなりの弦とどのくらい音が離れている(ずれている)かというのを調べてみました。

それが、横に書いてある数字で、ほとんど、ギターは半音5つ分ずつずれているということがわかります。

ウクレレは、もともとギターのチューニングをベースにして、4弦になっていますので、ギターとの関係でいえば高いほうの弦4つ分と同じならびになっているのがわかると思います。

ただし、ウクレレのG弦は、一オクターブ高くチューニングされますから、この楽器の特徴である「アップストロークで弾いても、ダウンで弾いてもかならず高い音から鳴る」ということになり、独特のコロコロ感が生まれるわけですね。


ここでは、ギターとウクレレのチューニングの理屈が全く同じであることがわかりました。


 さて、じゃあ、三味線や三線のチューニングはどうなっているのか、調べてみましょう。



上から本調子・二上がり・三下がりのチューニング状態を記載してみました。

あれ?ギターと全然違う!とすぐにわかりますね。ギターは5音が基本だったのに、三味線は5音もあれば7音もあります。

これじゃあ、ギターと三味線のチューニングの共通点は見つけられません!

ところがどっこい。三味線とギターのそこはかとない関係が、実は存在するのです。

それを見つけるためには、まず

「ギターのチューニングで1箇所だけ、なんで半音4つしかずれていないのか」

の理由を考える必要があります。

お暇な人は、ググって、どういう理屈か調べてみてください。


このネタ、次回まで引っ張ってみるつもりです(笑)


ギターの弦がひとつだけずれている理由は宿題としておきましょう!