さてみなさんこんにちは
三味線とはすこし外れますが、うちの息子が思春期らしくエアガンに興味を持っているので、おとうちゃんもついつい巻き込まれております。
息子は10禁のエアガン、おとうちゃんは18禁ということで、中古で買ったVSR-10の塗装に挑戦!
まあ、以前の所持者のこともあるので超ぼかしをかけておりますが、↑こんな感じでバリバリ迷彩に塗装されていたので、元通りというか、それよりかっこよく再塗装いたします。
エアガンの塗装は初めてですが、そこはほら「三線の人工うるし塗装」をやりまくっておりますので、その技術を転用しております(^^
自作三線棹のうるし塗りの様子↓
https://note.com/sanshin_ism/n/nfe4b04226d04
さて、完成品はこちら!VSR-10 Gスペックバージョン ショートバレルです。
巨大なスコープも、雰囲気重視で乗せてみました(笑)
いかがでございましょう?!
何人かの人手に渡って、実際にサバゲーで使われたっぽい中古VSRにしては、きれいに塗装できたのではないでしょうか?(しらんけどww)
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さて、エアガン界で名銃と謳われたVSRですが、実際にはじめて分解塗装してみて、とても良いなあ!と思った箇所がたくさんあります。
それは、構造が実にシンプルで、分解や塗装がやりやすいこと!銃の構造が理解できるという意味でも、めちゃくちゃシンプルでわかりやすいです。
銃身とストック(銃槍)は、ネジ3本外せば取れるし、バレル(筒)部分と機関部分もネジ1本で分かれます。
今回は
■ ストック
■ トリガーガード
■ バレル(アウターバレル)
■ メタルレシーバー
の主に4個所を塗装しましたが、それぞれかなり簡単に塗装できました。
(むしろ、コテコテに吹き付けられた迷彩塗料を剥がすほうが時間かかりました)
塗装のポイントは以下のとおりです。
① ストックは、まずラッカーうすめ液を染み込ませた布などで、旧塗装を丁寧に落とす。
② ある程度落としてくると樹脂が侵食されそうになるので、その時点から1000番前後の耐水ペーパー研磨に切り替える
③ 自動車用ソフト99プラサフを丁寧に吹き、
必要に応じて、耐水ペーパー研磨を繰り返す。
④ トリガーガードも樹脂製なので、ストックとおなじ手順。しかし、ここは小キズが少ないので、塗装を簡単に落としておけば削り込みやプラサフはカットしてもOK。塗料の足つきだけ確保しても大丈夫。
⑤ アウターバレルの塗装は、オリジナルが焼付きになっているので、ラッカーうすめ液で外側の旧塗装を落としたら、それ以上なかなか落ちない。それでOK。
オリジナルの黒塗装のみになった段階で、下地は完成していると考えてよし。
⑥ メタルレシーバーのほうの塗装は焼付になっていないらしく、ラッカーで剥がれてくる。こちらは逆に剥がしてしまい、下地を出してしまってから整えておく。
⑦ メタルレシーバーの下地がむき出しになったら、こちらも1000番耐水ペーパーをかけておく。
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以上が下地まわりです。
ソフト99のプラサフは使用感もよく、薄い傷は心地よく埋めてくれます。
ただ、大きい傷は時間がかかるので、それなりにパテ埋めなども考えてください。
今回私の塗装では「プラ部分」にはプラサフを吹きましたが、鉄部にはそのまま塗装スプレーしました。
実際の塗装に使う塗料ですが、良いものをつかってもいいし、安物でも良いです。
今回私が使ったのは300円台くらいの激安ラッカースプレーの「銀」と「黒」と「クリア」です。
3缶で1000円くらい!激安ですな。
とにかく「うすーく、丁寧に」吹いてゆけば、それなりにきれいに塗装できます。
一気にやらないで、半身ずつ乾くのを待ちながら吹けば、乾いたあとに反対側が手で持てるので、らくに塗装できます。
(粗くたいなあ)
最終的にクリア塗装で「保護」しますので、どこかに触れたりこすれたりしても、塗装が剥げにくくなります。
クリアさまさまですね!
ストックは「つやなし黒」にするか最後まで悩んだのですが、まあ、こすれても落ちないほうを優先して、つやあり系でまとめました。
三線の塗装も同じですが、なんせ下地・下地・下地!!
あとは研磨!研磨!研磨!です(笑)
エアガンの場合は、あとからの研磨はそれほど必要なさそうですが (^^
というわけで、今後もなぜかエアガンの話が紛れ込むかもしれません。